あらすじ
O医大法医学教室の大学院生・伊月崇と指導教官の伏野ミチル。 魅力的なキャラクターとリアルな医学知識で描く、法医学教室のメディカルミステリー。
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Posted by ブクログ
「南柯の夢(なんかのゆめ)」とは‥
とりとめのない夢または世の中ははかなく、むなしいものであるという人生の無常のたとえ。
中国唐代の小説『南柯太守伝(なんかたいしゅでん)』に登場する、夢の中で栄華を極めるも、目を覚ますとそれが現実ではなかったという故事に由来します。
ある日セーラー服の美しい少女が浴室で手首を切り死亡。発見された時、彼女の傍らには親友である美少女が寄り添っていた。全てを知る美少女は頑なに口を閉ざすのだが…
時を同じく、伊月と筧の小学時代の同級生3人は
同級生の祖父宅の蔵を掃除中、蔵の二階から封印された木箱を発見するが中にはミイラが!
即身仏と見紛うほどのミイラは法医学教室に持ち込まれ、調べる事に…
身近な人が死を望んだ時あなたならどうしますか?
前作からそんな問い掛けが続いてます。
作中その答えが三者三様で非常に興味深かった。
このシリーズはとりあえず8作で止まってますが
あとがきで椹野道流は今後も引き続き…っておっしゃってるんですよね〜出して欲しいなぁ(๑•́ ₃ •̀๑)
Posted by ブクログ
安定した面白さ。
ホラー要素はもう全く無くなって、今回は事件性も薄いけど、ミステリアスさとか死に対して考えさせられる、という点は残っていた。
龍村先生好きなので、食事シーンはドキッとしました!
2022.9.27
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Posted by ブクログ
常に解剖と言う死者の声を聞く事で、亡くなった経緯を調べるのだが、事件ともすれば謎の死が多い。
自らの死を選んだ少女と、その意思を汲み実行に移すべく見届けた少女。年代により思考は変わるが、常に夢見心地で社会生活の中間に値し、一番不安定な時期。
今の自分は少女の行動に同調出来なく、最後はなんとも言えない気持ちが残る。
Posted by ブクログ
自ら死を目指す、その理由も道筋も人それぞれ。死生観は社会状況や性別年代によっても違う傾向があると思う。
何だか空しくて、この先生きていてもなぁと思ったことはある。でもどうしても死にたいと思ったことはない。
何かいいことがあるかも知れないという微かな希望は今のところあるので、生きていようと思っている。
いつか死ぬまで。
Posted by ブクログ
女子高生の自殺、その現場に居合わせた友達…それだけでも異常なシチュエーションなのに、残された女子高生の想いというか考え方が、並行して読んでいる「皇女アルスルと角の王」の前半のアルスルとなんとなくシンクロしてしまい、相乗的に理解できないものに対する恐怖のようなものを感じてしまった
アルスルの方は、これから物語が進んでいくので、考え方等が抑圧から解放されていくだろいからシンクロは解かれていくと思うけど
この後の鬼籍通覧シリーズの続編を期待します