椹野道流のレビュー一覧
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とうとう、朗読劇の先生、悠子さんから、海里に舞台に立つ許可が出ました。演目は、淡海先生に書き下ろしてもらった、悠子と海里の2人で演じる朗読劇。
その間に、地下アイドルのレイナが、酔っ払って、ばんめし屋に乱入して来て自殺をほのめかし、3人で心配して、ご飯を食べさせる。
淡海先生に出前の帰りに、海里はレイナに会い、お母さんもアメリカで活躍するミュージシャンと明かされ、3ヶ月前に亡くなった。そして、淡海先生とお母さんも面識があり、先生の自宅の防音室で楽器の練習をしていたと。レイナは、その部屋に入れてもらい、母の事を色々聞き、満足して自殺はやめたと。
翌日、レイナは、ばんめし屋に、約束のとんかつを食べに現れる。夏神に、母との思い出の料理を聞かれ、栗の入った筑前煮をリクエスト。
そこへ、淡海先生がやって来て、レイナの母から預かっていた、レイナを描いた絵を渡した。
レイナは、海里のはからいで、海里が以前いた事務所に所属し、淡海先生が作詞した曲で、歌手として再出発することに。 -
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海里は、倉持悠子の朗読劇のレッスンを受けつつ、毎週水曜日には、悠子のアシスタント兼、シェストラトスのスタッフとして働くようになる。
その間、ばんめし屋は、夏神とロイドの2人で営業で、多少ばたつく。
ある日、朗読劇を聴きに来た、目の不自由な瞳と知り合う。親切のつもりで、瞳を悠子に合わせようとすると、差別的なエコ贔屓はやめて欲しいと拒絶された。
一昨年に、交通事故で目が不自由になり、同情されるのに拒否反応をしてしまう。悠子は、我が子を亡くした事を、回りに同情され、その気持ちが物凄くわかると、瞳に寄り添う。
瞳は、海里にお詫びに、ばんめし屋を訪れる。そこで、バンドマンの坂口と知り合い、一目惚れされる。ある日、怪我をした瞳がシェストラストに来た時に、海里はお爺さんの幽霊が、怪我を教えてくれて、手当をした。
その後、瞳が自立するための引越しに、海里、ロイド、坂口が手伝う。
また、ある日、雨の日で途方に暮れた瞳から、連絡を受け、海里が探すと、瞳は車に引かれそうになり、お爺さんの霊が助けた。それで、かなり玲としての力を失い、消えそうになる。
夏神は、お爺さんの好きだった飲み物を聞き、クリームソーダを用意。お爺さんは、瞳の花嫁姿を見たいと…坂口は、告白し、友達から始めて欲しいと…。お爺さんは、大好きなクリームソーダを飲み、孫を好きでいてくれる青年を見届けて成仏。
その間に、新聞社が、夏神を取材。昭和のレシピを今風にアレンジした料理を提供している店。また、その記事が評判となり、連載で、夏神の昭和レシピを週一回紹介することになる。 -
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今回は、海里が淡海先生の紹介で、元プロデューサーが営むバーで、朗読劇のオーディションを受ける。無事、合格して、朗読劇の特訓を受け、舞台に立つ事を目指す。
海里が俳優への一歩を踏み出すのを見て、夏神も今後の自分について考え始める。やはり、料理を極めるべきかと、師匠から譲り受けた古いレシピ本を開く。それが、きっかけで、その本に思いを寄せて中に閉じこもっていた老人が、霊のような者として現れる。その老人の思い出の母が作ったカステラを再現して、無事に成仏。
今回の名セリフは、
朗読劇の指導をする、女優の悠子
「世間の評価も他人の評価するも、絶対ではないのよ。脆く、簡単に移ろうものなの。だから、そんなものより、自分を信じなさい。何をしたって、後悔はつきまとう。でも、今、やりたいと思うことを、全部やりなさい」
