小野寺史宜のレビュー一覧

  • ライフ

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    日常。穏やかな日常。
    特別大きな出来事もなく、だれにでもありそうな毎日が描かれてるけど、
    自分はこれでいいんだろうか…と頭の片隅で思ってる人は、読むとこんな自分でもまぁいいかと思えるかも。

    『やりたいことが特別である必要はないんだよなぁ』
    まわりがアッと驚く特別な人でなくとも、自分らしく誠実に生きていれば、誰かの役にたってる。そう思って私も自信をもって生きていこう…かな。

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    2024年10月09日
  • いえ

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    いえ、に留まらず仕事や人間関係、何でももやもやと消化できないことって多いことだと思いますが、読んでいると全て肯定されるような安心感があります。別に解決するわけじゃないけど、悩んだりすることは当たり前なのだと。

    わたしが傑の立場ならどうするか?若緒ならどう考えるか?母なら?と主人公視点で語られるお話しながら、色々考えながら読めるのが楽しい。
    江藤くんにも会えて(そういう気分になる)、ほっこりしました。

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    2024年10月03日
  • うたう

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    ネタバレ

    大学で組んだバンド「カニザノビー」の4人の音楽と人生のお話。どこにでもいるような人々のお話だが、何か好きなもの、大切に想う事がある事で救われたり前を向けたりするんだろうな。ただもう少し盛り上がる、心騒ぐエピソードがあれば良かったかも。全体的にモヤモヤして終わる話の印象でした。

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    2024年09月23日
  • 天使と悪魔のシネマ

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    自分が死んだことに気づかない、とか気づいてて最後のお別れに自分の家族や彼女に会いに行ったり、それが天使や悪魔の仕業だったりいろんなパターンがあって読み飽きなかった。

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    2024年09月22日
  • うたう

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    これまでの「ひと」「まち」シリーズよりは優しい、逆にいうと印象がぼやけた物語。4人別々の物語が進む中で、それぞれの過去が分かってくる、という仕掛けはわかるが、一冊の物語としてはやっぱり印象がぼんやりする。自作に期待します。

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    2024年09月11日
  • みつばの泉ちゃん

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    わけあって祖母に預けられた
    小学3年生の泉ちゃん。
    自営のコンビニを畳もうとしている
    ご近所さんは、彼女の言葉にしんみり。

    中学1年生の創作クラブ。
    ヤル気がないのに傑作かも!?な文を書いた
    泉ちゃんと出会った少女が友達になる。

    高校2年生の泉ちゃんに
    猫可愛がりされている年下の従兄弟は
    この不思議な関係を説明する言葉を持たない。

    …そんな感じで、前半はみんなから見た
    泉ちゃんの子供時代の物語。
    後半は、泉ちゃん視点で恋愛要素の物語。
    前半のエピソードが後半でゆる〜く効いてくる。

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    2024年08月27日
  • みつばの泉ちゃん

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    08月-11。3.5点。
    みつばの郵便屋さんシリーズに出てきた、片岡泉が主人公。幼少から大人までを、周囲の人物と共に描く。

    読みやすく、面白い。

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    2024年08月26日
  • いえ

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    妹の事故から起きてしまっている家族のギクシャクがこれからどう展開していくのか、気になります。「5月花」の章まで。126ページ。家族の幸せを考えるきっかけになりそう。

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    2024年08月23日
  • みつばの郵便屋さん そして明日も地球はまわる

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    08月-08。3.5点。
    みつばの郵便屋さん、最終巻。
    軽妙なセリフ回しが心地よい。面白かった。

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    2024年08月21日
  • 町なか番外地

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    ベルジュ江戸川というアパートに住んでいる4人の日常を書いてます。
    小野寺さん読んでると、江戸川にちょっと詳しくなれる気がする。

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    2024年08月19日
  • うたう

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    「まち」「ひと」「いえ」同様の世界。何ら特別な事件や出来事もない、普通の人たちの普通のまちの中で起きている出来事から切り取られた物語。
    なのに、その淡々とした描写、自然な会話に引き込まれるというか、吸い寄せられる感じで読み進む事になるのは前3作同様で、いずれも穏やかな読後感に浸れ、たまに読みたくなる。
    主人公絹枝の属したバンド名「カニザノビー(蟹座のB型から来てる)」をタイトルにした作品もある様なのでそっちも読んでみるか。

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    2024年08月19日
  • 町なか番外地

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    特に何が起こるわけではないが
    同じアパートの住民達の日々の心の機微をうまく物語にしている
    とても読みやすく、日常的過ぎて自分にあてはめたりしてスルスルと読めた

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    2024年08月19日
  • ホケツ!

