あらすじ
郵便配達員・平本秋宏には年子の兄弟がいて、いまやちょっとした人気タレント。一方、秋宏は顔は兄とそっくりだが、性格はいたって地味、なるべく目立たないようにしているのだが……。「あれ、誰かに似ていない?」季節をかけぬける郵便屋さんと街の人たちが織りなす、小さな奇蹟の物語。
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Posted by ブクログ
そのまちに住む人たちとゆるく関わるお仕事
だいぶ減った気がする
人を介する面倒くささと同時に、
人を介する良さってあるよねと感じながら読みました
ほっこりする良いものがたりでした。
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題名や表紙が可愛くて惹かれたのですが、内容もとても好みでシリーズもののようなのでこれからも読み続けて行きたいと思いました。何と言っても主人公の性格やら行動が真面目で純粋でとても魅力的でした。
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季節を駆け抜ける郵便屋さんが運ぶ小さな奇蹟の物語、第1巻。
主人公である郵便配達員の秋宏の人柄や春一番の悪戯・誤配・郵便物などで関わりを持ち縁で繋がっていく人たちとの交流の温かさにとてもほっこりとさせられ、癒しのひと時となりました。
それだけでなく、しんみりとさせられるエピソードが盛り込まれる構成も心を掴んで離さず、郵便屋さんを巡る平和的な日常、ふとした出会いが自分にとっての変化の兆しとなったり新たな恋の芽生えとなったり、メールよりも手書きの手紙への特別感などたまらない気持ちになりました。
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これまで、郵便屋さんの存在を強く意識したことが無かったけど、当たり前のように郵便物が届くのは、やはり郵便屋さんが頑張ってくれているからなのだと思いました。
登場人物みんな良い人で、私もみつばに住みたいと思いました。
スキあらばキスもみてみたいです笑
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人の嫌なところばかり考えてしまう今日この頃、本を読むことで、温かい素敵な世界もあるのかも!って思えることにつながる系の本。
小路幸也さんの雰囲気をすこーーし感じたかなぁ。
って感想を書くときにわざわざ他のものを持ってくる必要はないのよね。
唯一無二なんだから。
生活は相変わらずしんどいけど、あたたかいものや、好きなものに囲まれて素直な日々を送って、しんどい中でも楽しい日々にしたいなぁと思うのでした。
ただ淡々と。
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面白かったです。やっぱり、小野寺史宜さんの作品が好きです。大きな事件が起こったり、山場という山場がわかりやすくある物語ではないんですけど、日常の何気ない出来事が描かれていて、引き込まれます。ちょっとハラハラ、ちょっとドキドキ、がちょうどいい。このあと、郵便屋さんがどうなっていくのかも楽しみなので、続きも読みます。
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とても読みやすくてあっという間に読み終えた。
郵便配達員さんの仕事の中で起きる奇蹟が面白くて見ていてサクサク読めた。
本当にありそうな日常が描かれていて面白い。続きも読みます。
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ごく普通の郵便屋さんと、ごく普通の街の人たちのごく普通の日常。
普通の中にも、それぞれ喜びがあったり悲しみがあったり、出会いや別れや奇蹟が存在する。
そんななんでもない日常をほのぼのとした筆致で描かれた作品。
そのほのぼのさに惹き込まれて一気に読んでしまった。
「自分がいないところで地球がまわってても意味はない」
外を歩けば、必ずといっていい程通りすがる郵便屋さんの姿がちょっぴり輝いて見えそうだ。
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話の急激なアップダウンやハラハラドキドキはあまり見られないものの、ヒトや街、季節の移り変わりを感じ、のほほんとした流れが心地よく感じました。続編が読みたくなりました。
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人気タレントの兄と顔がそっくりな郵便屋さんである平本秋宏が主人公の物語。
優しい文章で、郵便屋さんの優しさが滲み出ている。秋宏の周りの登場人物も、その優しさに感化されている。
やっぱり小野寺さんの作品は、ほっこりさせてくれる、と思わせてくれる一冊でした。
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さわやかな1冊。この本読んでから郵便屋さんを見ちゃうようになった!笑 あんまり考えたことなかったけど、郵便屋さんって老若男女問わずいろんな出会いあるんだろうな〜
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ミステリーを立て続けに読んでいたので
こころが安らぎました
郵便屋さんへの見る目が少しだけ変わりました
効率的な配達、雪の中の配達
小説の中には誤送への対応の仕方も書いてあったりして。
感心しながら読みました
Posted by ブクログ
久しぶりに小野寺さんらしい心温まる内容の本だった。
兄が有名タレントで年子の主人公は25歳の郵便配達員。非常に真面目で、交通事故を起こさないよう慎重なバイクの運転で配達する毎日。双子と思われるほど兄に似ているが、職場では内緒にしているものの配達先で指摘されることも度々。
配達区域の事は何でも知っていて家族構成などもしっかり覚えている。食事の提供やお菓子の差し入れも良くあるが、個人情報保護の観点から不安になるほど配達先とは親密。
兄が有名女優と交際していて、二人が良く泊まって行く。女優単独でも泊まって行く。呆れるほど真面目な弟。
