【感想・ネタバレ】その愛の程度のレビュー

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感情タグBEST3

ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月13日

再婚相手の娘
バツイチの女性

色んな人から逃げられちゃう可哀想な主人公の話。
ではないかな。笑

真剣に相手と向き合わなくても良いときもある。
そんなゆるっとした愛がほどよいときもある。
でもちゃんと決断して行動しないといけないときもある。

どんな愛の程度がベストかなんて分かんないんだよねぇ。
...続きを読む色んな人生あるなぁって読んでてすごい面白かった。

いい相手みつかるといいなー

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Posted by ブクログ 2023年03月21日

この話の主人公は人に対して誠実でありながらも起用に立ち回れずというキャラクター。作者の小野寺史宜の作品である「ひと」や「まち」の主人公と共通している。しかし、本書の主人公は誠実なあまり行動に移せないもどかしさがあり、結果的に上手く立ち回れない。考えすぎて動けない主人公に対し、大丈夫かよと思いながらも...続きを読む行動を起こす後輩の対比が面白い。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年05月27日

 綺麗な終わり方。 
『その愛の程度』って、素敵。 わたしも恋したくなる程、優しく素敵な物語でした。 ままならない、でも、明日への希望が・・・。 最後、"ふふふ"と、笑みが浮かんでいた。

 淡々と綴る優しい文章が素敵。 
ドラマティックな酔いよりも、普通の男性の喜怒哀楽の素直な...続きを読む呟きが、なんだか魅力的。

小野寺史宜さん、いいなぁー。

 主人公・豊永守彦は、結婚、離婚、新しい恋、後輩くんの結婚を通して、変わって行く。 恋して敗れての葛藤は、流されやすかった彼には、大きな成長。 応援したくなる。

 それに比べて、年上の妻の逞しさ、したたかさは圧巻。 会社の後輩くんの盲目の恋の勝利には、驚く。

 ○ちょっと余談だけど○
主人公の会社の"蚊とり器が必ず蚊をしとめる"描写が面白くて読み入った。
『本当に感心したからこそ、おれは蚊とり器を礼賛したのだ。』

『礼賛』って・・・。 蚊とり器だよ。 うふふ。

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Posted by ブクログ 2022年05月01日

波が立つのも、日常のひとこま。いなしながら、たんたんと、多少食欲は落ちてもって考えると、マナブンは、もはやいやし(なんとっ!)

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Posted by ブクログ 2020年06月28日

男性作家さんであまり読んだことのない、登場人物の心情が繊細に描かれている文章。

守彦と妻の成恵、後輩、シングルマザーの女性その子供とのやりとり。後輩の小池くんがなんとも憎めない。結婚した後も小池くんは守彦に相談してきそうだ。
他の著書も読んでみたい

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Posted by ブクログ 2019年10月21日

7歳の娘を持つ7歳年上の女性と結婚した35歳の男性

一人称で語られるが故に
その本音と建前がはっきりわかる

バカなやつだと思っても
無難な言葉で返したり
こんなやつだと思われたくないので
言葉にしなかったり

でも、多かれ少なかれ
人間みんなこうなんだと思う
面倒なことになりたくないので
本心は...続きを読む隠しておく

愛っていうのも
曖昧なものだね
自分では愛していると思っても
愛そうとしていただけかもとか
顔は好きだけど愛しているのだろうかとか
自分でもよくわからなかったりする

作者はひとの心をよく見ていると思った

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Posted by ブクログ 2023年04月08日

主人公の男性は悪い人ではないんだけど女性からするともう少し決断力と言葉で伝える表現力がほしいところ。
スカしてないのにスカして見られるタイプなんだろうけど、だからこそ密に自分の気持ちを伝えたり相手の気持ちを聞いたりしてほしい。と自分も同じタイプだから自戒を込めて思ってしまう。
みっともなくても理解が...続きを読む及ばなくてもいいから、とにかく言葉で伝え合ってさえいれば、彼は自然と違う道を歩んでいたのではと。

対極にいるかのような後輩くんの思考・選択は全くもって理解できなかったがどこか憎めない。彼を好きになった主人公やくるみの気持ちがよく分かる。

この作品は他の小野寺作品とは少し毛色が違って、動くより考えて考えて動けない、ひとりの中年男性にフューチャーした物語。個人的な好みとは違った。

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Posted by ブクログ 2020年12月21日

妻の職場の仲間と出掛けたバーベキューで、川遊びしていた娘が溺れるのを見てとっさに川に飛び込んだ守彦だったが、その腕の中にいたのは娘ではなく一緒に溺れた別の女の子だった。
娘も助かったが、その日から口をきいてくれなくなり、妻との関係もぎくしゃくし始めて、困り果てた守彦はとりあえずの間と家を出る、といっ...続きを読むた発端。

だけど、なんか、彼の行動には違和感があるなぁ。
家を出るのはまだあるかなと思うが、助けた娘の母親・結衣から連絡が来たからといって、彼女が働く喫茶店に通ったり、家に行ったりするかなぁ…。
下心があるのかないのか、中途半端に生真面目っていう感じで、小池くんでなくこっちこそ度を越えているような気がするぞ。
どういうつもりか守彦の気を惹きながら最後に梯子を外す結衣のほうもどうだかなぁ。

この二人だけでなく出来てくる人物が皆、私にとってはどこか変。
大人の振りして自分が一番大事の妻やバイト先の女性たちに次々と声を掛けていく塚越くんには付き合いきれない感じだし、どうしようもなく性悪女の品田くるみと彼女に首ったけで全く学ばない小池くんのカップルもなんだかな…。
守彦が人事課長に登用されたり、最後の深井さんの登場まで、真面目に悩む話な割には軽い話に微妙な陳腐さや違和感を覚えたのでした。
★は2と3の間くらい。

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Posted by ブクログ 2020年05月12日

35歳の守彦の結婚、離婚、仕事、恋愛。
溺れた義娘を助けたつもりが別の子で、それまでうまく行ってたような家族が微妙にうまくいかなくなり、、
そう落ち込まずに新たな別の人間関係も生まれ、
淡々としてるんだけど、いろいろ考えてる守彦。
特に結末とかないんだけど、こういう考える系の男性が主人公の本は好きだ...続きを読むけど、現実の男性は小池くんみたいに少し単細胞がいいなぁ。

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Posted by ブクログ 2019年11月12日

小野寺史宜といえば物静かな男性主人公の日常がちょっとだけ揺らぐ話です。当然今回もそうです。
主人公の豊永守彦が妻の連れ子との関係悪化をきっかけに離婚、それでも周囲の人々と表面的に関係を持ち続けた結果、「すべては愛の程度だ」と解脱したような内容。
著者の作品にしては登場人物に特殊な人物が多く登場する。...続きを読む
効率厨で人生をRTA実施中の元妻の成恵、主人公にコナをかけつつ大事なところは浮気で別れた元夫を頼ってしまう結衣、どう考えてもビッチ認定の品田くるみなど、全体的に恋愛観・結婚観・家庭観がまともではないキャラクターがもりだくさんだ。登場人物で唯一まともなのは小池君くらだよぉ…

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