小野寺史宜のレビュー一覧

  • タクジョ! あしたのみち

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    シリーズ最新作。進展はないけれど登場人物たちの連作短編という感じ。他にも様々な人間模様。タクシー車内においての仕事への誇りや、家族の中での愛情。

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    2025年12月08日
  • あなたが僕の父

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    ネタバレ

    認知症になりつつある父親のために故郷に戻って一緒に暮らし、毎日の生活の中で、父との関係も取り戻していく。そして、自分も父と同じところがあるということに気づいて、そこに喜びが感じられるところ、読んでいて心が温かくなった。

    ここには何も書かれていないが、きっとこの数年後には、梓美との関係もまた変わるのではないかと思わせられるような気がした。

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    2025年12月06日
  • みつばの郵便屋さん 奇蹟がめぐる町

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    奇蹟を綴る作家、小野寺史宜さんが、みつばの郵便屋さん経由で、私に奇蹟を届けてくれました〜♪☆

    前日まで読んでいた「本日も教官なり」(角川文庫)の主人公、益子豊士さんが、読み始めた「みつばの郵便屋さん 幸せの公園」(ポプラ社)に、秘密めかして?出てきたのでした〜♪
    し・か・も、郵便屋さんの平本秋宏さんと、「ソーアン」で知り合って、一緒にお酒飲むとか、ファン的に最高♪
    そんなこととは知らず、次は4巻目だからと手に取っただけだったので、私は奇蹟と呼ぶことにした。
    ちなみに、小野寺さんは、奇跡ではなく、奇蹟という漢字を使うことが多いと思って、敢えてそうしたんだけど、「奇跡集」(集英社文庫)は違うんだ

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    2025年12月04日
  • その愛の程度

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    自分なりに愛しているのに伝わっていないとか、他の人と比べると愛は少ないとか、愛情表現が苦手なタイプの人は共感できるものがあるかもしれない。
    まさに私はそのタイプなので、読んでいてもどかしさと共感が入り混じる複雑な気持ちになった。
    愛の言葉も大事だけど、最後はどれくらい行動できるかで、愛が伝わるのだと思う。
    愛の程度は本当に人それぞれだと思った。
    伝わる人に伝わればそれでいい気もするし、それだけでは足りない気もするし。愛って難しいなぁ。

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    2025年12月03日
  • 奇跡集

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    同じ電車車両内に居合わせた乗客達の偶然から起こる題名の如くの奇跡の数々。
    でも奇跡というかまあ偶然の出来事だ。それをラッキーと思える当人達の感性が奇跡というだけか。
    それでも自分に当てはめても奇跡と思うかな。

    第4話 赤沢道香の奇跡 今日を放つ

    一番印象に残る。一つの正義と勇気。中々後一歩が踏み出せない気持ちが分かる。赤の他人の人生なんて干渉すべきでないかもしれないけど、理不尽な不幸からは助けられる。
    日常に不意に起こる恐怖と言ってもいい冤罪、後からきた震えと心からのありがとう。普段からほんの少しの勇気は持っていたいものだ。道香を選んだ志郎が感じた様に誇ってもらえる人間でありたい。

    横尾

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    2025年12月02日
  • まち

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    ネタバレ

    「ひと」との連作なだけあって、今作もじんわりと心を暖めてくれる物語。何か大きい出来事が起こるでもなく、日常の中での出来事や人との関わりによって、主人公・瞬一の人生が少し好転する話。
    人との出会いは人を形成する。前作に続いて、著者からのそんなメッセージを感じた。

    過去は現在にとって遠いものではなく、現在を侵食し現在をかたちづくるもの。過去にあったものも、人も、無くなってもそこにあったことに変わりはない。自分が体験したことに、変わりはない。——「人が亡くなっても、人は生まれる。じいちゃんが亡くなっても、多聞の子は生まれる。そんなふうにして、人は入れ替わっていく。村は変わらないが、人は変わっていく

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    2025年12月06日
  • ひと

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    ネタバレ

    「神様が見ている」じゃなくて、「人が見ている」。この作品に合うのは、きっとそのニュアンスだと思う。

    「両親を亡くした幼い子どもの成長物語」は世に多いけれど、本作は少し違う。20歳の主人公は父を亡くし、さらに3年後、今度は母を突然失う。しかも同時ではなく、別々に、突然に訪れる。この設定って、ありそうで意外とないと思った。

    父を失い、続いて母も急逝する。親戚づきあいも頼れる大人もいない。突然のことだから蓄えもなく、数年後・数十年後のために通っていた大学を、明日の生活のために辞めることになる。それでも東京に残り、考えたこともなかった料理人の道に進む。

    物語の途中で描かれる母の突然死と、それに対

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    2025年11月30日
  • ぼくは刑事です

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    このタイトルからこの展開、なかなか想像つかない展開でした。もちろん、刑事だって人間。同期だっているだろうし、彼女や元カノだっているでしょう!
    途中まで少し物足りなかった感が少しあったけど、後半、急展開。自分の弱さを知るタイミングかぁ。

    刑事ものミステリーに慣れてる方に、ぜひ読んでもらいたい。視点が変わりそう!

