小野寺史宜のレビュー一覧

  • 奇跡集

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    とある電車のとある出来事を、その車両に居合わせたいろいろな人の目線で書いてあるお話。
    続きが気になって早く読みたかったけど、それぞれの考えというか気持ちが細かく書かれていたので、一つ一つ言葉を飛ばさずに読んだ。
    最後はどうなるのかと思ったら、「あれ!?終わった!?」という感じだった。
    いろいろな事情と立場の人がいるよなぁということがわかった本でした。

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    2025年05月10日
  • 近いはずの人

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    主人公のスタンスは、わかる。わかってしまう。疑わないことと、疑わないふりをすることの境界線がないあたりなんて、情けないほど共感する。

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    2025年05月10日
  • みつばの泉ちゃん

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    片岡泉、という女性のことを、こどもから大人になるまでに出会った友だちやいとこ、元カレ、職場の人の視点で描き、最後は本人が登場するという構成

    始めは両親の不仲でおばあちゃんに預けられた、少しかわいそうな「泉ちゃん」かと思ったら、全然そんなことはなく、好きなもの、好きな人を好きと言える、真っ直ぐな子。

    中学生、高校生、大人になると、その真っ直ぐさと本人なりの主義主張で、周りを驚かせたり、振り回したりすることもあるけど、不快にはさせず、何か惹きつける、不思議な泉。

    うらやましいとは少し違うけど、人に媚びない、自分なりの主義主張を曲げない真っ直ぐな泉さんが面白かった。

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    2025年05月05日
  • 奇跡集

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    ほっこり、じいんと人生の喜びと哀しみを描く短編集。登場人物たちが少しずつ関わり合い、奇跡を紡いでいく。第二話「大野栞奈の奇跡 情を放つ」が好み。読み終えると、何気ない日常が愛しく思える。小野寺マジックである。

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    2025年05月05日
  • とにもかくにもごはん

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    16時から20時までのたった4時間とそれぞれの回想によって、1日の営業の意味が浮かび上がってくるお話。

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    2025年05月04日
  • みつばの泉ちゃん

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    うわーみつば市ワールド広がってる!
    泉ちゃん、幸せな奥さん、お母さんになったんだね。
    本編、また読みたくなってきた。

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    2025年05月03日
  • 奇跡集

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    阪急電車(有川浩)みたいかなあと思いながら手に取った。出掛けて帰りの電車で読むように買ってしまう。
    連休なのに通勤電車(笑)まあ、私は飛び石だからまあいいけどさ。
    ときどき毎日同じ時間に同じところで会う人(知らない人)や、旅に出た時に隣に座った人の生きざまを妄想するするのが好きな私にとっては格好の本でした。
    2話目と4話目がよかったかな。1歩踏み込む勇気。
    すこしの奇跡だけど、温かい。
    ちょっとしたことで人生というか、その日1日が変わるのだ。
    人の繋がりが人生を変えていく。まさにそうだ。

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    2025年04月27日
  • 食っちゃ寝て書いて

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    小説というよりノンフィクションなのかと思わせる
    作家は書いて、編集者は読む
    編集者さんって 他人を動かす大変なお仕事

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    2025年04月24日
  • いえ

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    読みやすく1日で読み切った。主人公の僻みっぽいところやそこから自己嫌悪でがんじがらめに陥っていくところの閉塞感の表現がうまかった。「家族会議」を機に霧が開けたかのようにモヤモヤを乗り越えていく様子は気持ち良い。
    突っ張って負けていないふりするより潔く謝ったりひとつ殻を脱いで歩み寄る方がかっこ悪いようでとてもカッコいい。意外とそれができない。

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    2025年04月20日
  • レジデンス

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    なんだかゾワゾワする話だった
    自分勝手な悪意の連鎖 なんて言っていいのか わからないけど ずっとドキドキ ゾワゾワした
    マンション自体が 悪意にみちているようなきがしました

    (荒川沿いのアパートの方が好きです)

    途中で戸部栄純さんの名前ができて そこだけホッとした

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    2025年04月18日
  • その愛の程度

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    二つの母娘家族と、その旦那さんである豊永さんの気持ちの揺れ動きを描いている話。

    主人公である豊永さんは悪い人ではないし、卒はないのだが、何とも立ち回りが上手く行かない。

    他の読者さんが書かれているように、登場人物みんなが何か好きになれない。
    それでリアルな人間らしさが出てるという気もする。
    ただあまりにも報われない豊永さんが少し不憫だった。

