小野寺史宜のレビュー一覧
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ネタバレ益子豊士
四葉自動車教習所の教官。四十五歳。
岡美鈴
豊士の元妻。アパレルメーカー勤め。
美月
豊士の娘。十七歳で妊娠。
高梨
美鈴が付き合ってる会社員。
万由
豊士が付き合ってる。期限付きで大阪に異動。繊維メーカー勤め。
林田佳世
教習生。三十五歳。AT限定。
小西日南子
教習所のカウンター担当。
臼井しの
六十九歳の教習生。
加島
教習所教官。
津村良太
教習所教官。
吉野草安
ロックバー『ソーアン』のマスター。五十五歳。
森田冬香
『ソーアン』のアルバイト。三十八歳。十七歳の息子、幹矢がいる。
維安
草安の子ども。スカイマップ・アソシエイツというプロのミュージシャ -
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ネタバレ下田保幸
クラリネット奏者。解散した『井村勝とロンサム・ハーツ』の元メンバー。四十六歳。
草木精二
カフェ『ジャンブル』のマスター。
佐久間音矢
警察に捕まり、身元引受人に下田を指名。二十二歳。ギタリスト。
佐久間留美
二十五年前に下田が大学生の頃に付き合ってた。十二年前に脳腫瘍で死んでいる。
野沢
男性警官。
小川栄
ロンサム・ハーツで下田の前にクラリネットを吹いていた。いわば下田の師匠。
鈴森朋子
下田の高校の同級生。ブラスバンド部。
薮内
下田の生徒。四十歳独身男性。
高倉乃々
フリーライター。下田が通う朝食バイキングの常連。
岸忠義
弁護士。
松江省吾
スカイマップ -
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『ひと』を読んでから気になった作家さん。
今回は「近いはずの人』ということで、夫婦のお話。
亡くなった奥さんの携帯から、別の男性とのメールのやり取りを見つけてしまう。それを知った男の葛藤。
0000から暗証番号を打ち続けてロックを解除してするとか、どんな根気…。
真相は何とも言えないけれど、近くにいる人の事なんて、分かっているようで分かっていない。
知らない事なんて多いし、知らない方がいい事もあるかもしれない。
「313ページのたったひと言にあなたはきっと涙する」って帯に書いてあったけど、それはあまりよくわからなかったなぁ。
結婚してると違うのかなぁ。 -
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妻絵美が友人と遊びに行く途中の山中でタクシーごと事故に合い亡くなった。残された俊英は、妻の持ち物の携帯電話のロックを解除する日々。周りからは付き合いが悪く、集中力もないと思われる毎日。そんな中、弟の結婚話が持ち上がる。
無気力な主人公と、その無気力の原因から始まり、結構長い間説明で終始する前半。携帯電話のロック解除のトライが続き、特に話が進まないのが難。しかし、携帯電話のロック解除がある程度目処が付き始めた頃から話の展開が始まる。
妻の大学でのエピソードや、やや特殊な家庭事情でまあボリュームはあるものの、ちょっと無駄なエピソードで無理やり膨らませた感のあるストーリー。確かに展開し始めてから -
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小野寺さんは本当に日常を切り取るのが上手いなぁ。
端から見たら何の変哲もない日常なのに、小野寺さんの手にかかれば、たちまち味わいのある誰かの日常へと変化する。
そんな風に思わせてくれる短編集でした。
お気に入りは、
*冬の女子部長
*君を待つ
*ハグは十五秒
*カートおじさん
小さなものから大きなものまで、日常的に幾度となく迫られる選択の数々。その大小に関わらず感情は揺れ動くもの。
そんな登場人物たちの様子が描かれていました。
転校生に翻弄される小学生から妻の浮気を疑う夫…と、世代もシチュエーションも様々でそっと見守るような気持ちで読み終えました。
軽い読み心地で隙間時間にもピッタリ!
ち -
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小野寺さん5冊目だが、今までの本と違い、暗い内容で読むペースが一気に落ちて、何冊も時代小説を間に読んでしまった。本の帯に「その夜、四人の男女は、闇に侵された」とあった。四人を別々に主人公とした短編だが、個々に何らかの関連を持つ。
人気のある対戦相手を倒して頂点を感じたボクサー、そのボクサーの支払いを間違えて多く受け取った女性タクシー運転手、そのタクシーで大酒を飲んで帰宅した警察官、その警察官に自宅で殴られた教師の妻。酔った警察官に殴られても抵抗せず重傷を負ったボクサー。
暗い、暗すぎる。夜の闇に飲み込まれたようで苦しい。最後の数ページでやっとの夜明け。微かな光明を見る。
今までの作者の主人公像 -
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主人公は高校生の頃から、いわゆる「普通の人」なのだが、高校時代のバンド仲間は、主人公以外は皆、キラキラしたスター的な存在。時の流れの中で、高校時代のスター達も「普通の人」になって社会に溶け込んでゆく…。
時の移り変わりと共に、表面的なことで言えば、それぞれの生活や関係性も変化してゆくのだが、内面的なものは、実はそれほど大きくは変わらない…さらに言えば、全然変わらないままだったりする。それが主人公やその仲間達との関係性に大きなうねりをもたらし、この小説の最終章に繋がってゆく。
淡々とした「普通の人」の人生なのだけれど、なぜか一気に読めてしまう…そんな小説でした。