各配達先との交流が話しの中心だが、主人公と同様に悪人が登場せず安心して読める。シリーズとして現在8冊目まで続いているようなので、しばらく読み続けて行きたい。
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1.感想
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小野寺さんのファンなんですが、みつばの郵便屋さんシリーズが高評価なので手にしました。
淡々と描かれる日常は、小野寺さんらしい作風に感じました。
とてもあたたかみのあるお話で、ちょっと息抜きにという気持ちで手にしたこの本は正解でした(^-^)
全8話の連作短編集の形で、その中には重たい話もあって、なかなかによかったです。
登場人物たちは各々で道を切り開いていこうと進んでいて、カッコいい登場人物が多かったです。
主人公のセリフ
「世の中に、ぼくのかなわない人は多い。」
ほんと、私も常に感じてます。
せっかくの人生、そんなところに向かって歩んでいきたい。
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2.あらすじ
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蜜葉市が舞台のストーリー。
2月下旬から始まり、12月までゆっくりと物語が展開していきます。
蜜葉市には2本の鉄道路線がほぼ並列して走っている。
みつばには、みつば駅があり、よつばには、四葉駅がある。そんな地域に密着して、主人公秋宏は、今日もバイクを走らせていきます。
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3.主な登場人物
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平本秋宏 25歳、あきひろ、高卒、郵便局員
平本春行 26歳、はるゆき、秋宏兄、タレント
百波 23歳、もなみ、人気タレント、春行彼女、本名林福江
小松課長
木下 秋宏2歳年上の先輩
セトッチ 秋宏友達
出口愛加 秋宏初恋の子
井上聖奈 秋宏元彼女
園田くん アルバイト、28歳、ミュージシャン
今井博利 66歳、カーサみつばのオーナー
[1区みつば]区画整理されている
■カーサみつば
三好たまき 20代女性、縁無しメガネ、201号室
岩崎幸司 202号室、たまき彼氏
■メゾンしおさい
片岡泉 103号室
[3区よつば]雑木林や空き地がいたるところに残されている
■ソーアン バー
吉野草安 マスター、50代
吉野叙安 草安娘
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みつば地区を回る郵便配達員平本秋宏
日々丁寧に実直に仕事を全うしている
その中で起こったささいなトラブル
例えば誤配、見つけてしまった落とし物、脅迫状など
それらに真摯に向き合う正直さと優しさにホッとする
ちなみに秋宏には顔がそっくりで人気タレントである年子の兄がいる
芸能人の弟だというのに性格はとっても地味で実直な秋宏
そんなところも好感度が高い
シリーズ化しているようなので次も読んでみようと思う
Posted by ブクログ
郵便配達員を小野寺史宜が書くとこんな感じなんだなぁ。まじめ&誠実。欲はなくはないけどかなり低く、平凡な日々を愛す主人公。
そんななか、主人公の兄が売れっ子イケメン芸能人でその顔そっくり設定だったり、ちょこっとだけ現実離れした設定あったけど、華やかさには頼らない主人公でした。
落ち着いてほんわかと読める本です。でも、若干男女のアレコレが匂うようなこともあるので、中学からかな。
Posted by ブクログ
郵便屋さんの大変さ、そんな中での人との繋がりが、主人公の性格のおかげでホッコリと読み進めることが出来ました。ワクワク感はなかったけど、続編も読みたいな~と思う作品でした。(˶ᐢᗜᐢ˶)
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おなじみであるみつば市の郵便配達員のほのぼのストーリー
しかもイケメン。顔がそっくりな弟は人気俳優になっちゃうくらいのイケメン。
園田くんやバーソーアンといった知ってるメンバーが登場するだけに続編は誰がでてくるのか楽しみ。
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主人公の穏やかな性格や、ものの捉え方が素敵でした。どの登場人物も派手ではないのにキャラが立っていて、少しずつ変化していく関係性を楽しく追うことができました。面白かったです!
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小野寺さんの作品は、本当に何を読んでもホッとする。
本作に登場する片岡泉ちゃんは、他作品「みつばの泉ちゃん 」を先に読んでいたので会えたのも嬉しいし、同じシーンを別視点から読めたのも面白かった。
人気タレントの兄がいる郵便配達員の秋宏。
兄とは違って目立たない地味な郵便局員としての日常が描かれているんですが、配達先での小さな出会いや変化、密かに楽しんでいるジンクスなどに和みました。
町の住人とののんびりした交流がとてもいい。
個人的に共感ポイントが沢山でした。
ゆる~い気持ち、肩の力を抜いて読めて、リラックス出来るシリーズ。
そして何気ない日常が味わい深いものになる。
主人公・秋宏の朴訥とした人柄にも癒されました。
ちょっお疲れ気味のときに読みたくなる感じ。
小野寺さんの小説はリラックス効果あるなぁ。
『町は広いようで狭い。その狭いなかに人が集まっているのだから、よく見ればいろいろなことが起きている。(中略)町はぼくを飽きさせない。』
Posted by ブクログ
小野寺さんのシリーズもの、やっと読み始めることができた。
秋宏の真面目な性格とみつばの町の空気感が相まって、穏やかで優しい物語。
若いイケメンの郵便屋さん、実際にいたらもっと人気が出そうだなぁ。
Posted by ブクログ
連作短編8編
郵便配達って大変なお仕事だと思える本.配達するだけで関わってくるちょっとした謎?困り事を親切丁寧に解決する,ハートフルストーリー.