あらすじ
凄惨な轢き逃げ遺体が運ばれ、解剖が始まった。唯一の目撃者は8歳の女の子。警察が目撃証言を取ろうと詰め寄るが、ミチルはその少女をかばって、若い警察官を殴りつける。実はミチルも、かつて友達の轢き逃げ事件の「目撃者」になったことがあった。21年の時を経て、2つの事件の真相が明らかになる。
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Posted by ブクログ
凄惨な轢き逃げ遺体が運ばれ、解剖が始まった。唯一の目撃者は8歳の女の子。警察が目撃証言を取ろうと詰め寄るが、ミチルはその少女をかばって、若い警察官を殴りつける。実はミチルも、かつて友達の轢き逃げ事件の「目撃者」になったことがあった。21年の時を経て、2つの事件の真相が明らかになる。
ミチルさんの悲しい過去
その過去を知ることで伊月との関係も深くなっていきます。21年前の轢き逃げは未解決のまま時効をむかえていました。奇しくも今回の事故現場は21年前と同じ場所⁈
今回もホラー味満載!!
このシリーズ法医学×ホラーですね
たぶん…知らんけど(゚-゚*;)(;*゚-゚)
「無明の闇」とは‥
現実や真理を正しく理解できず、煩悩にとらわれて苦悩する心の状態
Posted by ブクログ
覚えている箇所が、一冊毎に異なっているのが不思議。
結末は、覚えているけど、細かいところは確認しながら再読しました。
幽霊もの、最初からこの作者さんの得意分野だったのだなぁ、と改めて認識。
切ないお話
良かったのか悪かったのか難しい結末。これでミチルさんの闇は晴れたのかなあ?一人でずっと抱えて生きるよりは決着がついただけ良いのかもしれないけど。現実では決着すらつけられない被害者がたくさんいるので。
胸が苦しくなります
『思い出に 悪夢の混ざる 闇夜かな』
21年前と同じ場所で起こった轢き逃げの遺体。目撃者の女の子に不満を言う警察官にキレるミチルさん。
ミチルさんの心の闇と何故O医科大学法医学教室を選んだのか…
亡くなった女の子の為に何ができるのか…
法律では裁けなかった犯罪を裁く方法はあるのか…
胸が苦しくなりながら読みました。
Posted by ブクログ
鬼籍通覧の2作目。
今回はちょっと読んでて辛い気持ちになる話やら描写が多かった……前作はミステリーっぽさがあったけど今回はとにかく心理的に辛かった。
ミチルさんの過去話が辛すぎて筧と伊月の会話にただただ癒される、本当にあのコンビ大好き。
結末は……まぁ、因果応報というか自業自得というか。
本当にこういうこともあるのかもしれないよねっていう。
Posted by ブクログ
法医学ミステリーなので勉強になる部分も多い。科学と不思議の融合は相反するもののようでそうではないのかもしれない。世の中は目に見えないものもあるんだろうな。
Posted by ブクログ
轢逃げの遺体の解剖により、ミチルの忘れられない過去が浮き上がり心揺れる。21年前のミチルが遭遇した事件と、今回の事件に共通点もあり伊月は人知れず調べようとするもミチルにばれてしまう。自分の過去に蓋をしようにも溢れ出す思いに沿いながら2つの闇が明かされていく。
法医学教室の面々が、それぞれ味があり良い。
Posted by ブクログ
法医学で真実に迫るという全体の流れの中に放り込まれたホラーの要素のバランスが重くなり過ぎず私には丁度良い。ミチルの過去にも関わる話でもあり、子供の死がメインだったので相応に重たくはあったが、幕間に入る食事時のキャラクターの会話の軽妙さがあまり重さを感じさせず、読み易いと思う。作者さんの他の作品も読み慣れているからか、物語の中で生きるキャラクターの様子がアリアリと想像できて、少しだけ現実から離れて気分転換したいときにはちょうど良い。
Posted by ブクログ
目撃者は8歳の女の子。目撃証言をとろうと焦る警察。警察官の気持ちはわからんでもないが、相手は子供だよ。大人でも記憶があやふやになりそうなのに、無茶するんじゃないよ!
ミチルさんの闇は少しは晴れただろうか
Posted by ブクログ
鬼籍通覧シリーズ第2弾。
新人法医学者の伊月くんの成長と
ミチルさんの過去の話が中心でした。
フィクションとわかっていても、赤ちゃんの解剖には胸が傷んだ。
若干、伊月くんと筧くんの関係性がBL感があるような気も…
赤ちゃんの解剖の話とミチルの過去にも関わる轢き逃げの話で、結構重い内容でした。
間に入る小話みたいなところが面白い笑
Posted by ブクログ
1巻目を読んだときは、ミステリーの最後にオカルティックなスパイスを加えているのかと思ったら、比重が逆だったみたいです
法医学という言葉に引っ張られちゃいました