小野寺史宜のレビュー一覧
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はじめは、頭の中の一人語りを全て言語化しているような文章がちょっと疲れる感じがして、最後まで読むのに時間かかりそうだなと思ったのですが、みなさんの感想がいいのだしと頑張って読み進めたところ、あと半分になったところくらいからは一気読みでした。
ご近所さんたちとの出会いと別れ。何も起きたり進んだりしてないようで、気づかないくらいにちょっとずつ進んでいる感じかな。それが途中からなんだかとても心地よかったです。
現実にこんなにご近所がみんな気さくに話しかける人ばっかりってことはなかなかないと思うのですが、そこは幹太くんの人柄ということでしょうか。戸田さんに最初に言いたくてモヤモヤしていたことを、最後つ -
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「東京モノレール好き」にはたまらないお話。
私は飛行機を見るのが大好きで(乗るのは苦手)、よく羽田空港に行きます。
その「好き」のうち、3分の1くらいは、「モノレールに乗るのが好きだから」かもしれない。
読む前は、どこまでモノレールのことが出てくるんだろう、と思っていたのだけど、モノレール度80%くらい濃い感じがずーっと続いて、嬉しくて、「もう、なに〜?最高っ!」という変なつぶやきが何度も出てしまった。
毎日たくさんの方が、運転、保守点検、改札業務、接客などに関わってくださって、東京モノレールは今日も無事に動いてくれている。(そこから想像するに、東京メトロやJR、タクシー、公共の乗り物も、みな -
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人生を遠回りする意味を教えてくれる小説。
花屋敷で働いている個性的でやりたい事を密かに秘めている登場人物。
それが主人公の西沢智太に色々な刺激を与える。
そして、日常の生活からたくさんの刺激を受け、自分の本当にやりたいことに近づく感じがとても良かったです。
自分のやりたいことをさせてもらえない。
でも、他人からしたら他の能力が優っていると感じる。
そのことに気づくには少し遠回りして生活することが必要なのかと感じます。
「急がば回れ」この言葉の意味をすごく感じました。
やはり小野寺史宜さんの本は心が安らぐ不思議な感じの小説で個人的にはかなり好きな作家さんです。 -
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一人っ子で上京、そして高齢の親が実家で一人暮らし、彼女も都内。
親との関係は必ずしも良好ではなく、これまであまりちゃんと話をしてこなかった主人公。
仕事は在宅勤務可能な求人広告会社に勤務中
そんな中、彼女との暮らしよりも父との暮らしを選び、父との関係の再構築をしていく。
そんな中で、父の老いと自分の老いを感じながらも、前向きに新たな生活を送る主人公と父にやさしいスポットライトを当てた心温まる一作。
人生はタイミングの連続。
自分が10年後、どんな暮らしをして、親やパートナーとどんな関係性(物理的にも心理的にも)でいたいのか?を考えさせられた。
主人公が直面している境遇が、数年後自分が