小野寺史宜のレビュー一覧

  • あなたが僕の父

    Posted by ブクログ

    今回は、千葉、実家のある館山と東京。
    高齢の父の様子を心配し、館山に移り住む主人公。
    父とは不仲だったが、母に先立たれ、一人暮らしをする父親。
    会話もしなかった時期、親子でもお互いを知らずに過ごした時間を取り戻していくかのよう。

    自分の親ともこんな風に向き合いたいな、と思った。

    0
    2025年12月05日
  • ぼくは刑事です

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    事件を追わない刑事の話って初めてかも。
    すごくよかった。
    普通の人、という印象を受けるけど仕事にきちんと責任感を持っていて素敵だった。
    ほのぼのした日常が続くのかと思いきや、かなり辛いことが起きてしまい悲しくなった。
    でも彼ならこれから先もまっすぐに暮らしていくんだろうな〜という安心感がある。
    続編あったらいいな〜。

    0
    2025年12月04日
  • 奇跡集

    Posted by ブクログ

    たまたま同じ電車に乗っていた人たちの、奇跡がつながっていく。安定の小野寺さんの優しさあふれる文体で、最後の章は、かすかに切ない。

    0
    2025年12月04日
  • 天使と悪魔のシネマ

    Posted by ブクログ

    はじめの章から、着想が面白くて引き込まれる。ラストの一つ前の章から、ラストに、ここまでのいろいろの前提が見えてくる。途中、他の小野寺さんの作品にも出てくる園田さんが出てきて、もしかしたら、あの時の怪我も…などと考えてしまう。小野寺史宜さんの作品、やっぱり好きだ。

    0
    2025年12月04日
  • ひと

    Posted by ブクログ

    いいひとや嫌なひと、合うひとや合わないひと、他人でも良くしてくれる人もいれば、たとえ親戚であっても搾取するようなひともいて、ひとの多面性と多様性に包まれました。
    そんないろんなひとが関わってくる日常を丁寧に生きようと思わせてくれる、とても人情味あふれる作品であり、無性に揚げたて熱々の美味しいコロッケが食べたくなった作品でした。

    0
    2025年11月27日
  • あなたが僕の父

    Posted by ブクログ

    親がどんどん弱っていく姿を見るのは悲しい事。
    それでも、毎日を淡々と大切に過ごす富生。
    私は、この本好きだと思った。

    0
    2025年11月20日
  • タクジョ!

    Posted by ブクログ

    小野寺作品3冊目。面白さが分かってきたかもしれない。タクシー 一期一会の出会い。
    道中 同じ空間で一緒にいるという不思議さ。
    いちぶ、自分の仕事にも通じているようにも感じるな。続編も機会があったら読んでみたい。

    0
    2025年11月15日
  • タッグ

    Posted by ブクログ

    大事件や超感動的な何かが起こるのではないけど、ちょっとした何かの積み重ねが起こるのです。
    こんな優しい世界があるのかもしれない、あるのかもなーと柔らかな気持ちになりました。

    優しすぎたり、綺麗すぎたりしない、小野寺さんの素敵なお話。
    情報過多に疲れた方にどうぞ、なかんじ。

    0
    2025年11月15日
  • まち

    Posted by ブクログ

    「ひと」に続き、とても良かった。心に刺さってくる言葉をいくつも感じた。かなり久しぶりの読書だったけも、この本でよかった。さらに本を読みたくなった。

    0
    2025年11月08日
  • みつばの郵便屋さん

    Posted by ブクログ

    そのまちに住む人たちとゆるく関わるお仕事
    だいぶ減った気がする

    人を介する面倒くささと同時に、
    人を介する良さってあるよねと感じながら読みました

    ほっこりする良いものがたりでした。

    0
    2025年11月08日
  • いえ

    Posted by ブクログ

    ​小野寺史宜さんの『いえ』を読み終え、心がじんわりと温かい感動に包まれています。

    ​主人公・三上傑が抱える悩みは、「面倒くさい」と自覚しながらも、家族や友人、そして職場の人間関係すべてに影響を及ぼす、複雑でリアルなものです。妹の事故という重い出来事をきっかけに、彼は「どう接するべきか」「何が正しいのか」という思考の堂々巡りに陥ります。

    ​しかし、この物語が素晴らしいのは、そんな主人公が劇的にヒーローになるのではなく、ごく自然な「気づき」を通して、行動で自らを更新していくプロセスが描かれている点です。軽やかなユーモアも交えながら、不完全な自分や他人を「そのまま受け入れる」ことの尊さを教えてく

