小野寺史宜のレビュー一覧

  • 縁

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    5章からなる短編集。サッカーのコーチを引き受けた独身男性が主人公の話から始まる。知らず知らずのうちにある子供の母親が好きになってしまい、父兄の間で噂になりクビになる。彼の勤める店に来てクレームをつけた女性がいる。この女性が次の物語の主人公。
    その女性はわがままで、彼氏が愛想尽かし振られてしまう。腹が立って、むかしパパ活していた中年男性に連絡をする。この男性が次の話の主人公…
    というように章ごとに関わりあった人たちへと主役が移っていくのが、お芝居のようでなかなか面白かった。人生ってどこに焦点をあわせて見るかで全く異なるものだ。

    一人一人の人生はすべてパラレルに動き、時々重なったり、ニアミスした

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    2025年06月05日
  • みつばの郵便屋さん

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    ひと、まち、と読んで気になっていたみつばの郵便屋さんを手にとってみた。主人公の優しさに沁み入ります。シリーズも読んでみようと思います。

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    2025年06月02日
  • とにもかくにもごはん

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    自分が子ども食堂に関心があることも手伝って、面白く、興味深く読んだ。ものすごく大きな出来事があるわけじゃないけど、それぞれのちょっとした生活のモヤモヤが子ども食堂を通じて少しだけ和らいでいく様子はとてもほっこりした。

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    2025年05月29日
  • まち

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    主人公、江藤瞬一は小学3年で両親を火災で亡くしトラウマを抱えながらおじいちゃんに育てられる。高校卒業時に「人の中で生きていける人間になれ」と言われ上京しアルバイトをしながら成長していく物語。

    ※頼る側でなく頼られる側になれ。お前を頼った人はお前を助けてもくれる。助けてくれなくてもお前を貶めるようなことはしないから

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    2025年05月28日
  • とにもかくにもごはん

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     亡くなった旦那さんの言葉がきっかけで始めた「クロード子ども食堂」
     様々な事情を抱えた子どもやその親が訪れてくる。
     登場人物それぞれが語り手となって、それぞれの思いが描かかれている。
    温かくて心がほんわかした。

    「ありがとうは言ったモン勝ち」の言葉は素敵だなと思った。

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    2025年05月28日
  • 本日も教官なり

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    物語全体が良かった。でも、読み終わった直後の今、終わりかたの素晴らしさで頭の中がいっぱい。When I paint my masterpieceが鳴っている。

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    2025年05月26日
  • とにもかくにもごはん

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    ほっこり。なんだか、心が温かくなった。

    とある町にオープンした「クロード子ども食堂」。
    そこには、様々な事情をもった人達が集う憩いの場。それはお客だけではなく、働いている人たちも同じ。死に別れた旦那や離婚寸前までに関係が壊れかけた家族。でもほ悲壮感の中、この「クロード子ども食堂」にいると、少しづつ救われていく感じがする。氷が溶ける様に。

    なんだか、映画「かもめ食堂」を観ているようなほんわかな雰囲気だった。
    現在、夜中の1時半。5月なのに風が冷たく、車の音も少ない心地よい静けさ。こんなに幸せに気分はいつぶりだろう?たまには、こんな静かな夜の読書も悪くない、いや、環境も相まって最高な読書体験だ

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    2025年05月26日
  • 奇跡集

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    まさに大矢さんが解説で最後に言った一言に尽きる。

    日々の営みそのものが愛おしく、当たり前のものがかけがけのないものに思えてくる。

    それこそが小野寺史宜の小説の魅力なのである。

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    2025年05月25日
  • リカバリー(新潮文庫)

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    事故は加害者にも被害者にも傷を残す。ともにサッカーという世界にいる加害者家族と被害者家族。過去を乗り越えるまでにはいかないが、向き合う姿がよかった。

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    2025年05月24日
  • ナオタの星

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    再読。小野寺さんの作品はやっぱり好きだ。
    読んでいると、さわやかな風と太陽を浴びながら見晴らしのいい河原を歩いているような気持ちになる。最近読んだ「いえ」と同様に、主人公が川の近くに住んでいるから、余計にそういう気持ちになるのかも。

    今回は特にうだつの上がらない主人公だった。基本的に優しいし周りの人を大事にはするが、人生を割とだらだら過ごしていて、きっと身近にいたらイライラしてしまう人。

    しかし彼がすごいのは、どんな人とも馴染めてしまうところ。初対面でもまるで長年の友だちのように、年上や年下でも気軽な仲の同年代のように、緊張せずするすると話している。
    人見知りの私からするとその個性は特殊能