    豊永さんと同じ35歳、色々な出来事と人に振り回されて生きている身としては、胸に詰まる話だった。


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    2025年04月13日
  • 縁

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    ネタバレ

    霧ーKIRIー
    室屋忠仁
    少年サッカーのコーチ。三十八歳。筧ハイツB一〇二号室に住む。大学を卒業して中堅の土木会社に入る。リペア会社に転職。リバーベットSCのコーチを引き受ける。二年弱で辞める。

    小牧美汐
    寛斗の母。

    小牧寛斗
    背番号37。

    永瀬充代
    律希の母

    永瀬律希
    チームのエース。

    立希
    律希の兄。

    間宮速雄
    測量士。社長の息子。

    戸谷収作
    測量士の年上のリーダー。

    桐畑誓士
    当時新人で間宮の仕事を押しつけられていた。

    間宮睦雄
    土木会社の社長。

    大津弦介

    中町逸平
    少年サッカーの監督。

    館林
    室屋の中学時代のコーチ。英語の先生。

    羽根開
    三十五歳。四年生コーチ。

    辻岡
    四年生コーチ。

    浦野
    四年生コーチ。

    国崎瑞哉
    クラブ出身の大学生。

    園部研磨
    点取り屋のフォワード。


    塵ーCHIRIー
    玉井令太
    人材派遣会社。

    春日真波
    玉井とは人材派遣会社の同期。

    田村洋造
    真波が大学生の時にやってたパパ活の相手。大手印刷会社勤務。

    兼松通郎
    真波のパパ活の相手。大手鉄鋼会社の本社に勤めてた。

    武蔵
    柴犬に見える雑種。

    溝渕雅
    真波の会社の後輩。

    副島衣沙
    真波と同じ課。同期。

    市原数之
    衣沙の結婚相手。広告代理店の社員。

    貝塚潤司
    部長。

    桜木
    真波の右隣の席。

    押見
    真波の左隣の席。



    針ーHARIー
    間宮速雄
    四十二歳。測量士。

    田村
    土佐の父。十五年前に離婚。

    土佐隆吾
    二十五歳。理弥と付き合ってる。大学を出てせっかく入った大手食肉会社を一年で辞めた。

    理弥
    十八歳。間宮の娘。

    晴乃
    隆吾の母。

    萩尾
    隆吾が車で追突事故を起こした相手。

    辻岡盛寿
    二十年前に田村がいた部署に新人として入った。少年サッカーのコーチをしている。

    川上延敏
    田村の同期。執行役員総務部長。常務に昇進するらしい。

    川上正義
    川上の息子。父親同様、社内評価は高い。

    進藤映香
    田村の部署。優秀な女子社員。正義と付き合ってるらしい。

    徳丸
    田村の二歳年上。総務にいたことがある。

    春日真波
    田村とは大学時代にパパ活していた。

    沼
    田村の高校時代の同級生。

    国崎
    田村の高校時代の同級生。




    縁ーHERIー
    兼松豊子
    八十二歳。息子の通郎と二人で暮らしている。

    国崎友恵
    家政婦。昼間だけ豊子の家に行く。

    兼松六郎
    五年前に亡くなった豊子の夫。大手鉄鋼会社の元専務。

    瑞哉
    友恵の息子。二十一歳、大学三年生。コンビニでアルバイトをしている。

    鵜沢孝厚
    瑞哉の父。

    別所喜和子
    友恵の高校時代からの友人。

    田村洋造

    外山さゆり
    鵜沢の浮気相手。離婚して浮気相手と再婚。


    終ーOWARIー
    友恵

    田村

    真波

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    2025年04月07日
  • 夜の側に立つ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    野本了治
    壮介とボートに乗ったが助かった。
    高校三年のときにバンドを組んだ。
    母校の西高で教師となった。
    生徒の母親と付き合ってい事が発覚し、教師を退職。

