小野寺史宜のレビュー一覧

  • ディア・オールド・ニュータウン

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    新しいことへの挑戦を後押ししてくれる物語

    亡き両親が営んでいた蕎麦屋、
    主人公の鳴樹は継ぐつもりはなかったが、
    始めてみたら、父はやっていなかった出前を開始したり、新味の開発や蕎麦打ちまで習得しようと前向きだった。

    小枝は学校と1つ目の仕事は続かなかったが、
    鳴樹の誘いや提案には全て「やってみる」と挑戦しているのが印象的だった。持ち前の製菓技術で作ったプリンを私も食べてみたい。その前向きさに勇気をもらった。

    和太もやんちゃな人柄で、鳴樹とのリズミカルな会話が楽しい。なんだかんだで人の意見も素直に聞き、接客も頑張っている。早く母親と一緒におそばを食べてほしいと思う。

    この作者の小説は始め

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    2026年01月15日
  • ぼくは刑事です

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    淡々と仕事をこなしてる男性警官の話。

    派手な事件が起こるわけでは無いですが、淡々と仕事をこなしている主人公:松川くん。
    警官になるということの煩わしさを垣間見た気がします。
    松川くんとラーメン屋の甥っ子(お姉さんの子ども)との会話や恋人の娘との会話がとても癒される。
    ストーカー被害・不倫・事故などの話もあるので、小さい事件は起きている感じはします。

    読みやすい小説なので、普段刑事ものを読まない人にもオススメ出来ます!

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    2026年01月12日
  • うたう

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    団地
    コーラス
    大学時代のバンドカニザノビー
    オリジナル曲
    3文字しばり
    怒声が土星に届く
    女1男3
    就活からのコロナ
    散歩
    メンバーのその後、これから
    コーラス

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    2026年01月12日
  • あなたが僕の父

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    千葉の館山でひとり暮らしをする78歳の父が、最近少しおかしい。
     東京の大手求人広告会社で働く那須野富生は、久しぶりに会う父の様子に戸惑いを隠せなかった。

     それまで意識しなかった父の「老い」。生活の見直しを迫られる富生。勤務形態、恋人との関係。不惑を迎えた富生の困惑と決断を描くヒューマンドラマ。
              ◇
    「あれっ。車、へこんでるじゃん。どうしたの?」
     久しぶりに館山に帰省し、父の車で買い物に行こうとしてリアバンパーがかなりへこんでいるのに気がついた。驚いて理由を尋ねるが、父の返答はひどく頼りない。
    「ああ。ぶつけたんだな。確か」
    などと言い、ぶつけた時期もかなり前

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    2026年01月12日
  • うたう

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    この本を読んで思いました。私に合った本だなと。
    小野寺さんの書く小説、ぬるっとしていて、呆気なくって、でもそれが心地よくて、やっぱり好きですわー。
    取り立てて大きな事件が起こるわけでもなく、どんでん返しがあるわけでもない。ただ、淡々と過ぎていく(過ぎていった)日常の断片を丁寧につなぎ合わせ、ある日の青春の1ページを、ふと呼び起こしてくれる。そんな小説でした。
    合唱がメインの物語かと思いきや、途中からバンドの話へと舵を切る展開。元バンドマンの私としては、そこで一気に心を掴まれてしまい、気づけば最後まで一気読みでした。(私も主人公と同じく“V”のみでした)
    少し脱線しますが、My Little L

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    2026年01月07日
  • あなたが僕の父

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    那須野富生(40)はJR館山駅徒歩15分に実家あり、母は6年前に72歳で亡くなった。一流企業で東京勤務中。しかし、正月の帰省などで父の様子がちょっとおかしいことに気付き帰省を増やし、リモート勤務が許されているので、ついにUターンを決意する。昔のことで、わだかまりのある父との生活やUターン生活、リモート生活、東京に住む彼女とのことなどが、小野寺ワールドでたんたんと語られるお話です。
    表紙、地味!そして、お話もけっこう地味系です(まあ、いつもだけど)。でも、決して読み心地は悪くなく、語られる内容はどこかその辺でよく起こるようなこと。だから、なんとなくするするっと読めてしまいます。地名がやたら具体的

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    2026年01月06日
  • あなたが僕の父

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    いい面も悪い面もどっちも見せる書き方でありながらも、嫌いになりきれないキャラクター性と、少しずつ変化していく心情が丁寧に描写されているのが印象的だった。

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    2026年01月05日
  • ひと

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    ネタバレ

    聖助が両親を亡くし、大学を中退し、一人になっている時から、バイト先の店主、店員たち、大学時代の同級生、高校時代の同級生、などいろんな人たちの暖かさを感じながら少しずつ自分の将来を形にしていく姿に、人間関係の大切さを学んだ!
    聖助が人として出来ている所に周りの皆が惹かれるのだとも感じた。
    こんな状況なのに、物を譲ったり、部屋を貸したり、お金を貸したり、人間の嫌な部分が身近にあるのにも関わらず、人の気持ちに察して、優しく出来るところが魅力的なのだと思う。

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    2026年01月02日
  • 日比野豆腐店

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    小野寺さんらしいとても穏やかな表現で心温まりました。家族経営の豆腐屋のコロナが奪っていった日常をみんなで乗り越えていくところがとてもよかった。猫の福の目線で描かれているのもよかったです。令哉が少しずつ成長していく姿が感動しました。
    なによりも、美味しい豆腐食べたくなりました。

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    2026年01月01日
  • タクジョ! みんなのみち

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    タクジョの続編は、夏子の仲間たちにスポットを当てる展開。それぞれに魅力があり、いいな「東央タクシー」、転職するならこういう会社だ
    最後は「タクジョ」と「ひと」の復習だ。また「おかずの田之倉」の50円コロッケが食べたくなった。
    夏子と姫野、なんだかいい感じのカップル。

