小野寺史宜のレビュー一覧

  • 天使と悪魔のシネマ

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    ほよよん
    魂というともっとオドロオドロしいイメージだけどふわふわっとゆるい感じがほんわかとした。
    でも、天使があんた本当に天使?な感想。
    ファンタジーなんだろうね。

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    2022年06月15日
  • 近いはずの人

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    ネタバレ

    自分も、近くにいる人のことを実はわかっていないのかもと思いました。
    人のケータイを覗くときは、相手を受け入れる覚悟が必要、と学びました。

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    2022年05月29日
  • 天使と悪魔のシネマ

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    末の娘が熱を出したので病院に連れて行きました

    発熱外来?病院の駐車場で待っていてドライブスルー検査と言うんでしょうか車に乗った状態で検査です
    最初に抗原検査をして陰性でしたが念の為PCR検査もしてもらってこちらも陰性
    「良かったですねー」

    え?あれ?
    いや多分風邪だろうけど
    寝てれば治るだろうけど
    風邪の方の診察は?

    『検査はあくまでコロナ』でしよ?

    さて『天使と悪魔のシネマ』です

    うーん、うーん、うーん

    悪くはなかった
    悪くはなかったんだけど…
    自分はこんな小野寺史宜さんを必要としていない

    新しい一面との評価もあるのでしょうが
    難しいねなかなか

    文章の感じはやっぱり良かったで

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    2022年04月02日
  • 近いはずの人

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    ネタバレ

    感動が胸をみたすは言い過ぎかな。
    愛する人が亡くなった後に、自分の義兄弟と2人きりの旅行の事実を知るなんてかなり悲惨。
    愛してる人でも全てを知っているわけではもちろんないし、その上で全てを受け入れられるわけではない。もちろん、価値観だって違う。だれだって言えない秘密の一つや二つあるのかもしれない。
    でもいろいろ考えての、最後の方の「愛していた」の記述が俊英の結論なんだと思った。
    近しい人とどのように向き合っていくかを考えさせられた。

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    2022年03月02日
  • 縁

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    人はどこかでつながっている。そのつながりが、ふみとどまらせる。
    人がつながって、書かれているので、同じことがもう1人の場面で書かれ、「あれ、また同じとこ読んでる?」と勘違いしてしまう。ちょっと残念。

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    2022年03月02日
  • 縁

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     少年サッカーチームのコーチのお話から始まり、次々と繋がっていく人と人との縁。

    短編になっているけれど、前のお話に出てきた人と何らかの関係がある人の話が続く。

    最初のサッカーチームのコーチの話は特に面白かった。…というか心に残った。私も、子供の少年野球チームで体験した嫌なことが、読んでいるとフラッシュバックして、動悸が止まらなくなるくらいに。

    それくらい、小野寺さんの本はいつも、普通の世界と小説の世界の差が少なく、スッと心に入ってくる。
    そして、何だか心があたたかくなって、清々しい気持ちで読み終えることができる。

    きっと、とても性格が良い作家さんなんだろうなぁと、読んでいつも思う。

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    2021年12月26日
  • 本日も教官なり

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    自動車教習所で教官として働く益子の元に別れた妻から電話が。娘が妊娠したという。高校生、17才。今後どうするかの話し合いに一緒にいて欲しいというので、11年ぶりに元妻美鈴と娘美月と会うことに。久しぶりに会う妻子と娘の妊娠に驚き戸惑いつつ相談に加えてくれた事に喜んでもいた。
    教官としての日常と、娘の妊娠に伴う様々な出来事に悩む姿を描く。
    元妻の美鈴がさっぱりとしてでも素敵なお母さんとして描かれていて好感が持てる。本当なら高校生の娘が妊娠したらそう冷静ではいられないだろうけど、徹頭徹尾娘の味方で、その意思を尊重してくれる。益子の方は娘が6才の頃のイメージが残っているせいかまだ受け止めきれないような、

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    2021年12月09日
  • それ自体が奇跡

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    同じ百貨店に勤めている貢と綾の夫婦。職場のサッカー部が廃部となり気落ちしていた貢に、リーグ入りを目指すというチームからの入団の誘いがあり即決で決めてしまう。事後報告となった事でギクシャクし始める二人。仕事を続けながらの30歳からの挑戦に賛成出来ない綾と、サッカーへの熱を捨てられない貢。2人の目線で交互に描かれる夫婦の物語。
    途中綾に親しくなる男性客が現れたり、貢の同期の女性と怪しくなる場面が出たりとふらつく二人。仕事上の事も絡んでなかなかすっきりと仲直りも仲違いもないままギスギスしていく姿がハラハラする。

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    2021年12月03日
  • 縁

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    人との縁はどこで結ばれるかわからない
    いろんな人と出会ってきたけど
    お互い影響しあってるんだなとおもう

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    2021年11月15日
  • ホケツ!