    小出君香
    壮介の妻。
    吹奏楽部の花形奏者。サックス。アメリカに二年弱いて、帰国して短大を卒業。地銀に就職。

    辰巳壮介
    酔ってボートに乗り、事故で溺れて死んだ。
    校内屈指の実力派バンドのドラマー。元バスケ部のエース。人命救助した地下鉄の会社に入った。

    榊信明
    高三で了治と同じクラス。生徒会長。中学のときベースをやっていた。高校卒業後は大学に進学せず、実家のスーパーサカキヤを継いだ。

    萩原昌子
    生徒会の副会長。信明のカノジョ。昔ピアノを習っていたとかで、バンドに引き入れられた。自分が通っていた大学の職員になった。

    蓮人
    君香の息子。

    成瀬万千
    野本家の隣人。離婚して姓が亀井になった。

    早英
    成瀬家の一人娘。

    野本美津
    母。スーパーでパートをしている。

    野本純蔵
    父。高校教師。

    蓮見計作
    ブルースっぽいロックをやる人。売れてない。

    成瀬悦郎
    成瀬家の主人。暴力をふるっていた。純蔵が別れさせた。

    輝明
    信明の弟。

    阿部珠子
    了治が交際している女性。西高の生徒の親。

    阿部敦樹
    珠子の息子。ベースをやっている。

    高柳亜砂
    英語科の教師。

    子安
    整形外科の先生。

    中西
    リハビリ科の先生。

    藤田むつみ
    了治の隣の席。

    恭市
    了治の兄。大手生保会社に勤めている。

    牧さと子
    恭市のカノジョ。大手飲料会社に勤めている。

    川島
    野本家の隣人。

    澄生
    恭市の息子。

    アキタ
    秋太。野本家で飼った秋田犬。

    真下
    体育科の先生。

    染谷
    数学科の先生。真下と結婚した。

    菱沼のばあちゃん
    壮介の住むマンションの近くの一軒家に住んでいる。七十代くらいの女性。

    ジロ
    菱沼のばあちゃんが飼っている柴犬。

    岩永春代
    英語科の先生。

    大森日菜
    了治が勤める予備校の生徒。

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    2025年04月03日
  • モノ

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    ほんわかした作風の中に少し重いテーマがあって、ちょっとだけ前向きになっていく、というお話しが多かったのに、このオムニバス形式はちょっと消化不足かな。読みやすくほんのりしてると思うけど、共通のテーマが「前向き」だけというのは淋しいかな。テーマが違ってたらごめんなさい。

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    2025年04月01日
  • タッグ

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    最後の章、栄純と美鶴の出会い、惹かれ合う過程がよかった。
    感性、フィーリングの一致、食の好み、大事。

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    2025年03月29日
  • 食っちゃ寝て書いて

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    小野寺さん本人の経験も混在しているのだろうか?と思ってしまう、作家と編集者の関係性。みつば市、ちょいちょいいつものキャラが登場するのも楽しめた。

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    2025年03月25日
  • ミニシアターの六人

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    とある映画監督の追悼上映に集まった男女六人の人生を描く連作短編集。銀座のミニシアターが舞台なので、シネスイッチ銀座をイメージしながら読んでいたら、まさに著者の取材先だったのこと。映画のストーリーが登場人物たちの物語と並行しながら進行するため、作中映画『夜、街の隙間』を登場人物たちと同じ目線で味わえるのが良い試み。この作中映画の造り込みが絶妙で、実際に上映されるとしたら私は間違いなく観に行ってしまうだろう。但し、登場人物たちの物語が殆ど恋愛絡みで、人生ってそれだけじゃないのでは?と思わずにはいられなかった。

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    2025年03月18日
  • ライフ

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    はっきり言おう。
    この小説は、何も起こらない!
    本当に何も起こらないのよ。
    でもそれがいいのよ。
    唯一挙げるとすれば27歳コンビニのバイト店員ってことくらいかしら?
    なーんか、本当過去を引きずっているでもないし、夢に向かって真っしぐら!でもないし、彼女がいる訳でも恋をしている訳でもない。
    でもなーんか面白くって読んじゃった。

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    2025年03月16日
  • タッグ

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    あなたは守るべき人の為に地位を捨てられるか・・・
    プロレス界のスターが家族のために引退し、妻との約束の居酒屋を始める。

    4人の現状の視点から「タッグ」をテーマに話が繰り広げられます。
    最初は父、娘、息子、妻。
    各々の状況の視点から悩みを通してタッグする人見つける。

    戸部家の家族愛がとても心地よく読めました。
    こんな家族が周りに増えたら世界は幸福に包まれそうです。

    プロレスは個人的には分かりませんが、変な偏見を持つのは可能性を狭べる気がしました。常に新しいことを学ぶ貪欲さって必要ですね。

    小野寺史宜の小説は、まっすぐな優しい気持ちになれるので好きな小説家です。

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    2025年03月16日
  • うたう

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    丸が多い。てんじゃなくてまる。
    ひと。まち。いえ。ときてうたう。うたう。
    バンドのメンバーの生い立ちを丸で区切りながら追いかける感じ。丸で区切ることであたたかさとうっとうしさが生まれる。いや。うっとうしさが増すか。今までの良さが減った。そんな感じ。

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    2025年03月11日