小野寺史宜のレビュー一覧

  • タクジョ!

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    四大新卒でタクシードライバーになった夏子。
    運転が好きで、人が好き。
    幼い頃に両親が離婚し、母と二人暮らしながら、親子関係も良好。会社の人間関係にも恵まれている。
    籠脱け、強盗まがいの目にあい、恋人にも心配されたことで、改めて、「仕事」について考える。
    夏子は誠実な人なのだ。
    だからこそ、応援したくなる。
    『ひと』を読んだ時にも感じた、「正直者は馬鹿を見る」ことの多い世の中で、決して要領が良いとは言えない実直さ、誠実さが、結局は良い人間関係を築くことに繋がるように思う。
    続編も期待したい。

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    2023年01月28日
  • 本日も教官なり

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    ネタバレ

    素敵な大人たちが、たくさん出てきました。

    中には中途半端な大人もいるけど、
    自分を持つことの大切さを感じた。

    葛藤しながらも自分の大事な者を守るために、
    考えに考えて元夫に連絡した元妻。

    堕したくないからではなく、産みたいから産む。
    そんな自分の人生をしっかりと決断した女子高生。

    いきなり、大人から難癖をつけられても、
    真摯に頭を下げられて、許すどころか、
    大切な友達のために、一緒にあるく男子高校生。

    真っ当すぎる意見を言われて最初は戸惑うも、
    最後にはそれを認めて新しい自分に出会っていく
    教習生たち。

    そして、
    少し言いたくない気持ちがあっても
    自分の意見を確実に伝えたり、
    自分

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    2023年01月27日
  • タクジョ!

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    期待しないででもタイトルに引かれてオーディブルで再生。

    1月のMVPはこの本に決まり。
    タクシーって身近なのに、なかなか働いている人のことをしらないな。そして主人公のキャラクターがまた芯が通っていてとても好印象。

    人間らしさがあるけどもとても芯のある美しい人だな。続きもあるのですぐに読み始める予定。

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    2023年01月26日
  • 天使と悪魔のシネマ

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    こういう雰囲気すごく好き。

    寝る前に少しずつ読むのにぴったり。
    運命の裏事情、、悪魔と天使のお話なので、切なくもなったりふふっと笑えたり、終わって欲しくないって思えるほどタイプだった。

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    2023年01月19日
  • みつばの郵便屋さん

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    人の嫌なところばかり考えてしまう今日この頃、本を読むことで、温かい素敵な世界もあるのかも!って思えることにつながる系の本。
    小路幸也さんの雰囲気をすこーーし感じたかなぁ。
    って感想を書くときにわざわざ他のものを持ってくる必要はないのよね。
    唯一無二なんだから。

    生活は相変わらずしんどいけど、あたたかいものや、好きなものに囲まれて素直な日々を送って、しんどい中でも楽しい日々にしたいなぁと思うのでした。
    ただ淡々と。

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    2023年01月17日
  • みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙

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    みつばの郵便屋さんシリーズは読みやすいので大好き!
    郵便屋さんの日常を描いていて、実際にもありそうな話だし、想像しやすい。
    秋宏の人柄も好きだし、みんなに好かれてるのもわかるなぁって感じ。
    このシリーズは、全部読むつもり。

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    2023年01月14日
  • みつばの郵便屋さん

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    面白かったです。やっぱり、小野寺史宜さんの作品が好きです。大きな事件が起こったり、山場という山場がわかりやすくある物語ではないんですけど、日常の何気ない出来事が描かれていて、引き込まれます。ちょっとハラハラ、ちょっとドキドキ、がちょうどいい。このあと、郵便屋さんがどうなっていくのかも楽しみなので、続きも読みます。

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    2023年01月05日
  • ホケツ!

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    ネタバレ

    素晴らしい青春小説に出会ってしまった!

    どこにでもありそうな公立高校のサッカー部、そこの万年ホケツでベンチウォーマーである宮島大地君が主人公。団地におばと二人で暮らす大地君の描写は、最初欲が少ないけど情熱も少ない、色んな事に醒めてしまった少年なのかなと思わせる。

    だが、読み進めるうちに、彼は決して醒めた少年ではないことが分かってくる。醒めて見える原因は、彼の境遇からくる気遣いであり、その境遇の中で培ったものが、彼を優しく強くしなやかにさせていく。
    とにかくいい子なんだよ、大地君。お前は絶対幸せになれ、なってほしいと思わされてしまう。

    自分がこんな善き人間でないことが分かっているだけに、善

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    2022年12月29日
  • みつばの郵便屋さん 階下の君は

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    第6弾。そうか、階下はこのことだったんだ。
    ゼロベースの泉さんもよく考えているなぁ。秋宏と出会ったことで変わったんじゃないかな。殿堂入りポストマン!春行効果はすごい。秋宏の役に立っているのなら、なおよい。

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    2022年12月24日
  • みつばの郵便屋さん 奇蹟がめぐる町

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    第5弾。秋宏の初恋相手がみつばの町に引っ越して来た?!出口愛加ちゃん。これまでにもなんどか名前だけ登場していた。その前にトレーラーハウスに住んでいる峰崎さんのお話。空き巣が入っていった?カギといい、空き巣といい、秋宏はやっぱりいい人だ。
    奇蹟がめぐる町、かぁ。言葉がオシャレだなぁ。愛加ちゃんと話した秋宏も、その話をたまきにしてしまう秋宏もよかった。

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    2022年12月20日
  • みつばの郵便屋さん

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    とても読みやすくてあっという間に読み終えた。
    郵便配達員さんの仕事の中で起きる奇蹟が面白くて見ていてサクサク読めた。
    本当にありそうな日常が描かれていて面白い。続きも読みます。

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    2022年12月11日
  • みつばの郵便屋さん そして明日も地球はまわる

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    ネタバレ

    秋宏とまわりの人の世界感がほのぼのしてて好き。
    このシリーズはずっと続いて欲しい。

    最後まで読んだら!人事異動って・・・みつばの郵便屋さんじゃなくなると完結編なのだろうか?

