小野寺史宜のレビュー一覧

  • 天使と悪魔のシネマ

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    予想できない生と死には、天使か悪魔が関わっている。本当かもしれないし、フィクションかもしれないが、この本を読むと、そう信じてもいいと思えてしまう。
    切なくて、ちょっと怖くて、ちょっとぽかぽかするステキな短編集。
    ぼくも行き着く先は、たった1人の映画館だったらいいなぁ。

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    2025年07月07日
  • 日比野豆腐店

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    豆腐屋の店主が亡くなり、残された豆腐屋を守りたい妻、(妻の負担にならないように)閉めても良いと考えている祖母、豆腐屋を継ぐか迷って息子、それぞれの視点から描いた作品.*・゚ .゚・*.その豆腐屋には、家族の様子を暖かく見守る猫もいて……ホンワカする作品( *´ `)

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    2025年07月06日
  • ディア・オールド・ニュータウン

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    この作品もとてもいい。書き出しの一文からつかまれた。もうそばを食べたくてたまらなくなった。

    蕎麦屋を親亡き後、再開した息子のお話。小野寺さんの作品らしく素朴でいい人ばかりで、会話も楽しく心が温まる。小説家の横尾成吾さんや鷲見翔平さんも出てきて、にんまり。小野寺さんの別の小説の人物が出てくるので楽しい。

    パティシエを目指していた小枝の技術を活かして蕎麦屋でスイーツを出そう、まずは出前で試そうとそのアイデアがいい。こういうお蕎麦屋さんが近くにあったらいいなぁ。最後に小枝への恋心もほのかにみえてよかった。小野寺さんの小説が読めて幸せだ!

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    2025年07月05日
  • モノ

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    ネタバレ

    今回もとても面白かったです。
    東京モノレールという会社で働く4人の物語!
    それぞれの仕事や人生において、東京モノレールが絡んでくる。
    私は地方に住んでいるので、「東京モノレール」という名前や天王洲アイル駅など、多少聞いたことがある程度、です(笑)

    すごいところに着目した小説でした!
    小倉さんが「ドラマ」にしたお話も面白かったし、本人役で出てるのがいいですね。

    久々に小野寺さんの著書読んで、また他の作品も読みたくなりました!

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    2025年07月04日
  • ディア・オールド・ニュータウン

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    今回も「蜜葉市みつば」が舞台。埋立地として生まれた街も、古くなっていく。でも人が居続けるかぎり、続く日々。タイトルも秀逸。

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    2025年07月02日
  • いえ

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    ネタバレ

    わたしは、主人公の三上くんは、最初は周りの人のちょっと不快に聞こえた言葉に対して突っかかってしまったりして、あまり好印象を持てませんでした。

    しかし、終盤でそれが一気に変わりました。

    パートさんに向かって「こいつが邪魔なんだ」「こいつはいらっしゃいませもねえんだ」と言いがかりをつけてくるお客さんに対し、「こいつとおっしゃるのはやめていただけますか?わたしどもの大切な従業員ですので」という発言は、すごくカッコ良くて、先に進む前に何度もその場面を読み返していました。

    そして、以前自分が突っかかってしまった相手に連絡を取り、謝罪をする。これもなかなかできない事です。
    わたし自身もささいな言葉で

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    2025年06月25日
  • 日比野豆腐店

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    コロナが人や生活を変えてしまったのは、どの作品にも描かれている。確かにツライ日々だった。町のお豆腐やさんってほとんど無くなったけど、美味しいんだろうなー。お豆腐が食べたい。

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    2025年06月16日
  • ひと

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    急に両親を亡くした少年が
    様々な「ひと」と関わりながら
    ひとりの「ひと」として成長していく物語。
    天涯孤独になっても「独り」ではない。
    「ひと」に苦しめられて
    「ひと」ぬ救われて
    私たちも今を生きている。
    何度読んでも大好きな物語。

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    2025年06月16日
  • とにもかくにもごはん

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    初めての小野寺史宜さん。

    そもそも子ども食堂なんて、自分が小学生だったころからあったのか…記憶にないのだからなかった(と思う)。
    そんな気持ちもありつつ、子ども食堂に興味があり手にしてみました。

    波子が亡くなった夫・隆大が公園で出会ったパンが夕食の男の子がきっかけで立ち上げた『クロード子ども食堂』。
    波子や食べに来る子どもたちや親など、さまざまな事情や思いを抱える人間模様が描かれてる。

    どんな事情があっても、どんな出来事があっても、ご飯のパワーで元気になれる、ご飯ってまさに生きるためのエネルギー。
    それは子どもたちだけじゃない、大人だって同じ(大人も食べにいけるんだって、この小説で知りま

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    2025年06月15日
  • みつばの泉ちゃん

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    タイトルから勝手に子供向けの作品と思い、手をつけなかったが、何気に読んでみたら、とても面白かった。表紙の子供時代の泉ちゃん、大人の泉ちゃん、作中のイラストも良かった。

