小野寺史宜のレビュー一覧
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ネタバレ淡々と、まさに淡々と進む物語。
で、結婚前の調査のところでなるほどそういう展開ですか、となる。
初めて前のめりになって読む感じ。
そして澄音の事故死で意表をつかれる。
横断歩道のAくんBくんのところ、よかったな。
2人の子を見ながら海音ちゃんを引き取ることを考えてたんだろうなとあとから思った。
不倫してた同期との会話にも主人公の魅力がいい感じに溢れでる。
こんな刑事さんがいたら最強でしょう、自分の弱さを知っていて訓練された体を持ち、天性の性格の良さを持ちながら、さりげなく相手を守る。
名前もいいよ、律。
小野寺史宣の小説って朝ドラみたいだな。悪人が出てこない。
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感想
何気ない会話、普通の人生の中にも様々な起伏がある。
少しバランスが崩れただけでも人間関係は難しくなる。
人との関係を考えさせられる一冊。
あらすじ
三上傑は自分のことを凡人だと思っている。三歳違いの妹の若緒がいる。若緒は親友の城山大河と付き合っており、大河が運転する車で事故に合い、左足を引き摺るようになってしまった。若緒はその後、大河と別れた。
傑はスーパーで働いている。彼女の美令とも若緒のことを聞いてから会っていない。若緒のことが原因で両親に喧嘩が増える。傑の仕事でも上手くいかないことが増える。
その後、母親が実家へ帰省し、帰ってこない。若緒は就活で内定を決める。内定祝いで若緒は家族に、大河を恨んでないと伝える。それを聞いて、傑も自分の気持ちに素直になろうと決め、心のままに行動することで周囲との関係が改善していく。最後は話していなかった大河との関係も受け入れることで改善する。 -
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ネタバレ「ありがとうはね、言ったもん勝ちなんですよ」
そんなことをサラッと言える波子が手がける子ども食堂に私も行ってみたいなぁ〜!!
波子は亡き夫の一言がきっかけで、子ども食堂を開く。それは夜の公園で1人食事をとる近所のアパートに住む少年エイシンくんと「ご飯を一緒に囲めばよかったなぁ」といった、たわいもないものだった。紆余曲折しながらも、子ども食堂に働く人も訪れる人も、それぞれが自分と向き合って、前向いていく話に心が温かくなった。
特に好きな話は、カフェの大家の黒沼と波子の息子航大が和解するシーンが好き。かつて航大は黒沼の家の窓に他意なく、石入りの雪の塊を投げて、その場から逃げ出してしまう。そこからわだかまりを抱えた2人が食事を共にしながら、航大が真っ直ぐ黒沼に謝罪するシーンに感動した!!そして2人が子ども食堂で一緒に働くことを決心するシーンに、心を打たれた。
もうひとつの好きな話は、波子が最後にエイシンくんに再会するシーン。彼は高校生になり、皆から生徒会や文化祭実行委員に推薦されるほどの、立派な少年になっていた…そんなエイシンを出迎える波子の気持ちを思うと、すごく報われた思いがした。
こんなにも真っ直ぐで、こんなにも心にすーっと入ってくる小説を書く人に関して、小野寺先生の右に出るものはいないと思う!!
また小野寺ワールドに会いに行きたい
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ネタバレ鳥取から上京して
大学に行ったけれども
やめてしまう
やめざるを得ない
書きかけていたのが、
運命の話
決めることって案外少なくて、
勝手に実は決まっていたということの方が多いのではないか、ということ
選択しているようで、
選べる選択肢は一つだったりして
実はほとんどのことは、選択決断の前にすでに決まっている、ような気がしたり
何が運命を形作って要るかとか、人生を決めていくのかを考えると、
それは本当に日々の倫理観だったり、物事への向き合い方、みたいな部分なのかもしれない、とか。
信号無視について触れられていたところは
ちょっとぎくっとしつつも、
当たり前のことをできるひとってすごいなーと思ったり、
少し釘を刺された感もしつつ、
その都度少し考えるようになったり。
親戚にお金をせびられるというか脅迫じみたことになっていたけれど、
私だったら完全に人間不信になるような、
大学の友人の入り浸りも含めて、
それでもアルバイトとしてお惣菜屋さんで働き始めて、
店主からは後継を打診されるまでも信頼関係を築き、
その後はそこに留まるふうではなさそうだけれども、
その時々で隣にいる人を大事にしていくこと、
そんな姿を感じる作品だった。
コロッケとメンチカツ、
そして
そして鳥取、焼き鳥、ニトリ、と
ひと、という作品ではあるけれど、とり、もたくさん混ざり込んでいた。