誉田哲也のレビュー一覧

  • ドンナ ビアンカ

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    狂った男と狂いそうだった男の均衡に目が離せなかった。陰惨でも血生臭くもないのに漂うやけに不穏な空気にハラハラしながら読み進める場面と、ほっこり癒される場面と。両面とも楽しめて読めた。

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    2021年10月24日
  • 武士道ジェネレーション

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    めでたしめでたし。心身共に成長しました。2人が近くで暮らせることを喜ばしく思います。
    一方でいきなり歴史的、政治的な展開は気になりました。海外から来ている方に日本の事情を押し付けるのは共感できません。国と国の問題であり、個人の問題ではないから。

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    2021年10月23日
  • レイジ

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    学生の青春物語かと思ったら全然違った。
    何歳になっても青春を取り戻すことができるんだなぁって思った。
    「人にはぱっと花咲く瞬間があるのかもしれない。
    遅い人もいれば早い人もいる、もしかしたらまだ咲いていないのもあるかもしれない」っていう最後の言葉が心に残りました。

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    2021年10月15日
  • あの夏、二人のルカ

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    読んでみて、確かにあの夏の出来事はとても濃厚で忘れられない出来事だったでしょう。
    高校時代の話は、クミが主人公のように進むため、私はヨウの事がよく理解出来なかったです。
    大人になった遥は別人のようで、私的にはもう少し二人のルカ主体で進んだら分かりやすかったと思います。

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    2021年10月03日
  • 新装版 ジウIII 新世界秩序

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    面白かったし後味も結構スッキリしていて、読後の満足感がすごいです。
    気になっていたところを全部解決してくれたし、結末にも納得がいくものでした。
    物語が都合よく進みすぎなところは少し気になりましたが、それはそれでいいかなー、なんて思いながら読んでいました。
    このシリーズの一作目と二作目では、二人の女性主人公の門倉と伊崎の対比がとても鮮やかで違いもハッキリしていましたが、この三作目では二人の色が少し混ざった感じでとても良かったです。 誉田さんの他の作品も読みたいです。

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    2021年09月16日
  • ガール・ミーツ・ガール

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    ネタバレ

    前作は夏美の我儘に多少イラッとするところがあったけど、今回の作品はその伏線を回収し、夏美が成長できたことが書かれてあっていろいろしっくりきた。お父さんとの接触で良くない事態に進んでいくのかと思いきやそうではなくて安心。音楽好きな人達が収まるところに収まってこの先の音楽が楽しそうでした。

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    2021年09月15日
  • あの夏、二人のルカ

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    過去と未来が交差するように描かれた青春小説。次々に読ませる展開ではないが、「あの夏」に何があったのか?という一点を知りたいモチベーションで読んだ。誉田哲也の青春小説はあんまり心に残らないのはなぜだろう。

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    2021年08月30日
  • 世界でいちばん長い写真

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    ネタバレ

    誉田哲也さんの本初めて読んだけど、読みやすくなかなかおもしろかった。
    モデルがいるところもなんか良かった。

    ちょいブス部長の三好が後半さすがにウザくなってマイナス1。

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    2021年08月09日
  • 増山超能力師大戦争

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    途中から急に読みやすくなったけどおいてきぼり・・
    スッキリしない解決だなあと。
    映画化したのかな。

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    2021年07月21日
  • ボーダレス

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    ネタバレ

    誉田哲也も引き出しの多い作家ですね。ドロドロ系もあれば爽やか系もあって、本作は後者ではあるけれど、「お嬢様」の章が微妙にドロッ。並行して描かれる4つの出来事のうち、1つは登場人物のひとりが書く小説の話だと思っていたら。

    騙されたわけではないけど、ほ〜、そうですか。言い回しの違う伊坂幸太郎とか道尾秀介とかを想像しましたが、凄いトリックが潜んでいるわけでもない。事件をきっかけとして彼女たちがそれぞれの人生を歩み始める。これがスタートラインとなる物語。だから、面白かったわりにはまだまだこれからな感じがもどかしい。

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    2021年07月18日
  • あなたが愛した記憶

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    現実的な話かと思ったら、ファンタジーだった。

    読むにつれて物語が繋がっていくのが、読んでいて気持ちいい。
    内容はハッピーエンドとは言い難いけれど、そこは現実的だなという感想

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    2021年07月12日
  • ボーダレス

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    「青春ミステリー」との事だが、あまり「青春」的な要素は感じなかった。
    若い女性が沢山出てくる、という事を「青春」というのであれば、そうなんだろう。

