誉田哲也のレビュー一覧

  • あなたの本 新装版

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    ネタバレ

    【収録作品】帰省/贖罪の地/天使のレシート/あなたの本/見守ることしかできなくて/最後の街/交番勤務の宇宙人/「新装版 特別収録掌編」買わなかった男/待っていた女/あの日、そして今日/お名前は?/選挙公約

    表題作含む7編に、あらたに5つの作品を加えた新装版。
    「帰省」 DV相手を死なせたのではと怯えつつ帰省する幹子は姉を疑い始める。
    「贖罪の地」 SF的。原始的生活を送っているようだが、傍には文明の影が。
    「天使のレシート」 超越的存在に対する皮肉。
    「あなたの本」 自分の来し方が書かれている本を見つけ、運命はすでに決定しているかのように感じた男は、それに抗う。
    「見守ることしかできなくて」

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    2023年01月07日
  • インデックス

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    警視庁捜査1課姫川班が再結成に向けて動き出す。

    『女の敵』
    殉職した大塚と出会った事件。
    被害者女性に優しくよりそう、大塚…
    大塚の葬儀に参列した被害者女性…

    大塚の優しさ、を感じる…
    『ストロベリーナイト』でしか知らない、大塚。
    なのに、大塚の存在は忘れられない。
    姫川が大塚を決して忘れず、事あるごとに、大塚のことを意識するからだろう。

    『夢の中』『闇の色』が、衝撃的。
    あまりにも切ない…

    こんな子どもたちは本当に居るのだろう。
    どうにかして早く発見できないものだろうか…

    峯岡重樹がかわいそうでならない…
    彼の人生はなんだったのか…
    まともな生活もできず、まともな教育も受けられず。

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    2022年12月26日
  • 妖(あやかし)の華

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    本書が誉田作品の原点との触れ込みで読んでみたが、これまで読んできたものと一線を画するように感じた。
    それは著者の円熟さにもよるのかもしれないが、民俗学的な要素もありまた、超人願望のようなものも感じられた。

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    2022年12月25日
  • あなたの本 新装版

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    誉田哲也さん短編集。タイトルに惹かれて購入。
    自分の未来が書かれてる本、めちゃくちゃ怖いなと思った。。私だったら隠しつつも1、2ヶ月先くらいのやつを見ちゃう気がする笑
    個人的に好きだったのは、「見守ることしかできなくて」と「最後の街」。
    前者はホッコリ&切ない、後者はアメリカの映画を彷彿とさせるような世界観が好きだった。
    最後のおまけの話には『疾風ガール』の柏木夏美も登場し、ファンとしては胸熱でした!

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    2022年12月04日
  • 新装版 ジウI 警視庁特殊犯捜査係

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    犯人を追うシーンなどは、臨場感がとてもあって、
    良いです。でも、私として残念なところは次の2点です。
    登場人物が多く、わかりにくい。
    主役の2人の女性刑事に好感が持てない。
    特に、可愛いキャラの女性の視線や、言動、嫌です。

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    2022年11月24日
  • アクセス

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    誉田哲也は姫川玲子シリーズしか読んだこと無かったけど、これはだいぶぶっ飛んでたな……。
    非現実的、仮想現実の話はあまり読まないから新鮮で面白かった。
    まず2003年のインターネット黎明期に書かれた本っていうのがすごい。当時読んでたら携帯を触るのすら怖くなってると思うしそれくらいの臨場感があった。
    主人公の可奈子が段々逞しくなっていくのもグッとくる。誉田哲也の強い女シリーズの原点とも言える作品なのかな?
    自分が誰かに人格を乗っ取られたら、いち早く気づくのは誰なのか。友達は気づいてくれるのかな。そもそも自分って言語化するとしたらどういう人間なんだろう……と自省したくなる!

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    2022年11月20日
  • ボーダレス

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    ネタバレ

    さすがの誉田哲也のリーダビリティ、最初から最後までワクワクドキドキでページを捲らせられ、終始楽しく読み進められた。

    登場人物たちのキャラ造詣も好感度あり。
    終盤、盲目の少女が暴漢を制圧する様も、イイ感じ。

    ただ・・・終始楽しく読み進められたのにも関わらず、心に残る作品ではなかった。何故だろう?
    エピロード的なエピソードが冗長だったから?
    敵の動機に白けたから?

    誉田作品には珍しい読後感。

    ★3つ、6ポイント半
    2022.11.09.新


    ※「数年前に東京で起きた事件がね・・・」というくだり、姫川シリーズドラマ化以前からの誉田哲也ファンとしては、かなりのニヤニヤポイントだった♫

    嬉し

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    2022年11月09日
  • サイドストーリーズ

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    やはり読んだことのある本だと面白さが格段に違う。まほろは何度読んでも好きなお話だし、空気感がとてもいい。どのお話にも必ず喫煙シーンが出てきて一服ひろばが登場すると思ったらJTの企画だったとは。無理なくストーリーに溶け込んでいたからよかったものの、短編集だとやはり物足りない勘はぬぐえない。新しい作家さんやお話の発掘も兼ねていたけれどあんまりだったかな。
    天地明察を読むか否か、迷うところ。

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    2022年11月03日
  • インデックス

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     8つの短編。どれも姫川警部補の仕事ぶりや人間味が伝わってくる。ほれぼれとするほど、仕事のできる人だと思う。

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    2022年11月03日
  • 増山超能力師事務所

