小野寺史宜のレビュー一覧

  • とにもかくにもごはん

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    ネタバレ

    パートナーの死をきっかけに子供食堂を開く話。
    さまざまな家庭事情を抱えてやってくる親子、運営の厳しさなど少し胸の痛い部分があったが、いい方向へ向かっていく終わり方でほっとした。

    来る子がみんないい子で良かった。少し個性的なお母さんも気を許してくれて良かった。
    最後のおじいさんの話は切なかった。孫でなく勘違いだったけど子供食堂を通じて活力が漲っていた。
    そしてこの食堂を開いたもう一つのきっかけ、公園で一人ご飯を食べていた小学生の男の子が立派に育ち、食堂を利用していた子のお兄さんだったとは!
    伏線も回収され、穏やかな余韻が残りました。

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    2025年02月19日
  • 君に光射す

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    うーん、何かもやもやする。
    主人公は超が付くいい人だけど、そりゃダメでしょって引き留めたくなってしまう。
    光射す未来がありますように。

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    2025年02月19日
  • 天使と悪魔のシネマ

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    天神、悪魔、幽霊、人間が不思議に絡み合う物語。 不慮の死という重く暗くなりがちな題材なのにどこかふわふわとしているのはそういう描き方をしているからなんだろうな。 おかげで自分だったらどうするだろうと考えながらも死の暗さに引きずられることなく穏やかな読書になった。

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    2025年02月13日
  • ひと

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    あまり起伏はない展開なものの、テンポが良く読みやすかったです。天涯孤独になった主人公に付け入る遠い親戚もいれば、心優しい人から差し伸べられる手もあり、心温まる話でした。

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    2025年02月11日
  • モノ

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    軽妙洒脱な小野寺ワールド。住宅から乗り物。次は東急池上線辺りか?羽田空港周辺、確かに“都市の田舎”土地はあって、人はいない。そこを走るモノレールの魅力、余す所無く描き切ってる。「どこか近未来的でもあるのに、どこか懐かしくもある」競馬場駅入らなかったのは残念。旅に出なくても風景楽しむ為だけに乗りに行きたくなった。ドラマ化されるだろうな。

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    2025年02月08日
  • モノ

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    モノレールの事沢山取材したんだろうなあ、そして駅も色々降りて歩いてみたんだろうと想像できる小説でした。しかしちょっと弱い・・・。

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    2025年02月06日
  • 近いはずの人

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    ネタバレ

    絵美は自分の夫が自分のスマホのロックをいつか破ることを想定してたと思う というか破って欲しかったんでしょう 絵美も俊英もどっちも肩入れできない 正直8が一番ありえない 読んでて本当に腹立った 

    登場人物の設定が練られてて凄いなあみたいなメタ視点で見てしまうところが多々あっていまいち没入できない感じはあったけど、展開が面白いから最後まで急かされるように読んだ さっくり読書してうわーって気持ちになりたい時にぴったり

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    2025年02月08日
  • タッグ

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    文体もあっさりしているせいか、どことなく物足りなかったが、それぞれが頑張っていて、家族愛のあるいい話だった。

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    2025年01月30日
  • ミニシアターの六人

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    ミニシアターで、ある映画を観る六人。それぞれの人生を映画の風景も交えながら辿る物語。
    ミニシアターという場所での出来事や一本の映画との出会い、映画を作った人との出会い、数々の出会いが交差し、心地良い物語となっている。
    ミニシアターに行ってみたくなった。

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    2025年01月29日
  • 町なか番外地

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    ほのぼのはするけど、オチがないねんな。これは関西人やから言うのとちゃうで。で結局住民同士の交流で何かが変化したり生まれた訳とちゃうやん。作家はんは好きやけど、これは何が主題かわからんなあ。

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    2025年01月22日
  • モノ

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    ちょっと途中読書が進まなかったが、最後まで読んでよかったと思いました。
    小野寺さんの話は、登場人物がみなさん素敵でホッコリします。

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    2025年01月22日
  • モノ

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    この本のモノはモノレールの事、モノレールには乗ったことがないが、電車は好き。いろんな人がいて本当に絵に書くことが出来る色彩豊な場所、皆、電車が好きで、この仕事に着いたわけでもないが、でも楽しく仕事をしている。本当に駅にいる人はわからない事、電車も安心して乗れる時間もきちんとしていて安心する。旅行に行った時、しっかり駅の人を見てみようと思う。

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    2025年01月17日
  • 天使と悪魔のシネマ