    0
    2025年11月02日
  • ひと

    Posted by ブクログ

    再読。
    とても好きな小説。
    聖輔が、素晴らしすぎる…
    でも、特別じゃないかも…
    こういう試練を与えられた人って、意外にたくさんいるかもしれないなって思う。
    この試練にどうやって生きて行くかってことが、すごく大切かて。
    …にしても、
    聖輔は、いい人すぎる。

    この小説の中で、悪役は二人だけど、
    ちゃんと勝てそうで、そこも好き❤️


    どうか、この先、聖輔に素晴らしいことばかりが起きますように。

    0
    2025年10月29日
  • ひと

    Posted by ブクログ

    タイトル通り「ひと」が持つ強さや弱さ、周りの「ひと」の愛、ありがたさがあふれる本でした。

    他人と比べるのではなく、でも謙虚に前に進むことの大切さを改めて実感しました。

    0
    2025年10月26日
  • ホケツ!

    Posted by ブクログ

    ずっとレギュラーの人はこの世にいない。どんなにすごい人でもそれぞれ悩みがあったり、立ち止まったりすることがあるとわかった。スポーツじゃなくてもポジションがある限りそのポジションを手に入れることが出来ない人がいることを知らないといけないと思った。家族という小さな輪から大きな集団それぞれにポジションというものは存在していると思う。その中で自分の役割を確立させていく必要があると思った。人のために動くのも、自分のために動くのも、その行動に優しさがあるといい方向に進むんじゃないかと思った。

    0
    2025年10月17日
  • タッグ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    母・妻を亡くした家族の物語。
    書き下ろし。

    三月 戸部栄純
    四月 戸部衣麻
    五月 戸部雄大
    六月 早田美鶴

    妻・美鶴が急逝し、衣麻と雄大の為にプロレスラーを引退し、居酒屋を開いて十年。

    トップレスラーの栄純は、子供たちの為にひたすら頑張り、ようやく子育ても落ち着いてきた。
    衣麻はやりたいことが見つからないで悶々とし、雄大も就活の志望を迷うが、母の存在に助けれていく。

    決して器用ではない残された家族3人が、思いやりでそれぞれの三つへ進み始める感動ストーリー。

    0
    2025年10月10日
  • ぼくは刑事です

    Posted by ブクログ

    主人公の刑事こと松川律くんの2年の月日の物語。
    警察官になるとき、結婚するときは身辺調査されるとは知っていましたがそれが自分の家族だけではなく、相手にもとなるとなかなか警察官も大変な職業ですよね。つらつらと物語が進んでいくので、ほぼ一気読みでした。律が最後に選んだ決断はめちゃかっこいいです。

    0
    2025年10月10日
  • ひと

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    何も知らず、先に読んだ『まち』が好みだったため、第一弾に戻ってきた。高校生の時に父を単独交通事故、大学生の時に母を突然死で亡くした聖輔は大学を中退して、砂町銀座商店街の惣菜店「おかずの田野倉」でバイトを始める。辛くて心細い状況にも関わらず、聖輔はどんなときでも優しくて素直で真面目で、自然と応援したくなる。そして、周りの人たちも温かい。タイトルでもあり、テーマでもある『ひと』との出会いを通して、謙虚で基本的に執着しない聖輔が譲れないものを見つけ、自分なりの道を切り開いていく姿が頼もしくもあり、力をもらえた。

    0
    2025年10月10日
  • ぼくは刑事です

    Posted by ブクログ

    主人公が良い人過ぎる。
    若い頃はきっとわからなかった良さが、年取ったらわかるのよーって感じ。

    刑事さん、こんな優しくていいのか?
    いいんです‼️‼️

    ナイフ持ってる人なんかに絶対に負けないで‼️‼️
    負けてないよね?
    海ちゃん、待ってるからね‼️‼️

    0
    2025年10月06日
  • タッグ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    HKさんのおすすめ。

    何も始まらないし
    事件は起きないし、
    どこにも行きつかない。
    だが面白かった。

    「とべ」は元プロレスのスター選手が店主で料理人の居酒屋。
    妻の急死をきっかけに子供二人を育てるために選手を引退し、
    二ヶ月だけ修行をし、上に住める居酒屋を開く。
    プロレスラーだったことを売りにせず、
    なんとか十年、子どもを育てながらコロナも乗り切りやってきた。

    家族がそれぞれ主役となった話が連なり、
    店主は8年も毎週通ってきている女性客を思っていることに気がつき、
    娘は大学で同級生とお笑いコンビを組むことにして、
    息子は就職活動に迷いながら第一志望の会社を見つける。
    最後の主役が、亡くな

    0
    2025年10月03日
  • ぼくは刑事です

    Posted by ブクログ

    読みやすい構成で、主人公の性格も素敵でモヤモヤせず読み進められた◎!
    すごく面白くて、飽きない展開。
    とても好きな作品でした。

    0
    2025年10月02日