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    ネタバレ

    アニメのモブサイコ100を見ていて超能力ものを読みたくなって読んだ。超能力があってもモテるとかにはならない、ってのは同じで面白い。短いエピソードで超能力師事務所などの人物が紹介されていて楽しく読めた。
    文乃の秘密?と高鍋一派の陰謀が気になるところで終わり。

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    2022年10月22日
  • 新装版 ジウI 警視庁特殊犯捜査係

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    ある誘拐事件をきっかけにその存在が浮かびあがった謎の少年「ジウ」。
    対照的な2人の女性刑事の視点で描かれる作品です。

    3部作ですが、一応1冊で1つの事件は片付く為テンポよく進みます。

    エンターテイメント的要素が強いので心に残るものではないですがまずまず、でしょうか。

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    2022年10月21日
  • 新装版 ジウII 警視庁特殊急襲部隊

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    ジウを追ってさらに展開していく三部作の2作目。

    スピード感の良さは、この作者の持ち味だと思います。

    1作目同様、重みはさしてありませんがここまで読んだらジウがどんな人物なのか、2人の女性刑事はどのよう結末を迎えるのか、読まないわけにはいかなくなります。

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    2022年10月21日
  • 新装版 ジウIII 新世界秩序

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    3部作の完結。

    1を読み出した時には想像できなかった大きさのスケールに展開。
    あまりにスケールが大きすぎて…興醒めしました。

    ここまでスケールが大きくなるとタイトルのジウの犯行動機や人となりの印象が弱く感じます。
    完全なるエンターテイメント小説。

    悪くはないけど、読み返すことはないと思います。

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    2022年10月21日
  • 武士道セブンティーン

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    間違えて、シックスティーンよりこっちを先に読んでしまった…
    剣道をしていたので気になって購入。
    高校の部活って、人それぞれ熱量が違うんだよなぁって思いながら読んだ。
    次は遡ってシックスティーンを読みます!

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    2022年10月20日
  • ボーダレス

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    あぁ、こう繋がるのね。と、いくつかの登場人物達のシーンが絡み合い、最後の展開へと導かれる。ただ、ちょっと最後の展開が物足りなかった印象。

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    2022年10月07日
  • 偽りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    警察小説アンソロジー。
    知ってる作家さんは長岡弘樹氏だけだった。
    ”手綱を引く”(大門剛明)、警察犬ってこういうふう匂いの訓練させていとのかとか勉強になった。
    この手綱を引くと誉田哲也の”レイン”とやはり長岡弘樹の”裏庭のある交番”が面白かったかな。

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    2022年10月06日
  • 増山超能力師事務所

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    へぇぇ。
    誉田さんって、こういうのも描けるんだ。
    というのが、真っ直ぐな感想です。

    超能力が広く認められた世界でのお話。
    増山を所長とする超能力(探偵)事務所。
    所属する各メンバーの視点で各章(事件)が描かれており、ミステリーと、各メンバーの人となりを章を追うごとに知ることができます。

    テイストが軽いので、思いっきりミステリーが読みたい時にはオススメしませんが、性根の悪い人が登場せず、読みやすいので、活字を追いたい時には良いと思います。

    シリーズ化しそうですね。
    続編は読んでみたいです。

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    2022年09月29日
  • あなたの本 新装版

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    ネタバレ

    私の大好きな作家、誉田哲也の新刊、早速読みました。
    珍しく短編集です。久々の新刊ですが「おや!これ誉田作品」という印象。
    確かにグロイ作品、青春物、超能力など多彩ではありますが、
    いつもと違う印象。ストロベリーナイトやジウなどのグロイイメージが強い?
    期待しているからかもしれませんが・・・
    7編の内、個人的にはタイトルの「あなたの本」が一番面白かったかな。
    全体的には期待ハズレの印象でも、疾風ガールやジウから登場させるなど
    ん~ファンにとってはうれしい(すみませんネタバレですね)

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    2022年09月10日
  • 歌舞伎町ゲノム

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    歌舞伎町シリーズの第三弾で本書は歌舞伎町セブンの活躍を描いた短編集
    わからないのはこのタイトル
    歌舞伎町セブン、歌舞伎町ダムドときて歌舞伎町ゲノム…
    セブンはチーム名、ダムドは不気味な敵役名、ゲノムは何だ?
    そこだけが引っかかるけど、今作では殺された上岡に続き新たなメンバーが加わってリスタートの7人
    相変わらずエグい誉田作品だがセブンの仕事はスマートだ
    しかし依頼の金額が安すぎないか?

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    2022年09月09日
  • ボーダレス

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    母から借りた本

    目立たない女子高生が小説を隠れてこっそり書いていることを偶然知り、彼女に興味を惹かれる同級生
    武闘家の父を持つ、7年前に事故で失明した妹とそんな彼女を支える姉
    音大入試に失敗し、実家の喫茶店を手伝う姉と姉に反発する妹
    年上の魅惑的な女性に想いを寄せる深窓の令嬢
    4つの話がランダムに描かれている

    この4つの話がどこでどう繋がるのかなぁ
    もしかして、失明している妹と姉が森の中を暴漢から逃げている話は女子高生が書いてる小説なのかな?と思ったり
    ラストではかなり力技で一つにまとめた感が…

    んなアホな〜と言いたくなる展開だったけど、かの有名なストロベリーナイト事件の話題が出た

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    2022年09月05日