宇野重規のレビュー一覧

  • 〈私〉時代のデモクラシー

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    [ 内容 ]
    一人ひとりが <私> 意識を持ち、自分らしさを模索する現代。
    分断された <私> と <私> を結びつけ、デモクラシーを発展させることは可能か。
    平等意識の変容と新しい個人主義の出現を踏まえ、これからのデモクラシーを構想する。

    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2011年05月21日
  • 〈私〉時代のデモクラシー

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    タイトルにあるとおり、「私」という視点から現代社会について書かれている。「私」に焦点をあわせざるえない現代とは、言い換えれば、「社会」の底が抜けた「セカイ系」的な世界認識とも言えよう。そのなかで、デモクラシーはどのように成立しうるのかについて考察されている。現代日本を人文系学問のテクストから読み解くスタイル。現代社会を理解するうえで、参照点となる著作のレビューとしても役立つ良書。

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    2011年03月03日
  • 〈私〉時代のデモクラシー

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    デモクラシーって言葉の響きからはなんか古臭い響きを感じるけど、現代的な不安や孤独や憤りは実はデモクラシーの機能不全から発しているのだ、とのこと。

    孤独や不安や拝金主義や刹那主義は、生きる意味の不足から生まれる。
    人生に意味と方向性を感じることができなければ、目の前の快不快だけに注目して生きるか、幻想の中に生きるしかない。
    しかしあらゆる物事の価値基準を社会や伝統でなく、自分の中にだけ求めていれば、「生まれて死んでいくことに意味はない」という事実によって絶望とニヒリズムに追い込まれてしまうのは必至。個人には、役割と位置を与えて価値の源泉となる社会が必要。

    今足りないのはきっと生きる意味というようなものなのだけど、実質として何が価値有ることなのかは分からないから、まずは手続きとしてデモクラシーを整備してみんなで一歩一歩確認しあって所属するに足る社会を作っていきましょう、という本書の主張は納得感がある。

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    2011年02月11日
  • 〈私〉時代のデモクラシー

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    縁があって買った本。砂粒の集まりみたい社会とその民主主義の問題やなにかをなるべくわかりやすく書いてある…ように思うが、終盤を忘れてしまったので偉そうなことは言えない。

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    2011年01月09日
  • 〈私〉時代のデモクラシー

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    格差社会が出現したのではなく、格差が意識されるようになった・・と理解していいのかな。平等(垣根を取り除く)になることは、精神的には追いつめられるのと同義なのかぁ・・・。

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    2010年11月01日
  • 〈私〉時代のデモクラシー

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    まだ読み途中なので覚え書き程度に。

    内容は充実で現代を生きる上で重要と思われる。が、言いまわしがもう少し簡潔だと良いか。丁寧に説明しようとしている熱意はとても感じられる。

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    2010年09月08日
  • 政治とは何か

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    愉快で面白く、納得感のある迷い。その上での未来への信頼。
    政治とは可能性の技術である。

    ハンナ・アレント
    ・政治の最大の条件は複数性
    ・「自分が誰か」という問いとの関係
    ・政治とは、複数性の共存をはかる人間の知恵の技術

    カール・シュミット
    ・友と敵の区分

    フランシス・フクシマ
    政治の3要素
    ①国家
    ②法の支配
    ③民主的アカウンタビリティ

    ・(宗教、人間関係の党派と異なり)利益の対立なら妥協できる

    ・新鮮な自己批判の書としてのオルテガ
    ・専門家は最悪の大衆

    ○ニーバーの祈り
    ・変えることの勇気、受け入れる冷静さ、識別する知恵を我に与えたまえ

    ・「教養は幸福な時には飾り物だが、不運な中にあっては、命綱となる」アリストテレス

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    2026年09月14日
  • 実験の民主主義 トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ

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    聞き手の比重が徐々に重くなっていく。この手の本ではあまり無いので、聞き手と語り手の宇野氏をキャラ立ちさせて読むのに苦労した。ともすればゴシック体も明朝体も同じ人物の発言に読める。
    基本的には前半で宇野氏がトクヴィルについて語り、後半では語り手が様々な他の論者・現象を引き合いに出しつつ、宇野氏が「それもそうですね」と肯定しつつ多少それを換言してみせるというパターン。
    聞き手の持ち込んだアイデアに宇野氏がお墨付きを与えているだけの時間に見えたので、そんなことせずに「往復書簡」くらい長めの文章のやり取りにした方が、結局論は深まったのではないかと思う。
    とはいえ、前半のトクヴィルについての箇所と、後半のファンダムについての一節は面白かった。

