小野寺史宜のレビュー一覧

  • ライフ

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    ネタバレ

    会話ってこうやってするのか…という勉強になるな
    仕事以外の雑談が苦手なので…

    かわいいな〜〜
    こんなのあり得ることじゃないって分かってるけどでも可愛くていいな〜こんなのあったらいいな〜

    「レトルトでもさ、ママが温めれば、おいしくない?」
    分かる〜〜〜

    「人は他人には一般論を言う。」
    だよねえ?やっぱりそう思ってたよ
    自分が他人になんか言うたびいいこと言おうとするたび恥ずかしさがあっていいこと言おうとしてる感を隠そうとしてたけど、やっぱ他人には一般論を言えるって定説だよね?

    なんだろなんだろ、この本すごーく好き
    なんだあ?この人
    どこにでもあるようで、ありふれているようで、この人にしか書けない雰囲気だ
    真っ向から普通の話書ける人なんて見たことない
    ずっと読んでいたいようなー。
    ていうかこのコミュ力、幹太になりたい
    この人とのコミュニケーションに100%集中できる力、思ったことそのまま言える素直な性格、それだけの雑念がない目の前にある事柄への集中力、いろいろなものが羨ましい…

    「中条さんの下のお名前を、聞いておいてもいいですか?」
    「中条延興さん」
    のところで横道世之介を思い出した

    とてもいいお話だった
    自分の生活のそばにずっと置いておきたい、通勤バスの中でちょこちょこ入っていきたい、穏やかな他人の生活
    ずっとこんなの読んでいたい
    これは読み終わるのがいやで、ゆっくり読んでた

    0
    2025年08月06日
  • とにもかくにもごはん

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    夫、隆大さんに先立たれた波子さんは「クロード子ども食堂」の主宰者だ。隆大さんが亡くなる直前に話していた意思を、持ち前のガッツで実現してしまう波子さん、素敵な女性であり素敵な航大君の母親だ。登場人物みんながそれぞれ何やら厄介ごとを抱えているが、波子さんにかかればスッキリしちゃう。たくさんの人に読んで欲しいお話し。

    0
    2025年07月30日
  • ライフ

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    偶然読んだけど、知らない人の生活を覗き見してるみたいな不思議な本だった。
    ダラダラと他愛ない会話が続いて、面倒になる時もあったけど、ただのフリーターがこんなにもいろんな人とつながって充実した生活を送る話は珍しいと思う。
    ちょっとみんな自分のことを喋りすぎな気もするけど、それだけ現実世界では自分の話をしまっておくものなのかなとも思う。
    地名が多くて、関東の人ならあーあそこか!ってなるところがいっぱいあった。

    0
    2025年07月18日
  • 奇跡集

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    同じ電車に乗ってる人達それぞれの物語!
    同じ場面がそれぞれの視点からかかれてて面白かったし、自分が気づいてないだけでこんな奇跡が溢れてるのかーって思ったらドキドキした!!1人1人の物語終わったらなんかあったかい気持ちになる本!
    自分の今までの小さな選択が実は奇跡を起こしてて今の自分があるならまぁいっか!まー今までの選択って大正解か!って思った!でもしばらくしてからその選択してなくても大好きな人だったりバンドはなんとか見つけ出して出会ってるのかなーとも思ったり!!

    0
    2025年07月17日
  • タッグ

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    居酒屋を営む元プロレスラーの家族の物語。
    父、娘、息子、妻と、それぞれの視点で描かれる。
    最終章は繰り返し読んで、切なくも温かい気持ちになった。

    デビュー前の作品に加筆修正した『レジデンス』の事件から数年後の話の今回の書下ろし。
    居酒屋での会話の中にレジデンスの事件関係者の名前が出てきて、彼らのその後が知れる。
    2冊読み終えたらすっきりする、面白い試み。

    0
    2025年07月13日
  • 天使と悪魔のシネマ

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    予想できない生と死には、天使か悪魔が関わっている。本当かもしれないし、フィクションかもしれないが、この本を読むと、そう信じてもいいと思えてしまう。
    切なくて、ちょっと怖くて、ちょっとぽかぽかするステキな短編集。
    ぼくも行き着く先は、たった1人の映画館だったらいいなぁ。

    0
    2025年07月07日
  • ディア・オールド・ニュータウン

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    この作品もとてもいい。書き出しの一文からつかまれた。もうそばを食べたくてたまらなくなった。

    蕎麦屋を親亡き後、再開した息子のお話。小野寺さんの作品らしく素朴でいい人ばかりで、会話も楽しく心が温まる。小説家の横尾成吾さんや鷲見翔平さんも出てきて、にんまり。小野寺さんの別の小説の人物が出てくるので楽しい。

    パティシエを目指していた小枝の技術を活かして蕎麦屋でスイーツを出そう、まずは出前で試そうとそのアイデアがいい。こういうお蕎麦屋さんが近くにあったらいいなぁ。最後に小枝への恋心もほのかにみえてよかった。小野寺さんの小説が読めて幸せだ!

