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Posted by ブクログ
このシリーズもいったい何冊読んだことだろう。今回のお話は、新しい幽霊こそ出てこなかったけど、夏神さんは古き良き日本の味を再現して発信することに日々努力し、海里は朗読という分野で試行錯誤しながらも奮闘し、それぞれが暗中模索だったシリーズ初期のころを思うと、自分のやりたいことに向かって進んでいる感じがあっていいなあと感じた。
大切な人との別れ、それも相手の幸せを願う上での別れ。黙ってそっといなくなろうとした彼女に「ちゃんとお別れを言ったほうがいい」と助言した海里。大切な人がいなくなったあとにできた心の大きな穴を、その人がきちんと他のことで埋めて生きていけるように、きちんと別れを告げたほうがいいというその考え方。いいと思うな。そのほうが別れた時はつらいけど、きっと次に向かって歩みだしていけると思う。
そして、反対にそういう別れ方ができなかった夏神さんの苦しさ、悲しさも感じる。
別れ、思い出、愛、そんなことを考えさせられた、ちょっと大人な『最後の晩ごはん』でした。
純佳さんなるほどねー
純佳さんがいることで、淡海先生が無敵になっちゃって、周りの人に対して雑になる…っていうのは、なるほどっていうか、鋭い観察眼。アドリブの演技の利かせ方といい、彼女ただ者じゃないね!!
確かに、何冊か前に淡海先生が海里くんにやったことはホントに許しがたかったから、それで純佳さんが「兄貴このままじゃヤベエ」って思うのは無理ないかも。
淡海先生だめだよねー、今回本当に腹が立ったわ。海里くん達が純佳さんのことで突っ込んだら、「この前の意趣返しなら甘んじて受けるべきかもしれないけど、でも妹のことだけは!」ってキレそうになるし。え?じゃあ、海里くんにとって「芸能界のことだけは!」ってとこは無視なの?相手の一番大事なとこ、自分は確信犯で刺しといて、自分の大事なとこだけは聖域扱いなの?って思った。うん。純佳さん、お仕置きして正解。突き放して正解です。先生、もうちょっとシッカリすべきです。
あ、そして、海里くんの兄ちゃんと奈津さんの妊活終了騒動も、ビッグな話題でした。そして、出した結論が良いですね。特別養子縁組って、なんか最近の小説にやたら出てくる気がする…ジェンダーとか発達障害とかと同じで、そういう要素を小説に登場させる流行りかなーと思うけど、それで理解が広まるのは良いことだと思います。
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