椹野道流のレビュー一覧
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シリーズ第11弾。
回を重ねる程、主人公の海里の今後が気になって仕方ない。
作家の淡海が海里をモデルに書いた小説がいよいよ完成。
完成したら真っ先に読ませてくれる、と言っていたのに、それをテレビで知る海里。
そして私達読者はプロローグで、淡海が爆弾発言する事を知っているので、かなりドキドキで読み進める事になる。
三章、試される心。
四章、投げられた小石。
本当に大波乱ではあるが、海里はしっかりと地に足をつけた成長を見せ、家族の絆は強くなり、夏神の愛情もより強く感じられる。
ロイドの存在も心強い。
海里がいつか俳優の道へ戻る日が来ることを予感させる物語。
そして今回の幽霊は、なんと幽霊で -
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ロンドン、戦争帰り、負傷あり
ここまで読んでうっかりシャーロックホームズを想像してしまいますが、主人公は検視官。
兄は画家の道から家業の骨董屋を継ぎ、兄の親友は童顔だけどスコットランドヤードの刑事。
戦争を境にすれ違っていた兄弟は、戦死した兄の親友の子供・ケイを新たな家族として迎え、元貴族令嬢の殺人事件をきっかけに、長年の誤解やわだかまりを解していく。もちろん、事件も解決へ。
なかなかに面白かったです。
舞台が舞台だからか、海外ミステリーな雰囲気もよく醸し出されていてよかったです。
興味が湧いたので、ロンドンの地図やら施設やらも調べてみたいと思いますヾ(๑╹◡╹)ノ"
続編があ -
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シリーズ第10弾。
今回は海里の役者への思いと、名も無き役者の幽霊のお話がメイン。
最初から最後まで、すごく良かった。
小説家の淡海先生の「もう一度、役者の道に戻りたくはないかい?」
と言う問いかけから始まっていく。
夏神は、海里が好きな道に戻りたいとき、自分が足枷になりたくないと思い悩み、海里の兄に相談する。
その場面がとても良い。
兄の一憲が「夏神さんは海里の錨だ」と言う。
「あなたという錨と心ゆくまで絆を結んでから旅立ちたいと思っている」
素敵な言葉。
後輩の李英に頼まれて、芝居の読み合わせに付き合う海里。
そこからの展開がまた良い。
海里の成長ぶりが描かれていて、胸が熱くなった。
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シリーズ第9弾。
今回はなかなかハードな幽霊登場で、主人公の海里が「シネ」と殺されかける。
ヤバイの出てきちゃったな、と思ったけど、その正体は24歳でこの世を去った可愛い女の子。
浮気をしたダメな彼氏に見せつけるため、狂言自殺を図ったら、本当に死んでしまったという。
色んな「悔しい」気持ちがあまりにも強く、一年近く成仏出来ないでいる。
このシリーズは、幽霊や付喪神が普通に登場する不思議な話しで、そのおかげで「死」と言うものがとても身近に思える。
今回の女の子の幽霊もそう。
付喪神であるロイドが、前の主の死について語る場面もある。
なんだか「最後の晩御飯」という意味を考えてしまうなぁ。
そしてエ -
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過去の過ちが心に暗い影を落としている、杉石有(すぎいし なお)は、神戸の医大に法医学者として勤務している。
ある日、解剖に回されてきた遺体には不審な点があり、事件の始まり。
そして、恩師が謎多き美青年を有に託して世を去る。
医師として重い十字架を背負って生きる日々に、襲いかかる復讐者。
誤解から始まった刑事との縁が理解に変わるまで。
と、息をもつかせぬ展開でどんどん読める。
「晩ごはん」シリーズは、料理に特化している感があるが、こちらは「二人で食べる」事に重きを置くか。
早くも養父気分になっているような有。もしかしたら育てる物語なのかも。
仕事面では、刑事とタッグを組んだ、「監察医もの」の -
ネタバレ 購入済み
淡海先生、ちょっと……
海里君と、倉持さんの為に。書き下ろされた朗読劇が、なぜ、妻と愛人の二股かけてる夫と、その妻の会話なのよ。もう少し、それらしい話は、無かったのかな?難易度高過ぎなんじゃない?けど、若者は、悩め!悩め!そして、大きくなれ!