    泉ちゃんは素直で自然体でとてもいい。郵便物の誤配で郵便屋さんを責め立てるのにはひいたが、彼氏の井田歌男さんへのアパートに行くのがめんどくさいのは、それほど好きではなかったのではと思った。現にかわいい三つ下のいとこの家には理由をつけて行くのだから、そこを言う歌男さんの言い分もわかるが残念ながら言い過ぎだった。縁がなかったのでしょう。

    両親の仲が悪く、二年ほどおばあちゃんに預けられていた泉の「親の仲がいいのは最高。それ以上の最高

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    2025年06月14日
  • まち

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    筧ハイツじゃん!て嬉しくなる。知った人が出てくるしw
    この人の、こーゆー善良な人の善良な日々の描写が好き

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    2025年06月10日
  • タッグ

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    読んだあと、とても清々しいというか。
    元レスラーの戸部と妻の美鶴の出会い〜結婚に至るまでを最後に持ってくるところが、なるほどだった。
    長男の就活、長女のお笑いコンビ結成への道…どれもありふれているようだけど、うなずけるところがある。

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    2025年06月08日
  • まち

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    ひとりの青年の日々を綴った話しだけど
    何だか気になってどんどん先を読みたくなってしまった
    首都高通ったらあの辺に瞬一がいるんだなんて
    思ってしまいそうだ

    守りたい人がいるってことは人を強くするんですね
    守りたいものに出会い気づけた事が嬉しかった
    いい本に出会えました

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    2025年06月07日
  • みつばの郵便屋さん 奇蹟がめぐる町

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    今度、郵便配達の方にあったら、コーヒーあげた方がいいかしら。でも、気持ち悪く思われるかな。
    何も配達していないけど、外でコーヒー飲みたくなった。

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    2025年06月07日
  • 君に光射す

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    いい本でした。
    児童の母親から頼まれたことが断われずに、小学校の教師を辞める事態となった主人公。
    他人と関わりを持つからこんなことになる…と、昼の世界から逃げ込むようにして選んだ仕事は夜勤の警備員。しかしそこでも置き引きを常習とする少女を救おうとしてしまう。
    誰かを助けることって、愚かなことなのか…自問自答する。

    主人公の心の動きが痛いほど伝わってくる。小野寺史宜さんの小説の主人公は、何だか自分に似ているところがあり、感情移入するなあ。

    教師を辞めざるおえなかった二十代後半の過去と、警備員になった30代の現在が交互に章立てとなった構成。

    人のために行動することでいろいろ損したり、裏目裏目

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    2025年05月26日
  • タッグ

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    元プロレスラーの戸部栄純、10年前に愛妻を亡くし今は居酒屋「とべ」の店主だ。
    いつも思うのだが小野寺作品の主人公に魅力があり過ぎて、ちょっと嫌なヤツとして登場する人物が、とっても嫌なヤツに見える。今回も最終章で登場する亡くなった奥さんの元カレが凄くカッコ悪く見える。
    それにしても栄純さん、素敵な奥さんを亡くしましたね。しかし新しい恋の予感も・・・
    小野寺先生、ぜひ続編をお願い致します。

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    2025年05月21日
  • ひと

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    コロッケが食べたくなりました。

    ひとのご縁は、繋がっていく。
    そう感じさせてくれる一冊でした。

    語り口が熱すぎず、するする読めていくのも
    心地がよかったです。

    つらいことがあるかもしれないけれど、
    小さなできごと、ひとつひとつを大切にできたらいいな。

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    2025年05月20日
  • みつばの郵便屋さん あなたを祝う人

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    誰もが生まれてきたとき、周りの人を笑顔にさせる存在である。
    この作品を読んだ後の私の中に残った気持ちです。
    自己肯定感低めな私にとって、いい薬です。

    今回は「生と死」がテーマだったと認識しています。
    赤ちゃんがいっぱい出てきて、また文面からその可愛らしさが
    にじみ出ている作品でした。
    読みながらニコニコしてしまいます。

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    2025年05月17日
  • みつばの郵便屋さん そして明日も地球はまわる

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    すごくあっさり終わったなぁと思った
    みつばの郵便屋さんシリーズ最終巻でした。

    でも、らしくなさは全くなくて、秋宏だから春行だから
    この締めくくりにピッタリだなぁとくるものがあります。
    さっぱりしてライトな読み心地でお仕事物語として
    読めるこの作品好きです。

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    2025年05月17日
  • ホケツ!

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    へただけどサッカーが好きというポジティブさと、
    母親を亡くし叔母のもとで暮らす高校生男子なりの気づかい(その気づかいは、叔母だけではなく、友人たちに対しても分け隔てなく向けられる)と、葛藤とが、切なくもあり、甘酸っぱくもあり。

    家族でも、一人ひとりが別々の人格をもった人間。
    分かってるようで分からない。
    当たり前だけど、日常では忘れがち、甘えがち。

    大地とおばさんのやりとりが、なんか泣ける。とにかく泣けた。

    終わり方には賛否ありそうだけど、大地の物語としては、私は良い終わり方だったなーと思った。
    きっと、のんびりとあたたかい未来がある。

    小野寺史宜さんの作品は、何か大きな事が起きるわけ

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    2025年05月16日