柾木政宗のレビュー一覧

  • 朝比奈うさぎは報・恋・想で推理する(新潮文庫nex)
    第一話のトリックが一番好き 前作は連作短編集の面目躍如とでもいうべきか、一話一話のメインとしての謎をきっちり解きつつ更にその裏に隠してあった「大きな謎」を説明するというそこそこお手本のような最終話だったのに比べ、今回は若干インパクト不足が否めない……最後に解かれるのが解かれて嬉しい謎ではないというか...続きを読む
  • NO推理、NO探偵?
    何を書いてもネタバレになりそうなのでただ「これはこれは」と。

    ▼登場人物

    【取手ユウ/とりで・ゆう】探偵助手で語り手。アイちゃんラブが高じてアイちゃんを有名探偵にしたい。そのためには推理なんていらないんじゃない? メタなプロデュースが炸裂する。田名尾呂市にある私立夢野第九高等学校の二年生。
    【美...続きを読む
  • ネタバレ厳禁症候群 ~So signs can’t be missed!~
    この作者の本は初読み。なのでどんな感じで書かれているのか全く予備知識なしで読み始めた。読んでみて思ったのはなんというメタの乱舞!ここまでメタネタをトリックにも推理にも生かしたミステリはなるべく避けてたというのもあるけれどたぶん初めて読んだな。ギャグシーンも多めで軽く読めるライトなミステリではあったん...続きを読む
  • ネタバレ厳禁症候群 ~So signs can’t be missed!~
    地の文やら章立てやら語り手やら伏線やら、メタ発言を連発するキャラたちが繰り広げるメタ叙述ミステリ。叙述の構造自体が新たな作内ルールの創発を引き起こし、それに準拠したメタな推理が展開されていきます。何言ってるかわかんないと思いますが、それで正常です。
  • ネタバレ厳禁症候群 ~So signs can’t be missed!~
    2019年83冊目。メタいのは嫌いじゃないし、○○トリックを執拗なまでにイジってくるのは却って清々しい。トリックのアイデアと意気込みは買いだけど、説得力に欠けるのとゴチャゴチャし過ぎているのが難点。
  • ネタバレ厳禁症候群 ~So signs can’t be missed!~
    えぇぇぇ……………。     
    色々衝撃なんだが…………。     
    っていうかこれデビュー作の続編(?)なのかよ……?   
    だったらまずデビュー作を文庫化してくれ……?    

    いかなメフィスト賞といえどもちょっと奇抜すぎてさすがの私も時代に追いつけない。まぁこれが受賞作ではないのだが……。続...続きを読む
  • NO推理、NO探偵?
    名探偵アイちゃんが推理能力を失ってしまい、助手の「私」は「推理しないミステリー」を模索してアイちゃんを振り回すという、いわゆる「メタ推理」物。
    日常ミステリー、アクションミステリー、エロミステリー(!?)と、さまざまなジャンルに挑戦していく短編集で、各話に推理要素はほとんどないが、最後の章で推理能力...続きを読む
  • 朝比奈うさぎの謎解き錬愛術(新潮文庫nex)
    やることがストーカー以上の押しかけ彼女。探偵のことを好き過ぎるだけじゃなく、探偵が自分を好きだって結論に持っていく論理が過剰で、だんだん胸焼け…。
  • 朝比奈うさぎの謎解き錬愛術(新潮文庫nex)
    こんな感じの設定、最近流行なのかな。探偵じゃない方が正しく推理するみたいな。

    自称探偵の男の子は、実はたいした推理も出来ないのだか、近くにいるストーカー気質の女は、自覚があるのかないのか、色々推理して犯人を見つける。
  • NO推理、NO探偵?
    絶対にオススメしない。以上。で終わりたいところである。

    メタフィクションにメインテーマに書かれた本作。個人的には、メタのいじり具合は、ありです。ハードボイルドのくだりは笑ってしまった。

    読み終えて、やりたいことはわかったし、そういう作家がいることは、本ミスファンは多いに大歓迎すると思う。

    帯は...続きを読む
  • 朝比奈うさぎは報・恋・想で推理する(新潮文庫nex)

    警察がイラつく

    第一発見者だからといって容疑濃厚だと主人公を疑う警察に不快感を覚えます。

    しかも、前に会ったことのある人物で、その時も結局主人公が犯人でなかったのにも関わらず、また疑い、それを面白がっている様子も見受けられて、本当に「ぶん殴られろ」と思いました。

    単細胞すぎる。