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    中学・高校と常にベンチを暖めている彼、ホケツと聞くと、どうしても劣等感や自分をよく魅せたいという気持ちありますよね。でも彼は彼の立ち位置があり、好きだからこそ続けている理由もあり、自分では気づけないけど、周りは分かっていたり、頼りにしていたりする。

    団体競技って、こういうバランスが大事なんだろうなぁ。
    勝つことも重要だけど、それだけじゃなく、勝つためのプロセスは最も大切な気がしますね。

    目指せ、冬の国立‼目指せ、一勝(笑)

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    2021年11月07日
  • 今夜

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    なんかつながってる。
    知らないうちに誰かとこんな風につながっているのかもしれない、と考えるとワクワクする。

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    2021年10月15日
  • 近いはずの人

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    ネタバレ

    最後まで暗い感じだったけど立ち直って欲しい、まだ33歳という若さでこんな仕打ちにあってしまった彼に同情した。精神的に病んでも仕方がない状況で自分だったらどうなるか。亡くなった妻の浮気の真実はもう確かめようもない、相手が分かっただけでも少しはマシだったか。でもその相手が身内、義理の兄になるというのはまた複雑だ。時間をかけて少しづつ立ち直って新しい出会いに向かって欲しい。

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    2021年10月10日
  • 今夜

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    90善人がちょっとダークなエリアに入っていく感じがよく出ている。ちょっと失敗もあるけど、再生できるんだろうなあ、と期待はできる連作でした。

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    2021年07月08日
  • 家族のシナリオ

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    ネタバレ

    母が元女優(タレント),父弟と再婚。
    元マネージャーを看とる。
    子供目線で家族との関わりや死ぬといことを体験を通して学んで行く話。

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    2021年07月08日
  • 太郎とさくら

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     小野寺作品にしては焦点がぼやけた感じがする作品でした。

     中心として描かれるのは、大学進学で静岡から上京し、卒業後もそのまま東京で就職した「太郎」の、とりとめもない日常。

     一方の「さくら」はというと、スポットが当たることが少なく、完全に脇役扱いのように感じます。
     タイトルに対する違和感が大きく残りました。

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    2022年09月29日
  • 夜の側に立つ(新潮文庫)

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    高校生の時に組んだバンド。約20年後、みんなで集まることになったが、そこで一人亡くなった。湖で、二人でボートに乗ったが、バランスを崩したことにより、一人は助かり、一人は命を落とした。悲しみにふけながらも、生きていかなければならない。学生時代の思い出、社会人での思い出など過去を振り返りながら、「今」を生きていく物語。


    小野寺さんの作品というと、「ひと」や「ホケツ」が思い浮かぶのですが、テンポよく会話のキャッチボールをしているので、会話のリズムが心地よい印象があります。

    この作品でも、リズムよく会話をしている部分があって、心地よかったです。

    冒頭は親友の死から始まるのですが、特にミステリー

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    2021年06月09日
  • みつばの郵便屋さん 階下の君は

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    とても好きなシリーズなんですが。

    みんな年齢がはっきりしてるので、現実的にあんまりダラダラしないほうがいいんじゃないかなぁ…

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    2021年06月08日
  • 近いはずの人

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    ネタバレ

    2021/6/7
    あとがきにあるように「感動が胸を満た」したのだろうか?
    いやー私にはわからん。宙ぶらりんだ。
    近いはずの妻でも知らない一面がある。死んでからそれを知る。
    打ちのめされて危うい時を過ごし、あがいて少し前を向く。
    そうだろうなと思う。感動はしない。
    ちょうどいいタイミングで諸々のしがらみが一区切りついて遠くに行けるのはよかったなと思う。
    もう会わないと思うから幹恵に全部話してスッキリしたんじゃないかな。
    話せるのは回復だ。

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    2021年06月07日
  • 夜の側に立つ(新潮文庫)

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    人の心には闇の部分がある。年を重ねても違う闇を背負っている。何もない人間はいない。踏み出すときには踏み出さなければ得られるものも得られないのだろうと思う。

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    2022年02月04日
  • 今夜

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    自分の中にある昏さが顔を出し、それに呑まれてしまいそうになる、そんな夜を描いた作品。

    窓から忍び込んできて自分を唆す夜、実態のない、印象としての暗さの元となる夜の粒子、といった、夜に関する印象的な描写がたくさん出てきました。

    私自身はにとっての「夜」は、多くの人が1日の仕事を終えて、ゆったりと時間が流れているような、割とポジティブなイメージだったのですが、こういう夜の捉え方もあるんだなぁと。

    また、小野寺さんの作品は、『ひと』のような優しくて実直な主人公のイメージが強かったのですが、今作の主人公たちの中には結構わかりやすくダメなやつもいて、話の展開も暗い部分が多くて驚きました。

    4人の

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    2021年06月04日