小野寺史宜のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ会話ってこうやってするのか…という勉強になるな
仕事以外の雑談が苦手なので…
かわいいな〜〜
こんなのあり得ることじゃないって分かってるけどでも可愛くていいな〜こんなのあったらいいな〜
「レトルトでもさ、ママが温めれば、おいしくない?」
分かる〜〜〜
「人は他人には一般論を言う。」
だよねえ?やっぱりそう思ってたよ
自分が他人になんか言うたびいいこと言おうとするたび恥ずかしさがあっていいこと言おうとしてる感を隠そうとしてたけど、やっぱ他人には一般論を言えるって定説だよね?
なんだろなんだろ、この本すごーく好き
なんだあ?この人
どこにでもあるようで、ありふれているようで、この人にしか書けない雰囲気だ
真っ向から普通の話書ける人なんて見たことない
ずっと読んでいたいようなー。
ていうかこのコミュ力、幹太になりたい
この人とのコミュニケーションに100%集中できる力、思ったことそのまま言える素直な性格、それだけの雑念がない目の前にある事柄への集中力、いろいろなものが羨ましい…
「中条さんの下のお名前を、聞いておいてもいいですか?」
「中条延興さん」
のところで横道世之介を思い出した
とてもいいお話だった
自分の生活のそばにずっと置いておきたい、通勤バスの中でちょこちょこ入っていきたい、穏やかな他人の生活
ずっとこんなの読んでいたい
これは読み終わるのがいやで、ゆっくり読んでた -
Posted by ブクログ
ネタバレわたしは、主人公の三上くんは、最初は周りの人のちょっと不快に聞こえた言葉に対して突っかかってしまったりして、あまり好印象を持てませんでした。
しかし、終盤でそれが一気に変わりました。
パートさんに向かって「こいつが邪魔なんだ」「こいつはいらっしゃいませもねえんだ」と言いがかりをつけてくるお客さんに対し、「こいつとおっしゃるのはやめていただけますか?わたしどもの大切な従業員ですので」という発言は、すごくカッコ良くて、先に進む前に何度もその場面を読み返していました。
そして、以前自分が突っかかってしまった相手に連絡を取り、謝罪をする。これもなかなかできない事です。
わたし自身もささいな言葉で相手を少し嫌な気持ちにさせてしまったかもしれない、と思ったことが何度かありますが、次に会話したときは特に変わりなく普通だったので、謝るのも変かと思い流してしまっていました。
「沈黙は金なり」と言いますが、言わないと伝わらなくて誤解されてしまうこともあります。
そういうときは、相手の立場に立って考えることが大事だと思いました。
若緒ちゃんが、お母さんの立場になったらやっぱり恨んじゃいそうだから、恨んでもいいよって言ったように。
三上くんが大河くんの立場になって、助手席に彼女の美令さんが座っていて、事故を起こしたらおれはどうするかを想像したように。
想像力と、相手に謝罪を伝える小さな勇気を持てば、人間関係が順風満帆に行くとは決して言えませんが、何かが変わるのではないでしょうか。
「人間、ものの感じ方は変えられない。これはちょっといやだな、と感じてしまうのはしかたない。でも感じたあとの行動を変えることはできる。」
最後の場面。いい言葉だと思いました。
ちなみに今度、喫茶店でコーヒーとクリームソーダを頼んだものの、一人で飲み物を二つ頼むのは変に思われるんじゃないかと想像力を働かせた結果、「今日、暑いですよね〜!つい飲み物二つ頼んじゃいました!!」と店員さんに言い訳してる人を見かけたら多分わたしです( ̄▽ ̄;) -
Posted by ブクログ
初めての小野寺史宜さん。
そもそも子ども食堂なんて、自分が小学生だったころからあったのか…記憶にないのだからなかった(と思う)。
そんな気持ちもありつつ、子ども食堂に興味があり手にしてみました。
波子が亡くなった夫・隆大が公園で出会ったパンが夕食の男の子がきっかけで立ち上げた『クロード子ども食堂』。
波子や食べに来る子どもたちや親など、さまざまな事情や思いを抱える人間模様が描かれてる。
どんな事情があっても、どんな出来事があっても、ご飯のパワーで元気になれる、ご飯ってまさに生きるためのエネルギー。
それは子どもたちだけじゃない、大人だって同じ(大人も食べにいけるんだって、この小説で知りました)なんですよね。
料理を作る立場として…みんなの『親』としての気持ち。美味しいご飯を食べて元気になってもらおうって、波子の気持ちもとても共感。相手の心に寄り添えるような思いがとても温かかったです。
少しでも手を差し伸べる場所…『クロードこども食堂』のようなコミュニティが増えていって欲しいですね。 -
Posted by ブクログ
タイトルから勝手に子供向けの作品と思い、手をつけなかったが、何気に読んでみたら、とても面白かった。表紙の子供時代の泉ちゃん、大人の泉ちゃん、作中のイラストも良かった。
泉ちゃんは素直で自然体でとてもいい。郵便物の誤配で郵便屋さんを責め立てるのにはひいたが、彼氏の井田歌男さんへのアパートに行くのがめんどくさいのは、それほど好きではなかったのではと思った。現にかわいい三つ下のいとこの家には理由をつけて行くのだから、そこを言う歌男さんの言い分もわかるが残念ながら言い過ぎだった。縁がなかったのでしょう。
両親の仲が悪く、二年ほどおばあちゃんに預けられていた泉の「親の仲がいいのは最高。それ以上の最高はない」という言葉が、じんときた。ほんとその通り。
そうとう郵便屋さんに苦情を言ったが、実は他社からのメール便であり郵便屋さんの間違いではなかった。しかし、それを詫びたきっかけにお菓子を食べる中に、ダーリンと呼ぶまでの関係になったのが泉らしい。しかも、その頃できた彼氏と一緒にダーリンと呼ぶのが面白かった。そして、このダーリンこそ郵便屋さんシリーズの主役の平本秋宏さん。登場人物がつながっているのが、小野寺さんの作品のまた素晴らしいところ。次は郵便屋さんシリーズを読む楽しみができて、嬉しい。 -
Posted by ブクログ
へただけどサッカーが好きというポジティブさと、
母親を亡くし叔母のもとで暮らす高校生男子なりの気づかい(その気づかいは、叔母だけではなく、友人たちに対しても分け隔てなく向けられる)と、葛藤とが、切なくもあり、甘酸っぱくもあり。
家族でも、一人ひとりが別々の人格をもった人間。
分かってるようで分からない。
当たり前だけど、日常では忘れがち、甘えがち。
大地とおばさんのやりとりが、なんか泣ける。とにかく泣けた。
終わり方には賛否ありそうだけど、大地の物語としては、私は良い終わり方だったなーと思った。
きっと、のんびりとあたたかい未来がある。
小野寺史宜さんの作品は、何か大きな事が起きるわけではないのだけど、すぐそこにありそうな日常なのだけど、いや、だからこそ、沁みる。