小野寺史宜のレビュー一覧

  • うたう

    Posted by ブクログ

    うたうって気分転換やストレス発散になるし、何より気持ちいい。
    私も子どもの学校役員でコーラスを2年間していたが歌うことは楽しかった。

    小野寺先生の文章は読みやすいし時折、グサっと刺さる言葉がある。
    愛さないひとは愛されない
    って、なるほどな〜。深い。

    0
    2025年07月06日
  • 近いはずの人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    何か、独特な感じで面白い。面白かった。
    途中、アル中になってしまうんじゃないかと心配した。ならなかったけれど。

    結局、真相はわからなかった。
    何故、絵美は栄人と旅行に行ったのか。どういう事故に遭って死んでしまったのか。何を考えていたのか、わからない。
    わからなくてもいい。それでいい。

    0
    2025年07月06日
  • みつばの郵便屋さん

    Posted by ブクログ

    人気タレントの兄と顔がそっくりな郵便屋さんである平本秋宏が主人公の物語。

    優しい文章で、郵便屋さんの優しさが滲み出ている。秋宏の周りの登場人物も、その優しさに感化されている。

    やっぱり小野寺さんの作品は、ほっこりさせてくれる、と思わせてくれる一冊でした。

    0
    2025年07月05日
  • 奇跡集

    Posted by ブクログ

    物語の舞台は朝の満員電車。
    そこに乗り合わせた7人の男女の乗客の視点が切り替わりながら物語は進んでいく。
    次の駅まで15分間止まらない快速列車の中で具合が悪くなりしゃがみこんでしまった新倉凪。
    この凪の行動が物語各話の軸になっています。
    偶然が奇跡を呼び、さらにその奇跡がまた次の奇跡に繋がっていく。
    電車の中にもドラマがあるって考えると満員電車も我慢できるかもw
    私は第二話の大野栞奈の奇跡 情を放つが特に好きでした(*ˊ˘ˋ*)

    0
    2025年07月02日
  • 夫妻集

    Posted by ブクログ

    様々な夫婦の物語…と言う程度の知識で読み始めた。

    印象としては、まずとにかく会話の文が多い。
    まるでテレビドラマの台本かと思うくらい、夫婦であったりそれぞれの人物同士の会話文でほぼ成り立っているところがあり、それは意外にも読みやすかった。
    しかも、軽快な受け答えや自然な会話文なのでスラスラと入ってきて自分の中でのテンポ感で読めたのが面白かった。

    次に、登場人物がフルネームで山のように出てくることに頭が混乱した。
    それぞれの夫婦の物語の短編が一冊になっていて、全体としてはページ数の多い長編なので何日かに分けてちょこちょこ読んでいると、とにかくこの人はこういう人で、この人とはこういう関係で…と

    0
    2025年06月26日
  • ライフ

    Posted by ブクログ

    安心して読める作品です。本当に普通の人のお話です。スリルもサスペンスもありませんけど、それはまた別の作品で楽しめば良いわけで!

    0
    2025年06月17日
  • 食っちゃ寝て書いて

    Posted by ブクログ

    やはり小野寺さんの作品は好きだ。
    何作目か分からないほど読んだ小野寺作品。
    毎回のごとく、主人公はぱっとしない男性。華やかさはなく、自分の決めたルーティンで粛々と生活を送ってはいるものの、このままではまずいと感じている。
    そしてとにかく歩く。歩きながらひたすら考える。これまでとこれからの人生のことや、自分が行き詰まっていることについて考えるシーンが多い。

    これらはほとんどの作品に共通していて、それが分かっているのに私は小野寺作品を見つけたら手に取ってしまう。なぜなら、会話が多くて読みやすいため、どんな場面での読書にも合うから、そして読みながらだんだんと前向きになれるからだ。
    大人になってから

    0
    2025年06月17日
  • 奇跡集

    Posted by ブクログ

    小野寺さんの連作短編集

    同じ電車の車両に乗り合わせた
    半径3mぐらいの範囲の
    見ず知らずの人達の物語

    誰でも起きうるような
    日常の小さな出来事を
    綴ってます
    ※一部除く

    基本はホッコリなので
    小野寺さんの小説が好きな人は
    読んでみてね

    0
    2025年06月16日
  • ディア・オールド・ニュータウン

    Posted by ブクログ

    安定の小野寺さん これで何冊目かな。
    今回はみつばのお蕎麦屋さん。中々 お蕎麦屋さんに行ったり出前を頼んだりって無いけど 読後はとにかくお蕎麦屋さんに行きたくなりました。

