小野寺史宜のレビュー一覧

  • ぼくは刑事です

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    刑事ものではあるが、普通の刑事ものではない。
    刑事を仕事としている普通の男性の、その普通の男性目線での刑事もの。

    いわゆる事件、警察が取り上げるような事件も起きる。でも、刑事である男性が眺めるレベルでしか事件は語られない。
    むしろ男性にとって時間が起きるのは私生活。
    その私生活を淡々と過ごし、葛藤する。
    そして、その私生活には、警察官という職業が制約をかけてくる。
    真面目で素直な男性の姿が淡々と描かれる物語だった。

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    2025年11月07日
  • ぼくは刑事です

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    ネタバレ

    淡々と切なかった。
    海のはじまりとかぶつてるなぁと。
    実の娘ではないけど元恋人の娘。海も被ってる。
    警察官の身辺調査のことは親戚に似たような話しがあって聞いていた。今回の父親の傷害による実刑はアウトなんだ。厳しい。一度でも犯罪歴があれば✕か。芸能人なんて何回でも覚せい剤とかで逮捕されてもまた復活してくるけどね〜。
    最後は大丈夫だったんだよね?海音ちゃんのために無事でいてよ!

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    2025年11月05日
  • ぼくは刑事です

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    小野寺史宜さんは好きな作家さんのひとり。
    小野寺さんの作品を読みながらよく思うのが、関東、特に東京の地理がわかるとより物語を身近に感じて、物語に入り込めるだろうなぁ、と。
    実際、私は大阪が舞台の小説で具体的な地名が出てくると、その町の中に身を置いているような錯覚を楽しめるから(笑)

    さて、本作『ほくは刑事です』
    タイトルに「刑事」が付くけれど刑事小説でも、ミステリーでもなく、読み始めたら「あぁ、小野寺節だ…」と。

    刑事であるぼく=律(りつ)の2年間が春・夏・秋・冬と季節ごとに描かれる。
    会話文が多いので、ドラマの場面のようでさらさらと読めた。

    「将来のため」という言葉はよく口にしてきたし

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    2025年11月02日
  • タクジョ!

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    小野寺作品3作目。
    女性タクシー運転手の半年間を追っていく作品。結構淡々と描かれており、山場もない感じかなぁ。

    優しい感じの文体ではあるものの、物足りなさ・軽さを感じた。

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    2025年10月27日
  • あなたが僕の父

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    新たに父親と同居すらことになった息子、2人の日常が描かれていました。
    男同士のぶっきらぼうと言える日々の様子が大丈夫なのかな?
    と心配でしたが、良い関係性が築かれていき心が暖まりました。

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    2025年10月25日
  • 町なか番外地

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    川縁の小さなアパートに住む四人。
    顔を合わせれば挨拶はするけど、名前も顔も知らないまま。
    それぞれの日常にふとした揺らぎが起きた時、ふと向かう「番外地」
    地番の付いていない土地と、居場所の定まらない自分。
    考えすぎてしまう人と考えなさすぎる人、
    どちらにも共感できてしまった私もまた番外地なのかも。

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    2025年10月22日
  • いえ

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    お手本のような好青年が主人公だった「ひと」「まち」とは違い同じ好青年だが劣等感や卑屈さなど人間誰しもがもつマイナスの感情が繊細に描かれているので親近感が湧いた。
    「人間、ものの感じ方は変えられない。~でも感じたあとの行動を変えることはできる。」という一文もあったように傑が最初に感じていたマイナスの思いからプラスの行動に変えていく様は立派だなと思った。傑が泉田さんや亮英に自分から謝って和解したように僕も自分から素直に謝ることの出来る人間でありたい。
    「ひと」に登場するおかずの田野倉、「まち」の主人公である瞬一などやはり過去作品と繋がっているの要素がいくつかあったので嬉しかった。
    瞬一が消防士試験

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    2025年10月22日
  • まち

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    前作の「ひと」同様、登場人物に良い人が多く読んでいて心が温まる。今作だと徳三さんのキャラクターが好きだった。
    両親を失った青年という点では「ひと」と同じだか、柏木聖輔は人に助けてもらう印象が強かった一方で瞬一は人を助ける印象が強かったような気がする。
    第3作の「いえ」ではどうなるのかも楽しみだ。
    自分も名古屋に来て今は1人だが職場の人達にも恵まれてそれなりに楽しい生活を送れている。ただ、それとは別で隣人や同じアパートの人との繋がりがあったら楽しいのだろうなと思う。
    次に引っ越す家ではちゃんと挨拶に行こう。
    作中に前作で聖輔が働いていたおかずの田野倉が出てきたことも嬉しかった。

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    2025年10月21日
  • ぼくは刑事です

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    なんでしょう?ほんわかした小野寺劇場?日々時間に追われ、休みもプライベートも無い若手刑事の事件以外の日常生活のお話。
    結婚を考えた彼女と別れた数ヶ月後に事故で亡くなって、その娘を引き取る?現実的にどうだろ?いくらなんでもないかな、、、

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    2025年10月19日
  • 今夜

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    4人のそれぞれの夜。
    4人の物語は少しずつ重なって紡がれていく...

