小野寺史宜のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ夏子のゆったりした雰囲気に沿って、物語も日常が淡々と過ぎていく。
女性ドライバーの苦労話だけではなく、日常の生活感が伝わり楽しく読めました。
途中、ハッとさせられる展開もあるけど、むちゃくちゃ闇が深い訳でもなく、きっかけに夏子が仕事人、人間としても成長した様にみえました。
小野寺さんの作品の登場人物は、いつも個性的に見えるのだけど、特別なわけではなくありふれた人を上手く表現されている様に感じます。すぐ隣の人のことを紹介している様な。
恋愛話も、付かず離れずで下世話な感じがなく、清廉な進め方が気持ちよく読めました。互いに選んだ道での幸せを願います。
-
Posted by ブクログ
タイトルで選んだ感じやったけど、夜というのは、もうちょっとダークな感じを想像してた。(血ドバドバではなく!)
ミステリー要素もあるんかな?最後に分かるけど。
高校時代から、22年のエピソードをシャッフルさせて展開していく流れは、結構面白い。
でも、主人公が高校時代に引き摺り過ぎな気もする…
確かに高校時代って、一番楽しい時なんは否定せんし、後悔する事も結構あるしね。
でも、時は解決してはくれんし…
やっぱり、自分が動かんとダメなんやな。主人公は、時間はかかったけど、動いたから良かったのかも?
やっと高校から続く、青春が完結した感じ。
しかし、殺意は…(`_´)ゞ