    どのパートの主人公たちも20歳前後の2人組という事で、
    読んでいて誰が誰だったっけ?と分からなくなる。
    イマイチ個性分けできてない印象。

    終盤、犯人の行動というか動機、そういうものが唐突に明かされ、
    「お、おう・・・」というより「え・・・え?」というカンジになる。
    ちょっと強引というか無理があるというか。
    「先に設定、オチは後で考えた」みたいな。

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    2021年07月03日
  • ボーダレス

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    それぞれのストーリーがどう繋がるのか、時空の捩れはなく同じ時間軸での展開。クライマックス後の余韻が多く、少し冷めてしまったかも。

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    2021年06月06日
  • ドルチェ

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     元捜査一課の女刑事・魚住久江シリーズ第1弾の連作短編集。
     警視庁捜査一課は警察の花形部署ではあるが、扱うのは強盗・殺人・死体遺棄などの重犯罪ばかり。そこでは必ずと言っていいほど誰かが亡くなっている。そんな捜査一課に嫌気がさし、誰かが亡くなる前に事件を解決したいとの思いから所轄に移動した魚住。著者の警察小説は「姫川玲子シリーズ」が有名だが、姫川ほどのカリスマ性もなければ、捜査における勘などの派手さもない。存在として、姫川とは対照的で地味で素朴な印象を受ける。そのためか事件も姫川シリーズほど凄惨なものではない。ただ、脇を固める周囲の人間像は個性的で姫川班に通じるものがある。

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    2021年05月30日
  • 新装版 ジウIII 新世界秩序

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    母から借りた本

    ジウシリーズ最終巻
    2巻を読破して3巻は「新世界」とか言う変な思想が中心に進むのだろうな…と思っていたら、やっぱりわけ分からん方向に進んで行きました
    もう着いていけないと思ったけど、どんな風に終わるのかは気になったので最後まで読みました

    事件に関わる二人の正反対な女性警察官
    やっぱり美咲は好きになれないままだったなー
    なんかフワフワしてて警察官としてどうなの?と疑問に思いました
    一方、基子はかなりぶっ飛んでて共感はできなかったけど、その境遇に同情はちょびっとしました

    映像化もされてますね
    ぶりっ子警察官美咲に多部未華子、ぶっとび警察官に黒木メイサ
    なるほど〜

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    2021年05月24日
  • 黒い羽

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    ストロベリーナイトのテンションで読んだら突然ファンタジーというかホラーな展開になって
    ???!ってなってるうちに読み終わってしまった。一気に読める一冊

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    2021年05月22日
  • ドルチェ

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    読みやすく面白かった。

    魚住シリーズの第一段。
    主人公は42歳の巡査部長。刑事としての芯がありながらも、人としての弱さと優しさも表現されておりその人物がどんな人なのかを物語の中で上手に伝えていたと思う。

    事件は日常生活で実際に起こりうると思わせる話になっており難しいトリックなどは登場せず。違和感とその違和感を一つずつ紐解く推理になっており、突拍子もない展開で読者を置いてくこともない。

    後書きも良かった。理想と現実に悩む姿は多くの人に当てはまるのではないか。

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    2021年05月21日
  • 新装版 ジウII 警視庁特殊急襲部隊

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    母から借りた本

    1巻に引き続きエグい
    いや、1巻より更にパワーアップしてる…
    一連の黒幕の男性の生い立ちが描かれていますが…うーん…
    思わず眉根を寄せてしまう回数の多いこと!
    1巻では謎の多かった事件の首謀者ジウのことも明らかになります
    何だか、変な方向…「新世界」とかいう思想に向かっていきそうな3巻…
    ここまで来たら読むけどね

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    2021年05月20日
  • あの夏、二人のルカ

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    途中まで話がどう繋がっていくのか、読めなかったが、終盤以降、こう繋げてくるのか!と唸ってしまいました。

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    2021年05月06日
  • レイジ

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    初めて読んだ、「白い」誉田哲也。
    半分までは退屈で、ページも進まず…
    後半は面白くなってきて一気読み。

    主人公の一人が失踪するあたりからワクワク面白く感じる私には、やはり事件ものの方があっているのかもしれない、とあらためて。
    登場人物が目に浮かぶように描かれているのと、時々クスッと笑ってしまうような文章は、さすがに誉田哲也ならではだとは思うけれど。
    バンドに憧れた時代も懐かしく思えたけれど。

    というわけで、次は姫川玲子に戻る予定。

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    2021年04月20日