椹野道流のレビュー一覧
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シリーズ第9弾。
今回はなかなかハードな幽霊登場で、主人公の海里が「シネ」と殺されかける。
ヤバイの出てきちゃったな、と思ったけど、その正体は24歳でこの世を去った可愛い女の子。
浮気をしたダメな彼氏に見せつけるため、狂言自殺を図ったら、本当に死んでしまったという。
色んな「悔しい」気持ちがあまりにも強く、一年近く成仏出来ないでいる。
このシリーズは、幽霊や付喪神が普通に登場する不思議な話しで、そのおかげで「死」と言うものがとても身近に思える。
今回の女の子の幽霊もそう。
付喪神であるロイドが、前の主の死について語る場面もある。
なんだか「最後の晩御飯」という意味を考えてしまうなぁ。
そしてエ -
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過去の過ちが心に暗い影を落としている、杉石有(すぎいし なお)は、神戸の医大に法医学者として勤務している。
ある日、解剖に回されてきた遺体には不審な点があり、事件の始まり。
そして、恩師が謎多き美青年を有に託して世を去る。
医師として重い十字架を背負って生きる日々に、襲いかかる復讐者。
誤解から始まった刑事との縁が理解に変わるまで。
と、息をもつかせぬ展開でどんどん読める。
「晩ごはん」シリーズは、料理に特化している感があるが、こちらは「二人で食べる」事に重きを置くか。
早くも養父気分になっているような有。もしかしたら育てる物語なのかも。
仕事面では、刑事とタッグを組んだ、「監察医もの」の -
ネタバレ 購入済み
淡海先生、ちょっと……
海里君と、倉持さんの為に。書き下ろされた朗読劇が、なぜ、妻と愛人の二股かけてる夫と、その妻の会話なのよ。もう少し、それらしい話は、無かったのかな?難易度高過ぎなんじゃない?けど、若者は、悩め!悩め!そして、大きくなれ!
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祖母から譲り受けた芦屋の古い一軒家に暮らす眼科医の遠峯朔(とおみね さく)の元に、高校の部活で一緒だった後輩、小説家の白石真生(しらいし まなぶ)が転がり込んできて、はや3年目。
自宅で執筆の仕事をする真生は、格安家賃のお礼(?)に、家事一般を引き受け、美味しい御飯を作る。
前回、「夜食本」もいいかも、と書かれていて、お約束を果たした形。
「心の小腹」がすいたところを、あたたかく満たしてくれる。
何だか危うい感じで始まった同居だが、何事もなく3年目に入るというのは、相当なところで好みが一致したり、許せるところがあるのだろう。
今回のトピックスは、初めての喧嘩。
家で仕事をする人は、全ての家 -
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純佳さんなるほどねー
純佳さんがいることで、淡海先生が無敵になっちゃって、周りの人に対して雑になる…っていうのは、なるほどっていうか、鋭い観察眼。アドリブの演技の利かせ方といい、彼女ただ者じゃないね!!
確かに、何冊か前に淡海先生が海里くんにやったことはホントに許しがたかったから、それで純佳さんが「兄貴このままじゃヤベエ」って思うのは無理ないかも。
淡海先生だめだよねー、今回本当に腹が立ったわ。海里くん達が純佳さんのことで突っ込んだら、「この前の意趣返しなら甘んじて受けるべきかもしれないけど、でも妹のことだけは!」ってキレそうになるし。え?じゃあ、海里くんにとって「芸能界のことだけは!」ってとこは無視なの?相手 -
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シリーズ13作目。
前作で出会った元女優・倉持悠子の朗読イベントに手伝いとして参加した海里は、目の不自由な女性瞳に出会う。
一方、昭和のレシピを現代風にアレンジして提供していた夏神の元に、新聞社から取材の話が舞い込む。
そして、今回の幽霊は、瞳を見守る祖父の幽霊。怪我をした孫を心配し、孫の花嫁衣裳を見るまでは死ねないというお祖父ちゃんの想いを夏神たちが叶える。
前作に続き、2人とも悩みながら着実に前へ進んでいこうとする姿が印象的。そして、何より海里、夏神、ロイド、3人の絆の深さが随所に際立つ。そんな3人の姿に元気をもらえる。
瞳が言った“優しい差別”という言葉にはハッとする。視覚障害ではな -
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やってくれたな
淡海先生、時に黒いな…って思ってたけど、今回はマジでやってくれたよね。海里くんは善意の解釈で受け入れていたけど、私だったら縁切るレベルだわ~
と、同時進行で少女カンナちゃん騒動。
こちらは、パパさんの(ちょっと重すぎる)愛情とか、夏神さんが慣れない女の子対応を頑張ってたりとか、温かいシーンがたくさんで良かったです。