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    2025年07月05日
  • モノ

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    ネタバレ

    今回もとても面白かったです。
    東京モノレールという会社で働く4人の物語!
    それぞれの仕事や人生において、東京モノレールが絡んでくる。
    私は地方に住んでいるので、「東京モノレール」という名前や天王洲アイル駅など、多少聞いたことがある程度、です(笑)

    すごいところに着目した小説でした!
    小倉さんが「ドラマ」にしたお話も面白かったし、本人役で出てるのがいいですね。

    久々に小野寺さんの著書読んで、また他の作品も読みたくなりました!

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    2025年07月04日
  • ディア・オールド・ニュータウン

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    今回も「蜜葉市みつば」が舞台。埋立地として生まれた街も、古くなっていく。でも人が居続けるかぎり、続く日々。タイトルも秀逸。

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    2025年07月02日
  • いえ

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    ネタバレ

    わたしは、主人公の三上くんは、最初は周りの人のちょっと不快に聞こえた言葉に対して突っかかってしまったりして、あまり好印象を持てませんでした。

    しかし、終盤でそれが一気に変わりました。

    パートさんに向かって「こいつが邪魔なんだ」「こいつはいらっしゃいませもねえんだ」と言いがかりをつけてくるお客さんに対し、「こいつとおっしゃるのはやめていただけますか?わたしどもの大切な従業員ですので」という発言は、すごくカッコ良くて、先に進む前に何度もその場面を読み返していました。

    そして、以前自分が突っかかってしまった相手に連絡を取り、謝罪をする。これもなかなかできない事です。
    わたし自身もささいな言葉で相手を少し嫌な気持ちにさせてしまったかもしれない、と思ったことが何度かありますが、次に会話したときは特に変わりなく普通だったので、謝るのも変かと思い流してしまっていました。

    「沈黙は金なり」と言いますが、言わないと伝わらなくて誤解されてしまうこともあります。
    そういうときは、相手の立場に立って考えることが大事だと思いました。
    若緒ちゃんが、お母さんの立場になったらやっぱり恨んじゃいそうだから、恨んでもいいよって言ったように。
    三上くんが大河くんの立場になって、助手席に彼女の美令さんが座っていて、事故を起こしたらおれはどうするかを想像したように。
    想像力と、相手に謝罪を伝える小さな勇気を持てば、人間関係が順風満帆に行くとは決して言えませんが、何かが変わるのではないでしょうか。

    「人間、ものの感じ方は変えられない。これはちょっといやだな、と感じてしまうのはしかたない。でも感じたあとの行動を変えることはできる。」

    最後の場面。いい言葉だと思いました。

    ちなみに今度、喫茶店でコーヒーとクリームソーダを頼んだものの、一人で飲み物を二つ頼むのは変に思われるんじゃないかと想像力を働かせた結果、「今日、暑いですよね〜!つい飲み物二つ頼んじゃいました!!」と店員さんに言い訳してる人を見かけたら多分わたしです( ̄▽ ̄;)

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    2025年06月25日
  • とにもかくにもごはん

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    初めての小野寺史宜さん。

    そもそも子ども食堂なんて、自分が小学生だったころからあったのか…記憶にないのだからなかった(と思う)。
    そんな気持ちもありつつ、子ども食堂に興味があり手にしてみました。

    波子が亡くなった夫・隆大が公園で出会ったパンが夕食の男の子がきっかけで立ち上げた『クロード子ども食堂』。
    波子や食べに来る子どもたちや親など、さまざまな事情や思いを抱える人間模様が描かれてる。

    どんな事情があっても、どんな出来事があっても、ご飯のパワーで元気になれる、ご飯ってまさに生きるためのエネルギー。
    それは子どもたちだけじゃない、大人だって同じ(大人も食べにいけるんだって、この小説で知りました)なんですよね。
    料理を作る立場として…みんなの『親』としての気持ち。美味しいご飯を食べて元気になってもらおうって、波子の気持ちもとても共感。相手の心に寄り添えるような思いがとても温かかったです。

    少しでも手を差し伸べる場所…『クロードこども食堂』のようなコミュニティが増えていって欲しいですね。

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    2025年06月15日
  • みつばの泉ちゃん

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    タイトルから勝手に子供向けの作品と思い、手をつけなかったが、何気に読んでみたら、とても面白かった。表紙の子供時代の泉ちゃん、大人の泉ちゃん、作中のイラストも良かった。

