あらすじ
杉石有(なお)は、研修医時代のある出来事によるトラウマを抱えつつ法医学者として暮らしている。そんな彼が突然恩師から託されたのは、美しすぎる非常識な青年シリカ。果たして奇妙な同居生活が始まり……
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Posted by ブクログ
研修医時代、過ちを犯し法医学者に転向した有。10年間も罪の意識に苛まれ続け、心を閉ざした彼に恩人から託された青年シリカは本名、国籍、経歴など謎だらけ。飄々とした彼が時折見せる危険な一面。その出会いは2人にどんな変化をもたらすのか?シリカの正体は?法医学者として有が携わった事件の結末は?様々な謎が提示されたプロローグ的な巻。有に生きる道を示した恩人の言葉が素晴らしかった。食べることは命を繋ぐ為のものと、食に関心のない有が、食卓を楽しみにするシリカにカレーを作るオマケの話が楽しかった。
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過去の事件のためトラウマを背負っている法医学者の有と謎の美青年シリカ。
この1冊自体がプロローグ的な感じでした。
有を立ち直らせた恩師はすごいパワフルな人で、恩師からの預かりもののシリカに振り回されながら前を向いていく有は、それ自体が恩師の狙ったものなんだなぁと応援したくなります。
まだ事件の方はほとんど進展しないまま終わってしまったので、次からが楽しみです。
Posted by ブクログ
過去の過ちが心に暗い影を落としている、杉石有(すぎいし なお)は、神戸の医大に法医学者として勤務している。
ある日、解剖に回されてきた遺体には不審な点があり、事件の始まり。
そして、恩師が謎多き美青年を有に託して世を去る。
医師として重い十字架を背負って生きる日々に、襲いかかる復讐者。
誤解から始まった刑事との縁が理解に変わるまで。
と、息をもつかせぬ展開でどんどん読める。
「晩ごはん」シリーズは、料理に特化している感があるが、こちらは「二人で食べる」事に重きを置くか。
早くも養父気分になっているような有。もしかしたら育てる物語なのかも。
仕事面では、刑事とタッグを組んだ、「監察医もの」の一面もあり、先の展開が楽しみすぎる一冊目。
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誰がモンスター?何がモンスター?
杉石とシリカの共同生活は面白い。
熱いコーヒーにおいしい牛乳をいっぱい入れて飲むのは私も好みです。甘くないコーヒー牛乳とも言いますが
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おっも……。『最後の晩ごはん』もそうだけど、キャラの背負っている背景が重すぎる……。
話としては始まったばかりで何もわからない感じ。シリカって何者なの。殺人兵器として育てられた意味でのモンスターか、本来の意味であって人間に化けているだけなのか。
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トラウマのある法医学者杉石と恩師から託されたシリカとの共同生活のお話。
法医学の部分は、学ぶことが多かったけど
シリカとのお話はうーん。って感じだった。
次作も読んでみようと思う(´-`)oO{
Posted by ブクログ
最後の晩ごはんシリーズの作者。
最後の晩ごはんと同じく、誰かを死なせてしまった傷を抱える若い解剖医が主人公で、運び込まれたご遺体にまつわる事件や、個人的な事件の謎が解けていく話。表題のモンスターと思われる青年が誰なのかはこの作品では明らかにならない。
Posted by ブクログ
諸事情で人と関わりたくない主人公は
刑事に過去を罵倒され、恩師に久しぶりに会い
もの、を託された。
まったくもって正体不明の託されもの、ですが
大きな子供と思えば…いける??
最初の殺人事件も、主人公自体が抱える過去も
この後どうなっていくのか謎だらけ。
どうなるのか、楽しみです。