小野寺史宜のレビュー一覧

  • その愛の程度

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    「ひと」や「まち」がとても良かったので期待して読んだがちょっと思っていたのと違った。
    何が違うのかと考えると…
    登場人物がみんなあまり好きになれないのだ。
    だけど、キレイにまとまりすぎてない感じが人間味があっていいのかな。
    "すべては程度の問題だ"という言葉には妙に納得‼︎

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    2025年01月08日
  • それ自体が奇跡

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    んーサッカーにあまり興味ない人にとっては途中結構もういいかな、な描写も。
    逆にサッカー好きにはグイグイ来るもの?

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    2025年01月07日
  • いえ

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    三上傑は江戸川区平井、荒川沿いの一軒家に、両親と妹(若緒)と暮らしている。友人の城山大河と若緒は付き合っていたが、大河の運転する車の事故で若緒の足に怪我をさせてしまい、ほどなくして2人は分かれることになる。不自由な足を持った若緒の就職活動に心配する兄、傑。両親の関係も兄弟の関係も友人との関係も若緒の怪我で変化していく。同作家の小説「ライフ」と舞台が同じため、喫茶店「羽鳥」、井川幹太、一人暮らしをしている郡君、劇団東京フルボッコの劇団員坪内幾乃、「ひと」に出てくる砂町銀座商店街の田野倉コロッケなども話に出てくる。
    傑も働いているスーパーのパート、泉田と話すことでわだかまりを修復した

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    2025年01月05日
  • タッグ

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    栄純と美鶴の真っ直ぐさが家族に伝わり衣麻と雄大が素直に育ったのがわかる。けどあまりに良い子になり過ぎかと。男手一つで苦労しているのはわかるがそのあたりが少し出来過ぎに感じてしまった。
    周りを取り巻く人達も感じ悪いのも居ないので気持ち良く読めた。

    飛べ、衣麻。
    生まれた時から本気で言いたかったこと。洒落でなく愛情をもって名付けたからこそだったんだろう。子供の事の将来を考えずに馬鹿なキラキラネームをつける親たちとは違うんだ。
    雄大の名前にも何か意味があるのを期待して続きを待ちたい。やっぱり少しボリュームが少なく感じてしまったので。

    終わりに美鶴のエピソードが来たのは良かったが、やはり寂しく悲し

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    2025年01月03日
  • ライフ

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    井川幹太は平井駅から徒歩15分、築30年の荒川沿いに立つアパート「筧ハイツ」に8年半住んでいる。上の階に住むがさつくん=戸田愛斗とその家族(妻=藍奈、子供=朱奈と風斗)、大家さん夫婦、ライターの中条延興、劇団員の坪内幾乃、高校生で棋道部の郡唯樹、喫茶店「羽鳥」、母親と再婚相手の家族、コンビニバイト仲間の大下七子、結婚式の代理出席者のバイトで再会した元同級生の萩森澄穂。日常で出会う隣人達との暖かい交流の中で、幹太は自分のやりたいこと(=パン作り)を見つけ出していく。

    【感想】
    中条さんの死の詳細は分からないけれど、実際にありそうな日常の一部、のような平穏?な日々を描いた作品。大き

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    2025年01月03日
  • ホケツ!

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    部活の中では陽の当たるレギュラーがいる一方で、歯痒い想いをしているホケツがいる。そのホケツに当てはまる主人公大地を中心とした物語。レギュラーから補欠に回される子の苦悩にもフォーカスされており、思春期の子供達には共感できる点が多くあるのでは?新たな視点で表現された青春小説で良かった。しかし、もう少し若い時に読みたかった。。

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    2024年12月31日
  • モノ

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    小野寺さんの話によく都内の路線名や駅名がよく出てくるからテッチャンなんたろうなとはおもっていた。今作はモノレール。同じ鉄道ではあるのかな。でもモノレール独特なところにクローズアップして4人の社員を主人公としたオムニバス。なかなかにニッチだった。みんな独身で今現在はフリーというところが共通。パートナー候補は居るのも共通。みんないい感じになるといいね。

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    2024年12月30日
  • モノ

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    ネタバレ

    【収録作品】
    清藤澄奈(キヨトウスミナ) 三十五歳 総務部
    梅崎初巳 三十歳 運輸部、乗務区乗務員
    水村波衣(ナミイ) 二十五歳 営業部、駅社員
    杉本滋利 四十歳 技術部、施設区線路
    『東京モノライフ』
     第一話 モノレール浜松町編【清藤澄奈】
     第二話 天空橋編【梅崎初巳】
     第三話 羽田空港第3ターミナル編【水村波衣】
     第四話 昭和島編【杉本滋利】
    あとがき
    おまけ

