小野寺史宜のレビュー一覧

  • 天使と悪魔のシネマ

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    はじめの章から、着想が面白くて引き込まれる。ラストの一つ前の章から、ラストに、ここまでのいろいろの前提が見えてくる。途中、他の小野寺さんの作品にも出てくる園田さんが出てきて、もしかしたら、あの時の怪我も…などと考えてしまう。小野寺史宜さんの作品、やっぱり好きだ。

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    2025年12月04日
  • ひと

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    いいひとや嫌なひと、合うひとや合わないひと、他人でも良くしてくれる人もいれば、たとえ親戚であっても搾取するようなひともいて、ひとの多面性と多様性に包まれました。
    そんないろんなひとが関わってくる日常を丁寧に生きようと思わせてくれる、とても人情味あふれる作品であり、無性に揚げたて熱々の美味しいコロッケが食べたくなった作品でした。

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    2025年11月27日
  • タクジョ!

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    小野寺作品3冊目。面白さが分かってきたかもしれない。タクシー 一期一会の出会い。
    道中 同じ空間で一緒にいるという不思議さ。
    いちぶ、自分の仕事にも通じているようにも感じるな。続編も機会があったら読んでみたい。

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    2025年11月15日
  • タッグ

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    大事件や超感動的な何かが起こるのではないけど、ちょっとした何かの積み重ねが起こるのです。
    こんな優しい世界があるのかもしれない、あるのかもなーと柔らかな気持ちになりました。

    優しすぎたり、綺麗すぎたりしない、小野寺さんの素敵なお話。
    情報過多に疲れた方にどうぞ、なかんじ。

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    2025年11月15日
  • まち

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    「ひと」に続き、とても良かった。心に刺さってくる言葉をいくつも感じた。かなり久しぶりの読書だったけも、この本でよかった。さらに本を読みたくなった。

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    2025年11月08日
  • みつばの郵便屋さん

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    そのまちに住む人たちとゆるく関わるお仕事
    だいぶ減った気がする

    人を介する面倒くささと同時に、
    人を介する良さってあるよねと感じながら読みました

    ほっこりする良いものがたりでした。

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    2025年11月08日
  • いえ

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    ​小野寺史宜さんの『いえ』を読み終え、心がじんわりと温かい感動に包まれています。

    ​主人公・三上傑が抱える悩みは、「面倒くさい」と自覚しながらも、家族や友人、そして職場の人間関係すべてに影響を及ぼす、複雑でリアルなものです。妹の事故という重い出来事をきっかけに、彼は「どう接するべきか」「何が正しいのか」という思考の堂々巡りに陥ります。

    ​しかし、この物語が素晴らしいのは、そんな主人公が劇的にヒーローになるのではなく、ごく自然な「気づき」を通して、行動で自らを更新していくプロセスが描かれている点です。軽やかなユーモアも交えながら、不完全な自分や他人を「そのまま受け入れる」ことの尊さを教えてくれます。

    ​読み進めるうちに、彼の心が少しずつ解き放たれていく様子に共感し、最後はまるで自分の心のわだかまりが洗い流されたような、温かい解放感を覚えました。「謙虚に生きる」ことの大切さを改めて感じられる、深い余韻の残る作品です。

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    2025年11月02日
  • ひと

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    再読。
    とても好きな小説。
    聖輔が、素晴らしすぎる…
    でも、特別じゃないかも…
    こういう試練を与えられた人って、意外にたくさんいるかもしれないなって思う。
    この試練にどうやって生きて行くかってことが、すごく大切かて。
    …にしても、
    聖輔は、いい人すぎる。

    この小説の中で、悪役は二人だけど、
    ちゃんと勝てそうで、そこも好き❤️


    どうか、この先、聖輔に素晴らしいことばかりが起きますように。

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    2025年10月29日
  • ホケツ!

