小野寺史宜のレビュー一覧

  • ひりつく夜の音(新潮文庫)

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    冷え切った心にじわりと火を灯すような。停滞と熱狂とその狭間にあるような。内へ内へと潜るようで外に向けて発散するような。とにかく良い物語に触れたという満足感。
    解説文の最後の三行に、泣かされる。

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    2019年10月22日
  • 太郎とさくら

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    ネタバレ

    太郎とさくらの父親は違う
    流れから太郎はさくらの父親と一緒に暮らすことになる
    …さくらとさくらの旦那さんで太郎のアパートへ
    父親に就職しないかと話を出す
    静岡の缶詰め工場
    父親は野口さん、年齢的には社員にはなれないけど、承諾する。
    「静岡へ帰れるのか」家は無いけど帰りたかったんだなと太郎は思う
    そう思える土地、場所、私は…家があるから帰れる戻れるけど今後どうなるかな?とか思った
    離れた事がないから…

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    2019年10月19日
  • ひと

    購入済み

    なんか泣けた。

    なんか、普通なんだけど、泣ける。なぜかわからない。
    この本は、全く響かない人もいると思う。両極端。その人の生き方、境遇にもよるかな。自分に重ねるところもあって、改めて人との出会いって大事だな、人に生かされているんだなって気付かされた。

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    2019年06月20日
  • みつばの郵便屋さん 奇蹟がめぐる町

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    相変わらず秋宏くんの人柄の良さに惹かれる。
    所作や人への思い遣りがこんなにできてる人は今なかなかいない。

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    2019年01月13日
  • みつばの郵便屋さん 幸せの公園

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    みつばの郵便屋さんシリーズ 第4弾
    文庫書下ろし

    ・かもめが呼んだもの
    ・テスト
    ・お金は大切に
    ・幸せの公園

    「本日も教官なり」の益子先生の登場や、前作に出てきた人やその後など。

    勧善懲悪ではない人間の良さがじんわりくる。

    なんかまとめに入っているように感じられたが、まだまだ続けてほしいと一番に願う作品です。

    小野寺さん、最高。

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    2018年11月18日
  • ひと

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    そうだよねー…という感じ 両親が亡くなるという状況だったら、自分もこんなふうにストイックに必死に生きるのかな、と思いながら読んだ。弱い人も出てきて、それもリアル。

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    2026年02月25日
  • 太郎とさくら

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    異父姉弟の太郎とさくら。
    さくらの結婚式に、母と離婚したさくらの実父野口さんが突然現れた。

    太郎と野口さん、とも言える様なお話。
    登場シーンでは、野口さんに対する印象はあまり良くなかったですが、太郎との関わりの後に、その印象は変わって行きました。
    太郎がいい仕事をしましたね。
    太郎の優しさが、全てを一つに繋げるきっかけになったのだと思います。
    両親とさくら、故郷由比の人達が、みんな暖かい。
    最後に表紙を見て、思わず微笑んでしまいました。

    著者の作品は2冊目。
    相性が良いようで、大好きな1冊になりました。

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    2017年11月20日
  • 太郎とさくら

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    暖かいな。とても暖かい人々だな。

    人を許せるって事は、時間がかかるかもしれないけど、とても大切な事なんだな。

    太郎、がんばれ

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    2017年02月15日
  • タクジョ! あしたのみち

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    タクシーに乗ることなんて殆どないのだけど、乗る機会があればちょっとだけでも運転手さんと会話してみようかなーと思ったり。

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    2026年09月26日
  • したう

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    株式会社こだまは、塩化ビニル管をつくっている中小企業で、二代目めの小玉新一郎が社長をつとめている。
    社員数24人と、こじんまりしているがみんな和気あいあいとしている。
    それも社長の人柄の良さだろう。
    お給料はそんなによくないけど、転職してほんとうによかったと言う。
    ストレスが少なく、最高のぬるま湯であるという表現が良い。

    それぞれの思いが、なんとなくほんわか〜としているのもちょうど良い。

    したう 懐かしく思う 大江都子 四十九歳
    したう 離れがたく思う 小玉小鉄 十七歳
    したう 目上の人に惹かれる 中園亜百合二十八歳
    したう 恋しく思う 高桑雅永 三十一歳

    柴犬小鉄の話にはジーンとくる。
    やっぱり犬は可愛いい。

    高桑の野球歴ありからの告白も良い方向なのかな。

    小野寺さんらしいフルネーム呼びの一人称から入るというパターンが、だんだんと癖になってきて、もはやそうであれと思っている。
    ストレス無しの話もいい。




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    2026年09月24日
  • いえ

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    妹と自分の親友が付き合っていた。親友が自動車事故をおこし、妹に足を引きずる後遺症ご残ってしまった。
    親友に対しての心の葛藤…
    家族それぞれの思い…
    就活する妹を気遣うが何も出来ない…
    自身の勤務先での人間関係の問題…
    誰にでも起こりうる出来事
    ごく普通の主人公の行動を淡々と書かれている。
    とても読みやすい文章。

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    2026年09月23日
  • ディア・オールド・ニュータウン