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    2025年05月23日
  • ライフ

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    小野寺さんの作品らしい。やりたいことが見つからずコンビニバイトで生活する幹太は同じワンルームマンションに住む人たちとも上手い距離感でそれなりに生きている。パン好きな彼はパンの製造工場で働きだすことになった。平和に頑張ってほしい。

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    2025年05月23日
  • その愛の程度

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    小野寺さんのたいていの作品は
    読んでいると、
    “一人の女の子に片想いした二人の男の子がその子を巡って勝手に決闘する”ような幼稚な男臭さのようなものを感じるんだけど、
    今回も多分にその雰囲気があった。
    作風としてそう書いているのか、認知がそちらに偏っているのか、毎回考えながら読むけれど、少しメタ的に否定するような表現もあって結論は出ないまま。
    自分自身は別にパートナーが異性と旅行に行ってもあまり気にならないし、それが少数派な気はしているし、とはいえ仮にDNA検査の話をされた日には、先輩だろうが領域に踏み込んできすぎなので、とても腹が立つと思う。

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    2025年05月22日
  • 奇跡集

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    同じ電車の同じ車両に乗り合わせた男女の巡り合わせを描いた物語。
    一人ひとりの物語がもっと続けばいいのに、と思うほど惹き込まれた。
    そして、そして、やっぱり出てきた『三年兄妹』。
    読んでみたい〜(⁠^⁠^⁠)

    それとホワイトシチューうどんもなんか覚えがあるんだけど、
    これは『ひと』か『まち』で出てきたかなぁ。
    どなたか覚えている方、教えて下さい❢

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    2025年05月14日
  • とにもかくにもごはん

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    ネタバレ

    よむーくとちいかわのコラボ栞が欲しくてたまたま購入した本でしたが、思った以上に良かったし、好きなお話しでした。
    こども食堂を始めて、そこにボランティアで来てるスタッフさんや来てくれる子供や親の視点でのお話しを短編でつづったものでした。
    最初はこども食堂が題材だし、いい話風にして終わるのかなぁと思っていましたが、ちゃんと個人個人の気持ちが書かれていて、しかも現実的というか共感する部分が多くて、ただこども食堂を開いて子どもの為にやってます、良いことしてます!みたいな単純な話しではなかったから良かったのかなぁと思います。特に主人公?の松井さんの考え方や話し方に凄く好感がもてたのも良かった要因かと。

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    2025年05月09日
  • いえ

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    小野寺史宜さんの『ひと』『まち』に続く物語
    今回の『いえ』は、家族が主なテーマ。

    舞台は変わらずに主人公だけチェンジ!
    という構成なので、前作までの主人公にもひょっこり出会えるのが楽しみだったりする。


    【あらすじ】
    主人公の三上傑には、大学生の妹、若緒がいる。
    ある日のデート中の交通事故で、若緒は後遺症で足を引きずるようになった。運転していた若緒の恋人は、傑の友人でもある城山大河だった。
    この事故をキッカケに、家族ぐるみの付き合いだった大河を巡って、一家はギクシャクし始める・・・


    【レビュー】
    兄の傑は社会人3年目、
    妹の若緒は就活中の大学生。
    家族との付き合い、
    友人との距離感、

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    2025年05月08日
  • その愛の程度

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    主人公の言わんとしていることを端的に表したタイトルがいい。その言わんとしていること自体に、そこまでの深さは感じない。でも、結論めいたそこに至るまでの半年間の展開と描写は、深みがあって、読ませる。

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    2025年05月07日
  • 片見里、二代目坊主と草食男子の不器用リベンジ

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    同級生のつながり。過去の過ちや、友情や、生まれた経緯などなど。
    わたしが知ってる小野寺さんのあたたかさばっかりの本とはちょっと違った、クールさも兼ね備えた内容でした。

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    2025年05月05日
  • みつばの郵便屋さん

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    さわやかな1冊。この本読んでから郵便屋さんを見ちゃうようになった!笑 あんまり考えたことなかったけど、郵便屋さんって老若男女問わずいろんな出会いあるんだろうな〜

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    2025年05月04日
  • みつばの郵便屋さん 二代目も配達中

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    今回も心あたたまるお話でした!ちょっとずつ前進してる秋宏とたまきさん!もっと二人の話も読みたいですね♩

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    2025年05月04日
  • タッグ

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    淡々進みながら、じわじわと盛り上がり、いつの間にかのめり込んでいました。
    最後のお母さんのエピソードが一番好きでした。

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    2025年05月02日