    何か大きな事件が起こる訳でもなく 本当に店主 鳴樹とお客さんとの 何気ない会話のやり取り。何気なさ過ぎて 逆にリアルな感じもしました。

    そんな何気ない日々でも お客さんも鳴樹も いろいろ考えて 新しいことにチャレンジして変化して行く感じがいいですね。

    0
    2025年06月11日
  • ひと

    Posted by ブクログ

    行き場を失った青年に手を差し伸べたのはとある惣菜屋の店主。お婆さんにコロッケを譲ったことで、生まれる数々のご縁。 登場人物一人ひとりの言葉に共感し、頷きが止まらない。人々の人情溢れる温かい話に心が和む。この本を通して人に頼ることの大切さを改めて実感した。

    0
    2025年06月06日
  • 奇跡集

    Posted by ブクログ

    タイトルと帯に惹かれて購入(前向きな話が読みたかったので!)。小野寺さんの本は初めてだが、本書は読みやすかった。
    7人の物語でそれぞれの行動が作用して奇跡が起きるというもの。前に読んだ記憶がある内容が後々になって出て繋がってくるのが気持ちよかった。

    0
    2025年06月05日
  • 縁

    Posted by ブクログ

    5章からなる短編集。サッカーのコーチを引き受けた独身男性が主人公の話から始まる。知らず知らずのうちにある子供の母親が好きになってしまい、父兄の間で噂になりクビになる。彼の勤める店に来てクレームをつけた女性がいる。この女性が次の物語の主人公。
    その女性はわがままで、彼氏が愛想尽かし振られてしまう。腹が立って、むかしパパ活していた中年男性に連絡をする。この男性が次の話の主人公…
    というように章ごとに関わりあった人たちへと主役が移っていくのが、お芝居のようでなかなか面白かった。人生ってどこに焦点をあわせて見るかで全く異なるものだ。

    一人一人の人生はすべてパラレルに動き、時々重なったり、ニアミスした

    0
    2025年06月05日
  • ディア・オールド・ニュータウン

    Posted by ブクログ

    主人公・鳴樹のお節介加減が絶妙で表向きは気持ちの良い青年でありながらも近しい人にだけ見せるダル絡みにも癒された。
    人と話すのが億劫になってしまったときに読んだが嫌みのない健全さが身に染みて、いつの間にか人と話したい、関わり合いたいという意欲がわいてきた。

    0
    2025年06月04日
  • 日比野豆腐店

    Posted by ブクログ

    みんながそれぞれの事情の中で一生懸命生きているのが伝わりました。
    福が最後に言っていたようにこの本に出てくるみんなの未来はだいじょうぶだと思います

    0
    2025年06月03日
  • みつばの郵便屋さん

    Posted by ブクログ

    ひと、まち、と読んで気になっていたみつばの郵便屋さんを手にとってみた。主人公の優しさに沁み入ります。シリーズも読んでみようと思います。

    0
    2025年06月02日
  • ディア・オールド・ニュータウン

    Posted by ブクログ

    日本そば屋さんの2代目店主さんと、店員さん、お客さんたちのお話。
    何気ない日常の話のようでいて、読んでいてじわじわと心が温かくなってくる。
    今では失われつつある、ちょっとだけ踏み込んで、人と関わろうとする感じ。
    こんなお蕎麦屋さんが近くにあるといいなぁ。

    0
    2025年05月31日
  • とにもかくにもごはん

    Posted by ブクログ

    自分が子ども食堂に関心があることも手伝って、面白く、興味深く読んだ。ものすごく大きな出来事があるわけじゃないけど、それぞれのちょっとした生活のモヤモヤが子ども食堂を通じて少しだけ和らいでいく様子はとてもほっこりした。

    0
    2025年05月29日
  • まち

    Posted by ブクログ

    主人公、江藤瞬一は小学3年で両親を火災で亡くしトラウマを抱えながらおじいちゃんに育てられる。高校卒業時に「人の中で生きていける人間になれ」と言われ上京しアルバイトをしながら成長していく物語。

    ※頼る側でなく頼られる側になれ。お前を頼った人はお前を助けてもくれる。助けてくれなくてもお前を貶めるようなことはしないから

    0
    2025年05月28日
  • とにもかくにもごはん

    Posted by ブクログ

     亡くなった旦那さんの言葉がきっかけで始めた「クロード子ども食堂」
     様々な事情を抱えた子どもやその親が訪れてくる。
     登場人物それぞれが語り手となって、それぞれの思いが描かかれている。
    温かくて心がほんわかした。

    「ありがとうは言ったモン勝ち」の言葉は素敵だなと思った。

    0
    2025年05月28日
  • ひと

    Posted by ブクログ

    3年の間に両親を亡くしてしまい一人になってしまった20歳の聖輔。人の苦労もお金の苦労も一人で背負うには早すぎる。財布に入っていた55円から始まった新生活は聖輔の人柄も手伝って周りの人もいい人ばかり。何もかもを諦めてきた人生だったけれど譲れないものを見つけた時は頼もしい聖輔だった。

    0
    2025年05月27日