小野寺史宜のレビュー一覧
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面白い!!
電車内で偶然居合わせた人たちが、ほんの少しのお互いの行動で奇跡が起きたっていう。
たったひとつの車両にたまたま乗り合わせた人たちのそれぞれの奇跡集。
バタフライエフェクト。みたいな感じかな。
なんだかほんわかしたり、おお!っとドギっとしたり、車内で腹痛に襲われて。腹の中で龍が暴れまわるっていう表現の仕方が、絶妙すぎました。
突然くる、腹痛で、今はトイレ行けないよ。
のときの我慢状態の身体の内側は本当にそうよね。
暴れ龍が一気に目を覚まし。縦横無尽に腹の中を暴れ回る。
トイレに行けば解決できるんだが、行くことがどうしてもできない時。
まさに神龍級の龍が悉く我が腹の中で -
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シリーズ5作目。
順調に読み進めている。
新たな配達先との交流がどんどん増えている。文中に色々な人の名前が出て来るので、思い出すのが大変になってきた。
「トレーラーのトレーダー」では、配達中の途中で見かけた車のトランクのカギ穴に残っている車のカギが発端。普通はそのままにして置くのが多いかと思うが、わざわざ所有者に教えてあげたことから交流が始まる。次に通り掛かった時には空き巣がガラスを割って入るのを見かけ、確認のために声を掛けて、その後に警察に通報。その後には、主人公の提案でトレーラーハウスから新築の家に建て替えられている。誠実でお節介な主人公らしい対応。
表題の「奇蹟がめぐる町」は初恋の女性が -
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2年前に3作纏めて購入。今回も4作を纏めて購入。そのシリーズ4作目。小野寺さんらしい誰も悪人が出てこない穏やかな展開のシリーズ。
「幸せの公園」は主人公の郵便配達員の秋宏が彼女に告白した公園。そしてまた、この公園で知り合った歯科医院の衛生士の女性も、プロポーズをこの公園でされて結婚が決まったばかりだった。この衛生士繋がりで、新たに異動で来た郵便局長にもこの歯科医院を紹介。この局長が珍しいほどに偉ぶらず局員に近い。そして他にも配達途中で何軒も庭先でお茶が出る家がある。現実でもこんなにも配達先と近いのだろうか。それと自分の配達区域だと、名前だけで住所と家族構成、住所まで分かってしまう。ちょっとだけ -
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[ 再読 ]
「ひと」に続き再読。きっかけは荒川が舞台の3部作「いえ」を読んだから。
19年本屋大賞第2位に選出されたのは前作の「ひと」だが、「いえ」、「まち」の方が人物や情景の描写が細やかで、個人的には面白く感じた。
小野寺史宜さんの本を読んでいて気持がいいのは、映画を見ているような気分にさせてくれること。特にこの3部作は人物や下町の風景が丁寧に描かれているので、本を読んでいるというより目の前でそのシーンが繰り広げられているような感じがする。
主人公が普通の人で、まっすぐで正直なところも良い。通常であれば、そんな登場人物が出てきたところで、こんな人物いるわけないだろう、と冷めてしまうとこ -
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ネタバレ「泉ちゃん」という一人の女の子の小学3年生から33歳までの人生が、前半は当時一緒に過ごしていた友人・知人の目線で、後輩は本人の目線で語られています。
まず、一話目(小学3年生)と二話目(中学1年生)で泉ちゃんの口調や性格がガラッと変わっていてビックリ。これは物語の語り手が、一話目では13歳も年上の近所のお姉さん、二話目では同級生という、本人との関連性によるものか、一話目で少しだけ語られる彼女の複雑な生い立ちによるものか…
年齢が上がるにつれ、「泉ちゃんってもしかして結構ワガママなのでは?」とか「かなりひねくれた性格なのでは?」という疑念が浮かんできます。考え方や価値観がブレないところはかっ -
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今小野寺作品を読みまくっています。どの作品も人に対しての観察が細かくて、面白い。特に会話が生き生きとしていて、乗客の若いカップルの会話はテンポも良く、本当にありそうな感じがします。また中年のおじさんドライバーの会話は、それらしい感じがして楽しい。
前作タクジョ!同様、もっと若い時に読んでいたら、タクシードライバーになるのも、一つの選択だと思えたと思います。
自分のやりたいを信じて、今目の前の仕事に真摯に取り組む、お客の態度に傷つく事も少なくないが、それを上塗りするいいこともある。 そんな流れが大好きです。
次作も読みたいです。
人にも勧めてます。 -
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みつばの郵便屋さん第6弾。
今回も異動はなく、みつばで7年目を迎えた秋宏。
7年経つと、マンションが建って新しい人が転入してきたり、転出したり、新しい命が誕生したり、街の雰囲気も少しずつ変化していく。
私自身も、そんな変化が嬉しかったり、昔を懐かしんだり、まるで街の住人のような気持ちにさせられた。
小野寺さんの作品は、登場人物ではなくても、マンションの住人や学校の生徒たちなどにも名前の漢字、読み方まで丁寧に描いている。
街の雰囲気を、読者がより身近に感じられるのはそのせいなんじゃないだろうか。
伝説(?)の作家、横尾成吾はそこに住んでいたんだ〜、とニヤけてしまったのは私だ