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    2026年06月15日
  • 民主主義とは何か

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    民主主義の基礎を改めて。

    ・政治における重要な点は「公共的な議論」と「自発的な服従」

    ・公共の利益と多数者の利益

    ・共和政のアメリカの中に見つけた民衆のデモクラシー

    ・絶対的原理(宗教など)、好悪、人脈による党派と利害の政党→妥協の余地の違い

    ・参加と責任のシステム ※システムか否かは異論あり

    ・有能なビスマルクによって残された「完全に無力な議会」と「政治教育のひとかけらも受けていない国民」

    ・「モッブ」の無軌道さや無制約さ、これを生み出す社会構造

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    2026年06月14日
  • すごい古典入門 ルソー『社会契約論』 民主主義をまだ信じていいの?

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    読みやすい。一般意志の解釈の仕方、考え方を分かりやすく示してくれている。どうやったら一般意志が実現できるのか、答えは無いけれど。

    以下、印象に残ったところの引用。

    ルソーは「一般意志は現実に存在する」と断定したのではありません。むしろ、「理想として”ある”と信じ、現実の私たちはそこからずれてしまうのものだと認めたうえで、それでもなお、どうすればその理想に近づけるかを考え続けよう」と呼びかけている。

    「物わかりのいいリベラリスト」は、おそらく力でルールをねじ伏せようとする相手には勝てません。リベラリストは理屈で動き、相手の自由や立場を尊重しようとしますが、相手は理屈を無視して力で押し通そうとするからです。この非対称な構図では、どうしても「物分かりの悪い」側が有利になってしまうのです。
    このような時代だからこそ、「理想を掲げる勇気」が求められます。

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    2026年05月19日
  • 日本の保守とリベラル 思考の座標軸を立て直す

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    保守・リベラルそれぞれ日本での源流から現在に至る流れを解説しています。当方にとっては人文的な素養がないのもあって読み進めるのも大変でした。またいずれ読み返す必要はありそうです。
    これまで保守とリベラルがなぜ対立概念になっているのかよく分からなかったのですが、もともとは保守と革新という軸が革新勢力の退潮とともにリベラルを自認するようになったという歴史的経緯があるようです。そもそも日本において保守している伝統とは何なのか、リベラルが重視する自由や自立とはどういうものなのか、改めて問い直す必要はあるということになるのでしょうか。

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    2026年05月05日
  • すごい古典入門 ルソー『社会契約論』 民主主義をまだ信じていいの?

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    社会科は暗記ばかりで、社会契約論について全然理解できていませんでしたが、こちらはルソーの人柄から書かれていたので読みやすく面白かったです。

    ルソーは心から納得してつながれることを理想としていて、だからこそそれが難しいことが分かっている。だけどなんとかできないか考えたいよね、っていう人なのかなと思いました。
    私も昔は心からみんな仲良くすればいいのにな〜と思っていました。(ルソーの考えとはまた違うと思いますが)
    自由でありたいけど、心から納得して(色々考え方はありつつも)つながるって本当に理想でしかないように思えるけれど、それが上手くできたらいいですよね。

    一般意志、国などである程度常識の認識が共通してるのもあてはまるのかな。
    SNSで意見が簡単に左右される今だからこそ、ルソーが必要な気がすると思った。

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    2026年02月15日
  • 日本の保守とリベラル 思考の座標軸を立て直す

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    そのタイトルのとおり、日本の「保守」と「リベラル」について、その言葉遣いから捉えなおした本。