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    2026年01月01日
  • タクジョ! あしたのみち

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    2025年最後の読み終えた小説になった。ほんと安定の小野寺さん節!!タクジョシリーズ好き。登場人物のことを忘れてなかった。なんか今回は高間さんが29歳、30歳の節目っめことを意識している感じの一冊だった。タクシーの運転手側からの話や、お客さん側からの話がどちらもあって、面白い。人の人生の交々ってかんじで。そして、小説の語り口調が小野寺サン節なので、小野寺サン好きにはたまらない一冊だと思う。またシリーズが出るなら読みたい。

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    2025年12月31日
  • みつばの郵便屋さん 幸せの公園

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     「みつばの郵便屋さん」第4弾。

     新しい局長さんが赴任してくる。細やかな気配りや気遣いができる穏やかな人で、こんな上司って良いよなぁと思った。
     中学生の時不登校だった柴崎みぞれちゃんが、明るい高校生になり年賀状のバイトに来たり、セトッチと未佳さんの結婚、
    そして秋宏もたまきへプロポーズ。

     人と人との偶然の出会いの繋がりで奇蹟が起きていく。温かい時の流れに心がほっこりした。

     他の巻で出てきた登場人物のエピソードを丁寧に書いてくれているので、この巻から読み始めた読者さんや、私のように誰だったか忘れてしまった人間にも分かりやすくて、小野寺さんの優しさにも感謝です。

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    2026年01月01日
  • あなたが僕の父

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    ⭐️あなたが僕の父
     淡々と、ただ淡々父親を描いている。何気ない日常の中で、父親の衰えの兆しが色濃くなっていく。運転免許返納、うどん、転倒、認知のあやふやさなどのエピソードが刺さる!父親を大切に思う気持ち、やはり親子なんだという気づきが、じわじわと感じられる。良き!やはり小野寺ワールドは良き!

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    2025年12月31日
  • みつばの郵便屋さん 二代目も配達中

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    「みつばの郵便屋さん」第3弾

     今回は、「楽しく働く」ってどういう働き方だろうということを考えさせられる作品だった。
     熱血という訳ではないのに、秋宏の仕事ぶりには強い信念があるように感じた。
     新しく赴任してきた気の強い美郷や、大学生のアルバイト荻野くんに対しても振り回されることなく飄々と対応している姿が頼もしかった。
     タワマンの鎌田おばあちゃんとのやりとりはとても温かい気持ちになれた。
     美郷さんと谷さん、これからどうなるのか楽しみ。

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    2025年12月30日
  • タクジョ! あしたのみち

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    タクシー運転手連作短編集。部下のミスをフォローする客、母親の危篤に急ぐ客など。

    相変わらずの小野寺クオリティ。良かった。

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    2025年12月28日
  • とにもかくにもごはん

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    子ども食堂の開店から閉店までの1日を様々な人の視点から物語が進んでいきます。
    登場人物はそれぞれ何か抱えていて、それを綺麗事なしで話してくれます。
    前向きになれる一文が多いです。

    親の仲が悪かったり、離婚したりすると、子どもはこんな事考えているのか、と他人事ではないなと思いながら読ませてもらいました。

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    2025年12月28日
  • 奇跡集

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    同じ電車に乗り合わせた人が、どこかで緩くつながっている、それは運命的でも決定的でもないな繋がりだが、都会では視界に多くの人が入り、その一人一人に人生や考えがあり、今どんな体調なのかとか、気持ちなのかと考えてみるとこの小説になる。
    そして、ほんのちょっとしたすれ違いや出会いが、その人の何かを変えてしまうことがあると。
    都会ではなかなか他人に声をかけるとか、しにくそうだが、関わることで物語が生まれる。
    「奇跡」はそうして人と関わることで生まれる。他人同士の繋がりを重視して構成するのではなく、それぞれの人生の中でふとした瞬間を捉えているのが、絶妙な描き方だと思った。

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    2025年12月27日
  • 奇跡集

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    朝の満員電車の同じ車両に乗り合わせた人たちに、偶然の出来事が連鎖して奇跡が起こる。
    通勤通学、その他諸々の事情を抱えた7人の男女の群像劇。
    動く快速電車、次の停車駅まで15分間という狭い車両の中でのちょっとした事件や、少しハラハラする場面もあって、スリルも味わえて面白かったです。
    絶体絶命のピンチから救われたり、他人の勇気ある行動を目の当たりにして改心したり、たまたま出会った人たちが知らないうちに影響しあって、物事は必ずといっていいほど良い方向に向かっていく。
    世の中にはこんなにたくさんの奇跡が溢れているなんて驚きです。
    どのお話も最後は優しさに満ちた終わり方で、作者さんの温かい人柄を感じます

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    2025年12月23日
  • みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙

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     「みつばの郵便屋さん」シリーズ第2弾。
     今回は、秋宏の郵便局員としての誠実さがよく伝わってくる作品だった。
     お客様だけでなく、上司や先輩、後輩にもいつも穏やかな対応は私も見習いたい。
     芸能人の兄、春行や両親とのちょっと切ない家族模様もあり、秋宏の人となりにほっこりした。

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    2025年12月21日
  • 近いはずの人

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    ⭐️近いはずの人
     これはブラックな小野寺ワールドだ。いつものほっこりした感じは無い。だが、ラストに希望を感じさせるのは、やはり小野寺さん。嫌な感じの絵美も栄人も、終盤にはさほど嫌な人物だとは思えなくなる。こんな小野寺ワールドもありだな。題名と表紙が秀逸だ!

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    2025年12月21日