「道に迷うこと、行き先を変えること、新しいものに手を伸ばすことを、恐れない強さを持ちなさい。自分の決断を、絶対に他人のせいにしてはダメ。いいわね?」 -
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2つのストーリーが交差している回です。
小説家の淡海が海里をモデルにした小説を書き上げ、出版される事を宣伝するテレビで、海里は知った。そこで、小説のドラマ化には、モデルの海里を主役にしたいと言う。それが発端となり、ばんめし屋の前に、マスコミが殺到します。
夏神が生放送時に説明したのと、警官が近所から苦情が来ているので去るように記者達に伝えた事で、去って行った。
海里は、マスコミが押しかける前に、実家に避難し、家族のありがたみを噛み締めていた。
午後9時過ぎに、中学1年生の女の子が、ばんめし屋を訪れた。ここは幽霊が出る店と聞いて、亡くなった父親に会って、自殺した理由を聞きたいと。母が仕事で家を空けるので、晩御飯をどこかで食べるという少女を心配し、幽霊が出るのは否定したが、ばんめし屋にくるよう誘うと、毎晩通って来るようになった。少女の母は、翌日、お礼にやって来て、ある程度の事情を説明。
母の仕事が落ち着き、夕飯をばんめし屋で取らなくて良くなる日が近き、最後の日は、少女の、リクエストで、ぐちゃぐちゃロールキャベツに。
ところが、その数日前に、痴呆の祖母に、父親は離婚調停中に、余命1年のガンとわかり、治療にお金を使うより娘に良い教育を受けさせてくれと、自らの命を絶った知らされた。少女は、ショックを受け、母との会話を拒否し、ばんめし屋にも行かなくなった。母は、ばんめし屋に事情を伝えると、海里が家に行き、母娘を連れてばんめし屋でロールキャベツを食べ、父との思い出を語る。
一方、海里は淡海に、テレビで主演をオファーされた理由を聞き、自分が役者への復帰をする覚悟がまだ出来ていないと実感。優しい人に囲まれ気持ちが緩んで、芸能界で戦っていく事が、今の自分にはできないと悟る。 -
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今回は、李英くんの舞台稽古に付き合った海里。カラオケボックスで、4日間びっちり稽古して、すっかり相手役のセリフも覚えました。稽古の最終日、憧れの俳優で舞台の監督を務めるササクラさんが、見に来て、海里を悪くないよと評価。舞台を関係者席で見るように誘ってくれた。
そのカラオケボックスの稽古には、元俳優をやっていた松原茂だった。彼は、俳優を諦め、実家の豆腐店を継ぎに地元に帰っていた。その豆腐店は、定食屋でもよく使っていた。でも、息子の茂が亡くなって、豆腐店は廃業した。
李英の舞台を観劇に行くと…楽屋に挨拶に来るよう促され…行ってみると、李英の相手役の定食屋主人役の役者が、急病で出演出来なくなった。代役として海里が出る事に。そして、松原茂も一緒に舞台に立つ事に。
海里の演技も上手くいき、松原さんの姿も、ササクラさんにも見えて、お礼を言われた。
そして、海里は、舞台のお祝いにいつも、松原さんがピザトーストを食べていたと、お母さんに聞いて、食べさせてもらっていたことを伝える。松原さんに、ピザトーストを作って食べさせ、無事に成仏。
また、楽屋から客席に戻る時に、海里を芸能界から追放するきっかけになった女優に話しかけられて謝られた。海里は、今でも彼女を許せないけれど、そんなのはしょうがなかった。俺を踏み台にしてまで掴んだチャンスなんだから、凄い女優になれよ!とエールを送った。 -
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このシリーズ9巻目。
いままで出て来た幽霊は、静かで、助けてあげたい、無事に成仏させてあげたい人?でした。
しかし、とうとうホラーになりました!