    何となく、章と章の繋がりがとっかかりにくかったのと、福沢諭吉や丸山眞男、福田恆存等の思想家の考えが、結論にどう寄与しているのかが読み取りきれなかった。

    そもそも、彼ら思想家についての前提知識が不足している自分にとっては、ものすごく読みにくかった。私が悪いのだが。

    ただ、この本自体、途中の章などは書下ろしではなく、他の論考を再編集しているので、それもあって読みにくかったんじゃないかと思っている。章と章の変わり目に、突然話題がぶつ切れになったり、筆者の中で完結しているであろう議論が解説しきらないままでてきたり・・・。再三言うが、私の知識不足ということが大きいので、この論考自体をどうこう言う資格はないと思っている。


    だが、筆者が最初に定義している、保守とリベラルについては、非常に重要な定義だと思う。
    そのまま描くが、
    保守:抽象的な理念に基づいて現実を根底から変革するのではなく、むしろ伝統のなかで培われた制度や慣習を重視し、そのような制度や慣習を通じて歴史的に形成された自由を発展させ、秩序ある漸進的改革を目指す思想や政治運動
    リベラリズム:他者の恣意的な意志ではなく、自分自身の意志に従うという意味での自由の理念を中核に、寛容や正義の原則を重視し、多様な価値観を持つ諸個人が共に生きるための社会やその制度づくりを目指す思想や政治運動
    ということ。

    今この社会における「保守」と「リベラル」という言葉は、言葉だけ一人歩きしているというのはまさにその通りだと思う。なぜ「保守」の反対が「革新」でなく「リベラル」なのか?その経緯を踏まえずに、「我々はリベラル勢力だ」と喧伝することは、足元で大事な価値観を置き去りにしたまま結集することになるだろう。勿論保守然り。

    ただ、じゃあこの混沌とした社会に「保守」「リベラル」の定義をちゃんとしようよ!って言っても無駄というか、あまり意味はないんだと思う。
    もはや、この社会において、「保守」と「リベラル」は、錦の御旗のように、単なるシンボルとして掲げられる以外の役割を持っていないのではないか。

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    2025年12月14日
  • 民主主義とは何か

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    2024.12.25 前から読もうと思っていて、年末にやっと読み終えることができた。民主主義を盲目的に信奉する傾向があったが、色々と考えさせられる刺激的な内容だった。もっと考えてもっと行動しないといけないんだなぁと思う。この本が出てからの数年でも大きな(どちらかといえばマイナスの)変化が起きている。我々はサボっていると実感して反省中。

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    2024年12月25日
  • 選挙、誰に入れる? ちょっとでも良い未来を「選ぶ」ために知っておきたいこと

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    世界と日本を様々なデータで比較しており政治とどう向き合うかを考えさせられる。北欧は消費税などの税金が高いが、その分社会保障が充実している。それがいき過ぎると社会主義と変わらなくなるかもしれない。そうならないためにも選挙権をもってる民が政治を監視しないといけない

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    2024年08月17日
  • フランス知と戦後日本:対比思想史の試み

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     フランス知とは何か、本書で明確に定義されている訳ではないが、近代市民革命の典型と考えられてきたフランス革命に代表されるようなフランスを主に念頭に置いて、フランスの政治、社会、歴史、文学、芸術等に関する研究や批評により表されるものと考えれば良いだろうか。
    ,
     本書は、そのようなフランス知が、ある時期まで戦後日本において大きな影響力を持ってきたことを踏まえ、代表的な研究者及びその著作を取り上げその内容・意義等を紹介、論じつつ、それにより日本の戦後思考を捉え直そうとする試みである。

     3つのパート、各3編ずつ、計9編の論考が収載されている。
     第Ⅰ部は、近代の一つの特権的な起点であるフランス革命と関係の深いものが取り上げられ論じられる。
     ・樋口陽一『近代立憲主義と現代国家』
     ・柴田三千雄『フランス革命』
     ・遅塚忠躬『ロベスピエールとドリヴィエ』
     第Ⅱ部は、戦後日本の知識人におけるフランス知のあり方の諸相を提示しようとする観点から選ばれたもの。
     ・加藤周一『羊の歌』
     ・清水幾多郎『オーギュスト・コント』
     ・福田和也『奇妙な廃墟』
     第Ⅲ部は、1968年を経験した研究者によるフランスの論じ方の特徴に光を当てようとするもの。
     ・西川長夫『フランスの近代とボナパルティズム』
     ・西川長夫『パリ五月革命 私論』
     ・谷川稔『十字架と三色旗』

