小野寺史宜のレビュー一覧

  • うたう

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    「まち」「ひと」「いえ」同様の世界。何ら特別な事件や出来事もない、普通の人たちの普通のまちの中で起きている出来事から切り取られた物語。
    なのに、その淡々とした描写、自然な会話に引き込まれるというか、吸い寄せられる感じで読み進む事になるのは前3作同様で、いずれも穏やかな読後感に浸れ、たまに読みたくなる。
    主人公絹枝の属したバンド名「カニザノビー(蟹座のB型から来てる)」をタイトルにした作品もある様なのでそっちも読んでみるか。

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    2024年08月19日
  • 町なか番外地

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    特に何が起こるわけではないが
    同じアパートの住民達の日々の心の機微をうまく物語にしている
    とても読みやすく、日常的過ぎて自分にあてはめたりしてスルスルと読めた

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    2024年08月19日
  • ホケツ!

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    自分も中学生の時に野球部の補欠だったので、大地の気持ちが少し分かりました。叔母さんとの関係も徐々に変わっていく描写も良かったです。いろいろ気をつかうことができる大地はホントに出来た子だなと思いました。

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    2024年08月18日
  • 町なか番外地

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    最近、小野寺さんの作品の感想はいつも同じことを書いている気がするけど…今作も淡々と静かに日常が描かれた物語だった。
    小野寺さんらしいと言えばそうなんだけど、時間が経ったらきっと内容を覚えていないだろうなぁ。
    他の作品とも区別がつかなくなっていそう。

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    2024年08月16日
  • 今日も町の隅で

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    安定の小野寺さん。
    短編集で、サッと読めて、読後感も爽やか。
    みんな何かしらの挫折や壁に当たっているからこそ、共感しやすいし、その壁を前に主人公たちがどう乗り越えていくかを追いかけたくなります。

    以下、好きな短編とフレーズ。たまに感想。

    ◼️逆にタワー
    p54東京タワーに上れたら楽しかったろうけど。わたし、上から見下ろすより、こうやって下から見上げる方が好き。そのほうが、何か、やってやろうって気になる。

    「していい我慢」という言葉。しっくりきた。

    ◼️冬の女子部長
    p68やってもできないならしかたない。でもできるのにやらないのはダメだ。いざとなればやる。そういうつもりでいるのかもしれな

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    2024年08月14日
  • 町なか番外地

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    ベルジュ江戸川という集合住宅に住む人のお話。
    失敗の人生に目を背けたいと思う時もある。
    だけど、失敗と思っていたことは単なる経験で、失敗ではないことがほとんどなのかもしれない。
    見たいものも見えているものは違う、悲観しなくても案外幸せだし、幸せの種は身近にあるのかもしれない。

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    2024年08月13日
  • ホケツ!

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    小野寺さんの登録10冊目。初期の頃の感動が薄れてきているかも知れない。この本も読み始めて何度も挫折して2ケ月ぐらい掛かってしまった。
    高三の主人公の宮島大地は中学からサッカーをやっているがホケツのまま。離婚した母と暮らして居たが、母親が病死したので伯母に引き取られているが、母にも伯母にもレギュラーと嘘を付いている。毎日の食事の用意も聞かれても答えられないし、実の父親に会うのも明解に答えられない。志望大学も何となく国立大学に勝手に変更してしまう。この優柔不断さや、ホケツに甘んじていることが読んでいて辛くなって来る。サッカー部では下からは慕われているようだが、同級生には後輩に舐められている事を何度

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    2024年08月03日
  • うたう

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    ちょっと期待していたのと違いました。もっと、歌や合唱のことが知りたかったです。楽器の話は、青春感が強く、今の自分には眩し過ぎて、気分が乗りませんでした。なので、好きなところだけ読みました。
    絹枝の母である君枝は、合唱をどのような気持ちでやっていたのだろう。病気である辛さを一時的でも忘れられていたのだろうか。
    歌うことが一つの救いとなっていたのかもしれません。想像すると、とても切ない気持ちになりました。
    作者の文章の印象は、すごく淡々としているなと思いました。
    あと、登場人物や駅名が出てくる頻度がものすごく多かったです。

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    2024年08月03日
  • 町なか番外地

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    なんてことない日常の物語。でも、なんてことない日常ってあまりなく、誰しも少しだけのなんてことある日々を生きてるって感じさせられる。少しのなんてことあるきっかけで変わるなんてことない日常が心地よい。

