あらすじ
伊月が法医学教室に入って、もう半年。ミチルと都筑教授の親心(!)により、兵庫県監察医の龍村のもとで「武者修行」をすることになった。見た目を裏切らない龍村の解剖マシーンぶりに目を見張り、悪戦苦闘する伊月だったが、ある赤ん坊の遺体に微かな痣を見つけてしまう。果たして伊月の祈りは届くのか……!?
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Posted by ブクログ
このシリーズ、伊月の我儘な子供っぽいところが少し鼻についてきていたのだが、題材と龍村先生の登場で一気に感動作になったという感じ
個人的に良い作品だと思います
Posted by ブクログ
禅宗で、両手で打ち鳴らした音は誰でも聞けるが片手で鳴らす音は心で聞かなければ聞こえないということ。
思ってるだけでは他の人には聞こえない。助けてと呼びかける事で聞こえる声になる。そんな風にも思う。
伊月君をちょっぴり見直した気分。
Posted by ブクログ
お久しぶりのこのシリーズ。最初思ってたより読みやすかったのは、ホラー要素があまりなかったからでしょう。 関係者各位の皆さんも、相変わらず仲良いし。テーマも身近だし。(重いけど)。
まあ、現実はこう上手くはいかないだろうし、子どもたち(特に男の子)のこれからが心配だけど、せめて少しでも生きやすくなっていれば良いなぁ。
Posted by ブクログ
前作までのホラーやオカルトな感じは消えて、今回は社会問題に焦点を当てたような話。
この本は少し前に出版されているんだろうけど、この問題は未だに解決してないしどんどん深刻化してるような気さえする。
本編の話のテーマが重いだけに合間に挟まる筧とのやり取りやししゃもが癒しすぎて……!
今作から龍村先生が本格的に物語に絡み始めた感があるけど、イメージと違ってめちゃくちゃお洒落で丁寧な暮らしをしてそうでそこにも驚き。
Posted by ブクログ
他の監察医の元に修行へも向かうも、半年の経験値を0にされるようなスパルタ環境に苦悶する伊月。今までの、生ぬるい環境から脱し成長を見せる。
乳児の遺体に、微かな痣の後を見つける。無垢で有りながら、衝動的に起こしてしまった幼子の罪を知り、家庭環境の共通点から同調するも、苦悶する伊月の様子が手に取る様に感じられ辛い。
Posted by ブクログ
今回はホラーじゃなかった。
切なくて残酷な結末だったけど、ホラーじゃなかった。
子供がどんどん大人びていく。生きてる世界が想像を超えていく。だけどなんかそれがリアルだった。
いままでで一番好きだ
2020.9.12
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