小野寺史宜のレビュー一覧
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内容も小説の構成も非常に複雑な内容だった。
現在40才、18歳の高校3年生、20代、30代の繰り返しが3回続く。情報が小出しのため、全てを理解するのに最後まで読まないといけない。
友人と乗ったボートが転覆し、友人が死亡する。赤ちゃんが出てくるが、誰の子供かわからない。5人の高校生。生徒会長と副会長のカップル、元バスケ部のエースのイケメンと吹奏楽部のエース美女と4人のスターと普通な主人公がバンドを組む。
突然の隣家の奥様と主人公との一夏の経験。この奥様家族とは最後に意外な関係に。
5人の関係も複雑に変わって行く。エース美女との両思いなのに、告白されて断る主人公。皆んなくっついたり別れたり。主人公 -
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銀座のミニシアター、数年前に亡くなった映画監督の作品が追悼上映される…そしてそこにたまたま集った観客6人には、それぞれの人生とこの映画には接点があった…
こんな一節があった。
一本の映画を通して観る二時間。その間は自分から離れ、自分でいる必要が無くなる。他人の日常を追体験し、元の自分に戻る…
まさに僕も映画が好きな理由はこれだ。
映画の中で、自分がいつの間にか政治家になったり、ヤクザ、刑事、ヒーローなり、違った人生を味わえる。(味わった気になる)
後からDVDとか配信で見るよりも、映画館で観るほうがやっぱり一番面白いよなぁ。
小説のストーリーは淡々と進んでいくが、映画のセリフや内容と観客の -
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今回も筧ハイツの住人。井川幹太。大学から9年も住んでいる。コンビニバイトの27歳。パンの営業として就職したが辞め、その次も辞め、コンビニ。結婚式の代理出席のバイトもたまにやっている。そのバイトで高校時代の同級生萩森澄穂と再会。たまに飲みに行く仲になる。幹太の悩みは上の部屋の住人がうるさいこと。生活音がうるさい。ワンルームなのに時々子どもが2人来る。でも気付いたら仲良くなっていた。
語り口は淡々としている。余計な装飾はない文章。幹太視点で頭の中を晒している感じ。まさに日々の生活と心情を描いている。Lifeを描いているという感じ。出てくる人に悪い人がいない。小野寺さんの作品はいつも安定のよさがある -
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ネタバレ「まち」とか「ひと」とかと同じようなタイトル
「モノ」だから「物」かと思ったら
モノレールの「モノ」
モノレールなんかーい!と
ツッコミ入れたくなった
でも確かに表紙がモノレールの絵やんな
東京モノレールで働く4人の話
田舎者の私は、東京モノレールに縁がなく
具体的には、脳内映像化出来ず残念
東京が近くやったら今すぐにでも
乗りに行くのになぁぁ
あとがきにあるように
東京モノレールでかなり取材したようで
話の中に説明が多かったわ〜
私の想像力では理解できにくいとこもあり
ちょっと読むのが疲れるとこもあったかも
でも相変わらずの良い人しか
出てこない設定は、かなり良き!
「タクジョ」の -
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『まち』から続いている人物、場所。
かつて自分も住んでいたかのような懐かしさを憶えた 笑
江藤くんとじぃちゃんの関係を思い出し、また涙してしまった
やっぱり江藤くんは良い。
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『前向き』についての語り
╍嫌なことがあっても前向きに╍
いつか前向きになればいい
それ前提でいればいいと思う
しかし あっという間に誰かがやってきて「後ろ向き」のレッテルをぺたんと貼っていく
「前向き義務違反」のキップを勝手に切っていく
前向きでないことが罪であるかのように
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賛同!!
何かあれば少しの猶予も与えず「前向きに考えよ」って言う人苦手だ、嫌悪感すらおぼえる
ゆ -
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配偶者が突然の事故でいなくなる…残されたスマホ。あなたは中を見ますか?…
物語の主人公は妻を事故(乗っていたタクシーが谷底に落ちた)で亡くした33歳の夫。妻のスマホの中をみようと暗証番号の4桁の数字を一つずつ調べている…やがてパスワードが判明し、妻がやり取りしていたメールには…見知らぬ誰かとの旅行の待ち合わせのことが。これは浮気なのか…だんだんと謎が解けてくる。事件だったのか?ミステリーの要素があるかと思いきや…
タイトルの『近いはずの人』…配偶者は本来なら『近い人』だろう。それに『はず』がつくのは、本当なら一番近いのに何故か遠い存在にも思えるということかな。
真実を知った夫のとった行動と -
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群馬で歩荷をしていたじいちゃんに育てられた瞬一。彼の東京での暮らしが描かれていました。
文中に「川はどうだった?」「流れてた」と言う表現がありました。その言葉と同じ感じがした小説でした。当たり前のことが大切で、人を思いやることなんだと言われている感じがしました。
瞬一が体格に劣らず、心持ちがしっかりしていたのは、きっとじいちゃんのおかげだと思いました。頼れる人に助けてもらって、東京での生活を始めた彼が、徐々に助けられる人になっていく様子が伺えました。きつい仕事をきっちりこなし、育ててくれたじいちゃんの影響は大きかったと思いました。
アパートの人達、バイト先や郷里の同級生、誰にも分け隔てな -
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焼き鳥屋を営む元プロレスラーの家族小説。各章、父→娘→兄→母の目を通してそれぞれ「家族」としての成長を描いてます。「飛べ!衣麻」等、話に入り込めば目頭を刺激するセリフが所々に散りばめられてます。
父の章の序盤、全日本プロレスの世界オープンタッグ選手権の最終戦、ザファンクスvsブッチャー&シークの一戦に触れてました。私が初めて心震わせた試合です。
その一戦で主人公はプロレスラーになり、私はプロレスファンになりました。
まさかの小野寺作品でその一戦を思い出させてもらえるとは思ってもみませんでした。
今作は書き下ろしとありますが、いつの作品なのでしょうか?
最近の小野寺作品は好きだった頃の -
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ネタバレ2025/2/8
同じ町なんだな。
コロッケ屋さん覚えてる。
アパートのその人も知ってる。パン屋になった人。
緩やかに続いてて私もその町にいるよう。
今回はウィンウォーンがなかったな。
誰も訪問しなかった。
ちょっと重めのスタートがいつもと違う?と思ったけどいつも読後が爽やかやから忘れてるだけで重めもあったね。
今回もそんな感じ。
うーんでもやっぱ重めか。
主人公が悩んでる時間が多かったからそんな印象。
よっしゃ!私も頑張ろう!タイプではなく、そうやんなーこんなもんやんなーこれくらいでいいよなーみたいな優しく肯定してくれる感じでまあこれはこれで。