    自分の責任を誇りを持ってきちんと果たす。
    表に出ない無数の人たちの誠実な仕事で世の中は回っている。
    ちゃんと仕事しよ、と思う。

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    2024年12月27日
  • 君に光射す

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    何故か今回の主人公には感情移入出来なかった
    最後まで読みましたが
    感じた事は
    人に手を差し伸べる優しい気持ちが
    すごく不器用で今の時代には
    危ういと感じでしまった
    こんなふうに感じるのも今はギスギスしている 
    世の中に感じてるからかも知れないと感じます
    でもこういった行動に誰か救われているんだと思える小説でした

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    2024年12月24日
  • 君に光射す

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    同じ教師をしている者の感覚として、ケイトの感覚はあまり理解出来ませんでした。彼のように児童やその保護者に寄り添ってしまうタイプの教師は、今の時代生きにくいと思います。志自体は素晴らしいと思いますが…。私はある意味、冷めていて割り切ってしまっているので、彼を羨ましいなと思う部分もあります。

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    2024年12月22日
  • 太郎とさくら

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    6歳年上の姉・さくらの結婚式から始まる家族の物語。作者独特の、淡々とした筆致で主人公丸山太郎の感情が描かれる。
    フラレてしまった彼女、こういうコいるなぁ…自分の恵まれた境遇を何の疑問もなく享受してるコ、とか。
    さくらの実父野口さん、いい人だけどこれじゃ離婚したくなっちゃうよな…とか。
    登場人物が静かに、なのにリアルですっと入ってゆける。

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    2024年12月16日
  • モノ

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    東京モノレールで働く人達の短編集。
    あとがきを読むと、小野寺さんかなり東京モノレールでの取材楽しかったみたいです。
    あのお話しのあの人も、違うお話しのあの人も出てきます。そこも楽しいよね。
    全編通して心穏やかに読める、安心安全の1冊です。

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    2024年12月02日
  • 町なか番外地

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    一章一章の終わり方はいいが、そこに行き着くまでの部分が長く、中弛みのような感じがした。もしくは文章が私の好みではなかったのか。

    一番最後の終わり方はほっこりした。

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    2024年12月02日
  • モノ

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    作者はしっかりと細かく取材したのだろうな。
    モノレール会社に勤める、職がそれぞれ違う4人の短編集。
    私は鉄道は好きだがモノレールはほとんど乗ったことがない‥思い出すのはディズニーリゾートラインくらいかな。
    本文にも書いてあったが、羽田空港利用しなくてもモノレールに乗って景色を楽しみたいと思わせる1冊であった。

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    2024年11月23日
  • モノ

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    ここ最近の小野寺さんの作品は、あまり楽しく読めていなかったんだけど、こちらは久々に面白かった。「ひと」の頃の小野寺さんっぽい作品。
    東京モノレールというメジャー過ぎない乗り物がテーマというところもよかったし、そこで働く色々の職種の人の日常がなかなかリアルに描かれていた。
    きっとしっかり取材をされたんだろうな。
    過去の作品に登場した人もちょこちょこ出てきて、懐かしい気持ちにもなれた。

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    2024年11月21日
  • とにもかくにもごはん

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    こども食堂の名前や意味は知っていても中の様子は分からない。
    この小説を読んで、たくさんあるこども食堂の一例ではなるのだけれど、こんな感じのこどもが来ていたり、近所の方たちの協力があったりするのだと感じた。

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    2024年11月21日
  • 夫妻集

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    色んな夫婦がいて、色んな幸せや悩み事があると気付かされた。小野寺史宣さんの本、初めて読んだ。文体が読みやすかった。

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    2024年11月19日
  • 町なか番外地

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    好きな作家さんの1人だけど…。
    同じアパートに住む人達 みんなそれぞれいろいろある
    地形や場所やそれ以外も説明が多くてわかりやすいような でも多すぎかな

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    2024年11月19日
  • みつばの郵便屋さん

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    主人公の穏やかな性格や、ものの捉え方が素敵でした。どの登場人物も派手ではないのにキャラが立っていて、少しずつ変化していく関係性を楽しく追うことができました。面白かったです!

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    2024年11月07日
  • ミニシアターの六人

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    最近ミニシアターが好きで、なんとなくタイトルで購入。読み進めるのに少し時間がかかったが、話が進むにつれてどんどん読めた。
    映画のキャラクターたちと、見ている六人とそれをとりまく人々が少しずつ交わる姿がよかった。

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    2024年10月30日