     もちろん各論者の論じ方はそれぞれではあるが、読み手である論者がいかに当該著作を読んだかという視点="私性"が結構はっきり出ていて、読みごたえがあった。
     日本では明治維新の歴史的性格を巡る参照軸としてフランス革命について様々な議論がなされてきたことや、最近の研究状況、問題関心の所在等についてもそれなりに知っていたが、ド=ゴールの第五共和政がそれまでの議会中心主義を大きく転換するものであったこと、日本ではほとんど研究のないボナパルティズムの再評価の動きなどについてはまとまった形では知らなかったので、とても面白く感じた。
     
     自分のアンテナに引っかかったところについて、関連する著作を読むブックガイドとしてもとても有益だと思います。

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    2024年04月14日
  • 自分で始めた人たち~社会を変える新しい民主主義

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    宇野重樹さんとCOG(チャレンジオープンガバナンス)の参加者の対談集。
    タイトルで惹かれて購入。

    ついキャリアとしての目線で見てしまいがちだが、そういうのは一切忘れて考えを巡らすと、社会や地域に対する貢献欲が生まれたり、ここに、出ている皆さんの取り組みを素直にすごいと感じたり、自分でもできるのかなやりたいかなと考えられたり、できる。

    ----引用----------------------------------
     「民主主義」という言葉には手垢がついてしまっていますからね。何かよい言葉はないものでしょうか。自分たちでこの町をよくしていくんだ、そのために自分もなにがしかの貢献をするんだ。それが自分のウェルビーイングにもつながるんだ、という意識を積み上げていくようなデモクラシーが、今必要な気がしますね。  

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    2024年01月19日
  • 実験の民主主義 トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ

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    『実験の民主主義』とは、自由の国として建国されたアメリカ合衆国を、19世紀のフランス思想家トクヴィルが指した言葉である。王政からの革命によって混乱期にあったヨーロッパから見て、理想的な分散型主権国家を築きつつあった合衆国は眩しく見えたに違いない。

    この19世紀の理想的な民主主義国家が、21世紀には強烈なポピュリズムと分断に見舞われていることを私たちは知っている。メディアの発展やデジタル化は、情報の非対称性を解消するとともに社会階層の平等化に寄与したと考えられてきた。ところが実際は偏った情報によるイデオロギー極化や、小さな価値観や立場の差異による分断差別が起こっている。

    この古くて新しい課題に対して、国家という統治フォーマットは無力である。むしろこの政治と行政の機能を一緒くたに考えてきたからこそ、社会機能が制約を受けてきたというトクヴィルの思想は慧眼であろう。そして政治体制としての中央集権と行政区分としての自律分散こそが、理想的なフォーマットであると説く。

    政治体制といっても、従来のイデオロギーに準じた敵味方の色付けはもはや大多数の無党派無関心層を生むだけである。むしろファンダム≒推し活のような熱狂を生む仕組みこそが求められる。またそこから行政区分は切り離し、デジタルによる恩恵を最大限に発揮すべきだろう。

    個人的には、実験≒プラグマティズムの考え方にとても親和性を覚える。自分自身が小規模でも実験的なことを繰り返してきた人生であるし、スケールするにしたがい政治や行政のシステムが絡んでくるのを正直鬱陶しく思っていた。これからのポジショニング含めて、考えさせられる内容だった。

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    2023年12月30日
  • 実験の民主主義 トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ

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    2023年の現在、改めて民主主義とは何かを問い直す。
    対話形式になっているのが面白いのだが、聞き手である若林さんの煽りに対して、アカデミアに住む宇野さんの冷静さが際立っていて興味深い。
    興味関心や言葉の使い方の異なるお二人の創発がもっと見られたら素晴らしいと思った。残念ながら意見や主張がそれぞれ個人の単位でまとまってしまい、ある種の噛み合わなさを感じた。

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    2023年11月22日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    ネタバレ

    国が生まれた理由について、アリストテレスは、我々が生存するための必要によるものであったが、今やそれは我々の生活を良くすることにあると言いました
    歴史的な賃金の下落圧力
    技術革新やグローバル化の影響も大きなものでした。ITの発展は様々な仕事を陳腐化させました。

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    2023年08月06日