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    2025年11月30日
  • ぼくは刑事です

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    『ぼくは刑事です』
    松川律という三十一歳の刑事の日々を、淡々と綴った物語。そう、まさに淡々と・・・
    そして、小野寺さんらしく、実直で真面目な主人公の目線がリアルに描かれている。

    記憶の断片のあるあるシーンや、
    掴みどころのない会話シーンなど、
    フワフワ柔らかいのに、すーっと心に沁みてくる小野寺マジックに、今回も見事にハマってしまった。笑

    刑事という職業を、正直なところあまり身近に感じたことがなかったので、新鮮に感じた。
    意外とこんな風に「普通」な刑事さんが多いのかもしれない。

    けれど、就職や結婚のタイミングで身辺調査をされることや、恋人とのデート、知人の結婚式にも、急な呼び出しなどで制約

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    2025年11月29日
  • 日比野豆腐店

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    会話の応酬が多くてテレビドラマを見ているみたいだった。そこがすごくいい。
    寅さんのドラマが…って時々出てくるんだけど、ほんとに事件やらそういった大きなことは出てこないホームドラマ。もちろんそこに至るまでにとんでもなく大きな事が起こってるんだけど、そこらへんを乗り越えての一家を描いていて、自分でもよく分からないけど最後の一文が泣けた。

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    2025年11月29日
  • みつばの泉ちゃん

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    1人の女の子、泉ちゃんの成長記録ではあるけど、色々な人が泉ちゃんに出会うことで変わって繋がっていくのが面白かったです。

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    2025年11月28日
  • ディア・オールド・ニュータウン

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    小野寺さんのこの感じ、やっぱり好きだなぁ。
    温かくて、柔らかくて、包んでくれるような
    世界観がやみつきになる…

    笹原鳴樹は実家に戻って、両親の亡き後のみつばでそば屋を始める。そんな彼を支えるのは、製菓学校を中退し行き止まっていた小枝と、高校を中退しバイクを乗り飛ばしていた和太。3人が織り成す“みつばそば屋ストーリー‘’は、地域の人をいい方向に巻き込みながら、マイペースに進んでいく。

    みつばを出て、また何度もみつばに足を運ぶ
    木場忠道(鴨南蛮)。
    高校を中退し、自分の今後の方向性が分からなくて
    バイクを乗り飛ばす洞口和太(かつ丼)。
    もしかしたら認知症を患っているかもしれない荒瀬康恵(きつね

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    2025年11月26日
  • ぼくは刑事です

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    小野寺さんの本は、いつも人があたたかい。
    今回は、松川くん。
    刑事さん。
    刑事さんだからこそ、松川くんだからこそ、な人間付き合い。
    付き合ってる人との関わり、最後、とっても悲しくて、でもあたたかい結末。

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    2025年11月24日
  • ぼくは刑事です

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    たまたま職業が刑事なだけの普通の男性の物語。小説としては珍しく刑事像ですが、意外とこれが一般的な刑事なのかも。そう思うと愛しさが増す、温かい物語でした。

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    2025年11月20日
  • 太郎とさくら

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    相変わらずの優しい世界観。
    なぜか、血の繋がらない異父と同居生活をすることになる主人公。その関係がやがて義姉とその父の関係改善に繋がっていく。
    価値観の違いという言葉があるが、電波時計の受け取り方でその言葉を見事に具現化していた。

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    2025年11月18日
  • あなたが僕の父

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    2日で読み終えた。面白かったからスイスイ読めた。
    いつもの小野寺さん節。会話劇というか、本当に小野寺さん独特の文章。それに最近飽きてきていたのだが、この小説は面白かった。前向きだけじゃなくて、お父さんとのわだかまりとか、自分の恋の色々とかあって。ただ過去のエピソードを間に章立てして挟むほど、過去のエピソードは大事なのかな?とは思った。まあ、自分も、両親も若い頃はただ親の心配などいらなかった、あの頃、という点では対比でひかったかな。

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    2025年11月15日
  • それ自体が奇跡

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    結婚三年目の夫婦が危機を迎え、どんどんすれ違う日常が重くなって行く。自分も含めて、良くある光景と思ってしまう。
    二人ともデパートに勤める31才の同い年の夫婦。夫はデパートのサッカー部に入っていたが廃止され、その後、大学の先輩に誘われ、プロを目指すチームに入る。妻には同意を得ずに開始。デパートが一番忙しい日曜日が試合となり、休まざるを得ない。職場でも悪評判が立ち、同じ職場の妻にも影響。対抗するかのように、お客様と映画や食事に行く妻。それを知った夫は、控えめながらも対抗で、、。
    自制しつつ夫婦生活が進行するのが重く暗い。離婚しそうでいながら踏みとどまる。お互いに新しい道を見つけながら、お互いを見つ

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    2025年11月14日
  • みつばの郵便屋さん

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     ごく普通の郵便屋さんと、ごく普通の街の人たちのごく普通の日常。
     普通の中にも、それぞれ喜びがあったり悲しみがあったり、出会いや別れや奇蹟が存在する。
     そんななんでもない日常をほのぼのとした筆致で描かれた作品。
     そのほのぼのさに惹き込まれて一気に読んでしまった。

    「自分がいないところで地球がまわってても意味はない」

     外を歩けば、必ずといっていい程通りすがる郵便屋さんの姿がちょっぴり輝いて見えそうだ。

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    2025年11月14日
  • ひと

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    「ひと」という題名に違わないひととのご縁のお話し、
    舞台が商店街というのもひととのつながりや支え合いがより際立つ環境で良いと思いました。個人的には先輩の男性がすごく好きです。この世論だからこそ、自宅で自粛が叫ばれる中だからこそ、ひとりでいる寂しさを温めて、「ひと」同士のつながりの大切さを教えてくれる作品だと思えました。一人暮らしのひとは読むべしです。

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    2025年11月13日
  • あなたが僕の父

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    ネタバレ

    あったかい、小野寺さんのお話しはそれに尽きます。
    梓美さんとのお別れは辛かったけど、館山でテレワークをしながらお父さんを見守って行く富生さんのこれからに幸あれと思います。
    ほんの少しだけど蜜葉市が出てきたのも嬉しかったです。

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    2025年11月10日