小野寺史宜のレビュー一覧

  • 君に光射す

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    商業施設の警備員をしている圭斗。以前は小学校の教師をしていた。そこで保護者の相談に乗った事をきっかけに辞めてしまった。それからは人と関わらないような生き方をしてきた。だがそんなある日置き引きをしようとした女児を止めた事から新たな生き方を歩き出す。
    一人の青年が失望から立ち直り前進していく姿が描かれている。 
    物語は淡々と進んでいく。するすると読める一冊。

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    2023年12月30日
  • ライフ

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    シリーズ3作目?として読んだ。1作目と2作目は間隔空いたので登場人物の重なりとかは忘れていたが世界観は新鮮だった。ただ今回は前2作に比べてただ少し間延びした感じもあった。アゲインストな環境にも腐らずピュアに人を信じて何気ない日常を過ごす様子は心が洗われるが、少し時間を空けてから読むぐらいが丁度いいのかと思った。

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    2023年12月30日
  • 食っちゃ寝て書いて

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    最初はちょっと読みにくいなぁと思い、読み切れるか心配したけど、編集者が菜種くんが出てきてからはグッと読みやすくなった。
    作品を書くのは作家でも、物語を作り上げでいくのは編集者と作家の二人三脚なんだなーと思ってと思った。

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    2023年12月27日
  • 君に光射す

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    困っている人がいたら助けになりたい。
    そうしなかったなら、きっと自己嫌悪に陥って、
    後悔する事になる。
    ここまではOK。
    けど、「たとえ自分が泥を被ることになっても」
    という但し書きがついた途端に、
    口ごもる。腰が引ける。逃げ腰になる。

    自分一人ならどうやってでも生きていけるし。
    なかなかそんな風には思いきれない。
    それは私の仕事ではありません。
    言い訳ばかり浮かんでくる。

    それをさらりとやってしまうところが眩しい。
    正に光が射している。
    犠牲、とも思わず、誰を恨むでもなく、
    これでいいとまっすぐ立っている若者が、
    眩しくて仕方ない。
    いや、そんな大層な小説ではないのかもしれないが。
    勇気

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    2023年12月18日
  • 食っちゃ寝て書いて

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    ネタバレ

    感想
    自分が思うほど嫌われていない。でも成果は出しておいた方が良い。だから焦りは消えない。好きなことをしていても焦る。なんとかしなくては。

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    2023年12月14日
  • 銀座に住むのはまだ早い

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    将来、銀座に住みたいという小野寺さんが東京23区を歩くというエッセイ。
    家賃5万円ぐらいの物件を探し、住んでみたらどうだろうと辺りを歩いてみる。
    我が家のご近所が出てきて大いに盛り上がったりも。
    ぶらり街歩きは楽しそうだね。

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    2023年12月13日
  • 天使と悪魔のシネマ

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    10編の短編集。
    とある事で死ぬ者と助かる者。
    人間を死なせるために他の人間を巻き込む悪魔。
    それを調整したりして防ぐ天使。
    人間の命をゲームみたいにしないでほしい…。
    他にも亡くなった人が会いに来たり、死んだ自分が会いに行ったりする話も。
    ボールのようで、ふわふわ動いてほよんと人にはじかれる霊の様子を想像したらとても可愛らしい。
    ラストの天使と悪魔の攻防戦。
    中津巧と大井潔武との命をかけた戦い。
    もちろん天使が勝ったはず!
    中津巧の決心は強いから。
    『わたし』の悪魔と『おれ』の天使。
    一人称がイメージと反対なのに最後に気づく。

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    2023年12月01日
  • 君に光射す

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    人には光があり、陰がある。どちらも同じ人のなかにある。それは変えられない。
    人とはそういうものだ。出会うタイミングが大事。それですべてが決まってしまうこともある。
    大変な分楽しい、と言えるかもしれない。
    笑顔にうそがないのは本当にいい。
    どうやっても大変は大変。ならせめて、大変だけど楽しい、をずっと感じていたい。楽しいけど大変、よりは、大変だけど楽しい、のほうがいい。
    正解なんてないよ。結局、自分の言葉で言わないと何も伝わらないから。
    理解してくれたうえで無干渉。それが理想。
    どうしても自分の意図が伝わらないなんてことにもなる。そうなったときに一つ一つ片づけていくしかないでしょ。
    無理に続けよ

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    2023年12月02日
  • 本日も教官なり

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    小野寺さん8冊目。
    自動車の運転教習所教官の仕事小説かと思ったが、離婚して妻と一緒にいた高校生の娘の妊娠騒動がメイン。10年以上会えなかった娘に親バカが炸裂。元妻に同行を頼まれ、相手の親や高校に同行し、言わなくて良いこともつい言ってしまう。纏わりついたと勘違いして、娘の友達を捕まえたり、娘の妊娠させた相手を恫喝したりということも。
    それでいて教官としては交通法規を厳守し、生徒に誠実に対処する。ギャップがありすぎなような気がする。
    小説に多数出て来る古いロックの曲が、聴けば分かるかも知れないが、タイトルだけでは思い出せない。主人公の心象風景を強く表しているのだろうが、浮かばず残念。

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    2023年11月22日
  • 近いはずの人

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    妻を突然事故という形で失ってしまった男性の毎日が淡々と綴られてる。
    実感がわかず、平気な様で全然平気じゃない感じが、地味に切ない。


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    2023年11月21日
  • 天使と悪魔のシネマ

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    映画館に入る前と
    映画館を出たあとでは
    何かが変わっている
    だから映画は好き
    (冒頭のことばより)

