小野寺史宜のレビュー一覧
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小野寺さんの新作。読めるだけで嬉しい。
マッチングアプリで付き合い出した二人がさらっと、別れてしまう姿に驚いた。いまマッチングアプリで結婚する人が増えているから、この延長で離婚も多くて、貧困率がさらに増えるのではと心配になった。知人に話すとうちの子もマッチングアプリで結婚したと。息子からはきっかけに過ぎないから、直接出会ってもマッチングアプリでも離婚する人は離婚するでしょうと言われ、いろいろ考えさせられた。
201の佐野さんと101の新川さんのこれからの展開が気になる。
小野寺さんの作品には川や地名がよく出てくるが、いつもさらっと読んでいる。今度は地図を片手に読んで見ようと思う。狭いよう -
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4つの連作短編。郵便屋さんの平本秋宏が配達先の住人達との心暖まる交流を描いたもの。悪い人が出てこないので安心して読める。
どの登場人物も郵便屋さんと接することで、心の悩みを解決させて行く。最初の章では不登校となった女子中学生。連日、郵便屋を待って話して行くことで学校に復帰して行く。次の章では他の人が配達して大クレームとなり、クレーマーに転じた相手が最後は改心する。嫌われ者の先輩が出戻りで異動して来て、先輩とぶつかるものの結果として先輩の良い点を見つけて懐に飛び込んでゆく。小学校の先生との交流も、懐かしさを呼び起こす。
もう一つの軸は、有名俳優である兄と同じく有名女優との交際と郵便屋さんの交流。 -
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東京モノレール。浜松町から羽田空港を結ぶ軌道系交通機関だ。全長 18 km弱の路線距離ながら、人々にとっては重要な足になっている。
そんな東京モノレールで働く人たちにスポットを当てた連作短編お仕事小説。
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勤めている会社にドラマロケの話が来た。
まずはメールで、会社の問い合わせフォームに来ていた。発信者はさるテレビ局のプロデューサーで、相談内容はモノレール絡みのドラマを制作する予定だが、作品には何らかの形でモノレールを絡めたいと考えているので、ぜひ協力してもらえないかというものだった。
とりあえず直接会って話を聞いて欲しいというので、総務案件として猪股部長 -
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こども食堂、物語ではじめて知ったかもしれない。この作品で知ったわけではないけど、身近にはないと思っていたら隣の市には結構あるよう。あまりネットとかでは大々的にはやらないところもあるのかな。
始めるきっかけが悲しい。いきなりの別れからふと残された言葉が行動へ。
思ったら行動にというところ、さすが航大くんにも引き継がれている様など親子なんだなあ。
こういう活動をよく偽善的とか言われるけど、別に構わんやんと思わされる。やってる人も食べにくる人らも幸せな気持ちになるんなら。まさにありがとうは言ったもん勝ち。
子供の心情もよくあらわされている。まさに女の人がやっているのがいい、という鈴彦くんの言葉は自 -
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映画見に行きたくなった。ミニシアター系の。
今までミニシアター系ってスカしていて芸術家気取りのわけわからん主張の物って思い込みがあった。
すいません、偏見でした。
という風に考えを改めさせられる作品だ。
テレビドラマと映画の違いってそんな表現の違いだったんだ。目からウロコ。
はじめはとにかく読みにくい感じで、登場人物が現実の人と劇中映画の人物の感情が突然行ったり来たりするので混乱した。しかし慣れてくると何か癖になってくる。後半になるほどもっと乗ってくる。
連作短編だけどほぼ絡み合うことはない。最後の最後にようやくまとまったときはスッキリした。
監督の不器用さも伝わり気持ち良いまとまりで良か -
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久しぶりに小野寺さんらしい心温まる内容の本だった。
兄が有名タレントで年子の主人公は25歳の郵便配達員。非常に真面目で、交通事故を起こさないよう慎重なバイクの運転で配達する毎日。双子と思われるほど兄に似ているが、職場では内緒にしているものの配達先で指摘されることも度々。
配達区域の事は何でも知っていて家族構成などもしっかり覚えている。食事の提供やお菓子の差し入れも良くあるが、個人情報保護の観点から不安になるほど配達先とは親密。
兄が有名女優と交際していて、二人が良く泊まって行く。女優単独でも泊まって行く。呆れるほど真面目な弟。
各配達先との交流が話しの中心だが、主人公と同様に悪人が登場せず安心 -
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感想
家族の距離感がリアルに描かれているし、徐々に変化する想哉の心情もなんとなく伝わる感じで書かれていることを感じる。
大きな変化はないけど、人はこうやって成長するんだなぁと感じる。
あらすじ
僕こと安井想哉はヒッチコックの映画好きの高一。元女優の母、叔父が父、中一の妹がいる。
ある日、母親の帰りが連日遅く、理由を問うと元マネージャーの谷口が独り身で膵臓癌になり、その人を看取るために世話すると言い出す。
離婚で母親との仲が悪くなっていた妹は、母との対立を深める。
僕は、高校に入って始めたテニス部を3日で辞め、無理矢理誘われた演劇部にしぶしぶ入ることにした。
日々雰囲気が悪くなる家