海里が夜の道路で、突き飛ばされ、トラックにひかれそうになりました。その時、「死ね!」と声が聞こえ黒い髪も見えました。咄嗟に助けてくれたのは、警察官の涼彦。
その後は、用心して、夏神かロイドを伴って出掛けるようにしていた。
5日後、ロイドとコンビニに出かけた海里は、幽霊に首を絞められ死にそうになった。ロイドによって救われた。ロイドに引っ叩かれて、我にかえった幽霊は、海里は人違いと気がつく。
その女性は、初めて付き合っていた同じ会社の彼氏に、二股をかけられ、結婚を告げられ別れる事に。彼に心配して欲しくて、自殺未遂をしようとしたら、本当に首を吊って死んでしまった。
成仏するために…
海里と楽しいデートをしたが…
やっぱりダメで定食屋に戻って来て…
彼に作ってもらったバターチキンカレーを海里に作ってもらい、満足するが…
彼と花火大会に行って、かき氷を食べたい!と。
それをやり遂げて、無事に成仏。 -
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今回は、養護施設出身の幽霊、塚本が登場。
「ばんめし屋」の近くで、4日前に交通事故で亡くなったが、しばらく自分が幽霊だときがつかなかった。
「ばんめし屋」に、来た時に、やりたい事、食べたい物など、この世に未練はないか聞いても、無いと答える塚本。何度もやって来ても、どーしても思いつかない。
その間、小説家の淡海は、幽霊の塚本に取材し、海里にも取材。
海里は、淡海の取材を受けて、母に、自分が家を出て俳優を目指した時の思いや、その後など、自分に対する思いを聞く。兄と自分の名前の由来も。ある意味、親の思い通りに育った兄弟です。なかなか泣けます。
海里は、奈津にも話しを聞きたいと思っていたら、ばんめし屋に来てくれた。その時、塚本もいて、養護施設で育った気持ちなどを聞く。奈津は、回りにいじめられたりもしたが、獣医になると目標を持って頑張って来た。
それを聞いて、塚本は、施設で育っても頑張れるやつもいるけど、俺は頑張れないんだよ!と、怒って姿を消す。
塚本を心配して、海里は毎日探すが、見つからず。
数日後、塚本は定食屋に現れ、先日の事を詫びる。
そして、マカロニサラダを見て、昔を思い出し、ミカンの缶詰入りのマカロニサラダの思い出を語る。海里は、ミカンの缶詰入りマカロニサラダを作り、塚本はそれを食べて、成仏する。
それと並行して、夏神は、昔の彼女の両親に手紙を送り続ける。しかし、何度も拒否され、かつ、弁護士が来て、2度と手紙を送らないよう誓約書を書く。その弁護士に、なぜ手紙を送るのか聞かれ、理由を話すと、弁護士から封筒を渡された。そこには、彼女のお墓の場所が書かれてあった。後日、無事にお墓参りをすることが出来た。 -
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今回は、食堂3人組で2泊3日の京都旅行に。2日目の川床でのお昼ごはんに、李英くんを呼んだ。李英くんは、俳優修行の一環として、多種多様なアルバイトをしている。一番楽しいのは、今やっている便利屋と。
旅行から帰り、しばらくして、李英から、海里に電話が。便利屋の仕事で、人手が足りなく手伝って欲しいと。丁度休みだったので、行く事に。
それは、交通事故で亡くなった人の遺品整理だった。店長も一緒に3人で片付ける予定が、他の現場の事故で、李英と海里の2人でやる事に。大変だったし、1日で終わらず、翌日もやる事に。
そして、海里は、気になる遺品を店長に渡しそびれて、持ち帰ってしまったら、猫の霊もついて来た。
猫の霊と、亡くなった飼い主を会わせて、成仏させる物語。 -
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今回は、全く関係ない新キャラクターの登場。
小さい頃から、不思議な美しい夢を毎日見続け、その世界を木版画で表現する女性アカネのお話し。
アカネが、山奥の古い洋館に引越してから、夢の中に、不思議な声が聞こえる。
それを、警官に相談し、涼彦がその電話を受けて、霊的なものの可能性を鑑み、海里とロイドを伴ってアカネの家を訪ねる。話しを聞き、やはり夜中にアカネの寝室に滞在して、様子を見るしかないと判断し、奈津も一緒に、翌日午後11時から謎を解くことに。
声の主は、寝室の本棚の裏にある隠し部屋にあった人形。前の住人は、人形作家の男性で、その兄夫婦が亡くなって、3歳の女の子を引取り育てた。しかし、5歳で亡くなり、寂しさを紛らわすために、作った人形がそれだった。
人形作家は、人形に、女の子の話しを聞かせていて、その続きを聞かせて欲しいと、人形は訴えていた。人形もロイドと同じように、人の思いが強くて心を持つようになった付喪神。ロイドの見立てだと、お話しの続きを話してあげれば、人形に戻るのではと。
