小野寺史宜のレビュー一覧

  • ライフ

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    「レトルトでも、ママが温めれば、おいしくない?」の言葉の温かさ。。
    最後明るい未来が見えてうれしかった。
    これがダメだったとしても、大丈夫だ。そうやね、人生つながってるから、挑戦した結果がダメだったとしても、絶対何かにつながるし。挑戦できる私なら大丈夫。

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    2025年08月27日
  • うたう

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    ささやかな関わりから描く群像劇かと思いきや、3話目から大学時代のバンドの登場人物繋がりという事に気がつく。1つのバンドを終わり後の人生を当時を回想しながら書いていく。時期をずらした導入が少し工夫されていると感じた。

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    2025年08月22日
  • モノ

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    何とも小野寺史宜さんらしい。
     ありそうだけれど、意外とちょっと外れているような、日常。そこに暮らしている人たちの姿。
     もう一つ感じたのは、深夜ドラマのオムニバス形式って、正しく彼の小説世界に近い。もしも、小野寺史宜論を書く人がいたら、貴重な視点を与えてくれそうな気がする。そんな人いるか。いたら楽しいとちょっと思う。

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    2025年08月21日
  • タクジョ!

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    女性の新人タクシードライバーのお話し。

    小野寺さんの作品は優しさに溢れている。紡ぎ出す世界がすべてゆるやかに繋がっている。

    出て来る登場人物が個性的だけれども、微妙にでしゃばりすぎず、程よい感覚で接していく。

    道下さんとの会話がとても印象的でした。

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    2025年08月16日
  • ひと

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    ネタバレ

    バスの中では『ひと』小野寺文宣著を読んだ。本屋大賞を受賞した本である。本屋大賞の本は信用できる。そう判断したから旅に持参したのだ。読み始めたら止まらなかった。一気に読んだ。バンコクからパタヤの距離が丁度良かったからでもあるのだろう。孤独をテーマにした作品だ。誰もが突然孤独なることがある。事故で災害で戦争でだ。僕も孤独を味わった。だから分かるのだ、人は誰でも突然孤独に襲われる。その時、孤独とどう対峙するかだ。難しい問だ。その場に出会わさなければ答えなんか出せない問いだ。だからこそ、このような本を読む価値があると思う。物語ではあるが突然孤独なって茫然としながら生きていく若者の生き方を描いている。読

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    2025年08月16日
  • タクジョ!

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    現代の社会人女性を見事に描いていると思います
    新入社員ではなく、新卒で入社して半年経ってからの6か月間というシチュエーションが良かったです

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    2025年08月15日
  • 日比野豆腐店

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    堀切菖蒲園にあるお豆腐屋さんが舞台。
    おばあちゃんの初さん、お母さんの咲子さん、息子の令哉、近所に住む小学生のお客の七太、そして飼い猫の福、それぞれが語り手となって物語が進んでいく。
    特に何か事件が起こるわけでもない。事件としたら、初さんの息子で、咲子さんの夫で、令哉の父親の清道がコロナで亡くなっていた事ぐらいかな、それもこの話が始まった時には既に亡くなっている。
    登場人物みんなが何処にでもいる市井の人々、みんな色々あるけど頑張って生きている。決して裕福ではないけど、懸命に生きている事が文章の間から伝わってくる。
    いい人、というのではなく、何処にでもいる、本当に普通の人々なんだけど、それがいい

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    2025年08月13日
  • ライフ

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    ドラマチックな展開はなく、そこら辺に転がっていそうな日常を描いている作品。文体が短く切られているからかテンポよくスラスラ内容が入ってきて、作品の世界観にスッと入っていける。ほのぼのした日常で嫌なやつも出てこないので気楽に読めて好き。

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    2025年08月12日
  • ディア・オールド・ニュータウン

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    どことなく懐かしさを感じる、みつばオールドニュータウン。
    登場人物も暖かく、昭和感満載の内容でほのぼのとした気持ちになりました。

    みつばちゃんシリーズのほっこりとした後味が好きです。

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    2025年08月12日
  • 日比野豆腐店

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    絶対、美味しい豆腐が食べたくなります。作品に書かれているようにまちの豆腐屋さんはほとんど見かけなくなって、スーパーであれだけ安く手に入れられたらそうなることもわかるのだけれど、食べる頻度の多い豆腐にこだわることって、ご飯が楽しみになるし、毎日がきっと特別なものになるんじゃないかなと思わせてもらいました。小野寺さんの作品は、家族がよく出てくるのだけれど、色々なカタチがあって、それは小説の中だけの話じゃないことに毎度気づかされます。読んでよかったと毎度思わされます。今回ももれなくそうでした。

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    2025年08月09日
  • ホケツ!

