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Posted by ブクログ
このシリーズも17冊目になり、なんだか味わいが深まってきたなあと思った。夏神と海里とロイド、海里と李英、倉持夫妻と海里、それぞれの人間関係の深まりを感じた。海里と李英は先輩後輩という少し距離のある関係から、お互いの嫌な部分も含めて理解が深まり、いいライバルのような関係になった。倉持夫妻と海里は、倉持夫妻が息子を亡くしているという悲しい過去に今まで触れることができないでいたけれど、今回の出来事を通して、息子さんの死による痛みをずっと抱えて生きていかなければいけない二人の傷口にそっと手を添えることができた。苦しい、くやしい、悲しい、腹立たしいといった負の感情を見せられる相手ってなかなかいないものだから、海里は李英にとっても倉持夫妻にとっても、大事な存在になったのだと感じた。そして倉持さんの海里に対する師匠としての愛情にぐぐっときた。
Posted by ブクログ
李英が無事退院した。李英の母が若年性痴呆のため、実家に帰られないので、ばんめし屋でしばらく世話をして、近くに1人暮らしをして、毎晩、ばんめし屋に夕飯を食べに来る。
ある日、李英が行きたがっていた、倉持悠子の朗読劇のレッスンを海里と一緒に受けに行くことに。ある物語を朗読し内容の解釈をそれぞれがした。悠子のその評価によって、海里は、李英に、挫折を感じ嫉妬もして、帰り道、喧嘩をした。
その後、一週間近く2人の仲はギクシャクする。
それに気が付いた夏神は、2人で温泉に行って来るように指示した。
イヤイヤ行った2人だが、お互いへの思い、自分の現状と将来について、各々じっくり考え、話し合い、仲直りする。
倉持悠子ほ、持病の喘息が悪化して、レッスンを休む。
お見舞いに行った海里は、そこに、悠子の息子の幽霊を見つける。
悠子は、息子が亡くなって以来、玉子焼が食べられない。グアムに行く前に、寝坊しているのに、玉子焼作ってよと言う息子を怒って、追い出し、そのまま帰らぬ人となり後悔している。
悠子の喘息は、まだ良くならず、朗読劇を休む事になる。代理として、海里と李英の2人にその間の朗読劇を依頼したいと。
そこで、悠子の海里に対する本当の思いを聞いて、頑張っていく決意を新たにした海里。
今までのお礼もこめて、悠子の家へ出張料理をする事に。
料理は、悠子たち家族が昔よく行っていて、もう閉業した洋食店のグラタンやトマトサラダ。
テーブルには、息子の席もあった。
そこで、悠子夫婦に、眼鏡のロイドをかけささて、息子の存在を明かす。悠子は、玉子焼を急いで作り、息子に食べさせる。
仲直りして、成仏していく息子。
Posted by ブクログ
最後の晩ごはん17巻目。
病み上がりの李英を軽い気持ちで悠子先生の朗読のお稽古に連れて行ったら李英が悠子先生にめちゃくちゃ絶賛されてて海里嫉妬でモヤモヤ…李英には非はないってわかってるし、自分が腐ってる間も地道に努力を続けて、病気にも負けずに頑張ってる…でもその完璧いい子ちゃんなところも腹立つんだよな…わかる。それで格の違い見せつけられて、自分が今まで築いてきた地位が足元から崩れるような絶望感と嫉妬心…わかるわかる!と海里に肩入れしまくって読んでしまった。でもその気持ちをちゃんと李英に伝えた上でぶつかり合って、仲直りしててえらい。最初はいけすかない奴だと思ってたのに、いつの間にか海里のこと好きになってました。
今回は、亡くなった悠子先生の息子の幽霊が現れて、思い出の料理を食べて成仏するという、久々に正しい(?)最後の晩ごはん出張編(悠子先生の自宅)でした。悠子先生の、亡くなった息子と海里への深い愛情が感じられてじーんと来てしまった。海里は夏神さんと悠子先生という良い師匠に恵まれていて幸せだな。
続きも楽しみです。
Posted by ブクログ
シリーズ第17弾
前作を読んでから少し時間が経ってしまったけど、すぐ物語の中に入り込めた。
今回は、海里が修行中の朗読にまつわる事件と、その師匠である倉持悠子が中心のお話。
倉持夫妻は三年前に息子さんを事故で亡くしている。
母と息子の、お弁当と卵焼きの思い出が涙を誘う。
誘うどころか、ちょっと読んだだけで涙が溢れて字が見えない……
亡き息子の好物だった卵焼きを作るシーン……(TT)
そしてこの物語の舞台である「ばんめし屋」。
今回美味しそうだったお料理は、スコッチエッグ。
作ったことありますか?
巻末にレシピも掲載されているんだけど、不器用な私には出来そうもありません(^.^;
手順は簡単なんだけど、黄身トロトロのやわやわゆで卵を優しく肉だねで包み、パン粉を付けて揚げる……
あぁ、きっと崩れてしまう(TT)
でも食べたい。
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