小野寺史宜のレビュー一覧

  • ライフ

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    今回のお仕事はアルバイト。大卒で2つの会社を退職し、只今、コンビニのバイト中。これだけだと生活が厳しいので結婚式等への代理出席のアルバイトをする。その結婚式場へ高校時代の同級生が現れ、恋の予感。
    小野寺さんの小説に出て来る主人公は淡々とした平凡な人間が多い。今住んでいるのは学生時代から八年も住み続けるアパート。上の階にガサツな男性が引越して騒音に悩まされるが、注意に行けない。偶然、この男性家族との接点ができたことから、次々と他の住人達との交流が出来る。
    親の離婚問題・母の再婚、隣人の不慮の死など、それなりに大きな出来事があるのだが、淡々と進んで行くのでスルスルと読み進められる。
    このまま先の希

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    2023年05月19日
  • 家族のシナリオ

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    読み始めたら、止まらない。日常の話なのに・・・。
    1年の間に色々な経験をした安井家の人たち。
    これから笑顔が絶えない日々が過ぎますように。

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    2023年05月16日
  • 片見里荒川コネクション

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    二度寝で失敗する海平と、オレオレ詐欺の片棒を担がされそうになる継男は、ともに「片見里」出身で東京暮らしだ。ひょんな事から2人の関係が始まる。狭いようで広い東京、いろんな人が登場するが皆良い人。詐欺集団のボス「菅(カン)」でさえ心底ワルに思えないのは、さすが小野寺ワールド。
    就活浪人、海平がアタックするのはSCOTCH GRAINブランドのヒロカワ製靴かな?社会人になった海平のその後が知りたい。是非続編を。

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    2023年05月09日
  • 片見里荒川コネクション

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    75歳と22歳の世代が異なる2人による物語。
    今、自分が落ち込んでいる状態なのだが、元気をもらいたい、前向きな気持ちになりたい、人と人の繋がりから温かい気持ちになりたいと思い手に取った作品。

    現実を真正面から受け取らず逃げている自分に痛々しい言葉であったり、
    頑張ろうと思える励ましの言葉であったり、
    何か小野寺作品からは人生の教訓を教えてもらってるような気がする。

    今のこの時期に読んで良かったと思える作品でした。

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    2023年05月05日
  • 今日も町の隅で

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    小野寺さんの短編、初読みです。読みやすかったです。小野寺さんの作品は、他の作品と繋がってるところが魅力で、この本も要所要所に「あ!」となるところがあります。それが面白い。
    タイトル通り、日常のどこかで起こっていそうなストーリー。フィクションだけど、親近感の持てる話で、面白かったです。

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    2023年04月22日
  • 縁

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    短編集。
    これまでに読んだ「ひと」「まち」の主人公とは違い、情けなさやトゲや引け目を持った登場人物が多い。
    「針」の主人公なんかはまさに関わりたくないタイプ。

    ちょっと面食らった部分もあるけれど、リズムのある文体と軽妙なユーモアを感じる。
    登場人物の視点が変わると同じセリフでも背景が分かってくる部分、こちらのとらえ方も変わってくる。
    すごく当たり前だけど、
    「人って色々あるよね」と思わされる。

    最後の「終」の短い文章で、これまでつながってきた縁が、登場人物を前向きにしてくれるような、そんな読後感を覚えた。
    それはもちろん、読んでいるこちらの気持ちも前向きにしてくれるものだと思う。

    「つい

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    2023年04月18日
  • ライフ

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    「まち」を読んでからだったので、アパートや喫茶店、共通点がたくさんあって嬉しくなった。
    どこにでもありそうな話だけど、独特の心地よい文章やセリフでほっこりする。

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    2023年04月18日
  • みつばの郵便屋さん

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    郵便屋さんの大変さ、そんな中での人との繋がりが、主人公の性格のおかげでホッコリと読み進めることが出来ました。ワクワク感はなかったけど、続編も読みたいな~と思う作品でした。(˶ᐢᗜᐢ˶)

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    2023年04月10日
  • 今日も町の隅で

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    ☆4

    それぞれの「選択」に向き合う、11歳から42歳の男女を描いた10編の短編集。

    決して大した事は起こらず、今日も町の隅で起こっているであろう「ありふれた日常」を描いた短編集なのですが、読むとほっこり温かい気持ちになれて...そっと背中を押してくれるような「10の物語」に癒されました❁⃘*.゚

    小野寺史宣さんの作品ではお馴染みの「みつば」が舞台となっているので、他の作品に登場する人物やお店などが出てきて、そちらも楽しめました!

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    2023年03月22日
  • タクジョ!

