小野寺史宜のレビュー一覧

  • ホケツ!
    やっぱすごく良かった。
    そんな語彙力の無い感想を言ってしまうくらい
    すごく良いストーリーだった。

    著者にしか書けない、「ひと」に通づる
    心の描写が本当に素晴らしい。

    解説の人も言ってたけど、
    私ももっと早くこの本に出会いたかったと
    読んでる最中に思ってここに書こうと思ってた。
    なのに、してやられ...続きを読む
  • とにもかくにもごはん
    文句なしの5つ星。小野寺さん史上最高傑作だと思う。森下牧人君だけで一冊書いてほしい。「ちょっとは太ってる」が笑えて仕方ない。
  • 君に光射す
    動けば光も射すか、いいですね。小野寺らしい語り。それにしても学校や教師っていつからこんな居心地悪くなったんだ?
  • ひと

    僕は二十一歳。急がなくていい。一つ一つだ。急がないが、とどまらない。そんなふうにやっていけたらいい。先は大事。でも今も大事。先は見なければいけない。でも今も疎かにしたくない。だって僕は、生きてる。

    両親を立て続けに亡くした大学生が、退学や惣菜屋でのアルバイトを経て、自分の人生と向き合って自分...続きを読む
  • ひと
    本屋さんでずっと前に気になったけど買わなかった本。さっさと買えばよかった。
    良い話。青葉の涼に対する違和感はわかる、と思った。聖輔人が良すぎ。でも、なんか良い。田野倉の人たちもみんなあたたかくて良い職場だな、ここならコロッケも絶対美味いだろうなと思う。
    コロッケ食べてあらかわ遊園地に行きたい!と思わ...続きを読む
  • みつばの郵便屋さん あなたを祝う人
    第7弾。
    今回も異動はなし。相変わらずいい人の秋宏。谷さんや美郷さんとも仲良し。
    秋宏が赤ちゃんと触れ合う機会が多くなり、優しい秋宏がさらに優しく見える。
    生まれるものあれば、亡くなるものもあり、か。こうやって時代が回っていくんだな。
  • ライフ
    日常の出来事にはっとさせられる作品です。「子供はね、いいよ。ただいいとしか言えない。目があうでしょ?で、笑う。それでもう充分。」ここは好きなセリフです。
  • 片見里荒川コネクション
    今まで読んだ小野寺史宜さんとは少し違って、文章になんだかスピード感があった。
    75歳の中林継男さんとりまく同級生の友達。歳を重ねれば色んな事があるし、自分の身体の変化も受け入れなければならない。それぞれを思いやる関係が良かった。
    大学5年生になってしまった海平は、自分自身が原因なのにそれになかなか向...続きを読む
  • みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙
    シリーズ第2巻。

    秋宏の人柄に今回もとても癒されるお話でした⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾

    不登校少女とのやりとりでは普段は敬語な秋宏がみぞれちゃんの押しに負けて敬語抜きで話しているのがほっこりしたり、踏み込んでいいのかその一線を分かっている感じの対応がよかった(n´ω`n)

    また、たまきや春行、...続きを読む
  • みつばの郵便屋さん 奇蹟がめぐる町
    相変わらずのんびりと。
    たまに少しくどい感じの所もあるけど、秋宏の噛みしめるような人との関わり合いがそう見えるのかなとも思える…小野寺さんの表現方法だとは思うけど。
    とうとう登場した出口愛加ちゃん。境遇が知り合いに似ていて、この偶然に色々考えてしまった。これも"奇跡"の一つかな。
    秋宏が言うように"...続きを読む
  • みつばの郵便屋さん
    季節を駆け抜ける郵便屋さんが運ぶ小さな奇蹟の物語、第1巻。

    主人公である郵便配達員の秋宏の人柄や春一番の悪戯・誤配・郵便物などで関わりを持ち縁で繋がっていく人たちとの交流の温かさにとてもほっこりとさせられ、癒しのひと時となりました。

    それだけでなく、しんみりとさせられるエピソードが盛り込まれる構...続きを読む
  • 片見里荒川コネクション
    大学5年生×75歳
    はじめはどう繋がるのかと思ったけれど、なんとなく上手くはまっていて、面白かった。
  • いえ
    世の中、そうそう思ったようにはいかない。
    妹の交通事故で受けた障害も、事故を起こした相手が自分の友達だったら傑のような気持ちになっても仕方ないと思う。気持ちが何か一点に定まったままになると当たり前だけど、そんな気はなくてもおざなりになってしまう。まさに負のスパイラル。
    妹提案の家族会議をきっかけに、...続きを読む
  • 銀座に住むのはまだ早い
    この人の小説はそれほど好きでもなかったけど、これはいい。時代のにおいみたいのがいい感じで距離ができる。
  • ナオタの星
    続きが気になる!
    球界のエースも、その妻も、シングルマザーも、売れないシナリオライターも、みんな毎日を必死に生きて、でも大切な誰かのことを想ってシナリオを書く。
    とても素敵なお話で、でもこの世界の片隅ではそんなこともあるかもしれないと思わされて、温かい気持ちになりました。
  • タクジョ!
    読む前にタイトルのタクジョ!という女性のタクシー運転手の物語という時点で読んでみたいなと強く興味を惹かれました。
    小野寺さんの作品は何作か読んでいるのですがこの作品も各人物の想像がしやすく人と人との繫がりの大切さを感じました。
    タクシー業界の様々な事情や色々なお客さんがいるというのも知って大変な事が...続きを読む
  • みつばの郵便屋さん 幸せの公園
    相変わらず善意に溢れた街。
    秋宏の物事の捉え方が周りを明るく善意溢れたものにしてるのは分かるけど、本中でそれがすごく自然で、誰もが秋宏みたいになれちゃうかもよ。と嫌味なく語りかけてくる感じ。
    癒される。

    最近、郵便屋さんに優しくなってきた。配達員さんに「ありがとう」と思ってポストを開けてる。
    これ...続きを読む
  • みつばの郵便屋さん 二代目も配達中
    相変わらずほのぼの物語。
    主人公の穏やかな控えめな秋宏と地元の人たちとの交流が、「そんな事あるかなぁ?」という疑問を抱くことさえ罪悪感を感じるほど、善意に満ちていて癒される。
    この本の配達員さんたちは、お届け先のお客さんと共に休憩時間を過ごしているけど、私は未だ、配達員さんが公園や配達先で休憩してい...続きを読む
  • みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙
    相変わらず癒される。
    秋宏の優しさが郵便屋さんの感じ?と合わさってほのぼのとしていていい。
    ウチの担当の郵便配達の方も秋宏みたいな事を考えながら配達してくれているのかな。…な訳ないか。
  • タクジョ! みんなのみち
    前作「タクジョ」の数年後のタクシードライバーの生活を普通に描いた物語。主人公夏子の仲間たちのタクドラになるきっかけとか連鎖短編で読みやすい。ホクホクする読後感