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    久しぶりの小野寺史宜さんです!やっぱり日常を描いた小説は小野寺史宜さんです。ある高校のサッカー部を描いた作品で主人公は唯一試合に出ていない大地。まずその設定が良いのと周りとの関係や葛藤が細かく描かれ、嘘をついてしまうあたりも非常にリアルでした!
    最後の引退がかかった試合。物語的に出るなと思っていたら予想通りで「うわ…。」と思っちゃいましたが、結末は違う方向に!練習風景の描写でしっかり騙されました笑 そんなありきたりな結末書くわけないだろと言われた感じです。
    この試合が終わった後、真乃とどうなるのか。スピンオフ作品を出して欲しいです

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    2025年08月03日
  • まち

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    読み終わってほっこりしました〜
    小野寺忠文さんの小説は『ひと』をだいぶ前に読んで今回が2作品目になります。

    コロッケ屋が出てきた時に、久しぶりに知り合いに会った感じでおぉ〜とほっこりしました^_^

    小説で他の小説の登場人物が登場するの結構好きです^_^

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    2025年08月02日
  • 日比野豆腐店

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    今作も定期的に読みたくなる、小野寺さんの「日常ほのぼの系物語」でした。登場人物全員良い人なのが安心します。実際、ウチの周りにも個人の豆腐屋はないし、豆腐はスーパーのもので充分かなと思っていました。でも、たまには奮発して少し良いものを食べるのも大事かなと思わされました。ホストの子と猫の福が良い味出していましたね。

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    2025年07月27日
  • モノ

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    今度東京に行く機会があったら、東京モノレールに乗りたいと思った。モノレールから見える風景とか振動とか体感してみたい。運転手さんだけじゃくて、東京モノレールで働くいろんな人たちのお仕事が垣間見れて、新鮮だった。ゆるい人のつながりが心地いい。

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    2025年07月27日
  • ディア・オールド・ニュータウン

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    みつばの蕎麦屋2代目の奮闘。

    ・冬 木場忠道と鴨南鴨
    ・春 洞口和太とかつ丼
    ・夏 荒瀬康恵ときつねそば
    ・秋から冬 星川心奈と親子丼

    30歳にして地元みつばの蕎麦屋を再開した笹原鳴樹。

    同級生の杉戸小枝と幼少から知るアルバイト・洞口和太と店を切り盛りする。

    みつばに思い入れのあるお客に愛されながら、新たな挑戦をしていく3人。

    続編に期待して星4つ。

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    2025年07月24日
  • ライフ

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    ワンルームマンションに学生の頃から足かけ7年住んでいるアルバイト青年。同じマンションの住人たとの関わりから生きることを考え始め、最後の3ページで新しい一歩を踏み出す青春小説。
    良かった

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    2025年07月23日
  • とにもかくにもごはん

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    こども食堂を舞台にして紡がれるそれぞれの物語…色々な背景が隠されていてそれは子供だけでなく関わるスタッフにも有りましたね

    一冊の中で一日が経過し、その時間軸の中で様々な物語が語られるのが新鮮でした

    最後の伏線回収もお見事でした

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    2025年07月20日
  • 太郎とさくら

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    小野寺さんの描写は淡々としてるけど、読みやすくてそれがいい。 家族の絆。最後の兄弟のシーンはすごく良かった

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    2025年07月20日
  • まち

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    ネタバレ

    この本のタイトルである『まち』はどういう意味か考えてみる。

    「むら」ではなくて「まち」
    東京の町は全てを知ることができない。お隣さんもある程度距離を保たないといけない。けれど、バイト先、隣人、同じ村出身の同級生、そして大切なおじいちゃん…一緒に食べた蕎麦屋さん、たまたま合流して走った川沿い、全く知らない町の中に少しずつ思い出と想いが積み重なる。
    単なる町ではなく、思入れのある「まち」
    同じ町でも、人それぞれ違う「まち」

    私はタイトルからそんなことを考えました。私にも大切な「まち」があるなと、穏やかな気持ちになれました。

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    2025年07月19日
  • ディア・オールド・ニュータウン

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    みつばシリーズ。安定の小野寺ワールド。
    お蕎麦屋さんの2代目が主人公。蕎麦屋の店長は30歳と若い。でも義理堅く、礼儀正しく、コツコツと自分のやり方で店を切り盛り。
    バイトの小枝ちゃん主導でスイーツにも挑戦。
    ニュータウンが舞台だが下町情緒が溢れていて、こんな町に住んでみたいと思えた。
    小枝ちゃんとのこれからが気になる〜♥

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    2025年07月16日