小野寺史宜のレビュー一覧

  • うたう
    私の大好物の小野寺語り。VGBDの4人の語りなのに、同じ小野寺語り。でも、それが私の大好物だから、これがいい。
  • とにもかくにもごはん
    町に出来た子ども食堂のお話。
    そこで、バイトする人、利用する子どもや大人、手伝う人の目線で、お話しが紡がれていきます。
    色々な家庭の事情を抱えて、月に2度、夕飯を食べにここに集う人々。

    ・午後四時半 おつかれさま木戸凪穂
    大学3年生のこの子の章で、ちょっとわかると言いますか…私も若い頃、こんな感じ...続きを読む
  • うたう
    コロナに翻弄されたバンドマンたちのその後。

    ・うたわない 古井絹枝
    ・うたう 鳥などがさえずる 伊勢航治郎 G
    ・うたう 明確に主張する 堀岡知哉 B
    ・うたう 詩歌をつくる 永田正道 D
    ・うたう 音楽的に発声する 古井絹枝 V

    大学で結成したバンド「カニザノビー」。
    コンテストにも入賞し、プ...続きを読む
  • 食っちゃ寝て書いて
    登場人物2人それぞれからみた世界を、偶数月と奇数月にわけて交互に描く1年の物語。2人が似ていて穏やかで優しくて、あたたかい気持ちになる。ドカンと大きなことはできなくても、少しずつちょっとずつできるかも、やれるかなってことを積み重ねていけば、その先に今までとは少し違った世界があるかも、という優しい作品...続きを読む
  • まち
    心温まるという言葉がしっくりくる。
    台詞や言葉だけではなく情景や心情の描写が心地よく、とても響く。
    読んだ人すべてが、瞬一の今後を楽しみに本を閉じると思う。笑顔で。
  • まち
    おじーちゃんと孫の素敵な関係。
    そして周りの人たちとの関係。

    友達とは言えないけど…
    知り合いとも言えないけど…
    小さなつながり、関係を大切にしろ。
    と教えてくれるおじいちゃん。

    両親を小学校3年生の時に火事で亡くしてしまった瞬一。おじいちゃんと村の人たちで育ててもらい、温かく見守ってもらってい...続きを読む
  • ホケツ!
    小野寺さんの本が好きで、本屋で買った一冊。
    「ひと」や「まち」と同じで心が温かくなる物語。
    サッカーは全然詳しくないけれど、全く問題なく話に入り込むことができた。
    周りから愛される人ってこんな人だよな、と思うような素敵な主人公だった。人間にとって大事なことは能力とか外見だけではないと改めて感じた。
    ...続きを読む
  • うたう
    「ひと」「まち」「いえ」に続く最新作。
    個人的には一番好き。

    歌っていいな。
    好きっていいな。
    仲間っていいな。

    そして
    自分も踏み出したいって思えた作品。
  • 食っちゃ寝て書いて
    登場人物
    横尾成吾
    ヒット作や映画化された作品を持ってはいるが、知名度は低めの作家
    50歳を目前にして、将来への漠然とした不安、意欲作を没にされたショック、一人暮らしの寂しさ、…などを抱えている

    井草菜種
    前担当者から横尾の担当を引き継いだ、編集者
    30歳近くになり、ヒット作を出せていないことへの...続きを読む
  • みつばの郵便屋さん そして明日も地球はまわる
    みつばの郵便屋さんシリーズ、最終巻でした。優しくて穏やかで生真面目なみつばの郵便屋さんを読んでいると自分まで優しくなれる気がしました。そんな癒やしのシリーズでした。結末も満足感いっぱいでした。またどこかの町の郵便屋さんに平本さんが居たらいいな〜と思います。
  • まち
    じいちゃんの胸に刺さる言葉がいくつもあった。

    身内でも何でもない人の長所を素直に認め、自分ではなくその人のようになれと言えるじいちゃんのような人に、僕はなりたい。
    人を殴っていいのは自分の命が脅かされたときだけ。

    『頼る側じゃなく、頼られる側でいろ。お前を頼った人は、お前をたすけてくれるから。た...続きを読む
  • とにもかくにもごはん
    最近、本書のように、ホンワカとする話が好きなのですが、これは油断してました。どのお話も良いです。日々のささくれだった自分の弱い心をゆったりとさせてくれます。でも、「子供食堂」、聞いた事ありますので、この様な境遇の子供、そして事情を抱えた大人がいて、それは表には現れなくて、孤独で、でも助けを求めている...続きを読む
  • みつばの郵便屋さん そして明日も地球はまわる
    みつばシリーズ、すごく好き。
    ついに最終巻。
    ほのぼのしてて、大事件は起こらないけど、安心して読めるとこがよい。
    悪ぶった風なのがないのもよい。

    日々の仕事とか人間関係とか嫌になっちゃって、気分転換に無駄にスマホ見ちゃって、余計に、げんなりして…という魔の時間から救ってくれる。
    明宏君の語り口調も...続きを読む
  • うたう
    この本に登場する女性は、皆自分を持っていて、逞しい。バンドマンになったら、こんな人達に出会えるのかな

    バンドマンを卒業してコーラスになるという道筋があるのは新鮮でした。
    コーラスの団体名はオトメザノビー
  • ライフ
    2024/2/28
    良さを言語化できないからなんとなく間隔が空くけど読んだら飛び切り面白い小野寺史宜。
    フルネーム初めて変換したかも。
    そして今回もやっぱり何と言っていいかわからんけどおもしろかった。
    そして今改めてタイトルを見る。
    「ライフ」
    そうライフなんよ。この小説はライフ。その通り。
    終わり...続きを読む
  • タクジョ! みんなのみち
    タクジョ!もっともっと増えてほしい。無人ドライバーもいいけど、タクジョならもっといい。
    みんながみんな、そうではないけれど、男性ドライバーは運転が荒め。車酔い激しい私には辛いです。高間夏子さんいたら、指名したい。
  • タクジョ!
    女性のタクシードライバーという珍しい設定でしたが楽しく読ませていただきました。
    労働のルールなど知らないことばかりで勉強になりました。
  • 君に光射す
    石村圭人、周りの人のためにベストを尽くす、困った人を放っておけない。
    教師をやめて、警備員になった。
    教師だって警備員だって、石村圭人は、石村圭人なんだ、変わらない。
    限界なら仕事はやめればいい。教師は仕事なんだから。
    仕事が変わってもなにも変わらない。
    圭人が同僚の杉原先生に言った言葉が印象的だっ...続きを読む
  • うたう
    「ひと、まち、いえ」に継ぐ待望の第4弾!!
    この読みやすい小野寺節好きだなぁ〜

    大学のときバンドを組んで、
    切磋琢磨してきたカニザノビーの4人。
    ボーカルのきぬとギターの航治郎と
    ベースのともとドラムの永田。
    軌道に乗りかけたバンドがコロナをきっかけに
    崩れ始めてしまい、解散を強いられた4人。
    ...続きを読む
  • 食っちゃ寝て書いて
    大事件が起きるわけでもなく かと言って 小さなドキドキは起こる日常 
    小野寺史宜さんの本はそんなところが好きです物語がすんなり頭に入って来る感じが好きです

    そして気がついたら物語の中にいました。