    Twitterで検索したら、完結編って言葉が出てきた。
    書店のカバーかかってたから、本体で気付かなかった。 とても寂しい。

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    2022年12月10日
  • みつばの郵便屋さん 幸せの公園

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    第4弾。いいなぁ、このおはなし。秋宏くんのいいところがよく出ている。世間の郵便屋さんがみんなこうなわけではないけれども(谷さんみたいな人もいるだろうし、木下さんみたいな効率の人もいるかもしれない)、こういう人がいてくれたらほんわか幸せになれそう。みつばの町の人たちもいい人が多いイメージ。

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    2022年12月09日
  • 縁

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    ネタバレ

    自分が思う自分と人から見える自分を考えさせられました。
    苛立ちも優しさも人に伝わるから、常に余裕を持って人に優しくできる人間になりたいと強く思いました。

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    2022年11月29日
  • 人生は並盛で

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    小野寺作品にハマり、タクジョに広告が出ていたので読んでみた。
    第一章、「ひと」「まち」「タクジョ」を読んでいたからか、小野寺作品らしからぬ性格の登場人物に、少しドキドキハラハラ。どちらかというと、前述の3作の主人公は真っ直ぐでひたむきな性格の主人公だったから。こんなテイストもあるのねと。
    第二章は、ワンカットのドラマみたいな展開で面白かった。登場人物が絡み合っていてすごい。
    第三章で、あ、やっぱり小野寺作品だ。という感じで、やっぱり面白い!人の心の中の描写が秀逸で、ほっこり暖かくなる感じの読後感。
    やっぱり、読んでよかった。

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    2022年11月26日
  • みつばの郵便屋さん 二代目も配達中

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    今日もみつば郵便局はほんわかしていていい感じ。新しく入ってきた美郷は気が強くて、谷さんと合うのか冷や冷やしたが、まさかチョコレートの渡した相手が彼だったなんて!?二代目というのは美郷のことだったんだ。納得。

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    2022年11月17日
  • ホケツ!

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    自分がサッカー部員を経験しているのもあって
    共感することも多く、ラストはうるっときちゃいました。

    ホケツならではの悩み
    レギュラーならではの悩み
    ずっとレギュラーの人なんていないこと。

    ポジションは与えられるものではなく
    見つけるもの。見つかるもの。

    「サッカー」「部活」というより
    「人生あるある」として共感できました!

    感動を味わえる青春小説として楽しめるのはもちろん
    とっても前向きになれる作品です。

    小野寺史宣さんは「ひと」を最初に読みましたが
    登場人物に優しい人が多く
    本作品も人の温かさを感じられる作品でした。

    部活をやっていた頃。
    学生の頃。

    小野寺さんの小説に出会えてた

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    2022年11月11日
  • 近いはずの人

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    妻を突然の事故でなくして なにがなんだかわからなくなっている日常に 妻の携帯電話のメールが…
    ひどい話しなのに 声を荒らげるわけでもなく 泣き叫ぶわけでもなくただ日常を過ごそうとする主人公
    近い人が突然いなくなると こんなふうになってしまうんだろうか?と思いながら読みました
    なんとか自分らしい 日常を取り戻して思い出と生きていけるといいなぁとおもいました。
    私は最後まで絵美さんの気持ちは わからまいままでした。

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    2022年10月26日
  • いえ

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     荒川沿いの町、江戸川区平井を舞台にしたヒューマンドラマ。

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     主人公は三上傑。スーパーのハートマートに勤める25歳。描かれるのは、仕事でもプライベートでも屈託を抱える傑の8ヶ月間。

     と概要だけで馴染んた名称が2つもあり、読むのが楽しくなってきます。

     のっけから「喫茶羽鳥」です。ファンにはおなじみ、昭和の名残り漂うお店です。
     「カフェ」でなく「喫茶店」。だからピーナッツの小袋。この感覚がいい。

     三上家のご近所もまたいい。
     まずは「筧ハイツ」。なんと「江藤瞬一」君も登場します。それも結構重要な役どころでの登場です。
     おまけに三上家の隣家には「郡唯

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    2022年10月23日
  • みつばの郵便屋さん 階下の君は

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    このシリーズ安心して読める。
    郵便屋さんはこんなひょんなことから重要なことを知ってしまうのだなと思いました。それを言わない主人公秋宏も良かった。やはりこうでなくちゃ。
    また、この本を読んで重要なものが無くなることがあるんだろうなと思いました。自分も注意しなくちゃ。

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    2022年10月18日