椹野道流のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
椹野先生のお家を建てるまでのあれこれが書かれている。「祖母姫⋯」の時も思ったが、椹野作品はエッセイのほうが私の好みにあっている。
全く「ありふれていない」家がどのようにして建っていったのか、その過程がたまらなくおもしろい。施主とメーカーとのやりとりってほんとに大変なんだな、とか。小さいいきちがいとか、うっかりミスとか、そりゃあ起きるものなのか、とか。でもまったく安い買い物じゃないから、すみませんでしたーじゃすまないよなとか。
無事にこだわりの家が完成して何より。しかし家を建てるって多種多様なニーズやこだわりがあるから、おそらく「ありふれた」は存在しないんじゃないかな、などと思ったりもした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読んでから間が空いてのレビューになってしまったので、またちゃんと読んで、それぞれのエピソードについて書きたいところ。
こちらは「お姫様のような旅がしたい!」という祖母とのロンドン旅行の回想記。
読みはじめは、わがままでマイペースなお祖母ちゃんと、それに振り回される孫娘のコミカル&リッチな旅行記という感じで楽しんでいたが、ホテル(かなり高級)のスタッフのホスピタリティや、段々と見えてくる祖母姫の誇り高さが本当に素敵で、後半は「人生は一期一会だ…」と万感迫る思いで、電車で読みながら号泣してしまった。祖母姫の、「自分を卑下することで楽をするな」というセリフはものすごく刺さった。
旅行記ではある -
Posted by ブクログ
お祖母様と二人きりで旅行、しかもロンドンに行ける関係性がただただ羨ましい。
祖父母皆他界した今、周りに遠慮して距離をとっていたこと、祖父母のことや自分のことをお互いに話したことがなかったことを後悔している私には、本当に羨ましく素敵なことに感じた。
またホテルのバトラーやドアマンが素晴らしすぎて!
若い頃にホスピタリティを享受するって、とても貴重な経験だし、するべきだと感じた。
…下世話な話だけど、一体いくら位あればこんな旅ができるんだろうか。(ちなみにGoogleAIの答えは数百万円とのこと)
こういった経験は人生を豊かにするよな~と思いつつ、なかなか庶民には難しい気もする。
そういった部 -
Posted by ブクログ
かつて住んでいたイギリス、そして予算度外視という、誰もが出来るわけではない恵まれた条件での旅。姫のようなお祖母様のお世話に徹しながらの旅行には様々なガマンもあっただろうけど、かなり羨ましい。「飛行機のファーストクラスって想像以上に特別感あるなぁ〜」「一流ホテルのそれなりのお部屋に数日間泊まれる人はそういう待遇を受けてるのかぁ〜」と、私は一生知らずに終えるであろう世界を、お高くとまったところなく面白おかしく読めた。お祖母様の世間ずれした姫ゆえのわがままさが可愛くもあり、そして何より自信を正しく持つことの大切さを、書き手とは時間差で私も教えてもらった。「謙虚と卑下は違う」。最近、この言葉を胸に仕事