人形作家の日記を探しだし、それをもとに、淡海先生に脚本を書いてもらい、海里が芝居をした。
迫真の演技に誘発されて、最後に人形は、人間のように動き、思い出の焼きおにぎりを食べて、さようならと、この世を去る…
と、思いきや…
アカネが、行かないで!私の夢の中に出て来て!と。
その後、人形はアカネの夢の中に出て来るようになり、アカネの木版画の世界は、新たな世界を描き出す。めでたし、めでたし…。
アカネは、海里が演じたミュージカルの大ファンだったり、夏神が昔の彼女の両親に出した手紙を受取り拒否されたりと、色々な要素も絡みつつストーリー展開される。 -
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今回は、夏神さんが、料理の修行をした洋食屋の師匠、船倉さんが登場。
船倉さんが、店を閉めると連絡して来て、3人(ロイドはメガネで)で、洋食屋を訪ね、懐かしい味を頂く。船倉は、夏神の弟子に、海里がなったのとをいたく喜ぶ。お店を閉める日には、手伝いに行くことを約束し、帰宅。
その3日後、船倉は、路上で倒れ帰らぬ人に。夏神のところに連絡が来て、海里は、兄夫婦に助けを求め、葬儀を無事に終えた。
船倉のレストランは賃貸であったので、中を片付けに行くと、店に、船倉の幽霊が。
最後に、常連さんにお別れをして店を閉めたかった思いを受け継ぎ、3人で、1日だけのお別れ閉店会を催すことに。常連さんが沢山やってきて、大盛況で、閉店を迎え、最後のお客は、船倉の幽霊も一緒に見送った。
ところが、店に戻ると、まだ、船倉の幽霊がいた。夏神に、最後の卒業試験を受けさせないと、成仏出来ないようだった。
試験の料理は、最初に感動したオムレツライスを作った。しかし、思い直して、中華風の炒飯に、ふわふわ卵を乗せた物を、船倉に食べさせ、無事に、卒業試験は合格。
洋食屋では無く、定食屋をやる意味は、孤独な人もここに来て、ご飯を食べてホッと出来るような店をやりたいという、夏神の思いもこもった料理だ。
船倉は、夏神に、先に進めと言い残して、成仏して行った。
先に進むとは、料理の事ばかりではなく、人間関係も。
夏神は、以前、登山で亡くなった彼女のお墓参りをする事が出来なかった。でも、遺族にきちんと昔の状況を伝え、謝って、お墓参りをする事で、先に進むべきだと決心がついた。 -
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ネタバレ今回は、海里の兄、一憲の高校時代の友達、仁木涼彦が登場。
一憲と涼彦は、高校卒業依頼、初めて対面。それも、海里のお店を出たところで。涼彦は、隣の警察署に勤める刑事だった。
サッカー部で、一憲は副部長、涼彦は部長で仲が良かった。しかし、部活が終わった時に、Jリーグの2軍からスカウトが2人に来て、涼彦は受け、一憲は堅実な仕事を目指し辞退。それて、2人はケンカになり、クラスも違ったので、そのまま音信不通になった。
涼彦には、マフラーのような霊が憑いていて、海里とロイドには見えた。涼彦に話すと、何か心当たりがありそうだった。
涼彦は、ストーカーの犯人に執拗に激しく暴力を振るってしまう。それによって、犯人に刺されて、大怪我をした。
高3の部活が終わった後、アルバイトをしていて、その帰り道に、ストーカーと揉めている女性を助けた。心配になり、毎日、彼女を家に送ることに。半年ほど続いた頃、涼彦のサッカー選手として決まったお祝いに、彼女の家でご飯をご馳走してもらい、卒業までに、マフラーを編むと言っていた。しかし、彼女は好きな人が出来たから、もう送ってくれなくて良いと話して来た。そして、3日後、ストーカーに襲われて殺された。
その事をきっかけに、サッカー選手を引退した後、刑事になった。
ストーカーで殺された彼女からは、涼彦を恨んでいると思っていたが、感謝していると伝えたくて、マフラーの霊として涼彦に取り憑いていた。海里とロイドがその思いをくんで、思い出の料理を涼彦に食べさせて、無事に成仏。 -
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漫画のようなサクサク読める小説。
今回は、海里の後輩が、お店を訪ねて来たために、芸能記者に後をつけられて、海里の居場所がバレる。そして、定食屋「ばんめし屋」が、記者たちに囲まれて、営業も外出もままならなくなった。海里は、出て行くことにしたが、夏神に止められる。記者たちに、今の現状を話、芸能界を引退したことを伝える。騒ぎは、収束し、たまに、ファンが定食を食べに来ることも。
また、常連の小説家、淡海五朗に頼まれて、海里は、お婆さん達の朗読劇の演出をすることに。
一生懸命なお婆さんたちで、アドバイスすると、練習も熱心ですし、格段に良くなる芝居…面白くやりがいを感じた。
今回の幽霊は、淡海五朗の亡くなった妹。無事、思いを遂げさせ、淡海と一体化したのかな。