宇野重規のレビュー一覧
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社会科は暗記ばかりで、社会契約論について全然理解できていませんでしたが、こちらはルソーの人柄から書かれていたので読みやすく面白かったです。
ルソーは心から納得してつながれることを理想としていて、だからこそそれが難しいことが分かっている。だけどなんとかできないか考えたいよね、っていう人なのかなと思いました。
私も昔は心からみんな仲良くすればいいのにな〜と思っていました。(ルソーの考えとはまた違うと思いますが)
自由でありたいけど、心から納得して(色々考え方はありつつも)つながるって本当に理想でしかないように思えるけれど、それが上手くできたらいいですよね。
一般意志、国などである程度常識の認識 -
Posted by ブクログ
そのタイトルのとおり、日本の「保守」と「リベラル」について、その言葉遣いから捉えなおした本。
何となく、章と章の繋がりがとっかかりにくかったのと、福沢諭吉や丸山眞男、福田恆存等の思想家の考えが、結論にどう寄与しているのかが読み取りきれなかった。
そもそも、彼ら思想家についての前提知識が不足している自分にとっては、ものすごく読みにくかった。私が悪いのだが。
ただ、この本自体、途中の章などは書下ろしではなく、他の論考を再編集しているので、それもあって読みにくかったんじゃないかと思っている。章と章の変わり目に、突然話題がぶつ切れになったり、筆者の中で完結しているであろう議論が解説しきらないまま -
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宇野重樹さんとCOG(チャレンジオープンガバナンス)の参加者の対談集。
タイトルで惹かれて購入。
ついキャリアとしての目線で見てしまいがちだが、そういうのは一切忘れて考えを巡らすと、社会や地域に対する貢献欲が生まれたり、ここに、出ている皆さんの取り組みを素直にすごいと感じたり、自分でもできるのかなやりたいかなと考えられたり、できる。
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「民主主義」という言葉には手垢がついてしまっていますからね。何かよい言葉はないものでしょうか。自分たちでこの町をよくしていくんだ、そのために自分もなにがしかの貢献をするんだ。そ -
Posted by ブクログ
『実験の民主主義』とは、自由の国として建国されたアメリカ合衆国を、19世紀のフランス思想家トクヴィルが指した言葉である。王政からの革命によって混乱期にあったヨーロッパから見て、理想的な分散型主権国家を築きつつあった合衆国は眩しく見えたに違いない。
この19世紀の理想的な民主主義国家が、21世紀には強烈なポピュリズムと分断に見舞われていることを私たちは知っている。メディアの発展やデジタル化は、情報の非対称性を解消するとともに社会階層の平等化に寄与したと考えられてきた。ところが実際は偏った情報によるイデオロギー極化や、小さな価値観や立場の差異による分断差別が起こっている。
この古くて新しい課題 -
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6.7 アメリカの影響、ヨーロッパの状況
10 保守主義とリベラリズムの定義
26 保守主義は伝統主義や復古主義とは異なる
37鳥尾小弥太
44重臣リベラリズム(西園寺公望、牧野伸顕)→戦後保守主義(吉田茂)
49 結成された自民党は自由主義的なハト派から国家主義的なタカ派まで幅広い政治的立場
50 国家主導の統制経済や計画経済の日本民主党
61 スペインから生まれたリベラリズム(フランスのナポレオンによる侵攻に対する抵抗)
62 日本独自のコンテクスト
68 コンスタンのルソー批判
76 石橋の経済的リベラリズム
95 憲法をめぐる立場
102 福沢諭吉の訳語
124 国家のエゴイズ -
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学術会議問題について、学術会議側からの意見。率直な当時の感想としては、政府の発表が中身がなさすぎるのと、また他方批判側の論点もあまりに日本的リベラルすぎて、薄い内容が引き延ばされただけの情報が続き、何が何やらというのが正直な印象でした。
ふとこの本を手に取る機会があり読んでみたのですが、全く状況は変わりませんでした。
中で繰り返し主張されていたように違法なら、行政訴訟をすればいいのではないかという素朴な疑問もありましたが、政府が説明しなすぎるのは肯定されないとも確かに思いました(それっぽい理由ぐらい考えればいいのに、と)。個人的にはメディア露出する活動的な人文系のアカデミアは政治活動に傾倒し -
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江戸・明治の身分社会や家制度がなくなり、令和の現在、ネットが普及し「個」が尊重されるようになった。その中で社会とその社会をつくる「個」とのかかわりについて考察する本。
福祉の充実を求めながら、税負担は許容できない、という調査結果について、著者は行政・政治不信と分析しているが、私は「個」は認めてほしいが、その「個」が「社会」をつくる負担を負いたくないという無責任さの表れと感じる。
自身の「個」は「社会に」不平等に扱われるべきではない尊重してほしい、が、自分が所属する「社会」が曖昧になったことで、「社会」に対して自分が担っている意識が少なくなり、かわりに「社会=自分より上の誰か、政治家や行政や上級 -
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democracyは私ではなく、私たちの力によるもの
市場化、民営化、選択制→行き過ぎれば社会を無意味化する、私たちの力で社会を変えることが不可能に
P.4 ブレジンスキーの発言
平等社会の個人にとっての「多数の暴政」問題
苅谷剛彦
「閉じた共同体的空間」内部における差異、外は奇妙な無関心さ
努力の平等主義⇔結果の平等
日本
「小さな福祉国家」にして「大きな土建国家」、その下の「仕切られた生活保障」
平等意識と時間感覚「いま・この瞬間」
佐藤俊樹 戦後の不平等感の消失
→不平等に敏感
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ウルリッヒ・ベック「社会的不平等の個人化」
ロベール・カステル「負の個人主義」
社会問題の心理