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    小野寺氏の作品に出てくる人たちは、みんな話をしていて楽そう。だから物語を読んでいても、とても楽。登場人物たちと気楽に話をしているよう。本当にいるのであれば、きっといい友だちになれるのに。この町も本当にあれば、きっと過ごしやすい町なんだろうなあ。

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    2026年09月23日
  • したう

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    平和な毎日。相変わらず台詞が多くて、名前は全員フルネーム。密葉市が舞台。犬が語る章がクスッと笑えて良かった

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    2026年09月23日
  • したう

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    いろいろな人の目線から(犬も含む)関わった人の優しさやあたたかさが書かれていました。
    こんな所だったら住んでみたいと思えるたくさんの人々の優しさも詰まっていてホッコリした気持ちになりました。

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    2026年09月21日
  • ひと

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    身寄りのない人生を若いうちからある日突然強いられる境遇になったとき、聖輔ような人間性でいられるかな、、身の回りには自分の状態が幸であれ不幸であれ、善いひともそうでないひともいる。自分がどちらでありたいか、どのような行動ができる状態でありたいかは、物語の中で聖輔や聖輔が頼れるようになっていく人たちの背中から見つめることができる。

    孤独になったときにはじめて、自分の本当に大切にしたいものやこの先していきたいことへの考えが研ぎ澄まされていく。聖輔が聖輔だったからお惣菜屋さんの夫婦や学校を辞めても切れてしまわない友人、青葉のような人たちが周りに集まる。孤独から救ってくれるのもひと。悪さをして利用してくることで自分を不快にさせるのもひと。そんなことを再認識できるあたたかいお話でした。

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    2026年09月19日
  • したう

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    株式会社こだまは、主に塩化ビニル管をつくっている社員数24人の中小企業。そのアットホームなこだまに勤める女性事務社員。社長の愛犬。大企業からの中途社員の女性営業社員。恋愛経験の少ない若手男性社員。それぞれの目線でそれぞれの「したう」ことについて描かれている。

    柴犬飼いの私は、第2章の「離れがたく思う 小玉小鉄 17歳」を目当てに手に取った。

    社長の新一郎の息子優一郎と同じ日に生まれた小鉄。優一郎と双子のように育った小鉄だが、犬は人間の何倍も早く歳を取る。

    わかっているけど、切なくなる。

    淡々とした小鉄の一人称はなんとも言えないくらい愛しくなるし、我が家の愛犬もそんなこと考えているのかなと思ったりした。

    他の章もみんないい人たちで、いい人たちに恵まれて、最後、高桑くんの恋愛事情にホッコリした。

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    2026年09月19日
  • ひと

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    主人公の人格に心打たれた。不幸が重なりあったとしても、前を向くことはもちろん、人に失礼なく向き合える姿勢は誰にでもできることではないと思う。
    「空気を読む」、主人公と同じようにこの言葉がいやーなものだと感じた。

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    2026年09月19日
  • 日比野豆腐店

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    たまたま舞台が近所だった。
    親近感もあり、今でも商店街が残るまちの豆腐屋のお話。
    今どき商店街が残っていると言うだけでも珍しいのに、この地域には3つ4つ小さな通りの商店街があり、毎日毎日通る道の中にも2つの豆腐屋がある。
    商店街が残っている、ということが何を意味するのか。
    個人で店を続けていくには何が必要なのか。ましてや豆腐というスーパーで並ぶ商品とは価格帯が違いすぎて競合にもならない商品でどう残していくのか。
    そんな現実の厳しさとも向き合いながらも、この店をいやこの豆腐を作りたいという気持ちが文章の節々から伝わってくるようで人情味溢れた暖かい作品だった。

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    2026年09月16日
  • まち

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    オーディブルにて。
    泣きました。じいちゃんの育て方が素晴らしくて、瞬一は素直な良い人間になりましたし、これからもずっと良い人間です。ありがとう、じいちゃん。

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    2026年09月16日
  • まち

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    【きっかけ】
     Audibleで装丁とシンプルなタイトルが気になった。
    【読後】
     いやぁ、良かった。主人公の瞬一くんが、とても良い。素直だ。
     こんな子が良い。感覚が一緒だからなのか、とっても安心する。
     ずっと主人公目線で語られるので、まるで自分が体験しているような気になる。
     まだ若く、東京に出たばかりの頃を思い出すかのようだ。
     もし、瞬一と同じ世代の子で、瞬一とは全然違うタイプの子が読んだら、どのように感じるのだろう?共感できないのかしら?
     最後あたり、もう少し、進展があるかと思っていたので、少し残念。でも、焦る必要はないか。まだ、彼は若いし、時間が必要な部分もある。
     でも、続編は不要か。きっと、彼らは幸せになるのだから。
     ★5でも良いのですが、せっかくなので、最後もうひと盛り上がりして終ってくれたらスッキリしたのに…ということで★4にしました。
     でも、お薦めしたい一冊でした。
     「ひと」も読んでみたい。「ひと」の方が先みたいですね。

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    2026年09月15日