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    2024年07月31日
  • 町なか番外地

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    心が暖かくなり、様々な愛を感じることのできる小説。

    アパートに暮らす4人の各々のストーリーを楽しめることができます。
    人はそれぞれ抱えているものがあり、住民の各視点や人生観を楽しむことができました。

    アパートでの人との繋がりをいい意味で感じることができると幸せだなっと思います。人として当たり前ですが、挨拶をすると後々の効果を得れると強いですね。
    また、家族愛って素晴らしいと思いました。

    気分転換に読むにはちょうどいい本でした。

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    2024年07月27日
  • 町なか番外地

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    江戸川区のアパート4室に住む、独身女性、男性、3人家族を描く連作短編集。

    マッチングアプリが登場するなど現代的な暮らしの悩みを割とサラッと表現する。小野寺史宜らしい。ただインパクトは弱めなので3ヶ月経ったら内容は忘れると思う。

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    2024年07月26日
  • 今日も町の隅で

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    既に単行本で読んでいましたが文庫本で再読。
    小野寺作品で良く出てくるみつば市に住む、一般の人々の何気ない日常の風景です。
    普通ならここからもう一波乱あるだろうという所から何も起こらないのが、なんとも小野寺さんっぽいなと。

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    2024年07月09日
  • ライフ

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    東京フルボッコの芝居みたいな、
    東京の片隅で起こるとりとめのないこと。
    東京フルボッコの芝居なんて観たことはないが。

    胸熱くなる青春小説、は盛りすぎじゃないか?
    羽鳥のおばあちゃんやら、大家の筧さんやら、
    ちょっと生意気な郡くんにも癒される、
    とりとめのない、でものんびり温かい時間。

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    2024年06月24日
  • ライフ

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    大学卒業後に2回退職してコンビニでバイトして同じアパートに住み続ける幹太が近所の人や同級生と知り合って関わる中で、少しずつ自分を見つめ直す。
    ほほんとした感じの内容だった

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    2024年06月22日
  • ホケツ!

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    ネタバレ

    強くない高校サッカー部の補欠の大地。叔母と二人暮らしで、自己主張が苦手な大地は常に引いた立場にいる。強くないサッカー部にもいろいろな問題があっりするが、そんな大地だから間にはいり、潤滑油の役割を果たすことができる。
    いろいろな出来事を経ていくうちに、少しづつ自分が出せるようになっていく大地の成長が読めて、心温まる。

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    2024年06月19日
  • 縁

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    短編集だけど、それぞれの主人公が繋がっていく物語。

    人って良い面も悪い面もあるけれど、考えかた次第で変わっていくものなんだろうな。価値観の違いは誰しもが持っているもの。

    それが予期せぬ縁で救われるという、なんともほっりと安堵させてくれる物語でした。

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    2024年06月06日
  • まち

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    「ひと」と変わらない、モブキャラに対してもフルネームで説明する文体が印象的。

    おじいちゃんがとても良かった。生まれた時にはいなかったおじいちゃんに対する私の憧れを具現化したようなおじいちゃん。

    東京で、進学でも就職するでもなくバイトで生活する主人公に最初、甘え?を感じたけれど、とにかく目的なくても東京に出ろと進めたおじいちゃんの真意、たくさんの人と交あわせるためなんじゃないかと思ったら泣けた

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    2024年05月22日
  • 食っちゃ寝て書いて

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    無駄に想像しない。無駄に休まない。無駄に求めない。無駄に守らない。 書け、書け、書け、書け。ホームやぞ! 贈答品の海苔 ふくし復氏届 婚族関係終了届 「食っちゃ寝」は人間なら、いや動物なら皆がする営みだが、本書の横尾と菜種の場合は、それに「書く」、或いは「読む」が、日常の大きなファクターとして加わっている。

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    2024年05月24日
  • みつばの郵便屋さん あなたを祝う人

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    シリーズ7作目。
    今回は人の生死に関わる話が多かった。
    郵便配達も長くやっていると、そういうことに出くわす機会も増えそう。
    思い出の回想も増えてきて、次回はいよいよ最終巻。どんなラストかな。

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    2024年05月08日
  • タクジョ!

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    筆者は、街を巡るのが本当に好きなんだなぁと感じました。出てくるタクシー会社も実在するタクシー会社をモデルにしているし、小説と地図を照らし合わせて、夏子さんの運転するタクシーといっしょに街を巡るのも楽しみ方だと思う。ただ、たしか南初台ICは内回りしか入口がないので中央道方面には行けないと思います。

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    2024年05月05日