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    ずっとレギュラーの人はこの世にいない。どんなにすごい人でもそれぞれ悩みがあったり、立ち止まったりすることがあるとわかった。スポーツじゃなくてもポジションがある限りそのポジションを手に入れることが出来ない人がいることを知らないといけないと思った。家族という小さな輪から大きな集団それぞれにポジションというものは存在していると思う。その中で自分の役割を確立させていく必要があると思った。人のために動くのも、自分のために動くのも、その行動に優しさがあるといい方向に進むんじゃないかと思った。

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    2025年10月17日
  • タッグ

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    ネタバレ

    母・妻を亡くした家族の物語。
    書き下ろし。

    三月 戸部栄純
    四月 戸部衣麻
    五月 戸部雄大
    六月 早田美鶴

    妻・美鶴が急逝し、衣麻と雄大の為にプロレスラーを引退し、居酒屋を開いて十年。

    トップレスラーの栄純は、子供たちの為にひたすら頑張り、ようやく子育ても落ち着いてきた。
    衣麻はやりたいことが見つからないで悶々とし、雄大も就活の志望を迷うが、母の存在に助けれていく。

    決して器用ではない残された家族3人が、思いやりでそれぞれの三つへ進み始める感動ストーリー。

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    2025年10月10日
  • タッグ

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    ネタバレ

    HKさんのおすすめ。

    何も始まらないし
    事件は起きないし、
    どこにも行きつかない。
    だが面白かった。

    「とべ」は元プロレスのスター選手が店主で料理人の居酒屋。
    妻の急死をきっかけに子供二人を育てるために選手を引退し、
    二ヶ月だけ修行をし、上に住める居酒屋を開く。
    プロレスラーだったことを売りにせず、
    なんとか十年、子どもを育てながらコロナも乗り切りやってきた。

    家族がそれぞれ主役となった話が連なり、
    店主は8年も毎週通ってきている女性客を思っていることに気がつき、
    娘は大学で同級生とお笑いコンビを組むことにして、
    息子は就職活動に迷いながら第一志望の会社を見つける。
    最後の主役が、亡くなった母親なのはちょっと反則技では。

    「家族」が主題だが会話のテンポが良くて、重苦しくない。
    もう一つのテーマであるプロレスの配合具合がちょうど良い感じ。
    試合で火を放たれてあせったとか、
    金属バットは気を使って腿や尻をたたいたとか、
    デビュー戦は一番弱いからだいたい負けるとか。

    でも一番面白かったのは、
    店主と妻が出会った飲み会の場面で話題になった、
    中学生がお楽しみ会で
    ミル・マスカラスとタイガー・ジェット・シンの試合をやっていた話。
    男子に流行ってたよね、プロレス。

    ただ一つ、残念なのは「とべ」のおすすめのひとつが、
    豚バラ肉のシソ巻きなこと。
    シソは好きじゃないんだよなー。

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    2025年10月03日
  • とにもかくにもごはん

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    子ども食堂を開くきっかけが、なんとも言えないエピソード。波子さんの行動力すごい。様々な事情を抱えた子どもが集まる子ども食堂。ほんとに困っている子どもたちや大人の救いになればいいな。登場人物の人柄がどれもやさしくて、心地よい。作者の小野寺史宜さんの作品、もっと読みたくなった。

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    2025年09月28日
  • ディア・オールド・ニュータウン

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    気になって次の日仕事なのに
    夜ふかしして読んでしまいました。

    この街に
    この主人公は必要な存在で
    一緒に働く2人の行方が気になります。

    こんな感じの二人なのに
    別れてしまった知り合いがいます。

    どんな差なのかな。
    今は幸せそうだからいいのかな。

    なんて事を考えながら読んでいました。

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    2025年09月25日
  • みつばの泉ちゃん

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    もうこれで小野寺さん何冊目なんだろう。この本もまた、最高でしたよ。。表紙からして、自分の好きなタイプの本!って予感がビビビときてた。

    自分の信念を持っていて、ちゃんと自分の意思で判断する。そしてその判断が早い。でもごくたまに判断を間違える。けど、それが間違ってたと、ちゃんと認める泉が好き。。
    主人公が好きになれる本ってやっぱりいいな。
    来世は泉子になってみたい笑

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    2025年09月18日
  • ホケツ!

