柾木政宗のレビュー一覧
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卯年に兎の小説を読もうと積んであった中から手に取ったら昨年末に読んだ本と同じ著者だった。
他の人の感想を読むと感性が尖りすぎて読者がついて行っていない感じな空気を感じる。
優秀すぎる助手が先に謎を解いて探偵にヒントを与える作品は割と多くある(あれれ?おかしいぞぉ)ソレを踏まえて…。
探偵を好き...続きを読むPosted by ブクログ -
ゆる~い短編集だけどメフィスト受賞作だからなんかあるだろうと思ってたら、取り戻した推理で改めて解決していく展開で、最後に犯人当てもあって、やっぱり一筋縄ではいかないところが面白かった。
電子書籍で読んだので残りページ数がーみたいなのは実感できなかったけど、何ページの何行目って説明にハイパーリンクで...続きを読む -
ー 不安だ!もっと偉大なるマンネリズム、黄金の様式美に支配された本格ミステリの世界で私はやっていきたいのに! ー
推理力を封じられた名探偵に降りかかる事件の数々。
推理力が戻った時に明らかになる真相。
新しい形のメタミステリー。
面白い!Posted by ブクログ -
途中、アイとユウの口調が似ていて混乱した。もう少し意図的に口調を変えた方が読者としては嬉しいかな。各話で各ジャンルのお約束に沿った内容で「お約束」の再確認(?)は役に立ちそうだし(笑)、それを踏まえた上で、ラストでしっかりまとめる趣向は楽しめた。Posted by ブクログ
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4つのストーリーが同時展開していくんだけど、所謂スモールワールド。
こういうナラティブ同士がスッと他人に入り込んでくる瞬間のストンって感じが良かった。読みながら「あああああああなるほどなあああああああああ」とかになる瞬間の気持ちよさ。Posted by ブクログ -
派遣で社内ヘルプデスクとして初めて勤務する際に読んだ。
ストーリー仕立てで楽しく仕事内容が理解できて有益だった。
技術的な内容もかなり易しいので、IT知識がない人でも読みやすい。
主人公のように人の気持ちを思いやれるヘルプデスクになれるよう、目の前のことを一つ一つがんばっていこう。
焦ったら自分を再...続きを読むPosted by ブクログ -
途中まで、てか終盤まで地獄の道のりだった、は、言い過ぎかもしれないけど、兎に角、苦行だった。
それが、あの頁からの世界が変わる瞬間の衝撃が強烈だった。
こういう展開初めてだったし、それまで辛かったから余計に…。Posted by ブクログ -
新キャラ恋のライバル登場!
ストーカーの妄想はとどまることを知らない!
ついでに事件を解決!
モッチーモテモテだなぁ……。
まぁ今回はモッチーも活躍したら許してやるとするか。Posted by ブクログ -
「推理って、別にいらなくない?」
『事件→推理→解決なんて図式に唾を吐け! 事件→解決こそが今のトレンドだ、たぶん。
あとはプラスアルファで個性を出していけば、それこそが現代ミステリである。』
「何で急に黙り出したのよ」
「ちょっと今は話しかけないでね。今は地の文で川越の魅力を語っているんだから」...続きを読むPosted by ブクログ -
2018年138冊目。事件の謎を解くのは主人公の探偵、ではなくそのストーカー。⌈探偵が私のことを好きだから」で始まる論理展開は勿論初めて読んだけど、トリッキーながらちゃんと犯人特定に至っているのは見事。Posted by ブクログ
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非常に評価の難しい作品。メフィスト賞の問題作という触れ込みだが、逆にメフィスト賞でしか日の目を見なかったかもしれない。序盤から終盤までかなりキツめの出来の悪いコントのような会話と地の文が続き、メタ発言が連発される。この辺りは多くの人にとって苦痛だろう。推理のできなくなった探偵とその助手が様々なミステ...続きを読むPosted by ブクログ
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清々しいまでのメタネタ。推理を奪われた探偵に推理など不要とのたまい、様々なジャンルでの活躍を目論む助手。メフィスト賞に相応しいハジケっぷりと、とっておきの仕掛けに心くすぐられました。Posted by ブクログ
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メフィスト賞の問題作と有名なので読んでみました!
とんでもないメタ発言のオンパレード、主人公と助手のコントのような怒涛の台詞。中学生の頃に好きだったライトノベルのテイストを彷彿とさせつつ、大量の伏線が一気に回収されていくのはさすがメフィスト賞。
1日でサクッと読めるけど、なんだかなぁ~って気持ちにな...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった。
星をつないで星座を作るように、人と人が繋がり物語りとなっている。
不幸や不運で輝きが弱く見えても、ひとりじゃなく、誰かと繋がっているんだと思えるお話。
それだけに、ラストは悲しすぎる。Posted by ブクログ -
重度の被愛妄想を抱く美少女が、ドタバタ騒ぎを引き起こすラブコメディだが、作者さんがやりたいのは正統的なフーダニットではなかろうか。コメディ部分のノリは少しぎこちない。ミステリとしてはクイーン流のロジックで犯人を追い詰めるタイプで、ロジックそのものは良くできている。ただ詰めは少し甘くて、犯人を一意に絞...続きを読むPosted by ブクログ
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こんなタイトルだと下手な感想も書けないわけだが…。
気になっていた著者の作品ではあるが、文庫派なので待ってたらタイガでの一冊目が敢行されたので手に取った(そして今まで寝かせていた)。
シリーズ物は1から読みたい性質なので、タイガの整理番号1という事で手に取ったわけだが、別の作品の続編らしい。
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あ゛?(怒)
いやまぁ、前評判聞いて覚悟してたよりは序盤の4章もめんどくさくはなかったですよ。
エロゲの日常パートとかに慣れ親しんでる層なら「あー、こういう方向性ね」って思いながら、テキストウィンドウをかちかちクリックする感覚でさくさくページを繰れるような。
多分この作者さん実はすごくミステリ愛...続きを読むPosted by ブクログ -
第一話のトリックが一番好き 前作は連作短編集の面目躍如とでもいうべきか、一話一話のメインとしての謎をきっちり解きつつ更にその裏に隠してあった「大きな謎」を説明するというそこそこお手本のような最終話だったのに比べ、今回は若干インパクト不足が否めない……最後に解かれるのが解かれて嬉しい謎ではないというか...続きを読むPosted by ブクログ
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何を書いてもネタバレになりそうなのでただ「これはこれは」と。
▼登場人物
【取手ユウ/とりで・ゆう】探偵助手で語り手。アイちゃんラブが高じてアイちゃんを有名探偵にしたい。そのためには推理なんていらないんじゃない? メタなプロデュースが炸裂する。田名尾呂市にある私立夢野第九高等学校の二年生。
【美...続きを読むPosted by ブクログ