    泉ちゃんは素直で自然体でとてもいい。郵便物の誤配で郵便屋さんを責め立てるのにはひいたが、彼氏の井田歌男さんへのアパートに行くのがめんどくさいのは、それほど好きではなかったのではと思った。現にかわいい三つ下のいとこの家には理由をつけて行くのだから、そこを言う歌男さんの言い分もわかるが残念ながら言い過ぎだった。縁がなかったのでしょう。

    両親の仲が悪く、二年ほどおばあちゃんに預けられていた泉の「親の仲がいいのは最高。それ以上の最高はない」という言葉が、じんときた。ほんとその通り。

    そうとう郵便屋さんに苦情を言ったが、実は他社からのメール便であり郵便屋さんの間違いではなかった。しかし、それを詫びたきっかけにお菓子を食べる中に、ダーリンと呼ぶまでの関係になったのが泉らしい。しかも、その頃できた彼氏と一緒にダーリンと呼ぶのが面白かった。そして、このダーリンこそ郵便屋さんシリーズの主役の平本秋宏さん。登場人物がつながっているのが、小野寺さんの作品のまた素晴らしいところ。次は郵便屋さんシリーズを読む楽しみができて、嬉しい。

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    2025年06月14日
  • まち

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    筧ハイツじゃん!て嬉しくなる。知った人が出てくるしw
    この人の、こーゆー善良な人の善良な日々の描写が好き

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    2025年06月10日
  • タッグ

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    読んだあと、とても清々しいというか。
    元レスラーの戸部と妻の美鶴の出会い〜結婚に至るまでを最後に持ってくるところが、なるほどだった。
    長男の就活、長女のお笑いコンビ結成への道…どれもありふれているようだけど、うなずけるところがある。

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    2025年06月08日
  • まち

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    ひとりの青年の日々を綴った話しだけど
    何だか気になってどんどん先を読みたくなってしまった
    首都高通ったらあの辺に瞬一がいるんだなんて
    思ってしまいそうだ

    守りたい人がいるってことは人を強くするんですね
    守りたいものに出会い気づけた事が嬉しかった
    いい本に出会えました

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    2025年06月07日
  • みつばの郵便屋さん 奇蹟がめぐる町

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    今度、郵便配達の方にあったら、コーヒーあげた方がいいかしら。でも、気持ち悪く思われるかな。
    何も配達していないけど、外でコーヒー飲みたくなった。

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    2025年06月07日
  • タッグ

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    元プロレスラーの戸部栄純、10年前に愛妻を亡くし今は居酒屋「とべ」の店主だ。
    いつも思うのだが小野寺作品の主人公に魅力があり過ぎて、ちょっと嫌なヤツとして登場する人物が、とっても嫌なヤツに見える。今回も最終章で登場する亡くなった奥さんの元カレが凄くカッコ悪く見える。
    それにしても栄純さん、素敵な奥さんを亡くしましたね。しかし新しい恋の予感も・・・
    小野寺先生、ぜひ続編をお願い致します。

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    2025年05月21日
  • みつばの郵便屋さん あなたを祝う人

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    誰もが生まれてきたとき、周りの人を笑顔にさせる存在である。
    この作品を読んだ後の私の中に残った気持ちです。
    自己肯定感低めな私にとって、いい薬です。

    今回は「生と死」がテーマだったと認識しています。
    赤ちゃんがいっぱい出てきて、また文面からその可愛らしさが
    にじみ出ている作品でした。
    読みながらニコニコしてしまいます。

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    2025年05月17日
  • みつばの郵便屋さん そして明日も地球はまわる

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    すごくあっさり終わったなぁと思った
    みつばの郵便屋さんシリーズ最終巻でした。

    でも、らしくなさは全くなくて、秋宏だから春行だから
    この締めくくりにピッタリだなぁとくるものがあります。
    さっぱりしてライトな読み心地でお仕事物語として
    読めるこの作品好きです。

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    2025年05月17日
  • ホケツ!

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    へただけどサッカーが好きというポジティブさと、
    母親を亡くし叔母のもとで暮らす高校生男子なりの気づかい(その気づかいは、叔母だけではなく、友人たちに対しても分け隔てなく向けられる)と、葛藤とが、切なくもあり、甘酸っぱくもあり。

    家族でも、一人ひとりが別々の人格をもった人間。
    分かってるようで分からない。
    当たり前だけど、日常では忘れがち、甘えがち。

    大地とおばさんのやりとりが、なんか泣ける。とにかく泣けた。

    終わり方には賛否ありそうだけど、大地の物語としては、私は良い終わり方だったなーと思った。
    きっと、のんびりとあたたかい未来がある。

    小野寺史宜さんの作品は、何か大きな事が起きるわけではないのだけど、すぐそこにありそうな日常なのだけど、いや、だからこそ、沁みる。

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    2025年05月16日