小野寺史宜のレビュー一覧

  • みつばの郵便屋さん 奇蹟がめぐる町

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    相変わらず秋宏くんの人柄の良さに惹かれる。
    所作や人への思い遣りがこんなにできてる人は今なかなかいない。

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    2019年01月13日
  • みつばの郵便屋さん 幸せの公園

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    みつばの郵便屋さんシリーズ 第4弾
    文庫書下ろし

    ・かもめが呼んだもの
    ・テスト
    ・お金は大切に
    ・幸せの公園

    「本日も教官なり」の益子先生の登場や、前作に出てきた人やその後など。

    勧善懲悪ではない人間の良さがじんわりくる。

    なんかまとめに入っているように感じられたが、まだまだ続けてほしいと一番に願う作品です。

    小野寺さん、最高。

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    2018年11月18日
  • みつばの郵便屋さん 二代目も配達中

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    みつばの郵便屋さんシリーズ 第3弾

    ・二代目も配達中
    ・濡れない雨はない
    ・塔の上のおばあちゃん
    ・あけました愛してます

    新しく転属されてきた秋宏と同い年の美郷と谷さんとのバトル。

    アルバイト学生の指導に右往左往したり、タワーマンションのおばあちゃんとのふれあい。

    立ち止まったりしつつも、皆少しずつ進展していて、じんわり、ホッコリする。

    やっぱり小野寺さんの描く人間関係の距離感が好き。

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    2018年11月18日
  • 太郎とさくら

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    異父姉弟の太郎とさくら。
    さくらの結婚式に、母と離婚したさくらの実父野口さんが突然現れた。

    太郎と野口さん、とも言える様なお話。
    登場シーンでは、野口さんに対する印象はあまり良くなかったですが、太郎との関わりの後に、その印象は変わって行きました。
    太郎がいい仕事をしましたね。
    太郎の優しさが、全てを一つに繋げるきっかけになったのだと思います。
    両親とさくら、故郷由比の人達が、みんな暖かい。
    最後に表紙を見て、思わず微笑んでしまいました。

    著者の作品は2冊目。
    相性が良いようで、大好きな1冊になりました。

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    2017年11月20日
  • みつばの郵便屋さん 二代目も配達中

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    小野寺史宜 著「二代目も配達中」、みつばの郵便屋さんシリーズ№3、2015.11発行。テンポがよくて、ほどよい甘さのラブストーリー、いいですね(^-^) 続編、待ってます!

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    2017年10月31日
  • みつばの郵便屋さん 二代目も配達中

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    切手が元々好きだったところに郵便屋さんのことがよく分かるようになったら完全に郵便ファンになりました。
    秋宏くんの生真面目な性格素敵です。
    周りの人達も皆よくて、世界観お気に入りです。

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    2017年10月19日
  • 太郎とさくら

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    暖かいな。とても暖かい人々だな。

    人を許せるって事は、時間がかかるかもしれないけど、とても大切な事なんだな。

    太郎、がんばれ

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    2017年02月15日
  • タクジョ! あしたのみち

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    シリーズ最新作。進展はないけれど登場人物たちの連作短編という感じ。他にも様々な人間模様。タクシー車内においての仕事への誇りや、家族の中での愛情。

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    2025年12月08日
  • あなたが僕の父

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    ネタバレ

    認知症になりつつある父親のために故郷に戻って一緒に暮らし、毎日の生活の中で、父との関係も取り戻していく。そして、自分も父と同じところがあるということに気づいて、そこに喜びが感じられるところ、読んでいて心が温かくなった。

    ここには何も書かれていないが、きっとこの数年後には、梓美との関係もまた変わるのではないかと思わせられるような気がした。

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    2025年12月06日
  • みつばの郵便屋さん 奇蹟がめぐる町

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    奇蹟を綴る作家、小野寺史宜さんが、みつばの郵便屋さん経由で、私に奇蹟を届けてくれました〜♪☆

    前日まで読んでいた「本日も教官なり」(角川文庫)の主人公、益子豊士さんが、読み始めた「みつばの郵便屋さん 幸せの公園」(ポプラ社)に、秘密めかして?出てきたのでした〜♪
    し・か・も、郵便屋さんの平本秋宏さんと、「ソーアン」で知り合って、一緒にお酒飲むとか、ファン的に最高♪
    そんなこととは知らず、次は4巻目だからと手に取っただけだったので、私は奇蹟と呼ぶことにした。
    ちなみに、小野寺さんは、奇跡ではなく、奇蹟という漢字を使うことが多いと思って、敢えてそうしたんだけど、「奇跡集」(集英社文庫)は違うんだ

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    2025年12月04日
  • その愛の程度

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    自分なりに愛しているのに伝わっていないとか、他の人と比べると愛は少ないとか、愛情表現が苦手なタイプの人は共感できるものがあるかもしれない。
    まさに私はそのタイプなので、読んでいてもどかしさと共感が入り混じる複雑な気持ちになった。
    愛の言葉も大事だけど、最後はどれくらい行動できるかで、愛が伝わるのだと思う。
    愛の程度は本当に人それぞれだと思った。
    伝わる人に伝わればそれでいい気もするし、それだけでは足りない気もするし。愛って難しいなぁ。

