宇野重規のレビュー一覧
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フランス革命と闘い、社会主義と闘い、大きな政府と闘ってきた保守は今、何と闘っているのか。バークが論じた「偏見の上衣を投げ捨てて裸の理性の他は何も残らなくするよりは、理性折り込み済みの偏見を継続させる方が遥かに賢明である」との言葉に深く考えさせられる。一人一人の人間を考えたときに、偏見なく理性だけで生きている人は存在しない。ゆえにその集合体で考えた時にも、偏見をのぞき理性だけを残すということは、主体が人間であり限り不可能であると思う。人間ではないAIが将来そのような役割を果たすのかもしれないが、それは人間にとって賢明なことなのかどうなのか。「理性折り込み済みの偏見」はどのようなもので、どう継続で
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ネタバレ<目次>
第1章 ボランティアから始めた人
第2章 データで社会を変える人たち
第3章 自治体と一緒に始めた人たち
第4章 温故知新で地元をアップデートする人たち
第5章 目の前の一人を幸せにして社会を変える人たち
第6章 女性の視点から社会を変える人たち
第7章 座談会~これからの民主主義を考える
<内容>
COG(チャレンジ・オープンガバメンス)にコンテストをベースに、その優秀者(グループ)の人と、宇野重規さんとの対談集。COGは、自治体と市民・学生が協働して、地域を課題を解決することを目指すもので、コンテストの形でプレゼン大会を開いている。2016年度から始まっている。そ -
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【今後取り組むこと】
・民俗学、地元学を学び、そこからOGやCOのヒントを得る
・民主主義が言葉だけで終わらないように、自分ができるCOGを探し、実行する
・情報、統計リテラシーについての本を読む
・公務員に就職するとしたら、どんな行政を目指したいのかを言語化する
【本の趣旨】
字面だけで民主主義を唱えていないか?民主主義という名詞を動詞にした「チャレンジオープンガバナンス」。
COGとは、市民と行政が共同で地域の課題解決に取り組むことである。
民主主義とは、COGのような活動をすることではないか。今は自治体レベルで活発になってきている、国政レベルまで
【活動で大事なこと】
・批判は遠回り -
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ネタバレまさに、「民主主義とは何か」を考えさせられる本。政治に関する議論は、その抽象度ゆえ、どの議論を見ても、どこか認識が統一されてなく噛み合ってない印象がある。民主主義VS共産主義とか、簡単な2項対立にはできないし、ある程度幅をもった概念なので、議論においては言葉の意味について、丁寧に丁寧に認識をあわせるよう気を遣わねばいけないなと思った。
民主主義の本質は、人々が自ら政治に参加し、自分たちの問題を自分たちで解決すること。その意味で選挙や多数決は、構成要素の一部でもあるが、代表者を選ぶことだけが民主主義ではないし、少数者の意見尊重も重要、という意味ではやはり一部に過ぎない。
1人の支配 君主政 -
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「民主主義」を説明する際には主権論やルソーの一般意志が引き合いに出される。しかし現代社会においては右派・左派の分断を引き合いに出すまでもなく、社会の総意としての一般意志が存在するという仮定は機能しなくなっているのではないかという疑問は研究者でなくとも持つものだろう。
本書は学術会議の任命拒否問題でも注目を集めた宇野重規教授による一般向けの「新しい民主主義」解説書である。本書において宇野は一般意志を理想とした従来の民主主義観から、プラグマティズム的な民主主義観への転換を試みている。
プラグマティズムというと「観念的な要素を一切考えずに実用性のみを追い求める思想」のように見えるが、宇野は丁寧に -
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今話題の「学術会議」拒否問題の渦中?の宇野先生の著書。豊島岡女子中高校で先生が実際に行ったワークショップ?が元になっている。大学教員が中高生が目的意識を持ちやすいようにわかりやすく問題設定を行い、考えてもらうようにできているので読みやすい。ルソー・カント・ヘーゲルからトクヴィル・ウイリアムスジェームスまで、広く哲学者の問題意識に即した思想を紹介しつつ、今の日本の政治の問題点を炙り出している。やはり一番印象に残ったのは、「多数決は一つの決め方にすぎない。昔からあって当たり前と思っている制度も、たかだか200年前ぐらい前にできた
ものであり、問題点を考えながらアップデートしていく必要がある」という -
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東大教授の著者が豊島岡女子学園の生徒たちに対して行った全5回の講義をもとに人と一緒にいることと政治について様々な観点から向き合い方についてまとめた一冊。
選挙や男女平等、働きかた、未来予測など様々なテーマについて政治について講義されていて非常に考えさせられる内容でした。
また講義を聞いている学生たちの意識の高さにも舌を巻きました。
2016年の大統領選挙のことや今の民主主義の弱点などを知れたり、働きかたや社会保障と税負担の問題など自分たちの生活の中にも密接に関係のある政治について書かれており関心が深まる内容となっていました。
また、ロールズやルソー、カント、ヘーゲルといった考え方から政治を考