小野寺史宜のレビュー一覧

  • 今日も町の隅で

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    ☆4

    それぞれの「選択」に向き合う、11歳から42歳の男女を描いた10編の短編集。

    決して大した事は起こらず、今日も町の隅で起こっているであろう「ありふれた日常」を描いた短編集なのですが、読むとほっこり温かい気持ちになれて...そっと背中を押してくれるような「10の物語」に癒されました❁⃘*.゚

    小野寺史宣さんの作品ではお馴染みの「みつば」が舞台となっているので、他の作品に登場する人物やお店などが出てきて、そちらも楽しめました!

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    2023年03月22日
  • タクジョ!

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    ここ数年で、〇〇ジョという言葉が多くなった気がする。
    ただ、タクシードライバーの女性のタクジョという表現は初めて聞いて気になったし、小野寺さんの本は、劇的な展開がないけどどこかゆっくり心を揺さぶられ、安心して読めるので、見つけて迷いなく読んだ。

    本の中では、タクシードライバーの業務について多く説明されているが、まず女性タクシードライバーが数%しか以内、ということに驚いた。また平均年齢も高く、たしかにタクシー利用をすると、たいてい50歳以上のおじさんドライバーというイメージ。
    タクジョの夏子は、大学卒業と同時にタクシードライバーとして就職。夏子はほんわかしているのに、芯がしっかりしているという

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    2023年03月22日
  • その愛の程度

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    この話の主人公は人に対して誠実でありながらも起用に立ち回れずというキャラクター。作者の小野寺史宜の作品である「ひと」や「まち」の主人公と共通している。しかし、本書の主人公は誠実なあまり行動に移せないもどかしさがあり、結果的に上手く立ち回れない。考えすぎて動けない主人公に対し、大丈夫かよと思いながらも行動を起こす後輩の対比が面白い。

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    2023年03月21日
  • タクジョ!

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    母子で東京に暮らす高間夏子は新卒採用でタクシードライバーになった。

    女性のタクシードライバーが遭遇する様々な出来事をリアルに描く。

    作者の特徴である人と人の繋がりがタクシードライバーという目線を通じて書かれている。

    ドライバー同僚の話や客にナンパされた話、乗り逃げや強盗紛いの話など。

    夏子が自分の職業、お客さん、恋人と真摯に向き合い、一つ一つ答えを出していくところが微笑ましい。

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    2023年03月20日
  • みつばの郵便屋さん 二代目も配達中

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    郵便屋さんのお話。
    相手は気づくかどうかわからないけど、小さな思いやりの大切さに気づかされる。
    郵便屋さんの心意気が素敵♪
    何気に谷さんが気になる。。

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    2023年03月05日
  • 近いはずの人

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    自分が見ている相手は見えている面しかわからない
    昔は見えていない相手の一面に
    困惑や絶望を感じたこともあった
    大人になるとそれもひっくるめて受容できてくるが
    感情が揺れないことが少し淋しい

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    2023年03月04日
  • みつばの郵便屋さん そして明日も地球はまわる

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    ネタバレ

    みつばの郵便屋さんシリーズ 第8弾 完結編

    ・昨日の友は友
    ・雨と帽子
    ・秋の逆指名
    ・そして明日も地球はまわる

    歴代の登場人物大集合という感じ。
    そういえばこんな人いたなぁと振り返る感じ。

    そして秋の結婚、異動と新たな旅立ちを迎える。

    完走ありがとう。

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    2023年03月02日
  • タクジョ!

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    タクシーの女性ドライバー。
    若い女性ドライバーは珍しいのかも知れない。
    騙されそうになったり、怖い思いをする事もあるけれど、やっぱりドライバーが好き。
    同じドライバー仲間にも励まされ頑張る夏子さん。
    そんな夏子さんを応援したくなる。

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    2023年02月28日
  • みつばの郵便屋さん 二代目も配達中

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    ちょっとした困ったことや、戸惑うことが起きたときの、まっすぐ向き合う感じ。迷ったりもするけど、やっぱり優しい心で動く方を選ぶ感じがいい。

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    2023年02月27日
  • 今日も町の隅で

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    小野寺ワールドが気軽に楽しめる短編集。小野寺ファンにはおなじみの「みつば」が舞台で、聞いたことのある店の名前や人物が出てきたりして楽しいです。タイトルの通り、町の隅での何気ない日常の人生のほろ苦さが読みやすい短編で味わえました。初めて小野寺さんを読むという人にもおすすめ。

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    2023年02月26日
  • みつばの郵便屋さん そして明日も地球はまわる

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    シリーズのみんな大集合の最終巻。
    全てが収まるべき所に収まった様な安堵感があります。終わってしまったのは残念だけど、納得出来る最終巻でした。
    みんな、元気でね。お幸せに。

