椹野道流のレビュー一覧
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豪華作家陣が想像力と食欲を刺激する、新世紀のごはん小説。
日常SFから遠未来SFまで8編を収録。
「人類と食」にまつわるSF小説アンソロジーです。
「食」は人間が生きるうえで欠かせない大切なもの。生きるのに不可欠……というだけでなく、いつしかそれは娯楽となり、美食を求め奇食を追い、飽食に飽き、ある種の歪さを孕んでいるようにも感じる昨今。食のポジティブな面だけではない部分に目を向けた一冊。
具体的に言えばディストピア飯やオルタナティブフードなどをテーマに扱ったものが多いです
美味しいものが大好きな私としては、こんな未来が来ないことを祈るばかり。
個人的に好きだった話は、『E・ルイスがいた -
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交換ノートという響きと、医者と花屋とパン屋?めちゃくちゃわかんないけど可愛いなぁタイトル!と手に取りました。
可愛かった。癒やされた!ぶっちゃけ、BなLではありました。それはびっくり。でもなんというか、某漫画(ドラマにもなったあれ)みたいで、ご飯がおいしそうでえちではなく、ただひたすらほんわかしている仲の良い二組だった。それぞれ仕事の苦労はあるはずだけど、プラス思考だし自分の仕事が好きなんだなぁという描写ばかりで、羨ましくも反省したりなど。プラスに捉えたほうがいいよね。そうだよね。
…で、これから読んじゃったんだけど、これシリーズ4作目?(笑)おや(笑)でもぜんっぜんこれだけでも楽しかった。交 -
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Posted by ブクログ
〔!〕死ぬことが出来るのは、生涯でただ一度だけだろう?(p.329)
〔内容〕池魚の殃とは巻き添えとか思いがけない災難とかそんな意味らしい/いきなり完全な闇の中で見ざめ事態ががわからず恐怖する伊月とミチルという切羽詰まったシチュエーションから始まり話に引きずり込まれる。
〔感想〕死者の思いの一端に触れ自分たちなりに消化していくといういつもの? パターンとはどこか違うんやけど、かかわりがあったものの自分たちが忘れてしまったあるいは気づいていなかった人間の生死をどう捉えることができるかという曖昧な捉えどころのないでもそれなりの重みがある状況…
〔好み度〕ここちよさ:A/キャラ:A/設定:A/ -
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Posted by ブクログ
猫好きな人のための短編集。仕事始めの一週間でバタバタと疲弊したため、猫が集まっていて時間がゆったりと流れるような空間”ねこだまり”で、リラックスしたい気分だった。一年で最も寒いこの時期に、温かい炬燵に入りながら、そして猫の毛並みのようにモフモフとした毛布にくるまいながら読んだ。
身近で大切な人が亡くなったら猫に生まれ変わって(化けて)帰ってくるという、都市伝説を聞いたことがあったが、本気で小説にしたらこんな感じなのだろうか。猫の頭脳(思考力)の限界とか、猫目線での兄妹感など、作者さん達の豊かな想像力を感じることができた。そして、どの作品もホッコリ癒されるだけでなく、切ない設定(人との別れが必ず