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    自分も中学生の時に野球部の補欠だったので、大地の気持ちが少し分かりました。叔母さんとの関係も徐々に変わっていく描写も良かったです。いろいろ気をつかうことができる大地はホントに出来た子だなと思いました。

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    2024年08月18日
  • 町なか番外地

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    最近、小野寺さんの作品の感想はいつも同じことを書いている気がするけど…今作も淡々と静かに日常が描かれた物語だった。
    小野寺さんらしいと言えばそうなんだけど、時間が経ったらきっと内容を覚えていないだろうなぁ。
    他の作品とも区別がつかなくなっていそう。

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    2024年08月16日
  • 今日も町の隅で

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    安定の小野寺さん。
    短編集で、サッと読めて、読後感も爽やか。
    みんな何かしらの挫折や壁に当たっているからこそ、共感しやすいし、その壁を前に主人公たちがどう乗り越えていくかを追いかけたくなります。

    以下、好きな短編とフレーズ。たまに感想。

    ◼️逆にタワー
    p54東京タワーに上れたら楽しかったろうけど。わたし、上から見下ろすより、こうやって下から見上げる方が好き。そのほうが、何か、やってやろうって気になる。

    「していい我慢」という言葉。しっくりきた。

    ◼️冬の女子部長
    p68やってもできないならしかたない。でもできるのにやらないのはダメだ。いざとなればやる。そういうつもりでいるのかもしれな

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    2024年08月14日
  • 町なか番外地

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    ベルジュ江戸川という集合住宅に住む人のお話。
    失敗の人生に目を背けたいと思う時もある。
    だけど、失敗と思っていたことは単なる経験で、失敗ではないことがほとんどなのかもしれない。
    見たいものも見えているものは違う、悲観しなくても案外幸せだし、幸せの種は身近にあるのかもしれない。

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    2024年08月13日
  • ホケツ!

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    小野寺さんの登録10冊目。初期の頃の感動が薄れてきているかも知れない。この本も読み始めて何度も挫折して2ケ月ぐらい掛かってしまった。
    高三の主人公の宮島大地は中学からサッカーをやっているがホケツのまま。離婚した母と暮らして居たが、母親が病死したので伯母に引き取られているが、母にも伯母にもレギュラーと嘘を付いている。毎日の食事の用意も聞かれても答えられないし、実の父親に会うのも明解に答えられない。志望大学も何となく国立大学に勝手に変更してしまう。この優柔不断さや、ホケツに甘んじていることが読んでいて辛くなって来る。サッカー部では下からは慕われているようだが、同級生には後輩に舐められている事を何度

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    2024年08月03日
  • うたう

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    ちょっと期待していたのと違いました。もっと、歌や合唱のことが知りたかったです。楽器の話は、青春感が強く、今の自分には眩し過ぎて、気分が乗りませんでした。なので、好きなところだけ読みました。
    絹枝の母である君枝は、合唱をどのような気持ちでやっていたのだろう。病気である辛さを一時的でも忘れられていたのだろうか。
    歌うことが一つの救いとなっていたのかもしれません。想像すると、とても切ない気持ちになりました。
    作者の文章の印象は、すごく淡々としているなと思いました。
    あと、登場人物や駅名が出てくる頻度がものすごく多かったです。

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    2024年08月03日
  • 町なか番外地

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    なんてことない日常の物語。でも、なんてことない日常ってあまりなく、誰しも少しだけのなんてことある日々を生きてるって感じさせられる。少しのなんてことあるきっかけで変わるなんてことない日常が心地よい。

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    2024年07月31日
  • 町なか番外地

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    心が暖かくなり、様々な愛を感じることのできる小説。

    アパートに暮らす4人の各々のストーリーを楽しめることができます。
    人はそれぞれ抱えているものがあり、住民の各視点や人生観を楽しむことができました。

    アパートでの人との繋がりをいい意味で感じることができると幸せだなっと思います。人として当たり前ですが、挨拶をすると後々の効果を得れると強いですね。
    また、家族愛って素晴らしいと思いました。

    気分転換に読むにはちょうどいい本でした。

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    2024年07月27日