    人生には良いことも悪いこともあり、それを天使と悪魔の仕業と考えることもできます。
    本書は生と死にスポットライトをあてた10編の物語がみられる映画館、という設定です。
    装丁も凝っていて、扉がそれぞれレイトショーで映画を観ている風のイラストになっています。
    (ただ、p.147の扉は、観客の人がこちらを振り返るイラストになっており、一瞬、自分が見られているかも…とドキッとします)

    読み終えると真っ黒でノイジーなページが続き、まるでエンドロールのようでした。

    今回のおすすめ『おれ、降臨』

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    2023年11月12日
  • 近いはずの人

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    作者名で読んでいるが、今回の作品は主人公側に多分に問題が多く、内容も暗く辛い場面が続くが、淡々として書かれているので何とか読み終えられた。
    結婚して4年目なのに奥さんが交通事故で亡くなってしまう。毎晩、ビールを飲みながら残された携帯のパスワードを打つ毎日。どんどん酒量が増え、止瀉剤も飲むほどで仕事にも影響が出始める。
    解除された奥さんの携帯に残された不倫の形跡。
    奥さんの秘密が次々と明かされて行くが、その原因の一つに主人公の問題も。主人公の高校時代の恋愛観、奥さんが流産してから関係など。
    重い、重すぎる。多少の未来への明るさが仄みえて、何とか締めて貰った。

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    2023年11月06日
  • 本日も教官なり

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    ネタバレ

    益子豊士
    四葉自動車教習所の教官。四十五歳。

    岡美鈴
    豊士の元妻。アパレルメーカー勤め。

    美月
    豊士の娘。十七歳で妊娠。

    高梨
    美鈴が付き合ってる会社員。

    万由
    豊士が付き合ってる。期限付きで大阪に異動。繊維メーカー勤め。

    林田佳世
    教習生。三十五歳。AT限定。

    小西日南子
    教習所のカウンター担当。

    臼井しの
    六十九歳の教習生。

    加島
    教習所教官。

    津村良太
    教習所教官。

    吉野草安
    ロックバー『ソーアン』のマスター。五十五歳。

    森田冬香
    『ソーアン』のアルバイト。三十八歳。十七歳の息子、幹矢がいる。

    維安
    草安の子ども。スカイマップ・アソシエイツというプロのミュージシャ

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    2023年10月25日
  • 君に光射す

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    するするーと読めて面白い。
    さすが小野寺先生。
    みんな真面目。
    言葉遣いが丁寧なところも好き。
    読後感が良い作品。

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    2023年10月20日
  • ひりつく夜の音(新潮文庫)

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    ネタバレ

    下田保幸
    クラリネット奏者。解散した『井村勝とロンサム・ハーツ』の元メンバー。四十六歳。

    草木精二
    カフェ『ジャンブル』のマスター。

    佐久間音矢
    警察に捕まり、身元引受人に下田を指名。二十二歳。ギタリスト。

    佐久間留美
    二十五年前に下田が大学生の頃に付き合ってた。十二年前に脳腫瘍で死んでいる。

    野沢
    男性警官。

    小川栄
    ロンサム・ハーツで下田の前にクラリネットを吹いていた。いわば下田の師匠。

    鈴森朋子
    下田の高校の同級生。ブラスバンド部。

    薮内
    下田の生徒。四十歳独身男性。

    高倉乃々
    フリーライター。下田が通う朝食バイキングの常連。

    岸忠義
    弁護士。

    松江省吾
    スカイマップ

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    2023年10月03日
  • 君に光射す

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    心優しい圭人
    教師になり
    可愛い教え子達に囲まれ
    充実した日々を
    静かに過ごししていた

    そんな時に
    家庭に問題を抱えた児童を知り
    教師の立場を越え解決に乗り出す

    (人として間違った行動はしていないのに
    教師としては認められない歯痒さは
    何とも言いようがない感じだった)

    教師を辞め人となるべく関わらない
    警備員として働くが
    そこで出会った少女は
    自分が幼少期に体験した同じ影を持っていた…

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    2023年09月15日
  • 君に光射す

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    ネタバレ

    小学校の教師だった主人公が、保護者の相談を受けたことがきっかけで教師を続けらなくなり、警備員になったら今度は置き引きをする少女と出会ってしまい、前回のように直接自分が動くのではなく、距離感を持ってサポートができるようになっていく、という内容。登場人物はみなさんとにかく静かで真面目で、自分の気持ちを静かに語る。強く働きかけてくる内容でないものの、その静かな信念が印象に残った。

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    2023年09月08日
  • ライフ

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    特別大きな何かが起こるわけじゃないけど、幹太の人柄と、彼の気持ちが少しずつ変わっていく感じが心地好い。

    パート仲間の七子さんだったり、大家さんとのやりとりも、ほのぼので良い。

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    2023年09月06日
  • 近いはずの人

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    『ひと』を読んでから気になった作家さん。
    今回は「近いはずの人』ということで、夫婦のお話。

    亡くなった奥さんの携帯から、別の男性とのメールのやり取りを見つけてしまう。それを知った男の葛藤。

    0000から暗証番号を打ち続けてロックを解除してするとか、どんな根気…。

    真相は何とも言えないけれど、近くにいる人の事なんて、分かっているようで分かっていない。
    知らない事なんて多いし、知らない方がいい事もあるかもしれない。

    「313ページのたったひと言にあなたはきっと涙する」って帯に書いてあったけど、それはあまりよくわからなかったなぁ。

    結婚してると違うのかなぁ。

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    2023年07月12日
  • 銀座に住むのはまだ早い

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    小野寺作品、初めて読みました。
    どの区に住むか、毎回楽しみながら読めた。
    巻末の短編小説も軽く読めて、今度は小説を読んでみよう。

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    2023年07月09日