小野寺史宜のレビュー一覧
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ネタバレ子ども食堂をはじめた波子さんと、ボランティアや利用者さんのお話。
章ごとにそれぞれの目線から語られる形式になっている。
句点が多めで一文が短い独特な文体だなと思ったけど、慣れると話し声が聞こえてくるようで読みやすかった。
内容は切なくも心暖かくなるものだった。私自身、家族の死を数回経験していて、あの時ああしていればこうしていれば、と後悔の波が押し寄せてくる感情も知っているから、なんだかずっと泣きそうだった。
波子さんのキャラクター、いいなあ。波子さんも救われる暖かいラスト。電車のなかでちょっと泣いた。
【追記】仕事で同僚との関係がちょっとしたことで曇ったのだけど、モヤモヤとした気持ちでいる -
Posted by ブクログ
おじーちゃんと孫の素敵な関係。
そして周りの人たちとの関係。
友達とは言えないけど…
知り合いとも言えないけど…
小さなつながり、関係を大切にしろ。
と教えてくれるおじいちゃん。
両親を小学校3年生の時に火事で亡くしてしまった瞬一。おじいちゃんと村の人たちで育ててもらい、温かく見守ってもらっているのが伝わってくる良い物語でした。
そして老い行くおじいちゃんは、瞬一の先の先までを考えてくれて、高校を卒業したら東京へ行けと。
理由は何でも良いと。
そこに口出しはせず、暖かく見守るおしいちゃん。
全てが人情味あふれる素敵な物語でした。
そして、私も頑張らなくちゃ!
って思わせてもらえる、そんな -
Posted by ブクログ
ネタバレ小野寺さんの本が好きで、本屋で買った一冊。
「ひと」や「まち」と同じで心が温かくなる物語。
サッカーは全然詳しくないけれど、全く問題なく話に入り込むことができた。
周りから愛される人ってこんな人だよな、と思うような素敵な主人公だった。人間にとって大事なことは能力とか外見だけではないと改めて感じた。
レギュラー争いだけではなく受験や仕事なども含め、生きていく中で経験する「選ばれる側」「選ばれない側」のそれぞれの思いについて考えさせられた。主人公がレギュラーではない事を告白する場面で、叔母が「結果だけを重視する人はたくさんいる。でもそうじゃない人も、たくさんではないけど、いる。」と言ったことが心 -
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登場人物
横尾成吾
ヒット作や映画化された作品を持ってはいるが、知名度は低めの作家
50歳を目前にして、将来への漠然とした不安、意欲作を没にされたショック、一人暮らしの寂しさ、…などを抱えている
井草菜種
前担当者から横尾の担当を引き継いだ、編集者
30歳近くになり、ヒット作を出せていないことへの焦り、目標を達成してこれなかった自信のなさ、人付き合いの下手さ、…などを抱えている
物語
横尾成吾が自信を持って出した草稿がついに没になり、担当の赤峰も井草に交代。
作家として食い繋ぐにはどうすればいいか、次にまた没を食らったらどうしよう、…不安に駆られる。
一方の井草菜種も、どのように付き合って