    読みやすくて、それぞれの話に前を向ける何かがあるのが良かったです。

    夜が少し好きになりそうです。

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    2025年10月15日
  • ディア・オールド・ニュータウン

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    どうでも良い登場人物にフルネームが気になる。
    ほっこりする人もいるかもだが、冗長な会話にもういいかなと思う。

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    2025年10月03日
  • ディア・オールド・ニュータウン

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    出た「みつば」と思い、読み進めていたら「みつば郵便局」まで。相変わらずの軽妙洒脱な会話に思わず吹き出す。確かに出前文化は風前の灯火か。

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    2025年09月30日
  • タクジョ!

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    新卒でタクシー会社に入社し女性ドライバーとなった、夏子、同期入社の友人や諸先輩方のアドバイスがあり、日々の業務をこなしていくストーリーが描かれている作品。
    シリアスな内容に期待したが、終始軽い感じの内容に少しではあるが評価が落ちた。
    女性ドライバー頑張れ!!

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    2025年09月28日
  • 天使と悪魔のシネマ

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    生と死にまつわるお話を集めた短編集、というところでしょうか。天使や悪魔も出てきたり、全体はダークな話が多い中、ホロっとさせられる展開もあり楽しめました。
    ただ全体的にあっさりしていて物足りなさも感じてしまいました。

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    2025年09月26日
  • とにもかくにもごはん

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    ネタバレ

    子ども食堂ってワードでほのぼの系ではないだろうなと身構えていましたが、そこまで大きな出来事がある訳でもなくだからと言って軽すぎる訳でもない、丁度いい重さの物語でした。それぞれ様々な事情があるけれど、全体的に最後はちょっとほっこりした気持ちになれました。
    個人的に子ども食堂をするきっかけの子との再開シーンがあっさりし過ぎてるように感じて、え!?これで終わり!?続きは!!って思っちゃいました…

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    2025年09月26日
  • 太郎とさくら

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    故郷の静岡で行われた姉さくらの結婚式に現れたのは、姉の実の父だった。それを知った弟の太郎は、追い払われたその男野口を追いかけて名刺を渡す。
    それから始まる太郎と野口との邂逅が描かれる。
    アルバイトで生計を立てている野口もだけど自分のアパートに同居させてあげたりして、太郎もなんとも言えない感じ。血のつながりは無いのに、どこか似通ったところがあるように思えた。
    考えるより先に行動してしまうところとか、深く考えずに思った事を口にしてしまうところとか。
    筆者らしい、人を丹念に描いた作品。

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    2025年09月21日
  • 今日も町の隅で

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    それぞれが、ささやかな、いや、本人にとっては大きな問題を抱えながら、同じ町の中で過ごしている。
    頭がフル回転して働いている昨今の私には軽くてよかった(笑)
    「君を待つ」がよかったかな。
    それぞれの選択がこれから先よい方向にいきますように。
    と、小野寺さんの本には、この街が出てくるんだけど、私も住んでる気分になる(笑)住みたいのかも。

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    2025年09月19日
  • 町なか番外地

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    ベルジュ江戸川に住む4人の、慎ましく前向きに歩いていこうと一歩踏み出す話。小野寺氏特有の何となく元気をもらえる読後。

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    2025年09月15日
  • みつばの泉ちゃん

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    泉ちゃんの人生の20年の切り取り。どこにでもいそうだけどいなさそうな、自分もこんな感じで人から見た自分と自分から見た自分が存在するんだよなぁと思った。

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    2025年09月14日
  • 町なか番外地

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    東京と千葉の境にある、駅徒歩二十分のアパート、ベルジュ江戸川の四室に住む人たちの日常。201号室の女は、マッチングアプリで二度彼氏が出来、二度、失敗する。夫婦仲がうまくいかず、中学生の娘にも疎まれている102号室の男は、会社でも嫌われていて遠方への異動を言い渡される。202号室の女は、学生時代の友人が五年前に自殺していたことを知り、101号室の男は、年度末で退職したものの、次に進めず夏の終わりを迎える。出くわしたら挨拶はするが、ほとんど顔も見ず行き過ぎるだけの関係。最後の話で一堂に会する。が、特に何も起こらない。

    ホームセンターだったり、飲食店だったり、食品メーカーだったり、ごくごく普通の会

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    2025年09月11日