小野寺史宜のレビュー一覧
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幼い息子を交通事故で失ったサッカー選手の灰沢と、父親が幼い子供を死なせてしまった下山(離婚後は砂田)という少年。二人が被害者と加害者の家族として、事故のあとどう生きていくかを描いた物語。二人のかたわらには大切な人がいて、サッカーがあります。
少年は事故前からユースチームでサッカーをやっていて、灰沢選手のことは知っているし、早く対戦したいと熱望します。
でも灰沢は、リーグ戦最終節で砂田と対戦したときも、いい選手だとは思いましたが、息子を死なせた男の子供とは知りません。
もし次のシーズンで灰沢が事実を知ったら…?
でもこの二人ならきっと大丈夫。そう思って、新たな一歩を踏み出す二人を、温かい拍手で送 -
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面白いと感じるのは優しい人だけ
面白かった。読みやすい内容であっという間に読み終えてしまったが、最後が終わり。じゃなくて次が始まる!みたいな締め方なので、余韻があって気持ち悪かった。
父親の思い出を探し回るところは、聖輔の行動力が本気だったのでとても惹き込まれ、やっぱりひとが行動を起こすきっかけは、人なんだなぁ、と思った。
私も聖輔を見習って優しさを持って生きて行こうと思う。。
登場人物の中で、優しさにつけ込んで嘘ついて利用して、言わなきゃいいのに告白して、謝って勝手にスッキリしてる友人の奴は、憎めない親友みたいな表現がされてるけど、あーいう自己中変態野郎までは許せそうにないので、聖輔はホントにいい人だとわかる。
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Posted by ブクログ
ネタバレ「ふつうの人たち」が気付かない運命の岐路に現れる天使と悪魔。
絶妙なタイミングで介入し、人間の生死を調整する…。
「自分がどう死んだかを知らない人は思った以上に多い。」作中のこの一文は、今まで考えたことがなかった死者側の視点で胸をつかれました。
予期せぬ事件や事故で突然死すると、残された人は死因が分かっても本人は知ることが出来ないのか…。
その辺り死後のシステム(?)は不明ですが、確かに自分がどう死んだか知りたい気持ちはわかる気がします。
トラックに轢かれそうになった男の子を助けて亡くなった父親が、生前の営業経験を活かして天から地に降ろして欲しいと説得するシーンがシュールですきでした。
よ -
Posted by ブクログ
傑の妹の若緒は、恋人の大河の運転している車に乗っていて交通事故にあい、後遺症で片足をひきづるようになった。大河は傑の友達。自分の友達でなければ、若緒と大河が付き合うこともなく、妹が交通事故に遭うこともなかったのではないかと、悶々とする傑。事故をきっかけに、傑の家族もぎくしゃくし始める。仕事でもパートの人とぶつかり、さらに悶々とする傑。この物語は3月から10月までの8ヶ月間のできごとで、月毎に8つの章に漢字一文字の名前が付けられている。前半は傑が思い悩む様子が延々と描かれていて歯痒かったが、後半になり、自分なりの答えが出た様子に安堵した。三部作の前作「 ひと」「まち」の登場人物との接点もありよか
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Posted by ブクログ
タクジョ!シリーズ第2弾。
前作は主人公・高間夏子が入社1年目の話だったが、本作では入社4年目に。
夏子は就活生たちに仕事について話したり後輩に目をかけたり。明らかに落ち着き、芯がしっかりしてきている。成長ぶりがすごい。新卒22歳のまだ子どもっぽい感じから自立した社会人へと変貌していく感じは、身に覚えもあってとてもリアルに感じた。
前作と違い、本作はさまざまな登場人物たちの目線で語られる連作短編のようになっていて、夏子の話をたくさん読みたかったので少し残念。けれどタクシードライバーという仕事をあらゆる視点から見ることができて楽しさもあった。
前作と同じく、タクシーに乗ってもほぼ運転手さんと話