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    2025年12月03日
  • 奇跡集

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    同じ電車車両内に居合わせた乗客達の偶然から起こる題名の如くの奇跡の数々。
    でも奇跡というかまあ偶然の出来事だ。それをラッキーと思える当人達の感性が奇跡というだけか。
    それでも自分に当てはめても奇跡と思うかな。

    第4話 赤沢道香の奇跡 今日を放つ

    一番印象に残る。一つの正義と勇気。中々後一歩が踏み出せない気持ちが分かる。赤の他人の人生なんて干渉すべきでないかもしれないけど、理不尽な不幸からは助けられる。
    日常に不意に起こる恐怖と言ってもいい冤罪、後からきた震えと心からのありがとう。普段からほんの少しの勇気は持っていたいものだ。道香を選んだ志郎が感じた様に誇ってもらえる人間でありたい。

    横尾

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    2025年12月02日
  • まち

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    ネタバレ

    「ひと」との連作なだけあって、今作もじんわりと心を暖めてくれる物語。何か大きい出来事が起こるでもなく、日常の中での出来事や人との関わりによって、主人公・瞬一の人生が少し好転する話。
    人との出会いは人を形成する。前作に続いて、著者からのそんなメッセージを感じた。

    過去は現在にとって遠いものではなく、現在を侵食し現在をかたちづくるもの。過去にあったものも、人も、無くなってもそこにあったことに変わりはない。自分が体験したことに、変わりはない。——「人が亡くなっても、人は生まれる。じいちゃんが亡くなっても、多聞の子は生まれる。そんなふうにして、人は入れ替わっていく。村は変わらないが、人は変わっていく

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    2025年12月06日
  • ひと

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    ネタバレ

    「神様が見ている」じゃなくて、「人が見ている」。この作品に合うのは、きっとそのニュアンスだと思う。

    「両親を亡くした幼い子どもの成長物語」は世に多いけれど、本作は少し違う。20歳の主人公は父を亡くし、さらに3年後、今度は母を突然失う。しかも同時ではなく、別々に、突然に訪れる。この設定って、ありそうで意外とないと思った。

    父を失い、続いて母も急逝する。親戚づきあいも頼れる大人もいない。突然のことだから蓄えもなく、数年後・数十年後のために通っていた大学を、明日の生活のために辞めることになる。それでも東京に残り、考えたこともなかった料理人の道に進む。

    物語の途中で描かれる母の突然死と、それに対

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    2025年11月30日
  • ぼくは刑事です

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    このタイトルからこの展開、なかなか想像つかない展開でした。もちろん、刑事だって人間。同期だっているだろうし、彼女や元カノだっているでしょう!
    途中まで少し物足りなかった感が少しあったけど、後半、急展開。自分の弱さを知るタイミングかぁ。

    刑事ものミステリーに慣れてる方に、ぜひ読んでもらいたい。視点が変わりそう!

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    2025年11月30日
  • ぼくは刑事です

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    『ぼくは刑事です』
    松川律という三十一歳の刑事の日々を、淡々と綴った物語。そう、まさに淡々と・・・
    そして、小野寺さんらしく、実直で真面目な主人公の目線がリアルに描かれている。

    記憶の断片のあるあるシーンや、
    掴みどころのない会話シーンなど、
    フワフワ柔らかいのに、すーっと心に沁みてくる小野寺マジックに、今回も見事にハマってしまった。笑

    刑事という職業を、正直なところあまり身近に感じたことがなかったので、新鮮に感じた。
    意外とこんな風に「普通」な刑事さんが多いのかもしれない。

    けれど、就職や結婚のタイミングで身辺調査をされることや、恋人とのデート、知人の結婚式にも、急な呼び出しなどで制約

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    2025年11月29日
  • 日比野豆腐店

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    会話の応酬が多くてテレビドラマを見ているみたいだった。そこがすごくいい。
    寅さんのドラマが…って時々出てくるんだけど、ほんとに事件やらそういった大きなことは出てこないホームドラマ。もちろんそこに至るまでにとんでもなく大きな事が起こってるんだけど、そこらへんを乗り越えての一家を描いていて、自分でもよく分からないけど最後の一文が泣けた。

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    2025年11月29日
  • みつばの泉ちゃん

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    1人の女の子、泉ちゃんの成長記録ではあるけど、色々な人が泉ちゃんに出会うことで変わって繋がっていくのが面白かったです。

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    2025年11月28日
  • ディア・オールド・ニュータウン

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    小野寺さんのこの感じ、やっぱり好きだなぁ。
    温かくて、柔らかくて、包んでくれるような
    世界観がやみつきになる…

    笹原鳴樹は実家に戻って、両親の亡き後のみつばでそば屋を始める。そんな彼を支えるのは、製菓学校を中退し行き止まっていた小枝と、高校を中退しバイクを乗り飛ばしていた和太。3人が織り成す“みつばそば屋ストーリー‘’は、地域の人をいい方向に巻き込みながら、マイペースに進んでいく。

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    2025年11月26日
  • ぼくは刑事です

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    小野寺さんの本は、いつも人があたたかい。
    今回は、松川くん。
    刑事さん。
    刑事さんだからこそ、松川くんだからこそ、な人間付き合い。
    付き合ってる人との関わり、最後、とっても悲しくて、でもあたたかい結末。

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    2025年11月24日