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    ここ数年で、〇〇ジョという言葉が多くなった気がする。
    ただ、タクシードライバーの女性のタクジョという表現は初めて聞いて気になったし、小野寺さんの本は、劇的な展開がないけどどこかゆっくり心を揺さぶられ、安心して読めるので、見つけて迷いなく読んだ。

    本の中では、タクシードライバーの業務について多く説明されているが、まず女性タクシードライバーが数%しか以内、ということに驚いた。また平均年齢も高く、たしかにタクシー利用をすると、たいてい50歳以上のおじさんドライバーというイメージ。
    タクジョの夏子は、大学卒業と同時にタクシードライバーとして就職。夏子はほんわかしているのに、芯がしっかりしているという

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    2023年03月22日
  • その愛の程度

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    この話の主人公は人に対して誠実でありながらも起用に立ち回れずというキャラクター。作者の小野寺史宜の作品である「ひと」や「まち」の主人公と共通している。しかし、本書の主人公は誠実なあまり行動に移せないもどかしさがあり、結果的に上手く立ち回れない。考えすぎて動けない主人公に対し、大丈夫かよと思いながらも行動を起こす後輩の対比が面白い。

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    2023年03月21日
  • タクジョ!

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    母子で東京に暮らす高間夏子は新卒採用でタクシードライバーになった。

    女性のタクシードライバーが遭遇する様々な出来事をリアルに描く。

    作者の特徴である人と人の繋がりがタクシードライバーという目線を通じて書かれている。

    ドライバー同僚の話や客にナンパされた話、乗り逃げや強盗紛いの話など。

    夏子が自分の職業、お客さん、恋人と真摯に向き合い、一つ一つ答えを出していくところが微笑ましい。

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    2023年03月20日
  • みつばの郵便屋さん 二代目も配達中

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    郵便屋さんのお話。
    相手は気づくかどうかわからないけど、小さな思いやりの大切さに気づかされる。
    郵便屋さんの心意気が素敵♪
    何気に谷さんが気になる。。

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    2023年03月05日
  • 近いはずの人

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    自分が見ている相手は見えている面しかわからない
    昔は見えていない相手の一面に
    困惑や絶望を感じたこともあった
    大人になるとそれもひっくるめて受容できてくるが
    感情が揺れないことが少し淋しい

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    2023年03月04日
  • みつばの郵便屋さん そして明日も地球はまわる

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    ネタバレ

    みつばの郵便屋さんシリーズ 第8弾 完結編

    ・昨日の友は友
    ・雨と帽子
    ・秋の逆指名
    ・そして明日も地球はまわる

    歴代の登場人物大集合という感じ。
    そういえばこんな人いたなぁと振り返る感じ。

    そして秋の結婚、異動と新たな旅立ちを迎える。

    完走ありがとう。

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    2023年03月02日
  • タクジョ!

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    タクシーの女性ドライバー。
    若い女性ドライバーは珍しいのかも知れない。
    騙されそうになったり、怖い思いをする事もあるけれど、やっぱりドライバーが好き。
    同じドライバー仲間にも励まされ頑張る夏子さん。
    そんな夏子さんを応援したくなる。

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    2023年02月28日
  • みつばの郵便屋さん 二代目も配達中

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    ちょっとした困ったことや、戸惑うことが起きたときの、まっすぐ向き合う感じ。迷ったりもするけど、やっぱり優しい心で動く方を選ぶ感じがいい。

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    2023年02月27日
  • 今日も町の隅で

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    小野寺ワールドが気軽に楽しめる短編集。小野寺ファンにはおなじみの「みつば」が舞台で、聞いたことのある店の名前や人物が出てきたりして楽しいです。タイトルの通り、町の隅での何気ない日常の人生のほろ苦さが読みやすい短編で味わえました。初めて小野寺さんを読むという人にもおすすめ。

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    2023年02月26日
  • みつばの郵便屋さん そして明日も地球はまわる

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    シリーズのみんな大集合の最終巻。
    全てが収まるべき所に収まった様な安堵感があります。終わってしまったのは残念だけど、納得出来る最終巻でした。
    みんな、元気でね。お幸せに。

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    2023年02月26日
  • 人生は並盛で

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    ☆4

    タイトルや表紙のデザインから、今作もいつものほっこり温かくなる「小野寺さんワールド」に浸らせてもらおうと読み始めたものの…「あれ?お、小野寺さん??」と思ってしまうような内容に困惑してしまいました。
    今までたくさんの小野寺さんの作品を読ませて頂きましたが、初めて途中で読むのを辞めようかと思ったほどでした…。
    でも、きっと何か仕掛けがあるに違いないと読み進めていくと、いつの間にかどんどん物語の世界に惹き込まれていき、後半(特に第三話)では続きが気になってページを捲る手が止まりませんでした!
    色んなことを考えさせられる物語でしたが、最後まで読んで良かったです❁⃘*.゚

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    2023年02月26日