宇野重規のレビュー一覧

  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    大学教授等の専門家が、現代社会での事柄について、上から目線で述べたもの。本書作成の発想はとても良いと思うが、共著となっているので章によって、質にばらつきがあり、感動的な内容がある一方、読むに堪えない稚拙な部分もある。特に松沢氏の意見は、左翼的で賛同しかねる箇所が多く、また下から目線で本書作成方針に反すると思う。
    「シェアリングが広まれば、人生の生活水準は上がりますが、GDPは上がりません。物を大切に使うことや、再利用に努めることも、やはりGDPを上げません。エコロジカルな暮らし方はGDPの上昇には結びつきにくい傾向があります」p15
    「(勤労)まじめに労働にいそしむことを大切にする考え方は、

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    2018年10月21日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    高校生でも十分に読める易しい語り口で、論点がすっきりと整理されている本。学問を通じて「世の中をちょっとでもましなものにしたい」という思いが前面に表れていて、好感が持てる。
    表紙もgood。

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    2018年09月13日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    日本の社会を、12のキーワードの切り口から、社会科学の手法により考察、分析している。ポストGNP、多数決の基準の取り方で変わる結果は考えさせられる。本書でも述べられているが、近代を主導する理念が、進歩から希望に変わり、未来への思考が楽観的から懐疑的に変わりつつある意見は一聴に値する。

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    2018年05月15日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    20180503 自分なりに今の政治にモヤモヤした気持ちを持っていた。そんな時にこの本を見かけた。そうだ、基本を理解していないから答が出てこないんだとの思いで読み始めた。各担当者の知識はもちろんだがテーマに発生するだろう疑問に対しての回答もわかりやすい。今をつかむために気になるテーマからでも読む事を勧めます。

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    2018年05月03日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    現代社会を切り込んでいるように思えて、そうでもない書きっぷり。SEALDSの運動が18歳選挙権を促したように書かれてあるが、そうとは思えない。
    章立てしてあるが、論点がいまいちわからず、読み投げ。

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    2018年04月28日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    これからの社会をよりよくするためのヒントとして、一人一人が考えていかなければならないテーマを4人の著者が解説した本。取り上げられているテーマは、GDP,勤労、時代の分け方、多数決、社会運動、私、公正、信頼、等々全12項目。
    できるだけ平易に書いてくれているのだとは思うが、それでも筆者にとってはまだ難解な個所が多かった。
    そもそも本書カバーのイラストが田中圭一だったので、内容もそれなりにやわらかいものだと期待してしまったのが間違いだった。田中圭一の作品を知っている人には、カバーイラストは明らかにミスリーディング。
    著者達、あるいは出版社側は確信犯なのか、それとも偶然なのか、田中圭一の起用に至るま

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    2018年01月04日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    GDPに代わるもの=HDI(ヒューマンデベロップメントインデックス)。概してGDPに比例する。
    国民総幸福量=GNH。

    功利主義基準(全員の効用の足し算)、ナッシュ基準(掛け算)、マクミラン基準(最低のレベルに着目)。
    どの基準が幸福の算定にいいか注意する。

    日本人には「働かざるもの食うべからず」という背景があるため、生活保護や貧困対策よりも、公共投資による勤労のチャンスを用意することが大事だ、と考えるようになった。

    日本の政治は、特定の誰かの利益、の寄せ集めになっている。教育の無償化、医療の無料化などみんなの利益となる分野が少ない。

    選挙は決め方次第で結果が変わる。決戦投票方式やぼづ

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    2017年11月19日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    もともとあまり「社会科」は好きではなかったし,今でも「社会学」とか「社会学者」って漠然としてアヤシイと思っているんだけど,読んでみた。
    読みやすいし,「そうだね」「なるほど」と共感することは多いものの,結局「社会科」って何なのかはよく分からない。

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    2017年09月10日
  • 保守主義とは何か 反フランス革命から現代日本まで

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    仲正氏の著作にも言えるが、愛国者でない人が書いた保守主義の解説書は、対象への距離感が冷静で、手際よくまとめられている。本書は、第3章の近年の保守主義(ネオコン)に対する論考は類書にないが、バーク由来の保守思想とは完全に別物であるような気がする。結論として、保守主義を憲法9条の擁護につなげるのも、仲正氏と同じ。9条を守るためなら何でも利用するのだなあと思う。なお、参照文献で中川八洋氏を完全スルーするのも、仲正氏と同じ。「触らぬ神にたたりなし」で、こっちは理解できる。インテリとして正しい判断だろう。

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    2017年01月12日
  • 保守主義とは何か 反フランス革命から現代日本まで

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    保守主義とは何か

    イギリスのEU離脱を考える上で、一度保守主義について勉強したいと考えて読んだ。
    かねてからトクヴィルなどを読んでいたため、保守主義と私の考え方は親和性が高いと考えていたが、読んでみるとやはり親和性の高さを再確認した。
    保守主義といっても実はバラバラで、フランス革命に対してや社会主義に対して打ち出した保守主義と現代アメリカに存在する保守主義はかなり違うように思える。
    前者の根本的な考えとしては、人間の持つ知に対する懐疑(自己の能力への不信)から、抽象的な原理に基づく未来への飛躍という近代人にありがちな幻想を排することで、歴史や伝統にいったん範を求めたうえで考える糧にするという

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    2016年08月13日
  • 〈私〉時代のデモクラシー

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    トクヴィルをはじめ多くの思想家・理論家の言葉が引用されている。
    そのどれもが意味をもって2014年を照らしている。
    今民主主義について考えるにあたって、最良の一冊のひとつであるように思われる。

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    2014年02月09日
  • 民主主義のつくり方

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    民主主義に熟議は必要だが、決められない政治にもつながりやすい。

    ルソー型の政治に対して、南北戦争に発するアメリカのプラグマティズムの政治が、民主主義の打破する可能性があることがわかった。

    とはいうものの、アーレント、ハイエク、ロールズ等々、もちろんプラグマティズムの思想家の言葉が引用されているので、ある程度の思想史の全体像を知っている人が読んだ方が良いと思う。少なくても自分は再読の必要性を感じた。レビューは、その時に書こうと思う。

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    2014年05月03日
  • 〈私〉時代のデモクラシー

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    「はじめに」と「むすび」が素晴らしくよくまとまっていて、それだけでもいいくらい。

    新書にはよくあることだけれど、本書も、基礎知識があまりない人には難しく、社会科学を学んだ人には物足りない内容なのでは。初学者向けというのかも。

    新しいと思える発想などは特になかった。平等意識の変容はよく言われていて、「定説」らしきものもあるし、実際変わっているのは間違いないのだろうけど、実感として理解できない。私が若くて変容後世代だからかな…。

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    2011年04月08日