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    2023年02月26日
  • 人生は並盛で

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    ☆4

    タイトルや表紙のデザインから、今作もいつものほっこり温かくなる「小野寺さんワールド」に浸らせてもらおうと読み始めたものの…「あれ?お、小野寺さん??」と思ってしまうような内容に困惑してしまいました。
    今までたくさんの小野寺さんの作品を読ませて頂きましたが、初めて途中で読むのを辞めようかと思ったほどでした…。
    でも、きっと何か仕掛けがあるに違いないと読み進めていくと、いつの間にかどんどん物語の世界に惹き込まれていき、後半(特に第三話)では続きが気になってページを捲る手が止まりませんでした!
    色んなことを考えさせられる物語でしたが、最後まで読んで良かったです❁⃘*.゚

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    2023年02月26日
  • 天使と悪魔のシネマ

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    天使と悪魔が活躍する10篇収録のファンタジー短編集。
    ファンタジーと言ってもリアルな日常が土台になっているので難なく物語に入り込む事が出来る。

    小野寺さんの優しさ溢れる白作品、少しダークな黒作品、どちらも魅力的だけど本作も短い短編の中に様々なドラマが詰まっていて面白かった。

    死がテーマになっているだけに暗くなりそうだが、柔らかな文体でそれを感じさせない。

    悪魔の容赦なさだけではなく、時にユーモアを交えながら、切なさ、温もりまで感じられる。
    悪魔に狙われないような日常を過ごさねば。

    喪失感の中に希望を感じる再生の物語。

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    2023年02月16日
  • ライフ

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    「袖振り合うも多生の縁」の諺が頭の中にずっとよぎっていた。

    主人公は27歳の井川幹太。
    大学を卒業し就職するも退職。
    今はコンビニのバイトをしながら自由気ままな一人暮らしをしている。

    幹太のキャラがとても良い。

    飄々としているようで、人に対しての思慮深さがあり、物事を冷静に判断出来る。

    上の階に住む戸田家の騒音に悩まされていた幹太だが、ある出来事をきっかけに親しくなり自身の心と生活に変化が生じて行く。

    戸田家の子供達の会話がとてもチャーミングで癒される。

    誰かと出会う事で人生が変わる事もある。読後は心地良さで満たされた。

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    2023年02月14日
  • 今夜

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    「ひと」「まち」などといったほのぼのした話とは違い、今作は焦燥、殺伐、混乱、自戒といった言葉が似合う作品。
    人間誰しもが持つ「内面の弱さ」に向き合う必要性を感じられる。

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    2023年01月24日
  • 今夜

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    「ひと」を読んで好きになって、立て続けに同作家の作品を読んでいる。「ひと」ほどの爽やかさはなくて、人の弱い部分が書かれている。邪悪さではない。誰にでもある弱さ。それが、また次の不幸を招く悪循環。どうしようもなくだるい感じ。このまま救われないんじゃないか、と少し不安になった。でも、希望があった。やっぱりこの作家さん、好きだ。

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    2023年01月22日
  • ホケツ!

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    ネタバレ

    ☆4

    何も知らずに読み始めたのですが、「みつば南団地」に住む宮島大地くんって、「みつばの郵便屋さん」にも登場したあの大地くんですよね!?
    あの頃から「大地くんは良い子だなぁ」と思っていたのですが、本作ではそんな大地くんを主人公にした作品とのことで、大地くんのことを詳しく知ることが出来て良かったです❁⃘*.゚

    家族、仲間、将来…迷い悩みながら自分だけのポジションを探し出す素敵な物語でした。

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    2023年01月17日
  • 人生は並盛で

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    小野寺祭り継続中です。
    小野寺さんのは、「ひと」からはいったので、これまでとはテイストの違いに、おおおっと思いながら読み始めた。小野寺ワールドにも、悪態つく人いたんだねー。まあ、にんげんだもの。やばい人満載だけど、そんなものかも。環が、リアリティあって面白かった。

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    2023年01月08日
  • 縁

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    ネタバレ

    互いに絡みあう、登場人物たち。
    初めは接点が近すぎるかなあ、と感じたけど読み始めるとそんなに違和感なく。
    自身の弱いところから、道を外れそうになりかけるも、互いのタイミングにより踏みとどまることに、安堵を感じました。
    皆、平凡な普通の人ばかりで、そんな立派な人はいなかったが、そんな人だからこそ共感を覚え、愛せました。
    最後みんなが素直に気持ちを伝え、相手に伝わり少しだけ幸せになる様が良かったです。

    歳も近い田村さんのエピソードが一番好きで良かったです。

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    2023年01月04日
  • みつばの郵便屋さん 幸せの公園

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    うん、もう殿堂入りの布袋様で間違いないよ。自分に非がないのに理不尽に一方的に怒りや苦情をぶつけられて一言も言い訳出来ないって状況、どんな仕事でもあるんだと思う。秋宏くんみたいな対応が出来るかって言われたら自信ないな。年下の架空の人物だけど尊敬する。そして郵便局がもっと好きになった。
    土日の配達がなくなって遅くなったなんて文句言ってる場合じゃないね。いつもありがとうございます。これからも郵便をよろしくお願いします。

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    2023年01月03日