小野寺史宜のレビュー一覧
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ネタバレさすがだなぁ。
小野寺氏。
やっぱり上手。
個人的に印象に残ってるのは、人事部長であるお父さん。
わたしでもそんな中途半端なやつきたら、は?って思うと思うなぁ。
でも確かに、大人なんだから、反対とか意味ないよね。。
あとは夫が沖縄で植木職人希望で離婚も衝撃的だった。
でも、離婚、しなくてもいい気もした。
円満離婚じゃなくて、円満別居で。
心も離れたなら、離婚でもいいけど、別に家族として離れて暮らすだけで、だから離婚にしなくてもとりあえずいいんじゃないのかな??
また後から考えれば。
みんな答えを急ぎすぎてる気がした。
まあ、この本の中で、解決しないとダメだから急足になるのは致し方なし。
小 -
Posted by ブクログ
困っている人がいたら助けになりたい。
そうしなかったなら、きっと自己嫌悪に陥って、
後悔する事になる。
ここまではOK。
けど、「たとえ自分が泥を被ることになっても」
という但し書きがついた途端に、
口ごもる。腰が引ける。逃げ腰になる。
自分一人ならどうやってでも生きていけるし。
なかなかそんな風には思いきれない。
それは私の仕事ではありません。
言い訳ばかり浮かんでくる。
それをさらりとやってしまうところが眩しい。
正に光が射している。
犠牲、とも思わず、誰を恨むでもなく、
これでいいとまっすぐ立っている若者が、
眩しくて仕方ない。
いや、そんな大層な小説ではないのかもしれないが。
勇気 -
Posted by ブクログ
人には光があり、陰がある。どちらも同じ人のなかにある。それは変えられない。
人とはそういうものだ。出会うタイミングが大事。それですべてが決まってしまうこともある。
大変な分楽しい、と言えるかもしれない。
笑顔にうそがないのは本当にいい。
どうやっても大変は大変。ならせめて、大変だけど楽しい、をずっと感じていたい。楽しいけど大変、よりは、大変だけど楽しい、のほうがいい。
正解なんてないよ。結局、自分の言葉で言わないと何も伝わらないから。
理解してくれたうえで無干渉。それが理想。
どうしても自分の意図が伝わらないなんてことにもなる。そうなったときに一つ一つ片づけていくしかないでしょ。
無理に続けよ -
Posted by ブクログ
小野寺さん8冊目。
自動車の運転教習所教官の仕事小説かと思ったが、離婚して妻と一緒にいた高校生の娘の妊娠騒動がメイン。10年以上会えなかった娘に親バカが炸裂。元妻に同行を頼まれ、相手の親や高校に同行し、言わなくて良いこともつい言ってしまう。纏わりついたと勘違いして、娘の友達を捕まえたり、娘の妊娠させた相手を恫喝したりということも。
それでいて教官としては交通法規を厳守し、生徒に誠実に対処する。ギャップがありすぎなような気がする。
小説に多数出て来る古いロックの曲が、聴けば分かるかも知れないが、タイトルだけでは思い出せない。主人公の心象風景を強く表しているのだろうが、浮かばず残念。 -
Posted by ブクログ
映画館に入る前と
映画館を出たあとでは
何かが変わっている
だから映画は好き
(冒頭のことばより)
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人生には良いことも悪いこともあり、それを天使と悪魔の仕業と考えることもできます。
本書は生と死にスポットライトをあてた10編の物語がみられる映画館、という設定です。
装丁も凝っていて、扉がそれぞれレイトショーで映画を観ている風のイラストになっています。
(ただ、p.147の扉は、観客の人がこちらを振り返るイラストになっており、一瞬、自分が見られているかも…とドキッとします)
読み終えると真っ黒でノイジーなページが続き、まるでエンドロールのようでした。
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今回のおすすめ『おれ、降臨』
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Posted by ブクログ
作者名で読んでいるが、今回の作品は主人公側に多分に問題が多く、内容も暗く辛い場面が続くが、淡々として書かれているので何とか読み終えられた。
結婚して4年目なのに奥さんが交通事故で亡くなってしまう。毎晩、ビールを飲みながら残された携帯のパスワードを打つ毎日。どんどん酒量が増え、止瀉剤も飲むほどで仕事にも影響が出始める。
解除された奥さんの携帯に残された不倫の形跡。
奥さんの秘密が次々と明かされて行くが、その原因の一つに主人公の問題も。主人公の高校時代の恋愛観、奥さんが流産してから関係など。
重い、重すぎる。多少の未来への明るさが仄みえて、何とか締めて貰った。