モノ

モノ

1,870円 (税込)

9pt

モノレールに乗る人、モノレールを支える人。一本のレールがつなぐ人間ドラマを、お仕事小説の名手が、あたたかい筆致で描き出す。
2024年に開業60周年を迎えた「東京モノレール」を舞台に描く、日本初「モノレール小説」出発進行!

【本書の目次】
*清藤澄奈 三十五歳 総務部
*梅崎初巳 三十歳 運輸部、乗務区乗務員
*水村波衣 二十五歳 営業部、駅社員
*杉本滋利 四十歳 技術部、施設区線路
*『東京モノライフ』
*あとがき
*おまけ

【著者メッセージ】
東京モノレールさんはおもしろいなと、前から思っていました。浜松町から羽田空港までモノレールを走らせる会社。
とてもわかりやすいです。でもそのなかには、運転士のかたがいて、駅員のかたがいて、保守のかたがいて、総務のかたがいるはずです。
その全員を書きたいなと、あらためて思いました。
ちょっとお話を聞かせてもらえたらうれしいんだけどなぁ。
東京モノレールさん。予想を遥かに超えてきました。神対応というものがもしあるなら、まさにそれでした。
望んだ人全員のお話を聞かせていただくことができ、望んだ以上のものを見せていただくことができました。
(本書「あとがき」より)
カバーイラストレーション/古屋智子

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モノ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この作家さんの他の作品を何冊も読んでいて、今回の「モノ」はモノレールのモノなのだ。

    いやぁ、面白かった。
    毎回このシリーズの作中に登場する街や景色の描写が、今すぐにそこへ行ってみたい気にさせられる。
    モノレール、普段ほとんど利用しないが、もっと気軽に乗ってみてもいいなぁ、と本当に思った。

    駅員さ

    0
    2024年12月27日

    Posted by ブクログ

    NHKのドキュメント72時間を小説にしたらこんな感じなのだろうか。モノレールに関わる人たちにそれぞれ物語があり、どこか繋がる。とても読後感のよい物語でした。

    0
    2024年12月14日

    Posted by ブクログ

    なんだか本当にドラマの脚本のような描写だった。けど出演者?それぞれの背景がリアルな東京と重なって新鮮だった。レールのある公共交通なのに鉄道とはまた違う視点が楽しめるストーリーだった。
    あと少しメリハリが着くような展開がみてみたい。

    0
    2025年10月21日

    Posted by ブクログ

    何とも小野寺史宜さんらしい。
     ありそうだけれど、意外とちょっと外れているような、日常。そこに暮らしている人たちの姿。
     もう一つ感じたのは、深夜ドラマのオムニバス形式って、正しく彼の小説世界に近い。もしも、小野寺史宜論を書く人がいたら、貴重な視点を与えてくれそうな気がする。そんな人いるか。いたら楽

    0
    2025年08月21日

    Posted by ブクログ

    今度東京に行く機会があったら、東京モノレールに乗りたいと思った。モノレールから見える風景とか振動とか体感してみたい。運転手さんだけじゃくて、東京モノレールで働くいろんな人たちのお仕事が垣間見れて、新鮮だった。ゆるい人のつながりが心地いい。

    0
    2025年07月27日

    Posted by ブクログ

    小野寺さんの小説を読むたびに幸せを感じる。

    小野寺さんの作品は本は違えど、人間関係が繋がっていて、いい。今回は水村波衣さんの大学の先輩がタクシードライバーの高間夏子さんとわかり、にんまりした。全体を通して、シンプルなものの考えの人が多くて、読んでてすっきりとした気持ちとなった。ドラマ放送後の幸せに

    0
    2025年02月19日

    Posted by ブクログ

    モノレール、一回も乗ったことないなあ。
    この本読んで、興味湧いた。
    今度、東京へ行ったら、
    モノレールに乗って空港に遊びに行ってこようかな。

    と思わせてくれる一冊ではある。

    0
    2025年02月01日

    Posted by ブクログ

    京浜東北線の浜松町駅を通ると目にする東京モノレール。
    身近なようだが利用する機会はあまりなく、ちょっと特異な存在だ。

    そんな東京モノレールで働く人や利用する人たちを小野寺さんらしい朴訥とした雰囲気で描き出している。
    淡々とした人々の日常に根付く東京モノレールの存在。
    当たり前だが当たり前ではない乱

    0
    2025年01月28日

    Posted by ブクログ

    小野寺史宣さんって、お仕事小説の名手だったんだ。
    帯見てへぇ。って思ったけど、
    確かに、郵便屋さん、タクシー運転手etc
    小野寺さんの小説に出てくる人達は皆、
    生活をしているって感じがする。

    いろんな小説のいろんな登場人物が集結して、
    それもそれで楽しかった。

    0
    2025年01月13日

    Posted by ブクログ

    東京モノレールで働く人たちの短編集。
    小野寺さんは「ひと」を描くのが上手い。
    それぞれにドラマがある。
    東京モノレールの仕事を細かく描写されていて、丁寧に取材したんだなとあとがきでも分かった。
    その分、仕事の説明が多いのが気になったが、東京モノレールというとっつきにくいものだったからそれは仕方ないか

    0
    2025年01月13日

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