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アパートの階下に、好きな作家が住んでいたら? 郵便配達員として知り得た個人情報を教えるわけにはいかないが、今日もその作家の話題になってしまい……(『階下の君は』)。届いた封筒の底が抜けていて大事なものが入ってない! 探しものは見つかるか(『あきらめぬがカギ』)。街に暮らす人々の思いを柔らかく受け止めながら、きょうも風のなかをゆく。心優しきポストマンの連作短編、人気シリーズ第6弾!
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Posted by ブクログ
みつばの郵便屋さん第6弾。
今回も異動はなく、みつばで7年目を迎えた秋宏。
7年経つと、マンションが建って新しい人が転入してきたり、転出したり、新しい命が誕生したり、街の雰囲気も少しずつ変化していく。
私自身も、そんな変化が嬉しかったり、昔を懐かしんだり、まるで街の住人のような気持ちにさせられた。
小野寺さんの作品は、登場人物ではなくても、マンションの住人や学校の生徒たちなどにも名前の漢字、読み方まで丁寧に描いている。
街の雰囲気を、読者がより身近に感じられるのはそのせいなんじゃないだろうか。
伝説(?)の作家、横尾成吾はそこに住んでいたんだ〜、とニヤけてしまったのは私だけじゃないはず。
Posted by ブクログ
郵便配達員の日常を描く第6弾。みつば郵便局勤務7年目、30歳になった平本秋宏。
小野寺さんの小説は、「ひと」「まち」のときも思ったけれど、どんな通りすがりっぽい、そのあと出てくることはないんだろうなって人でも、ちゃんと名前がある。何ならフルネームのことだってある。
だから読み進めていくと、過去のエピソードがつづられたときに、あの人ね!となる。
初登場で苦情を言って、そのあと彼氏と別れた片岡泉さん。お茶やアイスを一緒に飲んだり食べたりする場面が出てくると、元気だったのね!とうれしくなる。
ある街の日常を見ているような、温かい気持ちになる。
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