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    同作者の小説「いえ」で劇中作として少し出てきた作品。
    レギュラーではない、補欠のサッカー部員が主人公という点が気になって購入しました。

    物語は2か月半と短いものの、色々な出来事がぎゅっと濃縮されています。部員の一人一人にフォーカスしすぎず、あくまで主人公の視点で描かれた物語。
    そこから主人公の人となりが浮かび上がってきます。
    本人の自己評価の低さから頼りなげに見えた彼が、実は他の人ではできないことをやっていたということが見えてきます。

    ラスト、最後の試合のシーンではそれまでの日々が全て「よかった」と肯定できるような鮮やかな締めでした。
    単なる青春ものではない、人と人のつながりを描いた作品だと思います。

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    2025年09月16日
  • ディア・オールド・ニュータウン

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    みつばの街が好き、小野寺さんの作風が好き。凄く読みやすくて知ってる名前やマンション名が次々と出て来る、もうみつば住民になった気分(笑)
    小野寺さん続きで次は『日比野豆腐店』『町なか番外地』を読みます。

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    2025年09月08日
  • いえ

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    「ひと」や「まち」の主人公より人間らしい嫌な部分もしっかりある主人公で、共感が持てました。
    そういう風に思うことあるよねーって感じで。
    でもそこを乗り越えていけるところが、やっぱりすごい。
    嫌な感情を抱いた人との関わり、話合いはしんどいのに、あえてきちんと向き合う主人公に尊敬です!

    「まち」の登場人物達がちょこちょこ出てくるのも嬉しい(´∇`)

    作中に出てくる小説「三年兄弟」が読んでみたい!と思いましたが、実在しないんですね〜f^^*)

    あっという間の読書時間でした。

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    2025年09月07日
  • タッグ

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    心温まる優しい家族の物語でした☺️

    元プロレス界のスター 戸部栄純は10年前の奥さんの急逝を境に、プロレスラーを引退し二人の子供を育てるため居酒屋を始めます。

    奥さんをとても大切にしていた戸部栄純さん居酒屋も本当は奥さんと二人で営む約束でした。

    残された子供たちも少しずつ前を向いて歩き出し、いつしか親離れの時期を迎えます。

    父、娘、息子、母の生きる・生きてきた道をそれぞれの視点から物語は進みます( ᵕᴗᵕ )


    深い悲しみから支え合って生きてきた戸部家。でもみんな温かくて愛のある家族なんです☺️

    物語の展開が予想を超えて、一気に最後まで読んでしまいました!
    とても面白かったです!

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    2025年08月11日
  • 食っちゃ寝て書いて

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    ヒット作を出したことが無い作家と、ヒット作を出したことがない編集者が主人公のお話。
    食っちゃ寝て「書く」主人公が、作家の横尾成吾。
    作中の横尾は売れない作家とは言うものの、何冊も本を出した息の長い作家。
    キャリアの割に自分に自信はなく自虐的。
    でも書く、ひたすら書く、書き続ける。
    ひたむきに「書く」ことに向き合っている。

    代わって、食っちゃ寝て「読む」のが編集者の井草菜種。
    こちらもやっぱり自分に自信がなく、やはり自虐的である。
    でもそこは編集者。
    読む、とにかく読み込む。
    ひたむきに「読む」ことに向き合う。

    どちらも仕事だからと言われればそれまでだが、
    本気で向き合う姿に熱いものを感じた。

    どちらも自分に自信がなく自虐的、
    でも、仕事き対して信念を持って取り組んでいる。

    良い結果が出るのはもちろん望ましいことだし、目指すべきだけど、どれだけ本気で向き合えるか。

    大切なことに改めて気付かされた。

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    2025年08月10日
  • 家族のシナリオ

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    まち、に続いて小野寺さんの2作目

    母ひ元女優で、しかも再婚相手が叔父なんていうとんでもない設定だったけど、想哉は物静かで控えめでぶっ飛んでないから、物語のバランスが取れていた。想哉は波瀾万丈な人たちに囲まれても静かにそれを受け止める器があって、現実に想哉みたいな人がいたら、多分惹き込まれちゃうだろうなぁと思った。
    登場人物はみんな優しくて読んでいて心地がいい。
    演劇部の愉快な仲間との騒がしい青春と、刻々と死に近づいていく谷口さんとの静かな時間の対比が印象に残った。

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    2025年08月10日