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    小野寺作品では久々にダークな面がフォーカスされた作品であった。まぁやはり心がほんわかする作品の方が良いな。

    帯を見てみたが、怖い中にも確かに小さい温もりはあったかも。

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    2025年01月12日
  • とにもかくにもごはん

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    小野寺ワールド
    子ども食堂をめぐる1日のお話。
    とにもかくにもごはんて、とにもかくにも豆腐ハンバーグとサツマイモの付け合わせ食べたい
    地域には見えなくともいろんな人がいる
    それだけ子どもも。
    おとなの事由で振り回される子ども。

    波子さんは冷えきっていた亡き夫の言葉にちからをもらう。何処にそんな力があったのたろうか。

    見えないから見ない。
    見ないからきずかない人にはなりたくない
    垣間見る格差。
    これを埋めていく何かはやはり人しかないのかも。

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    2025年01月10日
  • その愛の程度

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    「ひと」や「まち」がとても良かったので期待して読んだがちょっと思っていたのと違った。
    何が違うのかと考えると…
    登場人物がみんなあまり好きになれないのだ。
    だけど、キレイにまとまりすぎてない感じが人間味があっていいのかな。
    "すべては程度の問題だ"という言葉には妙に納得‼︎

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    2025年01月08日
  • それ自体が奇跡

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    んーサッカーにあまり興味ない人にとっては途中結構もういいかな、な描写も。
    逆にサッカー好きにはグイグイ来るもの?

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    2025年01月07日
  • いえ

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    三上傑は江戸川区平井、荒川沿いの一軒家に、両親と妹(若緒)と暮らしている。友人の城山大河と若緒は付き合っていたが、大河の運転する車の事故で若緒の足に怪我をさせてしまい、ほどなくして2人は分かれることになる。不自由な足を持った若緒の就職活動に心配する兄、傑。両親の関係も兄弟の関係も友人との関係も若緒の怪我で変化していく。同作家の小説「ライフ」と舞台が同じため、喫茶店「羽鳥」、井川幹太、一人暮らしをしている郡君、劇団東京フルボッコの劇団員坪内幾乃、「ひと」に出てくる砂町銀座商店街の田野倉コロッケなども話に出てくる。
    傑も働いているスーパーのパート、泉田と話すことでわだかまりを修復した

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    2025年01月05日
  • タッグ

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    栄純と美鶴の真っ直ぐさが家族に伝わり衣麻と雄大が素直に育ったのがわかる。けどあまりに良い子になり過ぎかと。男手一つで苦労しているのはわかるがそのあたりが少し出来過ぎに感じてしまった。
    周りを取り巻く人達も感じ悪いのも居ないので気持ち良く読めた。

    飛べ、衣麻。
    生まれた時から本気で言いたかったこと。洒落でなく愛情をもって名付けたからこそだったんだろう。子供の事の将来を考えずに馬鹿なキラキラネームをつける親たちとは違うんだ。
    雄大の名前にも何か意味があるのを期待して続きを待ちたい。やっぱり少しボリュームが少なく感じてしまったので。

    終わりに美鶴のエピソードが来たのは良かったが、やはり寂しく悲し

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    2025年01月03日
  • ライフ

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    井川幹太は平井駅から徒歩15分、築30年の荒川沿いに立つアパート「筧ハイツ」に8年半住んでいる。上の階に住むがさつくん=戸田愛斗とその家族(妻=藍奈、子供=朱奈と風斗)、大家さん夫婦、ライターの中条延興、劇団員の坪内幾乃、高校生で棋道部の郡唯樹、喫茶店「羽鳥」、母親と再婚相手の家族、コンビニバイト仲間の大下七子、結婚式の代理出席者のバイトで再会した元同級生の萩森澄穂。日常で出会う隣人達との暖かい交流の中で、幹太は自分のやりたいこと(=パン作り)を見つけ出していく。

    【感想】
    中条さんの死の詳細は分からないけれど、実際にありそうな日常の一部、のような平穏?な日々を描いた作品。大き

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    2025年01月03日
  • ホケツ!

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    部活の中では陽の当たるレギュラーがいる一方で、歯痒い想いをしているホケツがいる。そのホケツに当てはまる主人公大地を中心とした物語。レギュラーから補欠に回される子の苦悩にもフォーカスされており、思春期の子供達には共感できる点が多くあるのでは?新たな視点で表現された青春小説で良かった。しかし、もう少し若い時に読みたかった。。

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    2024年12月31日